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□燃料電池ワールド Vol.2137
■2016年06月23日発行
◆燃料電池NPO pemdream
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■世界のヘッドライン(05月10日)
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2016/05/10 イギリス政府、水素燃料の艦隊車の本格展開を促進するために200万ポンドの競争入札を開始〈PT〉
〔訳注〕公共部門と民間部門の艦隊は、ゼロ・エミッション燃料電池電気自動車のコストの75%で得ることができる。2050年までに国がゼロ・エミッションに全ての自動車を近づけるための計画は本日、水素燃料自動車に切り替えるためにより多くの企業を奨励するための200万ポンドの政府資金の開始とともに、さらに進んだ一歩を踏み出した。燃料電池電気自動車艦隊支援計画(Fuel Cell Electric Vehicle (FCEV) Fleet Support Scheme)では、地方自治体、ヘルス・トラスト(health trust)、警察、消防および民間企業は彼らの艦隊に水素駆動車を追加するための資金調達に入札できる。政府の低排出ガス車部(Office for Low Emission Vehicles:OLEV)によって始められた200万ポンドの資金は、来春までに現在使用中の車両数の3倍に相当する100台以上の水素燃料電池自動車とバンを、私たちの道路上に走らすことができる。この計画の入札は、7月4日(月)までに提出しなければならず、入札者は今年後半に通知される。
2016/05/10 最初のロンドン・ハイファイブ水素燃料補給ステーションはテディントンに開設〈PT〉
〔訳注〕ITMパワー社(ITM Power)は、同社の最初の公共水素燃料補給ステーションがロンドンのテディントン(Teddington)にある国立物理研究所(National Physical Laboratory)で正式に開設したことを喜んでいる。このステーションは、欧州ハイファイブ・プロジェクト(European HyFive project)の一環として計画された3基のイギリスのステーションの最初のもので、欧州燃料電池水素共同実施機構(European Fuel Cell and Hydrogen Joint Undertaking:FCHJU)とイギリス政府の低排出ガス車部(Office of Low Emission Vehicles:OLEV)によって資金が供給された。
■2016年06月22日のWEB LINK NEWS
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2016/06/22 NASA、ボーイングが進める電気航空機(Wedge)
EVの次はEA(Electric Aircraft)の時代。米国が本格的にEA導入に向けて動き始めた。これまでもEAは民間レベルでは実用化されていたが、どちらかというと欧州の企業が強く、一般的に広がっている、とは言えない。しかしNASAが本格的にEA開発に乗り出し、X-57、通称「マクスウェル」というモデルを発表、話題になっている。
マクスウェルは両翼に合計14個の電気モーターを設置、これがプロペラを動かすことで飛行できる。一旦高度飛行体勢に入れば、2つのモーターだけで飛行を持続できるという。新航空時代の幕開け
NASAのチャールズ・ボールデン氏は「マクスウェルを通常の航空機サイズで生産することが、航空新時代の幕開けとなる」と語った。NASAによるとマクスウェルは現在1人乗り、水素燃料電池によるハイブリッドEAで、小型セスナと比較した場合時速175マイルの運行でエネルギー消費は5分の1に削減できる。
また、ガソリンエンジンのように始動に時間がかからないため運行時間の短縮、制作コストも40%削減、バッテリーのみで運行するため炭素化合物の排出もない。
ただしマクスウェルの継続飛行時間は1時間足らず、距離も100マイル程度にとどまっている。今後の課題は最低でも5人が搭乗できるサイズにすること、飛行時間を延ばすことにある。マクスウェル・プロジェクトのチーフ・エンジニア、マット・レディファー氏は「EV用バッテリーの急激な発展(軽量化、エネルギー集約度、持続性)が過去10年のペースで今後も続けば、あと5-10年でEAが商業飛行に利用できる時代が来る」と語る。
NASAのマクスウェル発表に先駆け、もう一つ重要なパテント申請が行われた。ボーイング社による「ソーラー・パワーによるEAの翼の形状」に関するものだ。ソーラー・パワーEAはNASAもかつて注力していた分野だが、試作品はいずれも長く空中に留まることができなかった。そのためNASAは燃料電池によるEAに方向を切り替えたが、ボーイングを始めとする複数の企業は現在もソーラー・パワー EAの開発に取り組んでいる。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160622-00010001-wedge-int
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