燃料電池ワールド Vol.1879 (2015/05/27 10:13)

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□燃料電池ワールド Vol.1879
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■2015年05月27日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン
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2015/05/18 コンビオン社、新しい燃料電池の検証を開始(Convion)

〔訳注〕フィンランドのコンビオン社(Convion Ltd.)は、新しく非常に革新的な燃料電池製品「コンビオン・C50(Convion C50)」の検証を開始した。C50は、天然ガスやバイオガスを燃料に、熱電併給発電を行う。定格出力は58kWで、発電効率53%、総合効率85%を達成して、屋外設置である。

2015/05/18 2014年に全世界で17の新しい水素ステーションが誕生(H2stations.org)

〔訳注〕17の新しい水素供給ステーションが、2014年に世界中で開設した。2015年3月時点で、水素供給ステーションの総数は184カ所である。これは、ドイツのシンクタンク、ルートヴィッヒ・ベルコウ・システムテクニック社
(Ludwig-B〓lkow-Systemtechnik:LBST)と認証会社テュフズード社(T〓V S〓D)のウェブサイト、H2stations.orgの第7回年次評価(annual assessment)に基づいている。いくつかの国は水素供給インフラの開発目標を計画しているので、その結果、公的に行けるステーションの数はさらに増加するだろう。

2015/05/18 燃料電池プロジェクトは道を照らす(IFAA)

〔訳注〕1923年に設立された国営電力会社の手で作られたナショナル・グリッド(national grid)に増加する圧力と電力供給の不確実性はエスコム社(Electricity Supply Commission:ESCOM)を取り巻く危機となり、南アフリカ政府を電源危機に直面させている。アフリカ代替研究所(Institute for African Alternatives:IFAA)取締役のベン・テュロック(Ben Turok)教授によると、南アフリカの農村の電化を通してエスコム社の電力網を楽にする新たな希望がある。それは、白金ベースの燃料電池を使うことである。「アングロ・アメリカン社(Anglo American)とカナダのパートナーは、北ケープ州(Northern Cape)の村の全電力網を電化する際に要求された技術を達成することに成功した」とテュロックは述べた。

2015/05/18 韓国の燃料電池戦略、中国の太陽光発電の計画を参考にする(Bloomberg)

〔訳注〕昨年5月に米国企業だったクリアエッジ社(ClearEdge)が破産して、韓国の斗山社(Doosan)がその技術を購入した。それまで米国の宇宙ミッションのために開発された燃料電池は、技術が利益を上げるために苦労を重ねてきた。米国エネルギー省(US Department of Energy)は燃料電池を開発するために1966年以来、ユナイテッド・テクノロジーズ社(United Technologies Corp)や今回のクリアエッジ社などに莫大な資金を提供してきたのであるが、韓国の斗山社は3240万米ドルでコネチカット州サウスウィンザー(South Windsor)の工場と技術を手に入れた。「これは中国が太陽光発電で行ったのと同じように、韓国の輸出のために燃料電池を作る最良の方法であった」とコネチカット大学(University of Connecticut)クリーン・エナジー工学センター(Center for Clean Energy Engineering)のディレクター、プラバカー・シン(Prabhakar Singh)は語った。

2015/05/16〜17 配信はありません。

■2015年05月26日のWEB LINK NEWS
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2015/05/26 燃料電池バスにSiCダイオードを採用、燃費向上効果は0.5%を想定(MONOist)

 トヨタ自動車は、「人とくるまのテクノロジー展2015」(2015年5月20?22日、パシフィコ横浜)において、電動システムにSiC(シリコンカーバイド)デバイスを搭載した車両による実証実験の概要を紹介した。

 同社は2種類のSiCデバイス搭載車両を使って実証実験を進めている。1つは、パワーコントロールユニット(PCU)内の昇圧コンバータとモーター制御用インバータに、SiCトランジスタとSiCダイオードから成るSiCパワーモジュールを搭載した「カムリ」だ。このカムリを用いた実証実験は2015年2月から約1年間、豊田市を中心に実施する計画である。

 もう1つの実験車両は、燃料電池車「ミライ」と同じ燃料電池システムを搭載する燃料電池バス「トヨタ FC BUS(FCバス)」だ。FCバスでは、燃料電池セルスタックの電圧を制御するFC昇圧コンバータにSiCダイオードを採用している。

 FCバスは、2015年1月から豊田市内の路線バス「とよたおいでんバス豊田東環状線」を営業運行しており、その走行結果から燃費向上率を算出する。「FCバスのSiCダイオード採用による燃費向上率は0.5%程度を想定している」(同説明員)。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150526-00000004-it_monoist-ind

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