燃料電池ワールド Vol.1920 (2015/07/28 10:39)

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□燃料電池ワールド Vol.1920
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■2015年07月28日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

※明日7月29日は休刊します。

■燃料電池関連イベント
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☆福岡水素エネルギー戦略会議総会・記念講演会(再)【再掲】
講演の題目と講演者が確定しました。
◇日 時:7月30日(木) 14:00〜18:30
◇場 所:ホテルニューオータニ博多
       福岡市中央区渡辺通1-1-2 TEL(092)714-1111
* JR博多駅からバス約7分、天神からバス約5分
アクセス http://www.kys-newotani.co.jp/hakata/info/access/index.html
◇次 第:

 『福岡水素エネルギー戦略会議総会』 14:00〜15:00 《会場:鶴の間・西(4階)》

   会長挨拶 新日鐵住金 株式会社 やながわ欽也 代表取締役副社長
   知事挨拶 福岡県        小川 洋  知事
   来賓挨拶 九州経済産業局 局長、他
   議  事 戦略会議27年度事業計画 等
『記念講演会』 15:10?16:50 《会場:鶴の間・西(4階)》
講演1「低炭素社会を目指したCO2フリー水素への取り組み」
   中川 浩司(豊田通商株式会社 新規事業開発部長)
講演2「パナソニック株式会社における家庭用燃料電池の開発について」

   浦田 隆行(パナソニック株式会社 アプライアンス社 スマートエネルギーシステム事業部 燃料電池事業部 担当部長)
講演3「高石工業株式会社の水素分野への挑戦」
   高石 秀之(高石工業株式会社 代表取締役)
講演4「水素産業ビジネスへの取り組み」
   長家 茂(福岡酸素株式会社 取締役技術統括部長)
交流会 17:00?18:30 《会場:鶴の間・東(4階)》
※ 当日、5,000円/人のご負担をお願いいたします。
◇プログラム詳細     http://www.f-suiso.jp/info/9811.html
◇なお、当日は13時からロビー・総会会場内にて、九州大学や県内企業等のパネル展示・製品展示を行なっております。ご興味のある方はお早めにお越しください。
◇申込み方法:準備の都合上、7月24日(金)までに入力フォームからお申し込みください。

   https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20150622134505

  ※フォームが開きますので、必要事項を入力して送信してください。

■世界のヘッドライン(07月17日)
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2015/07/17 BMWとトタル社、2種類の燃料補給技術を備えた初の水素ステーションを開設
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20150728-1

〔訳注〕イタリアのガルダ湖(Lake Garda)に南ドイツからやってくるすべての燃料電池自動車が走行可能になった。ミュンヘン(Munich)のデトモルト通り(Detmoldstrasse)に作られた水素ステーションの開所式で、シュツットガルト(Stuttgart)、ミュンヘン、インスブルック(Innsbruck)、ボルサーノ(Bolsano)で構成されるヨーロッパ・ハイファイブ・プロジェクト(European HyFIVE project)の南クラスター(South Cluster)が完了した。デルモルト通りのトタル社(TOTAL)マルチ・エネルギー充てんステーション(multi-energy filling station)は、二つの異なる燃料補給技術を使って水素を分配する二つのポンプを備えた世界初の公共充てんステーションである。業界標準の700気圧の圧縮水素ガス(CGH2)水素貯蔵技術はすでに完成して、稼働している。BMWグループが開発した冷凍圧縮水素貯蔵技術(Cryo-compressed hydrogen storage technology:CCH2)は、最大350気圧で、CCH2タンクに700気圧よりも50%以上の水素貯蔵容量を提供する。

 水素燃料電池自動車の導入に成功するための基本的条件は、関連する自動車市場の水素供給インフラの開発である。日本、アメリカのカリフォルニア州、特にドイツや英国(United Kingdom)、スカンジナビア(Scandinavia)などのヨーロッパは、重要な初期水素市場であり、現在のインフラストラクチャへの政策(initiatives)は2020年を巡る初期水素供給インフラを確立すると考えるのが現実的である。日本のように島状の国では、国境を越えた交通を許容することはほとんど、あるいはまったく必要がなく、それと異なるヨーロッパは、国境を越えたインフラを確保するという点ではるかに困難な要求に直面している。

2015/07/17 分子燃料電池触媒、効率的な水素貯蔵の可能性を提供する(ACS Central Science)
http://merumaga.fuelcellworld.jp/index.php?QBlog-20150728-1

〔訳注〕化学専門分野のジャーナル誌「ACSセントラル・サイエンス(ACS Central Science)」は7月15日、ウィスコンシン大学マディソン校(University of Wisconsin-Madison)の化学者チームの論文を載せた。貴金属は効率的な燃料電池を推進する触媒として機能するが、高価であり希少である。今、燃料電池のために金属を含まない代替触媒がすぐそこにあるのかもしれない。固体触媒の代わりに分子触媒システム(molecular catalyst system)を使う新しいアプローチを紹介している。

 ウィスコンシン大学マディソン校の教授シャノン・スタール(Shannon Stahl、写真左)と研究室の化学者ジェームズ・ガーケン(James Gerken、写真右)は、化学工業のための利用で酸素を使用する触媒というひらめきを彼らのグループの以前の仕事から得た。彼らは、新しい触媒は、ニトロキシル(nitroxyls)および窒素酸化物(nitrogen oxides)と呼ばれる分子の混合物から構成されている。「この触媒の組み合わせが以前は好気性酸化(aerobic oxidations)として使われていたが、我々はそれが良い燃料電池触媒であることを知らなかった。それは、これまで報告された最も有効な分子触媒システムであることが判明した。分子触媒は白金の効率に近づくことができることを初めて示した」と、ガーケンは述べている。この仕事は、パシフィック・ノースウェスト国立研究所(Pacific Northwest National Laboratory)のエネルギー・フロンティア研究センター(Energy Frontiers Research Center)である分子電極触媒のためのセンター(Center for Molecular Electrocatalysis)をとおして米国エネルギー省によって支援されている。

■2015年07月27日のWEB LINK NEWS
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2015/07/27 健康寿命の延伸重点 総合計画で県が第2期実施計画(カナロコ by 神奈川新聞)

 一方、神奈川経済の活性化を図る「経済のエンジン」では、フィルム状の薄膜太陽電池など太陽光発電の導入加速や燃料電池車といった水素エネルギー導入などを掲げた。特区制度を活用した最先端医療関連産業、未病・ロボット産業の創出も打ち出した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150727-00002741-kana-l14

2015/07/27 トヨタ、全方位で環境対応加速 クリーンディーゼルでラインアップ強化(SankeiBiz)

 トヨタ自動車が新たなクリーンディーゼルエンジンを開発したのは、国や地域によって異なるニーズに対応する戦略があるためだ。販売台数が年1000万台を超えるトヨタは、ハイブリッド車(HV)や燃料電池車(FCV)を含む全方位で環境対応を加速して世界で成長基盤を強固にする構えだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150726-00000006-fsi-bus_all

2015/07/27 両陛下、トヨタの工場視察=愛知(時事通信)

 愛知県を訪問中の天皇、皇后両陛下は27日午後、企業視察の一環として、豊田市のトヨタ自動車元町工場を訪れ、水素と空気中の酸素で発電して走る燃料電池車「MIRAI(ミライ)」の製造工程を見学された。
 両陛下のトヨタ工場視察は1983年以来で、即位後は初めて。

 同工場では、13人の従業員がミライを1日3台ずつ手作業で製造しており、両陛下は豊田章男社長の説明で、窓ガラスの取り付けなどの様子を見て回った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150727-00000094-jij-soci

2015/07/27 説明を受けられる両陛下(時事通信)

 トヨタ自動車元町工場を視察し、豊田章男社長(右から2人目)から燃料電池車「MIRAI(ミライ)」の説明を受けられる天皇、皇后両陛下=27日午後、愛知県豊田市
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150727-00000060-jijp-soci.view-000

2015/07/27 水素エネルギーで未来考える/富山(チューリップテレビ)

 次世代エネルギーとして注目を集める水素を通して未来を考えるセミナーが、富山市で開かれました。

 このセミナーは、県内で水素を製造・販売している富山市の北酸が、水素エネルギーの普及と理解を深めてもらおうと開いたものです。

 セミナーでは、講師をつとめた富山国際大学の上坂教授が、「今後訪れる水素エネルギーの本格的な利用を前に、学校教育の中で水素に関する正しい理解を広めることが重要」と話しました。

 また、会場では、水素を燃料として走るトヨタ自動車の最新型の燃料電池車「MIRAI(みらい)」が展示され、走行時に二酸化炭素を出さない点や走行距離が長い点などが紹介されました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150727-00010003-tuliptv-l16

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆第10回再生可能エネルギー世界展示会「水素エネルギー講演会」【再掲】
◇日 時:7月29日(水曜日)13:00?17:00
◇場 所:東京ビッグサイト 会議棟7F 703会議室
◇参加費:3000円(テキストを含む)
◇申込方法:下記のURLからお申し込み下さい
http://www.renewableenergy.jp/2015/forum_detail.html#RE1
◇プログラム
司会・進行:リーダー 秋葉悦男(九州大学 教授)
      コ・リーダー 光島重徳(横浜国大 教授)
13:00-13:10 「開会挨拶とフォーラムの趣意説明」
   秋葉悦男(九州大学)
13:10-13:40 「水素社会の展開を加速する政策」

   戸邊千広(経済産業省 新産業・社会システム推進室長(兼) 熱電併給推進室長(兼)燃料電池推進室長)
13:40-14:10 「トヨタ自動車における燃料電池車の現状と今後」
   小島康一(トヨタ自動車(株) FC技術・開発部 主査)
14:10-14:40 「水素ステーションの課題と将来展望(1)」

   前田征児(JX日鉱日石エネルギー(株) 水素事業推進部 技術開発グループマネージャー)
14:40-15:10 「水素ステーションの課題と将来展望(2)」

   宮崎 淳(岩谷産業(株) 常務執行役員 水素エネルギー部長)
15:20-15:50 「SIP事業「エネルギーキャリア」の全体像と将来構想」
   秋鹿研一(放送大学客員教授)
15:50-16:20 「有機ハイドライドによる水素の大量貯蔵輸送技術」

   岡田佳巳(千代田化工(株)建設技術開発ユニット 兼 水素チェーン事業推進ユニット 技師長)
16:20-16:50 「CO2フリー水素の製造と大量輸送技術」

   西村元彦(川崎重工業(株)技術開発本部 水素チェーン開発センター 副センター長)
◇お問合せ先: 再生可能エネルギー世界展示会 事務局
(株)シ?・エヌ・ティ 〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-24-3 FORECAST 神田須田町4F
TEL:03-5297-8855 / FAX:03-5294-0909 / E-mail:info@renewableenergy.jp
◇主 催:再生可能エネルギー協議会(第7分科会)

☆第2回IDEC環境セミナー 「水素ビジネスセミナー」?近未来のエネルギーシステムを知る?【再掲】

 近未来のエネルギーシステムとして注目されている水素技術について、その全体像と具体的な取り組みについて紹介します。
◇日 時:7月29日(水)14:00?16:00
◇会 場:IDEC大会議室 (横浜市中区太田町2-23 横浜メディアビジネスセンター7階) http://www.idec.or.jp/map.php
◇参加費:【一般】
市内企業 1,000円/1名、市外企業 2,000円/1名
【横浜環境ビジネスネットワークメルマガ会員】
市内企業 無料、市外企業 1,000円/1名
【横浜型地域貢献企業およびIDEC施設入居企業】
 無料
◇プログラム(予定)
14:00?15:00 基調講演
 『再生可能エネルギーと水素が実現する持続可能な社会』
   杉山正和(東京大学大学院工学系研究科准教授)
15:00?16:00 事例紹介
 『水素社会実現に向けた東芝の取組み』

   中島 良(株式会社東芝 次世代エネルギー事業開発プロジェクトチーム サブプロジェクトマネージャー)
◇詳細・お申込みはこちら(ユーザー登録、ログインのうえ、お申し込みください。)
  http://www.idec.or.jp/seminar/detail.php?pid=666
◇お問い合わせ
公益財団法人 横浜企業経営支援財団 経営支援部 技術支援課
  TEL:045-225-3733 e-mail:gijyutsu@idec.or.jp

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