燃料電池ワールド Vol.2162 (2016/08/01 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.2162
■2016年08月01日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

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■世界のヘッドライン(06月16日)
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2016/06/16 燃料電池の将来〈PT〉

〔訳注〕オハイオ州のケント州立大学(Kent State University)応用エンジニアリング、持続可能性&技術学部(College of Applied Engineering, Sustainability and Technology)の助教授ヤンハイ・ドゥ(Yanhai Du)に聞いたところ、「燃料電池の基本的な考え方は単純で、化学エネルギーを電気に変換するものだが、最新式の新たに出現した燃料電池技術の影響は単なる基本ではない。燃料電池の燃料源を水素だけではなく、天然ガスや石炭ガス、バイオガス、プロパンまたはジェット燃料を供給するより効率的な燃料電池技術を作ることができる」と語った。ドゥは、2000年代初頭の大量生産に研究所で最初に微小管固体酸化物型燃料電池技術(microtubular solid oxide fuel technology)に取り組んだ。そして、通常のチューブ型燃料電池セルより5〜10倍以上の電力を生成することができる「スパイラルセル(spiral cell)」燃料電池を発明した。この技術は、米国および国際特許を取得している。

2016/06/16 AFCエナジー社、燃料電池水素共同実施機構から205万2000ユーロを受け取る〈PT〉

〔訳注〕AFCエナジー社(AFC Energy)は、欧州連合(European Union)の燃料電池水素共同実施機構(Fuel Cells and Hydrogen Joint Undertaking:FCH JU)から、パワーアップ・プログラム(POWER-UP programme)の他のプロジェクト・パートナーと205万2000ユーロの現金支払いを受領したと発表した。これは、ドイツ、シュターデ(Stade)のエアープロダクツ社(Air Products)の工業ガス工場で世界最大のアルカリ型燃料電池システムを開発・実証したことに関連するものである。

2016/06/16 ITMパワー社、ホライゾン2020のもとで燃料電池水素共同実施機構が資金提供した3500万ユーロの水素モビリティ・ヨーロッパ 2 プログラム・プロジェクトを発表〈PT〉

〔訳注〕ブリュッセル(Brussels)発:6月14日付け(Vol.2160 2016/07/28発行)の「ITMパワー社、3500万ユーロの「H2ME 2」ヨーロッパ水素燃料補給ステーションの展開を発表」および「水素モビリティ・ヨーロッパ:欧州は水素燃料補給ステーションインフラ・ネットワークと車両艦隊を展開する準備に」の記事の再論。

■2016年07月29〜31日のWEB LINK NEWS
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2016/07/29 現代自 18年めどに次世代燃料電池車を発売(聯合ニュース)【平昌聯合ニュース】韓国の現代自動車は2018年に韓国で開催される平昌冬季五輪・パラリンピックに合わせ走行距離を画期的に伸ばした次世代燃料電池自動車(FCV)を発売する計画だ。自動車業界が29日、伝えた。

 業界によると、同社は世界初の量産型水素自動車「ツーソンix」の性能を上回る第2世代モデルを開発中だ。

 第2世代モデルは初代より水素タンクや燃料電池スタックを小さくするほか、走行距離を大幅に伸ばす計画だという。

 同社は世界各地からメディアが集まる平昌五輪の開催時期(18年2月9?25日)に同モデルを発売し、PR効果を狙う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160729-00000011-yonh-kr

2016/07/29 エコキッズ環境教室 水素自動車の仕組みを知ろう!/富山(チューリップテレビ)

 富山市では、夏休み一日限定で水素自動車が走る仕組みについて学ぶ教室が開かれました。

 この環境教室は、富山市が環境について考えてもらうきっかけになればと初めて開いたもので、29日は小学生と保護者およそ70人が参加しました。

 教室のテーマは、「水素自動車が走るしくみを学ぼう!」で子どもたちは、シャボン玉の実験を通して水素が空気よりも軽く、燃えやすいことを知ったほか別の実験では水素と酸素の化学反応から電気が発生することを体験しました。

 会場には、水素で走る燃料電池自動車、「MIRAI(みらい)」も展示され、子どもたちは、興味深そうに次世代のエコカーを見学し水素自動車の走る仕組みを学んでいました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160729-00010002-tuliptv-l16

2016/07/31 兵庫県、ふるさと納税で県立高の部活や事業支援(産経新聞)

 今回のプロジェクトの具体的な活用法としては、パソコンなどの教育関連機器の購入や、部活動での遠征費や道具購入費に充てることを計画している学校が多いが、中には地域や専門的な特色を前面に打ち出した計画もある。

 「放置竹林」が増加している問題を研究する篠山東雲高(篠山市)は、最先端農業技術「しののめ竹ボイラー」の開発費用を募集。伐採した竹を粉末にして竹チップに加工。竹チップを消石灰と一緒に燃やすことで発生する熱エネルギーを暖房に利用するとともに、生成過程で発生した水素エネルギーの活用を検討している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160730-00000006-san-l28

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