燃料電池ワールド Vol.1881 (2015/05/29 09:01)

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□燃料電池ワールド Vol.1881
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■2015年05月29日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン
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2015/05/20 エクイニクス社、シリコンバレーのデータ・センターにブルーム・エナジー燃料電池を導入(Equinix)

〔訳注〕エクイニクス社(Equinix, Inc.)とブルーム・エナジー社(Bloom Energy)は本日、シリコンバレーにある「国際ビジネス交流(International Business Exchange:IBX)データ・センターSV5」の1MW級バイオガス燃料電池プロジェクトを発表した。この燃料電池の配備は、エクイニクス社の100以上のデータ・センターの世界的基盤を通して、100%クリーンで再生可能エネルギーを使うという同社の長期的な持続可能性の目標を支援する。1MW級ブルーム・エナジー燃料電池は、概算で年間830万kW/hの電力をSV5データ・センターに供給する。

2015/05/20 フォーミュラ―1のレーサー、ヤン・ラマース、水素レーシングカーでニュルブルクリンク北コースのスピード記録を出す

〔訳注〕これは、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェ(N〓rburgring Nordschleife、北コース)を1周する、デルフト工科大学(TU Delft)の学生が制作した水素駆動レーシングカーのテストだった。フォーミュラ―1レーサー(Formula 1 racer)ヤン・ラマース(Jan Lammers)が運転するフォーゼ6号(Forze VI)は慣れないコーナーを73周し、21kmの世界クラスの周回路(racing track)を11分未満で走行した。彼らは24時間ル・マン(Le Mans)を目標にしている。

2015/05/20 燃料電池自動車は木曜に展示会に行く(Pleasanton Weekly)

〔訳注〕3台の燃料電池自動車が、カリフォルニア州知事ジェリー・ブラウン(Jerry Brown)の事業・経済開発局(Office of Business and Economic Development)が手配したプログラムで、オークランド(Oakland)のACトランジット交通公社(AC Transit)本部で5月21日(木)午後1時から5時まで展示される。展示と試験走行は、カリフォルニア燃料電池パートナーシップ(California Fuel Cell Partnership:CaFCP)の事業で、展示されるのはヒュンダイ(Hyundai)のツーソン・フュエルセル(Tucson Fuel Cell)とホンダ(Honda)のクラリティ(Clarity)、トヨタ(Toyota)のミライ(Mirai)、さらに燃料電池電気バス1台である。

2015/05/20 アバディーン、水素輸送会議を主催(Aberdeen)

〔訳注〕今週、アバディーン(Aberdeen)で開かれる水素輸送経済プロジェクト(Hydrogen Transport Economy project)には、ヨーロッパからの多数の代表者が参加する。5月20、 21日に予定されているアバディーン市議会(Aberdeen City Council)主催のイベントは、北海地域(North Sea region)全体で代替エネルギー源として先駆的な水素の採用に焦点を充てる3年間のプロジェクトの最終会議である。

■2015年05月28日のWEB LINK NEWS
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2015/05/28 過熱するオーストラリアの潜水艦商戦。日本の商機は?(dragoner)

 U216型は永久磁石を採用する事で従来よりモーターを小型軽量化し、鉛電池より蓄電性能に優れたリチウムイオン電池を採用する等、新機軸を採り入れています。日本との単独契約が伝えられていた頃のオーストラリアは、リチウムイオン電池推進に関心を持っていたと伝えられているので、最新のドイツ潜水艦の特徴であった燃料電池でなく、リチウムイオン電池を搭載してきたのは、大きなアピールポイントになるかもしれません。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/dragoner/20150528-00046082/

2015/05/28 日本の産業政策に足りない2つの視点を英国の次世代車戦略とドローン展に見る(ダイヤモンド・オンライン)

 まず、パシフィコ横浜で開催された、『人とクルマのテクノロジー展』。こちらは『日本自動車技術会・春季大会』を兼ねており、自動車の技術関係者にとって貴重な情報収集の場だ。

 展示会場内には今年も、英国政府関連の出展があり、ベンチャー企業を中心とした商品紹介を行った。名称は『イノベートUK』。その名の通り、国として革新的な産業構築を目指す施策である。

 イノベートUKのプロジェクトマネージャー、ポール・ガッド氏は「今回の出展の目的は大きく二つ。我が国の優秀なベンチャー企業を日本企業側に紹介すること。さらに日本企業に対して、英国への技術開発拠点の進出や拡張を呼びかけることだ」と言う。

 また筆者が「日本では近年、燃料電池車や、自動運転を含むテレマティクス(情報通信と情報工学の融合分野)への関心が高い。そうした分野についても英国は様々な施策があると思うが? 」と聞いた。

 これについて同氏は「水素ステーションを2020年までに、現在の12ヵ所から65ヵ所まで拡張する。自動運転については今年1月から、特別な車両規定ではなく通常のナンバープレートを装着して公道走行が可能となっている」と答えた。英国での各種報道によると、英国内ではすでに2つの自動運転プロジェクトが始まっており、夏以降にさらに1件の実証試験が開始される予定だという。

 こうした英国政府の次世代自動車技術に対する戦略は、貿易産業省(DTI)、交通省(DfT)、そしてビジネスイノベーション省(BIS)が連携して行っている。実際の運営については、省庁とは別機関の『イノベートUK』が担当し、自動車産業界側のコンソーシアムである『オートモーティブ・カウンシル』と交渉する仕組みだ。

 日本でも、内閣府による戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)で、自動運転に関する議論があるが、ベンチャーへの積極的な投資を含めた総括的なプロクラムとは思えない。また燃料電池車、EV、さらに超小型モビリティについても、経済産業省、国土交通省、環境省等がそれぞれ個別の予算で実証試験を行っており、中長期的な技術開発については結局、自動車メーカーそれぞれの独自色が強く出てしまい、名実共に『オールジャパン』になることが難しい。これは筆者が霞ヶ関の“生の空気”から受ける実感である。

 遅きに失するかもしれないが、日本政府としては今一度、次世代自動車産業について総括的に議論し、ベンチャー企業を積極的に育成するシステムを考慮するべきだと思う。その上で、燃料電池車やEVの早期普及のために、日本版ZEV(ゼロエミッションヴィークル)規制の法令化を進めるべきだと考える。
桃田健史
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150528-00072143-diamond-bus_all

2015/05/28 【沿線革命044】 人口急増の湾岸部の交通を良くできるか、あと半年が勝負 阿部等(交通コンサルタント)(現代ビジネス)

 BRT運行開始2019年度では手遅れなのだ。ぜがひでも市場移転の2016年11月に間に合わせ、環状2号線の築地市場跡地内の暫定路線もその時点で片側2車線とすべきだ。

 車両は連接バスとする必要も燃料電池バスとする必要もない。暫定路線は歩行者をほとんど見込めず、歩道を完備する必要もない。とにかく、BRTのバス専用レーンが社会に受け入れられる流れを作ることが第一だ。この調整をあと半年で達成できねば、悪夢の最悪シナリオになりかねないのだ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150528-00043495-gendaibiz-bus_all

2015/05/28 トヨタとマツダの提携で見える国内自動車メーカーの「合従連衡」(ZUU online)

 5月13日に、トヨタとマツダが業務提携することを発表した。結論から言えば、何か具体的な展開があったというわけではなかった。

 ここで、賢明な読者なら、トヨタの資本がマツダに入るのではないか、という見方を示したくなると思うが、この会見ではそういった話しは出なかった。ただしマツダは、2008年からフォードとの提携関係を薄くし、以降はディーゼルに力を入れるなど、独自の開発に注力してきたが、将来を見据えて大きなステップアップを図るにはトヨタとガッチリ組むことが必要だと感じたことは事実なのではないか。

 PHV(プラグインハイブリッド)やFCV(燃料電池車)など、とくに環境に配慮した自動車の次世代技術には、膨大な投資が必要とされる関係上、今後も合従連衡が続く可能性は強いものと思われる。その中心は、自動車のガリバーたるトヨタ以外に考えられない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150528-00000004-zuuonline-ind

2015/05/28 スポーツ車「開発段階に」=トヨタ・独BMW提携(時事通信)

 ドイツ自動車大手BMWのイアン・ロバートソン上級副社長(販売担当)は28日、東京都内で報道各社のインタビューに応じ、トヨタ自動車とのスポーツ車分野での提携について「事業化の可能性を探る段階を終え、開発の段階に入った」と表明した。

 トヨタとBMWは、燃料電池車やスポーツ車の共同開発で提携している。スポーツ車の製品化に関しては「両社が同じような車をつくることはない」と述べ、外観デザインなどでそれぞれの特徴を出す考えを強調。発売時期は「未定」としつつ、「そんなに遠い将来ではない」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150528-00000173-jij-bus_all

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