燃料電池ワールド Vol.2075 (2016/03/23 09:01)

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□燃料電池ワールド Vol.2075
■2016年03月23日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

【PR】メルマガ「燃料電池ワールド」のアーカイブサイトの登録は、1年間で3000円です。お申し込みは、http://pemdream.com/index.php?FrontPage から。「世界のヘッドライン」の添付写真を掲載、タイトルの最後に〈PT〉で表示します。

■世界のヘッドライン(02月15日)
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2016/02/15 オートメイテッド・ダイナミックス社、エネルギー省の水素プロジェクトで資金授与〈PT〉

〔訳注〕オートメイテッド・ダイナミックス社(Automated Dynamics)は、先発の燃料電池と水素技術を援助するために米国エネルギー省(U.S. Department of Energy:DOE)が資金援助する150万ドル・プログラムをリードしている。すなわち(Specifically)、エネルギー効率と再生可能エネルギー局(Offices of Energy Efficiency and Renewable Energy)と燃料電池技術局(Fuel Cell Technologies Office)は、オートメイテッド・ダイナミックス社のエレクトロ管継ぎ手技術(electrofusion pipe coupling technology)の特許取得を促進させるために同社に資金を提供している。

2016/02/15 ラクスファー・ジーティーエム社の「ゼロセット」水素燃料電池発電機、スーパーボウルで携帯電話のための電源を提供〈PT〉

〔訳注〕サンフランシスコ(SAN FRANCISCO、カリフォルニア州)発:ラクスファー・ジーティーエム・テクノロジーズ社(Luxfer-GTM Technologies)の3基の「ゼロセット(ZeroSet)」モバイル水素燃料電池発電機は、この8日間、第50回スーパーボウル(Super Bowl)ファンの村で静かで信頼できるゼロ・エミッションの電力を提供した。ゼロセット発電機3(ZeroSet-Generation 3)は、連続して18日間またはそれ以上の発電が可能な、市場で唯一の携帯用ゼロ・エミッション発電機である。ゼロセット・ゲン3(ZeroSet-Gen 3)はほとんどの車で牽引が可能な出力5kW級の燃料電池である。

2016/02/15 ビーコン・フォールズ・エネルギー公園社、燃料電池計画を提出〈PT〉

〔訳注〕ビーコン・フォールズ(BEACON FALLS、コネチカット州)発:ビーコン・フォールズ・エナジー公園社(Beacon Falls Energy Park, LLC)は、クリーンで再生可能エネルギーの目標に前進するためのコネチカット州(Connecticut)とロードアイランド州(Rhode Island)、マサチューセッツ州(Massachusetts)のエネルギー・プロジェクトを共同で行うニューイングランド・クリーン・エネルギー計画(New England Clean Energy Request for Proposals:RFP)のつけ値を提出した。ビーコン・フォールズ・エネルギー公園計画はコネチカット州に、再生可能でクリーンな州内で手ごろな価格で発電する多くの利点を提供する。多くの競合するつけ値は、メリーランド州やニューヨーク州などニューイングランド地方(New England)の外側から、そしてメーン州(Maine)とカナダなどの遠くからコネチカット州に電気を運んでくる風力や太陽光、または水力発電プロジェクトを巻き込んでいる。ビーコン・フォールズ・エネルギー(Beacon Falls Energy)プロジェクトは、コネチカット州のビーコン・フォールズの以前の砂・砂利鉱山で建てられた63.3メガワットの燃料電池施設である。このプロジェクトは、約6万人の州の住民や企業に継続的な電力を提供し、2019年の終わりには運用を始める。

2016/02/15 ヒュンダイ・ツーソン燃料電池車ドライバー、100万マイルのゼロ・エミッション走行を達成〈PT〉

〔訳注〕ファウンテンバレー(FOUNTAIN VALLEY、カリフォルニア州)発:ヒュンダイ・ツーソン(Hyundai Tucson)燃料電池車のドライバーは、カリフォルニア州のの道路や高速道路上できれいな水を放出して、100万マイル以上の走行を達成し、約385トンのCO2排出量を削減した。

2016/02/13〜14 記事の配信はありません。

■2016年03月22日のWEB LINK NEWS
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2016/03/22 27日に福島新エネ会議 新産業育成へ検討本格化(産経新聞)

 水素など新たなエネルギー産業の育成を目指し、安倍晋三首相が設置を表明した「福島新エネ社会構想実現会議」の初会合が、27日に福島市内で開かれることが分かった。県が目指す再生可能エネルギーの拠点化を後押しする狙いもあり、今夏までに取りまとめる構想の具体的な検討作業が本格化する。

 政府は東京五輪・パラリンピックが開かれる平成32年までに、燃料電池自動車1万台分に相当する水素を県内で再生可能エネルギーから作り出すことを目指すとしている。水素は県内や五輪会場が整備される首都圏などでの活用を想定。経済産業省は構想の具体化に向け、平成29年度予算の概算要求に盛り込む方針。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160322-00000040-san-l07

2016/03/22 【ニューヨークモーターショー16】ホンダ クラリティ フューエル セル、米国仕様を初公開へ(レスポンス)

 ホンダの米国法人、アメリカンホンダは3月21日、米国で3月23日に開幕するニューヨークモーターショー16において、新型燃料電池車の『クラリティ フューエル セル』の米国仕様車を初公開すると発表した。

 また、米国仕様車のEPA(米国環境保護局)認定の走行レンジは、水素満タン状態で最大およそ483km。水素の充填は、3-5分で完了する。アメリカンホンダによると、クラスで最もパワフルだという。

 先進技術としては、安全装備の「ホンダ・センシング」を採用。アップルの「CarPlay」とグーグルの「Android Auto」にも対応した。クラリティ フューエル セルは日本で生産され、2016年内に米国のまずはカリフォルニア州で発売される。現地価格は、およそ6万ドル(約670万円)。リースの場合は、月々500ドル(約5万5000円)以下を予定している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160322-00000004-rps-ind

2016/03/22 新型燃料電池がドローンを1時間、スマホを1週間以上も駆動可能に!(sorae.jp)

 ドローンの商業利用や個人利用で最大のネックとなるのが「駆動時間の短さ」。ここさえ改善できれば、ドローンによる配達や監視業務の効率が大幅に上がるはずです。そして、浦項(ポハン)工科大学校の研究者達が開発した「ミニチュア燃料電池」はドローンなら1時間以上、スマホなら1週間以上も駆動させることができるというのです。

  同大学のGyeong Man Choi教授が開発した「新型の固体酸化物形燃料電池(SOFC)」はフィルム上の電解物と小さな穴の空いたステンレスを用いることで、高容量かつ耐久度の高い燃料電池の開発に成功しました。固体酸化物形燃料電池は非常に発電効率がよく、今回のような小型で高容量な燃料電池の開発が可能となったのです。また、今回の技術では熱への耐久度も向上しています。

  今回開発された新型の固体酸化物形燃料電池は平方センチメートルあたり560mWのエネルギー容量を実現しています。また熱サイクルへの十分な耐久度も達成しており、今後ドローンやスマートフォンに搭載されているリチウムイオンバッテリーへの代用が期待されます。

  燃料電池はドローンやスマートフォンだけでなく、車への採用も計画されています。トヨタが発表した燃料電池で駆動する自動車「MIRAI」は記憶に新しいですね! 燃料電池はまだまだ発展途上の技術ですが、今後私たちの生活を一変させてくれるテクノロジーに育つのかもしれません。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160322-00010001-sorae_jp-sctch

2016/03/22 ホンダの燃料電池車は「軽自動車のエンジン」と同等のバッテリーを積む?(clicccar)

 さて、そんなホンダ・クラリティ フューエルセルのモーター最高出力は130kWですが、FCスタックの最高出力は103kWにとどまっています。FCスタックで発電した電気でモーターを動かすという流れのはずなのに、発電能力よりも駆動の最高出力が大きいというのはあり得ないことです。

 その点について、ホンダのエンジニアに質問してみると「足りないぶんはバッテリーから電力を送っています。燃料電池とバッテリーのハイブリッドにより最高出力に達します」ということでした。

 では、クラリティ フューエルセルの前席床下に搭載されるリチウムイオンバッテリーは、それだけの性能を持っているのでしょうか。

 スペックについては、総電力量・最高出力ともに非公開ということですが、前述のとおりであれば、FCスタックがフル稼働しているとして、少なくとも27kWの出力でなければモーターの最高出力には届きません。

 出力のバッファとして活用されるバッテリー、その余裕を考えると出力が27kWよりも大きいことが予想されます。

 詳細なスペックは非公開ですが、軽自動車のエンジンと同等の出力を持つ、というウワサも聞こえてきます。ちなみに、ホンダの軽自動車「N-BOX」が積むNAエンジンの最高出力は43kW。クラリティ フューエルセルはバッテリーだけで、それに近い出力を可能としているのでしょうか?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160322-00360986-clicccarz-bus_all

2016/03/22 速報!2016年度 首都圏中学入試の傾向と分析【第4回】理科(ベネッセ 教育情報サイト)
 最後に、今年目についたテーマについてお話しします。
●水の惑星地球
早稲田実業学校中・横浜共立学園中等で出題されました。早稲田実業学校中の問題では、地球温暖化を軸に、海水から真水を作る方法や、燃料電池にも触れています。横浜共立学園中では、水から雪・雨・虹のことについて問われました。これらは、身近な物を理科的に見る観点が問われる出題だといえます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160322-00010002-benesseks-life

2016/03/22 JXエネルギー、愛知県5か所目の水素ステーションを刈谷市に開所…全国31か所目(レスポンス)

 JXエネルギーは3月22日、愛知県刈谷市に「刈谷井ケ谷水素ステーション」を開所し、水素の販売を開始したと発表した。

 同ステーションは、昨年開所した「Dr.Driveセルフ三好ケ丘店」「Dr.Driveセルフ岡崎羽根店」「Dr.Driveセルフ神の倉店」、今年3月に開所した「安城尾崎水素ステーション」に続き、同社として愛知県における5か所目の水素ステーションとなる。

 同社は、次世代自動車振興センター「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」の採択を受けて、四大都市圏に約40か所の商用水素ステーションの開所に向けた準備を進めている。今回開所した刈谷井ケ谷水素ステーションを含め、同社の開所済みの水素ステーションは合計31か所となる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160322-00000032-rps-bus_all

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