燃料電池ワールド Vol.2193 (2016/09/16 09:00)

水素チャンネル Home

■───────────────────────────
□燃料電池ワールド Vol.2193
■2016年09月16日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

【PR】自称、「燃料電池の駆け込み寺」 株式会社ケミックス

    TEL:042・765・8800 http://www.chemix.co.jp/
                 ◇
■燃料電池関連イベント
□□□───────────────────────────
☆第13回STSフォーラム公開シンポジウム
?「水素社会」の実現に向けた取組と展望?

 第13回科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)が10月2日から3日間、国立京都国際会館で開催されます。フォーラムには世界各国から著名な科学者、政治家、企業家等が集まり、「科学技術の光と影」をテーマに白熱した議論が展開されます。

 このフォーラムに先駆けて開催する当シンポジウムでは、くらしの様々な場面で安全・安心に水素が利活用される「水素社会」の実現に向けた取り組みについて、環境やエネルギーの分野の第一線で活躍されている研究者に講演いただきます。
◇日 時:10月1日(土曜日)14:00〜16:40
◇場 所:京都商工会議所講堂(JR京都駅・阪急烏丸駅より-地下鉄・烏丸線/国際会館行『丸太町』駅下車 南6番出口が商工会議所ビル地階に直結)
◇定 員:先着200名  
◇参加費:無料
◇日 程:
14:00〜15:10 基調講演1『京都における水素エネルギー研究と技術開発』
       平尾 一之氏(京都大学大学院工学研究科教授)
15:30〜16:40 基調講演2『CO2削減に向けた水素エネルギーの活用について』

       菊池 昇氏(株式会社豊田中央研究所代表取締役所長)
◇申し込み方法:

 名前、電話番号を記入の上、「公開シンポジウム参加希望」と明記して下記までメールをお送りください。メール:411-5000@pref.kyoto.lg.jp
◇問い合わせ・申し込み先:

 STSフォーラム支援京都実行員会【担当:上田】(京都府商工労働観光部海外経済課内)電話:075-414-4845/FAX:075-414-4870/メール:kaigaikeizai@pref.kyoto.lg.jp

【燃料電池開発情報センター第31回セミナー】【再掲】
「これからの燃料電池 ?新材料から大型・高温システムまで?」
◇日 時:11月21日(月)10:00〜16:45
◇場 所:中央大学 駿河台記念館2F 285号室
◇定 員:120名 (定員になり次第締切りとさせて頂きます。)
◇プログラム:
・セッション1
 1.バイオ燃料電池の現状と将来について
  10:00〜10:50 東京農工大学 中村 暢文氏
 2.大型水素FC開発について
  10:50〜11:40 東芝燃料電池システム(株) 公野 元貴 氏
・セッション2
 3.高機能フッ素系新電解質ポリマー
  13:00〜13:50 旭硝子(株) 本村 了氏
 4.PEFC用高温膜:炭化水素系について
  13:50〜14:40 上智大学 陸川 政弘氏
・セッション3
 5. LAGaO3を用いる低温作動型SOFC
  14:50〜15:40 九州大学 石原 達己氏
 6. SOFCハイブリットシステムの分散化電源としての役割
  15:40〜16:30 三菱日立パワーシステムズ(株) 岩田 光由氏
◇参加費(税込)テキスト付: FCDIC会員:11,000円、非会員:21,000円、学生:5,000円
◇申込み:fc-seminar☆fcdic.jp (☆印は@に読み替て下さい)宛,11月11日(金)迄に、申込み用紙にご記入の上、メール添付にてお申し込みをお願い致します。
◇主催:一般社団法人燃料電池開発情報センター セミナー担当
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町一丁目19番地 お茶の水ビジネスビル1階TEL:03-6206-0231 FAX:03-6206-0232 
メール:fc-seminar☆fcdic.jp(☆を@にご変更ください) URL:http://www.fcdic.com/

■世界のヘッドライン(07月29日)
□□□───────────────────────────

2016/07/29 ITMパワー社、2016年の成長市場における強力な商業的進捗状況を発表〈PT〉

〔訳注〕ITMパワー社(ITM Power)は、2016年4月30日時点の市場を成長させる強力な商業的成長の最終結果を発表した。同社の年次総会は9月15日に、ロンドンのオフィスで開催される。

2016/07/29 リー市長、ベイエリアでの水素と燃料電池自動車の技術の開発展開を拡大する計画を発表〈PT〉

〔訳注〕エドウィンM.リー(Edwin M. Lee)市長は本日、米国エネルギー省(U.S. Department of Energy:DOE)エネルギー効率と再生可能エネルギー局(Office of Energy Efficiency and Renewable Energy:EERE)が燃料電池自動車と水素インフラの展開を増やすための資金25万ドルをサンフランシスコ(Bay Area)に提供している、と発表した。

2016/07/29 ヒュンダイ社、2018年冬季オリンピックに間に合うように新型水素駆動車を公開予定〈PT〉

〔訳注〕聯合(Yonhap)発:ヒュンダイ自動車(Hyundai Motor Co.)は本日、2018年に新型水素駆動車を公開する予定だ、と述べた。第2世代の水素燃料電池車は、韓国の平昌(PyeongChang)で開かれる冬季オリンピックの2018年2月にデビューするよう設定されている。

■2016年09月15日のWEB LINK NEWS
□□□───────────────────────────

2016/09/15 水素還元製鉄法の技術開発、試験高炉の解体調査に着手(鉄鋼新聞)

 水素還元製鉄法の基盤技術の確立を目指す官民共同プロジェクトで、試験高炉を活用した実証実験が順調に進んでいる。1回目の試験高炉の操業が終わり、操業状況を解析する「解体調査」がこのほど始まった。2回目以降の同実験を進める上で重要な基準となるデータ収集が目的で、10月をめどに作業を終える見通し。

 同プロジェクトは高炉4社と経済産業省などが共同で進める環境調和型製鉄プロセス技術開発「COURSE(コース)50」。開発技術の柱の一つとなる水素還元法の基盤技術確立に向けて昨年、新日鉄住金君津製鉄所(千葉県君津市)に試験高炉を建設し、1回目の試験高炉の操業を7月から進めていた。

 1回目の試験高炉の操業は7月9日?29日まで約3週間にわたり実施。その後、炉体が冷えるのを待って8月下旬から解体調査に着手した。

 解体調査は、操業を終えた試験高炉の内部から原料などの内容物を取り出し、分析・評価する作業。試験高炉は10年以上連続操業する実際の高炉と異なり短期間で稼働を休止でき、内容物を残したままで休止できる。高炉内はブラックボックスとされるが、残留した内容物の分析・評価により操業改善の手掛かりを得られる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160915-00010002-tekkou-ind

2016/09/15 15日の朝刊(都内最終版)☆2・完(時事通信)
【鉄鋼新聞】
◆水素還元製鉄法の技術開発 試験高炉 解体調査に着手(1)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160915-00000001-jijnb_he-bus_all

2016/09/15 日本人が発明した「人口光合成」に世界がこれほど注目するワケ 2050年の実現に向けたチャレンジ(現代ビジネス)

 ブルーバックス『夢の新エネルギー「人工光合成」とは何か』では、人工光合成への挑戦をできるだけわかりやすく解説しようとした。文字通り、人工光合成とは、自然の光合成を学び、真似て、あるいはまったく異なるしくみだが、機能の一部は自然を超えるものを開発しようとするものである。

 例えば太陽光で水を分解してクリーンエネルギー物質である水素を作るのである。二酸化炭素を出さない「カーボンコントロール社会」の実現に挑戦するのが人工光合成である。この分野は、本書で述べるように1967年のホンダ‐フジシマ効果の発見以来、その基礎研究では我が国が世界をリードする分野の1つである。しかし、いつ実現できるのか? 社会に全面的に適用しようとする目標年を2050年と設定しているが、そんな悠長なことで大丈夫か。人工光合成はどこまで進んでいるのか? 

 何が問題なのか? 社会はどう考えたら良いのか? という視点で本書を読んで頂けたら幸いである。
井上 晴夫
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160915-00049578-gendaibiz-bus_all

2016/09/15 原発全停止した日本、しかし炭素排出量は増加せず:米調査結果(WIRED.jp)

 日本が事故前までその電気の4分の1以上を原子力に依存してきたことを考えれば、原発をすべて停止したことで炭素放出量は劇的に増加したと予想されるだろう。しかし、そうはならなかった。

 米国エネルギー省エネルギー部(EIA)がこのほど発表した調査結果によると、日本では石炭の使用量は増加したものの、その増加率は10パーセントを超えていない。徹底した節電により、日本の電気の総使用量は、それまでの水準を下回った。

 原発事故後の節電努力により、日本の電気使用量はペタワット(1千兆ワット)時を下回った。さらなる努力によって、電気使用量の減少傾向は現在も続いている。

 石油使用量は増加しているが、予想されたほどではない。石炭の使用量の増加は8パーセント、液化天然ガスは9パーセントだ。これらによって、原発事故前に始まっていた「石油使用量の拡大」は減速された(なお、EIAの資料は、2011?14年の間に液化天然ガスの価格は37パーセント、石炭の価格は19パーセント下がったにもかかわらず、日本の電気料金は2パーセントしか下がっていないとも指摘している)。

 水力発電を除いた再生可能エネルギーによる発電は、事故時と比べて2倍以上に増えている。水力発電所と合わせると、その発電量は石油を超えている。

 これらすべてが最終的に示すのは、炭素排出量にそれほどの変化はなく、日本の排出量が最大となった2007年を超えてはいないということだ。今後各原発が稼働を再開したら、日本の排出量は大幅に減少し始めると考えられるため(原発と排出量の関係には異論もある)、再生可能エネルギーの拡大と全体的な節電が今後も続けば、日本の排出量の減少は加速するに違いない。

 これは必須事項でもある。日本はその炭素排出量を、最近のピークである2013年のレヴェルから、2030年までに大幅に(26パーセント)減らすことを約束しているからだ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160915-00010000-wired-bus_all

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□───────────────────────────
☆未来エネルギー環境リサイクルを遊んで学ぶ!【再掲】
東京タワー・キッズ環境科学博士2016
「東京タワー・キッズ環境科学博士2016」は、10月8日午後1時から10日午後6時まで3日間にわたり、大展望台、フットタウンの2階と地下、正面玄関前など4会場にて開催。未来の水素社会ジオラマ、驚きの巨大卵と恐竜化石の展示、遊んで学ぶ環境教室、持ち帰りありの工作教室、会場をめぐるエコ・スタンプラリーなどお楽しみ満載です。展望台以外は入場無料となっています。
 クラウドファンディングによる資金調達にご協力ください。
https://www.makuake.com/project/smartene/
◇日 時: 10月8日(土)?10日(祝)
◇対 象: 小学生・中学生 *一般も観覧可能
◇参加費: 無料 *展望台の費用は別途必要
◇事務局: 一般社団法人 スマートエネルギー産業振興機構
      URL:http://smartene.org/towerkids/
◇主 催: 「東京タワー・キッズ環境科学博士2016」実行委員会
◇共 催: 東京タワー(日本電波塔株式会社)
◇後 援: 一般財団法人 新エネルギー財団、一般社団法人 日本太陽エネルギー学会、一般社団法人 燃料電池開発情報センター、一般社団法人 水素エネルギー協会、一般社団法人 日本風力エネルギー学会、一般社団法人 日本作家クラブ
◇特別協力: みなと区民まつり
◇協 力: 一般社団法人 未踏科学技術協会 エコマテリアル・フォーラム、日本ボンド磁性材料協会、エコが見える学校、NPO国際薬膳協議会、IEEJプロフェッショナル 電気理科クラブ

☆第9回新電極触媒シンポジウム&宿泊セミナー【再掲】
テーマ:高活性と高耐久性を両立する触媒を目指して (2)

 触媒学会燃料電池関連触媒研究会では燃料電池に関連した触媒技術を研究対象とし、高活性/高耐久性触媒、低コスト化を含めた触媒合成法、触媒の反応機構と基礎物性、評価/解析技術等、燃料電池用触媒に関する学術情報交換を行っています。新電極触媒シンポジウム&宿泊セミナーは燃料電池用電極触媒に関する最近の研究開発状況と今後の展開について講演頂くと同時に、ナイトセッションでは参加者が親しく討論します。FCVの市販が開始されましたが、Pt系触媒の高活性化と高耐久化は不十分であり、これらを同時に高めることが燃料電池の低コスト化と広い普及への鍵となります。

 第9回宿泊セミナーでは水素社会と水素製造用触媒の耐久性、エネファーム用セルの耐久性、IL SEMを用いたカソード環境でのPt系触媒の変化とその高耐久性化手法、in-situ TEMによるナノ材料観察、カーボン担体の高耐久性化、XAFSによるPt系触媒の解析およびナノクラスターPtの触媒活性について講演して頂きます。ポスターセッションでは電極触媒に限定せず、燃料電池に関連する研究を広く募集します。学生の方には優秀ポスター賞を用意しておりますので、奮ってご参加ください。
◇日 時:10月21日(金)12:30 ?10月22日(土)12:00
◇場 所:静岡県三島市末広町21-9 東レ総合研修センター TEL: 055-980-0333

  アクセス https://plus.google.com/116295045839993185703/about?gl=jp&hl=ja
◇日 程:
1日目10/21 (金)
・セッション1 招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)

 12:40〜13:40 定置用燃料電池水素製造用触媒の耐久性 (国際石油開発帝石 原田亮氏)

 13:40〜14:40 大阪ガスにおけるPEFCセルの耐久性評価研究 (大阪ガス 山崎修氏)

 15:00〜16:00 IL-FE-SEMによるPt触媒の劣化解析と表面修飾炭素材料を用いる触媒開発(大分大学 衣本先生)

 16:00〜17:00 TEM内その場観察法とそのナノ材料への応用 (大阪大学 保田先生)
・セッション2 (ナイトセッション) ポスター展示 (ダイニング棟3階 第1パーティールーム)
 18:30〜21:00 ポスターセッション&自由討議
 〜22:30 自由討議
2日目10/22(土)
・セッション3:招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)

 8:30〜9:30 マリモカーボンの特性と燃料電池への適用 (茨城大学 江口先生)

 9:30〜10:30 放射光X線吸収法による燃料電池Pt系触媒の解析と設計指針 (立命館大学 折笠先生)

 10:50〜11:50 非魔法数Ptクラスターが示す特異的な触媒活性 (東京工業大学 今岡先生)
◇お申込みについて:
・参加申し込みとポスター発表申し込み締め切り:10月14日 (金)
・発表要旨の締め切り:10月17日 (月)

 A4用紙1枚にフリーフォーマットでタイトルと所属を明記の上、下記西村までメールで送付してください。
・参加費:一般会員 23,000円, 一般非会員30,000円, 学生5,000円
・宿泊費:7,000円 (夕食・朝食込み)
・参加申し込み方法と問合せ先:氏名、所属、連絡先 (住所、電話、メールアドレス)、宿泊の有無およびポスター発表の有無を明記の上、下記西村までメールでお申し込みください。

 同志社大学 西村メール: jt-liaiy@mail.doshisha.ac.jp  電話: 0774-65-6589
・セミナー開催案内web
http://www.cstf.kyushu-u.ac.jp/~ishihara-lab/FC_kenkyukai2/  

───────────────────────────────────

■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
  連絡先:http://pemdream.com/index.php?contact%20us

 □アドレスの変更・解除を希望される方は、利用されている「まぐまぐ」または「melma!」
のどちらかで解除の手続きを行ってください。pemdreamでの代行はできません。
  まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065319.html
  melma! http://melma.com/backnumber_39824/
 □マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1