燃料電池ワールド Vol.2172 (2016/08/16 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.2172
■2016年08月16日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

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    TEL:042・765・8800 http://www.chemix.co.jp/
                 ◇
■世界のヘッドライン(06月30日)
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2016/06/30 ハイギア社、トルコのデュズジェにあるデュズカム社で水素生成技術をインストール〈PT〉

〔訳注〕ハイギア社(HyGear)は、トルコ(Turkey)のデュズジェ(D〓zce)にあるデュズカム社(D〓zce Cam)で水素生成技術を成功裏にインストールした。ハイギア社は、オンサイトの水素生成技術「ハイゲン製品(Hy.GEN product)」で高純度の水素で新しいフロート・ガラス(float glass)生産ラインを供給する。

2016/06/30 ヴッパータールの新水素燃料補給ステーション

〔訳注〕ヴッパータール、ハンブルグ、ミュンヘン(Wuppertal, Hamburg, Munich)発:6月22日付け(Vol.2166 2016/08/05発行)の「ドイツのヴッパータールに開設する水素ステーション」の再論。

2016/06/30 H2ロジック社、デンマークに10番目の水素燃料補給ステーションを配送〈PT〉

〔訳注〕H2ロジック社(H2 Logic)によって提供される新しい水素燃料補給ステーションが、エスビヤー市(Esbjerg)に配送された。このステーションは、デンマークのエネルギー会社の協同組合OK社(OK)が運営する。エスビヤー・ステーション(Esbjerg station)は、デンマーク水素燃料社(Danish Hydrogen Fuel A/S:DHF)、石油会社OK社、ガス会社Strandm〓llen社、H2ロジック社の合弁会社によって運営されている。デンマーク水素燃料社は現在、デンマークに4つの水素燃料補給ステーションを運営している。

■2016年08月15日のWEB LINK NEWS
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2016/08/15 “白金フリー”の複合材料電極 芝浦工大、燃料電池低コスト化に弾み(SankeiBiz)

 モーターで動く自動車や家庭の電源や熱源としていっそうの普及が期待される燃料電池。そのキーポイントとなっているのが電極素材だ。酸素と水素の酸化還元反応を利用して電気を得る仕組みだが、酸素を還元する電極(正極)には白金を用いるのが一般的だ。レアメタルである白金は高価なことから“白金フリー”素材の実用化が求められている。

 こうした中、芝浦工業大工学部材料工学科の石崎貴裕准教授の研究チームが、カーボンナノファイバー(CNF)と窒素含有カーボン(NCNP)という2種類の炭素系素材を元にした新たな炭素系複合材料を開発した。常温常圧で作製でき、白金触媒に迫る性能を示していることから、今後の燃料電池の低コスト化と高性能化への弾みとなりそうだ。

 複合材料の酸化還元反応に関する性能試験を実施したところ、比較素材の市販品の白金触媒(20%Pt/C)と比べ、触媒能(電圧)はやや劣ったが、触媒活性(電流値)は同レベルだった。

 さらに、「電極には化学反応が起きる場所(サイト)があるが、反応する時間が長くなると反応サイトは減ってしまい、発生する電流が減り、電気を作れなくなる」(石崎准教授)が、電流を12時間流し続けた耐久性試験では白金触媒よりも劣化性能が優れ、燃料電池で使われるメタノールに対しても耐久性が高いことが分かったという。

 今回の研究成果は科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業CRESTから支援を受けている。石崎准教授は「今回の複合材料は素材としての能力は白金を使った素材と近いものがあった。今後は、実際の電池に組み込み、電極としての性能評価を行いたい。また、環境に優しく低コストの製作方法を模索する中で、将来的には金属を使わず、炭素系素材のみの電極材料を作製し、低炭素社会づくりに貢献できれば」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160814-00000014-fsi-bus_all

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議福岡水素エネルギー戦略会議 総会・講演会(8/31)【再掲】

 今年度の講演会では「再生可能エネルギー由来の水素」「新たなアプリケーション」をキーワードに、水素・燃料電池分野における最新の市場動向について、最前線で活躍されておられる企業等からご講演いただく予定にしております。
 当日は、情報交換・懇親の場となる交流会も開催します。

 会員以外の方もご参加いただけますので、皆様奮ってご参加ください。
◇日 時:8月31日(水曜日)14:00 ? 18:30
◇場 所:ホテルニューオータニ博多(JR博多駅からバス約7分、天神からバス約5分)

  アクセス http://www.kys-newotani.co.jp/hakata/info/access/index.html  
◇日 程:
14:00〜15:10 『福岡水素エネルギー戦略会議 総会』
         挨拶、議事 戦略会議28年度事業計画 等
15:20〜17:00 『講演会』

 講演1「再生可能エネルギー由来水素の活用に向けた国内外取組動向(仮)」

   大平英二様(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)燃料電池・水素グループ主任研究員 )

 講演2「スズキの燃料電池二輪車「バーグマンフューエルセル」開発(仮)」
   村松仁様(スズキ株式会社電動車開発部第九課専門職)
 講演3 地元企業の取組(調整中)
17:00〜18:30 『交流会』

 ※当日、受付にて5,000円/人のご負担をお願いいたします。(領収証をお渡しします。)
◇お申込みについて:
 戦略会議ホームページから、オンラインでの申込みが可能です。
  http://www.f-suiso.jp/info/11419.html

 FAXまた、E-mailでのお申込をご希望の方は、上記URLより申込書をダウンロード後、必要事項をご記入いただき、下記までお送りください。
◇お問い合わせ・お申込先:

  福岡水素エネルギー戦略会議事務局【担当:高木】(福岡県商工部新産業振興課内)

  電話:092-643-3448 / FAX:092-643-3421 / メール:info@f-suiso.jp

☆かながわ環境関連産業ネットワーク 第11回 創・蓄・省エネフォーラム【再掲】『新エネルギー技術習得講座』

 今回は二日間にわたり、フォーラムに参加される方々が実際に太陽光発電の発電計測やパワコンの運転試験、マイクロ燃料電池(MEA)の作成・発電試験、蓄電池の基礎、風力発電などの評価を体験して頂くための技術習得講座を開催いたします。

 新エネ関連開発などの部署に配属になった方、燃料電池の発電を体験されたい方などのお申し込みをお待ちしております。
◇日 時:8月30日(火)、31日(水) 10:00〜16:30
◇場 所:職業能力開発総合大学校 4号館 1階
◇交通案内:http://www.uitec.jeed.or.jp/access/index.html
◇キャンパスマップ:http://www.uitec.jeed.or.jp/schoolguide/campusmap.html
◇定 員:15名(定員となり次第締切)
◇参加費:無料
◇プログラム:
講師:清水洋隆氏(職業能力開発総合大学校能力開発院新成長分野(電気環境エネルギーユニット)教授)
〇8月30日(火)
10:00〜11:30 新エネルギー概論 ・新エネルギーとは(新エネルギーの種類と概要、太陽光発電システムの構成、パワーコンディショナーの運転試験)
12:30〜14:30 太陽光発電の発電実験(日射及び発電データ収集)
14:30〜16:00 風力発電の基本特性、風力発電実験装置による特性試験
16:00〜16:30 質疑応答 応用開発など技術相談
〇8月31日(水)
10:00〜11:30 蓄電池の基礎 充電回路について
12:30〜16:00 燃料電池の構造について

 燃料電池製作実習・MEA製作・発電実習、燃料電池評価装置の紹介 発電特性試験
16:00〜16:30 質疑応答 応用開発など技術相談
◇申し込みはこちらから↓
メールの件名を「第11回 創・蓄・省エネ フォーラム参加申込み」として、必要事項(1.会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)をご記入いただき、かながわ環境関連産業ネットワーク事務局 kankyou@sic-sagamihara.jp へ直接お申し込みください。下記ホームページの申込みフォームからもお申し込みできます。
 http://www.sic-sagamihara.jp/enet/news/20160715.html
◇問い合わせ先:かながわ環境関連産業ネットワーク事務局
 (株)さがみはら産業創造センター 担当:安藤、荻島、永井

 TEL:042-770-9119 FAX:042-770-9077 E-mail: kankyou@sic-sagamihara.jp

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