燃料電池ワールド Vol.2187 (2016/09/06 08:30)

水素チャンネル Home

■───────────────────────────
□燃料電池ワールド Vol.2187

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

【PR】自称、「燃料電池の駆け込み寺」 株式会社ケミックス

    TEL:042・765・8800 http://www.chemix.co.jp/
                 ◇
■燃料電池関連イベント
□□□───────────────────────────
☆未来エネルギー環境リサイクルを遊んで学ぶ!【再掲】
東京タワー・キッズ環境科学博士2016
「東京タワー・キッズ環境科学博士2016」は、10月8日午後1時から10日午後6時まで3日間にわたり、大展望台、フットタウンの2階と地下、正面玄関前など4会場にて開催。未来の水素社会ジオラマ、驚きの巨大卵と恐竜化石の展示、遊んで学ぶ環境教室、持ち帰りありの工作教室、会場をめぐるエコ・スタンプラリーなどお楽しみ満載です。展望台以外は入場無料となっています。
 クラウドファンディングによる資金調達にご協力ください。
https://www.makuake.com/project/smartene/
◇日 時: 10月8日(土)?10日(祝)
◇対 象: 小学生・中学生 *一般も観覧可能
◇参加費: 無料 *展望台の費用は別途必要
◇事務局: 一般社団法人 スマートエネルギー産業振興機構
      URL:http://smartene.org/towerkids/
◇主 催: 「東京タワー・キッズ環境科学博士2016」実行委員会
◇共 催: 東京タワー(日本電波塔株式会社)
◇後 援: 一般財団法人 新エネルギー財団、一般社団法人 日本太陽エネルギー学会、一般社団法人 燃料電池開発情報センター、一般社団法人 水素エネルギー協会、一般社団法人 日本風力エネルギー学会、一般社団法人 日本作家クラブ
◇特別協力: みなと区民まつり
◇協 力: 一般社団法人 未踏科学技術協会 エコマテリアル・フォーラム、日本ボンド磁性材料協会、エコが見える学校、NPO国際薬膳協議会、IEEJプロフェッショナル 電気理科クラブ

■世界のヘッドライン(07月21日)
□□□───────────────────────────

2016/07/21 海洋は大量の水素を保留しているかもしれない〈PT〉

〔訳注〕ニューヨーク(New York)発:水素は、広く拡散する地殻プレートによる海底の下の岩は大量で以前に見落としていたガスの供給源かもしれず、地球上で生命を誘引することができる燃料源かもしれない、という新しい研究は、一つの珍しい考えではないかもしれない。かつて非常にまれであると考えられた遊離水素ガス(free hydrogen gas)の最近の発見について、ダラム(Durham)にあるデューク大学(Duke University)の研究者は、ジャーナル「地球物理学研究レター(journal Geophysical Research Letters)」にオンラインで提案している。

2016/07/21 フェスク草から水素を製造するという新しい源を開発する研究者たち〈PT〉

〔訳注〕カーディフ(Cardiff)に本部を置くカーディフ大学(Cardiff University)のカーディフ触媒研究所(Cardiff Catalysis Institute)からの専門家を含むイギリスの研究者たちは、かなりの水素の量は、太陽光と安い触媒の助けを借りてフェスク草(fescue grass)から製造できることを示した。この方法が実証されたのは初めてで、水素を製造する持続可能な方法をリードすることができ、高いエネルギー量と、毒性または温室効果ガスを放出しないことから、再生可能エネルギー業界の巨大な可能性を秘めている。ベルファスト(Belfast)にあるクイーンズ大学(Queen’s University)の研究者たちはまた、英国王立協会誌(Royal Society journal)「会報A(Proceedings A)」にその結果を公開している。

2016/07/21 Tengda社、燃料電池と自動車のために15億ドルの水素資金を計画

〔訳注〕ブルームバーグ・ニュース(Bloomberg News)発:中国で自治体のインフラ・プロジェクトを進めるTengda建設グループ社(Tengda Construction Group Co.)は、ガスで動力を作る燃料電池と自動車の資金調達をする100億元(15億ドル)の水素産業ファンド(hydrogen industry fund)を計画している。ファンドは、水素を精製し貯蔵するための技術に投資される。国営の中国中央テレビ(China Central Television)によると、中央および地方政府は2009年以来、新エネルギー車メーカーを助成するために150億元を費やしてきた。

2016/07/21 東南アジア初の再生可能水素ベースのエネルギー貯蔵・発電所がハイドロジェニックス社に授与〈PT〉

〔訳注〕ミシソーガ(Mississauga、オンタリオ州)発:ハイドロジェニックス社(Hydrogenics Corporation)は本日、タイの電力生成公社(Electricity Generation Authority of Thailand:EGAT)によって「ラムTakhong風力水素ハイブリッド・プロジェクト(Lam Takhong Wind Hydrogen Hybrid Project)」を授与された、とプララーム2土木工学社(Phraram 2 Civil Engineering Co., Ltd.)とともに発表した。これは、エネルギー貯蔵のための東南アジア初のメガワット規模のプロジェクトとなる。ハイドロジェニックス社の超小型1MW級ハイライザー(HyLyzer)電解槽、水素貯蔵とハイピーエム(HyPM)燃料電池プラントで構成され、同社の契約は約4.3万ユーロである。

2016/07/21 2017年度中小企業革新研究:フェーズ1のトピックを発表:燃料電池用触媒と水素供給が含まれる〈PT〉

〔訳注〕米国エネルギー省(U.S. Department of Energy:DOE)は、2017年度中小企業革新研究/中小企業技術移転(Small Business Innovation Research and Small Business Technology Transfer:SBIR/STTR)の第1節第1回(Phase I Release 1)のトピックを発表した。これには二つのサブ・トピックがあり、燃料電池サブ・トピックは、高分子電解質膜型(polymer electrolyte membrane:PEM)燃料電池用の低白金族金属(low-platinum group metal:PGM)触媒のための新しい耐久性のある支持体を、また、水素供給サブ・トピックは、圧縮のための金属水素化物材料(metal hydride materials)に焦点を充てている。

■2016年09月05日のWEB LINK NEWS
□□□───────────────────────────

2016/09/05 国交省、液化水素運搬船の実現に向けて国際ルール作りを整備(レスポンス)

 国土交通省は、世界初の液化水素運搬船を実現するため、国際ルール作りを推進すると発表した。

 国交省は、水素エネルギーの普及を見据え、豪州の未利用エネルギーである褐炭から製造した液化水素を輸送するため、世界初となる液化水素運搬船による日豪航路での実証実験を行う予定。

 実証実験を行う実証船は、2020年の完工を目標としており、完成後、荷役機器などの試験、長距離輸送実証試験、積荷・揚荷などの習熟オペレーションを実施する予定。

 日本と豪州は共同で、液化水素運搬船の安全要件に係る「暫定勧告」案を提案、安全基準作りを日本がリードして国際海事機関(IMO)で進めている。9月5日から開催されるIMO第3回貨物運送小委員会(CCC3)では、「暫定勧告」の最終案が審議されることになっており、これの最終化を目指している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160905-00000017-rps-soci

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□───────────────────────────
☆第9回新電極触媒シンポジウム&宿泊セミナー【再掲】
テーマ:高活性と高耐久性を両立する触媒を目指して (2)

 触媒学会燃料電池関連触媒研究会では燃料電池に関連した触媒技術を研究対象とし、高活性/高耐久性触媒、低コスト化を含めた触媒合成法、触媒の反応機構と基礎物性、評価/解析技術等、燃料電池用触媒に関する学術情報交換を行っています。新電極触媒シンポジウム&宿泊セミナーは燃料電池用電極触媒に関する最近の研究開発状況と今後の展開について講演頂くと同時に、ナイトセッションでは参加者が親しく討論します。FCVの市販が開始されましたが、Pt系触媒の高活性化と高耐久化は不十分であり、これらを同時に高めることが燃料電池の低コスト化と広い普及への鍵となります。

 第9回宿泊セミナーでは水素社会と水素製造用触媒の耐久性、エネファーム用セルの耐久性、IL SEMを用いたカソード環境でのPt系触媒の変化とその高耐久性化手法、in-situ TEMによるナノ材料観察、カーボン担体の高耐久性化、XAFSによるPt系触媒の解析およびナノクラスターPtの触媒活性について講演して頂きます。ポスターセッションでは電極触媒に限定せず、燃料電池に関連する研究を広く募集します。学生の方には優秀ポスター賞を用意しておりますので、奮ってご参加ください。
◇日 時:10月21日(金)12:30 ?10月22日(土)12:00
◇場 所:静岡県三島市末広町21-9 東レ総合研修センター TEL: 055-980-0333

  アクセス https://plus.google.com/116295045839993185703/about?gl=jp&hl=ja
◇日 程:
1日目10/21 (金)
・セッション1 招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)

 12:40〜13:40 定置用燃料電池水素製造用触媒の耐久性 (国際石油開発帝石 原田亮氏)

 13:40〜14:40 大阪ガスにおけるPEFCセルの耐久性評価研究 (大阪ガス 山崎修氏)

 15:00〜16:00 IL-FE-SEMによるPt触媒の劣化解析と表面修飾炭素材料を用いる触媒開発(大分大学 衣本先生)

 16:00〜17:00 TEM内その場観察法とそのナノ材料への応用 (大阪大学 保田先生)
・セッション2 (ナイトセッション) ポスター展示 (ダイニング棟3階 第1パーティールーム)
 18:30〜21:00 ポスターセッション&自由討議
 〜22:30 自由討議
2日目10/22(土)
・セッション3:招待講演 (センター棟8階 多目的研修室)

 8:30〜9:30 マリモカーボンの特性と燃料電池への適用 (茨城大学 江口先生)

 9:30〜10:30 放射光X線吸収法による燃料電池Pt系触媒の解析と設計指針 (立命館大学 折笠先生)

 10:50〜11:50 非魔法数Ptクラスターが示す特異的な触媒活性 (東京工業大学 今岡先生)
◇お申込みについて:
・参加申し込みとポスター発表申し込み締め切り:10月14日 (金)
・発表要旨の締め切り:10月17日 (月)

 A4用紙1枚にフリーフォーマットでタイトルと所属を明記の上、下記西村までメールで送付してください。
・参加費:一般会員 23,000円, 一般非会員30,000円, 学生5,000円
・宿泊費:7,000円 (夕食・朝食込み)
・参加申し込み方法と問合せ先:氏名、所属、連絡先 (住所、電話、メールアドレス)、宿泊の有無およびポスター発表の有無を明記の上、下記西村までメールでお申し込みください。

 同志社大学 西村メール: jt-liaiy@mail.doshisha.ac.jp  電話: 0774-65-6589
・セミナー開催案内web
http://www.cstf.kyushu-u.ac.jp/~ishihara-lab/FC_kenkyukai2/  

───────────────────────────────────

■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
  連絡先:http://pemdream.com/index.php?contact%20us

 □アドレスの変更・解除を希望される方は、利用されている「まぐまぐ」または「melma!」
のどちらかで解除の手続きを行ってください。pemdreamでの代行はできません。
  まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065319.html
  melma! http://melma.com/backnumber_39824/
 □マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1