燃料電池ワールド Vol.1815 (2015/02/20 09:09)

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□燃料電池ワールド Vol.1815
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■2015年02月20日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

☆PEMDREAMニュース(不定期)
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 アメリカの非営利団体「FuelCells2000」が毎月発行してきた無料メルマガがなくなりました。ウェブ上にも2014年9月までの情報しかありません。「燃料電池ワールド」を初めて以来、ここの無料メルマガに後押しされて頑張ってきましたが、Fuelcellsworks.comが配信しているニュースとダブることも多いので、本日をもって海外ニュースは終了します。海外のニュースは、3月から世界のヘッドラインで取り組みます。

■世界のヘッドライン(2014年09月08日分までは掲載しました)
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都合により2月一杯まで休載します。

■2015年02月19日のWEB LINK NEWS
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2015/02/19 エノモトはストップ高買い気配、固体高分子形燃料電池用新型セパレータを開発(サーチナ)

 エノモトは急騰。寄り付き直後に買いが集中し、午前9時25分現在、80円ストップ高の431円買い気配となっている。18日、山梨大学と共同でPEFC(固体高分子形燃料電池)用新型セパレータを開発したと発表した。カーボンを主成分としたコーティングや、廉価なガス拡散層とガスケットの機能を併せ保有させることで、高耐食性や部品点数の削減および薄膜化を実現した。

 今後は実用化に向けた量産技術の確立や製造コストの削減を行い、燃料電池車・家庭用燃料電池への参入を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150219-00000056-scn-biz

2015/02/19 田中貴金属工業、FC EXPOに出展…燃料電池に不可欠な貴金属材料を紹介(レスポンス)

 田中貴金属工業は、2月25日から27日まで、東京ビッグサイトで開催される燃料電池の展示会「FC EXPO 2015」に出展する。

 ブース内では、固体高分子形燃料電池(PEFC)用電極触媒や、パラジウム合金水素透過膜、燃焼触媒など、燃料電池に欠かすことのできない貴金属材料各種について、パネル展示や担当者による説明を行う。また、2月26日9時30分からの専門技術セミナーにて、燃料電池用触媒開発と回収・リサイクルをテーマに講演を行う。

 田中貴金属工業は、1885年に創業以来長年培った貴金属の技術を生かし、1985年から燃料電池用電極触媒の開発を開始。2013年には約10億円を投資して、湘南に燃料電池用触媒を開発・製造する専用工場を建設し、需要増加が期待される燃料電池触媒の安定供給体制を整えている。

 今年で11回目となる今回の出展では、燃料電池が本格普及することを踏まえて、田中貴金属工業が長年、開発・製造を行っている電極触媒、改質触媒、PROX触媒、水素透過膜を一同に紹介する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150219-00000026-rps-bus_all

2015/02/19 (けいざい新話)来るか水素社会:2 クルマ以外の需要、掘り起こせ(朝日新聞デジタル)

 JR小倉駅(北九州市)から東へ1・5キロ。ホームセンターなどが立ち並ぶ国道沿いに、燃料電池車(FCV)に水素を供給する一般向けのステーションがある。産業ガス大手の岩谷産業(大阪市)が昨年10月に設置した。

 岩谷はFCV用の水素の価格を、セダンのハイブリッド車並みの燃費で走れる1キログラムあたり1100円に設定。国の2020年の目標価格を前倒しで実現した。岩谷の常務執行役員、宮崎淳は「FCVの普及を優先した。採算は度外視だ」と明かす。

 だが、世界初の市販のFCV、トヨタ自動車の「MIRAI(ミライ)」の納車が官公庁向けに始まったばかりで「開店休業」状態が続く。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150219-00000013-asahik-bus_all

2015/02/19 JXエネルギー、埼玉県初となる商用水素ステーションをオープン(レスポンス)

 JX日鉱日石エネルギーは、埼玉県初となる商用水素ステーションとなる「Dr.Drive大和田店・水素ステーション」(埼玉県さいたま市)の開所式を実施した。

 今回開所した水素ステーションはオフサイト方式で、圧縮機、蓄圧器、冷凍機、充填機などを整備した。供給能力は1時間当たり300Nm3で、充填圧力が70メガパスカル。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150219-00000037-rps-bus_all

2015/02/19 窪田真之の「時事深層」 第9回 原油急落でアメリカでは大型SUVが再び人気、「燃料電池車」はどうなる?(マイナビニュース)
○原油が下落すると、パワフルな大型車の人気が復活
○トヨタの燃料電池車「ミライ」の販売は、今後どうなる?

 良かった良かったと喜ぶ反面、ひとつ不安になることもある。トヨタ自動車が、昨年12月に日本で販売開始した燃料電池車「ミライ」の販売は、今後どうなるのか? これまで、原油が高騰すると電気自動車・燃料電池車の開発や、自然エネルギーの活用に世界が前向きになった。ところが、原油が下落すると、熱が一気に冷める傾向があった。

 燃料電池車ビジネスは、今後10年は採算に乗らないであろう。それでもトヨタは、水素エネルギー活用社会を作るための第一歩として、燃料電池車に不退転の覚悟で参入した。トヨタだけではない。日本は官民挙げて、世界最速の燃料電池車普及を目指している。
○当初赤字はわかっていて、水素ステーション網の先行整備に協力
○世界を驚かせた燃料電池車「ミライ」特許の無償化
○日本は水素生産大国、新日鐵住金は「水素タウン」を作る実証実験

 日本企業は、遠い将来の夢を目指して、目先の利益を犠牲にしてでも、燃料電池車の研究を続けるであろう。ただ、原油急落により、世界では目先、電気自動車や燃料電池車への関心が低下する可能性もあることが、気がかりである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150219-00000136-mycomj-life

2015/02/19 【ジュネーブモーターショー15】リヒテンシュタインから「クヮントF」…1090psの4シータースポーツ(レスポンス)

 リヒテンシュタインのナノフローセル(nanoFLOWCELL)社は2月10日、『クヮントF』の概要を明らかにした。実車は3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー15で初公開される。

 ジュネーブモーターショー15で初公開されるクヮントFは、クヮントeスポーツリムジンの進化形。クヮントFでは、クヮントeスポーツリムジンの「ナノフローセル」パワートレインを発展させた。

 ナノフローセルとは、電気化学蓄電池と燃料電池の特徴をひとつにまとめたもの。2個のタンクに液体電解質を内蔵し、電池の中で循環させる。ナノフローセル社によると、システム中心部では皮膜が2つの電解液を隔てているが、電荷は透過できるため、ドライブトレインの電力を発生でき、現在主流のリチウムイオンに比べ、重量あたり5倍の性能を発揮できるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150219-00000044-rps-ind

2015/02/19 <神話の果てに>大量消費が招いた悲劇/第16部・私の視座(1)倉本聰氏(河北新報)

 福島県の浜通り地方を舞台にした劇『ノクターン?夜想曲』の全国公演に1月から取り組んでいる。東京電力福島第1原発事故の後、精力的に現地取材を重ねて脚本を練り上げた。

 代表作であるテレビドラマ『北の国から』の続編を、福島を舞台に描く構想も抱く。「豊かさとは何か」「幸せとは」。舞台や設定は変わっても問い続けるテーマに揺らぎはない。

  「物があふれるだけの『豊かさ』が家庭から幸せを奪ったのではなかろうか」。原発が招いた悲劇の背景に、肥大化した消費社会の存在を見る。

  経済界が消費意欲を刺激し、新たな市場を掘り起こす。同じ構図をエネルギー関連にも感じ取っている。

  「再生可能エネルギーや水素発電といった原発の代替策が論じられているが、大量消費という前提は変わっていない。需要をどう仕分けしていくかという議論が欠けている」と指摘する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150219-00000009-khks-soci

2015/02/19 川崎重工、副社長に井城常務昇格 15年4月1日付(Aviation Wire)

 川崎重工業(7012)は2月18日開催の取締役会で、代表取締役と取締役の異動を内定した。副社長には井城譲治常務が昇格する。4月1日付で役員の異動のほか、組織改正と業務執行体制の改正、人事異動も実施する。

 技術開発本部では技術企画推進センター水素プロジェクト部を水素チェーン開発センターに改称し、技術開発本部に編入。水素チェーン開発センターはプロジェクト管理部、プロジェクト推進部、技術開発部で編成する。技術開発本部は水素チェーン開発センターのほか、技術企画推進センター、技術研究所、システム技術開発センター、業務部、知的財産部、ものづくり推進部で編成する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150219-00000005-awire-bus_all

2015/02/19  電気ガス改革案、閣議決定へ 20年に「発送電分離」(テレビ朝日系(ANN))

 自民党は、19日に開かれたエネルギー関係の部会で、電力会社の送配電部門を2020年4月に分社化するなど、電力と都市ガスの改革案を了承しました。

 改革案は、東京電力など大手電力会社の送配電部門を分社化する、いわゆる「発送電分離」を2020年4月に実施し、東京ガスなど大手都市ガス3社のパイプライン部門の分社化を2022年4月に実施することなどが柱です。電力は来年4月から、ガスは再来年をめどに家庭向けの販売が自由化されます。分社化は新規参入を促し、公平な競争環境を作ることが狙いです。政府は来月上旬に閣議決定して、今国会に提出する方針です。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20150219-00000012-ann-bus_all

2015/02/19 米A123システムズ、電池技術者引き抜きでアップルを訴え(ロイター)

 [サンフランシスコ 18日 ロイター] - 電気自動車向け電池メーカーの米A123システムズはアップル<AAPL.O>に対し、大規模なバッテリー部門立ち上げのため上位技術者らを引き抜いたとして訴訟を起こした。マサチューセッツ州の連邦裁判所に提出した書類で判明した。

 書類によると、アップルは2014年6月ごろにA123システムズの中核事業を統括する技術者らに対し積極的な引き抜きを始めた。技術者らはアップルに移籍後、雇用契約に違反して同様のプロジェクトを継続しているという。

 同社の申し立てによると、アップルは韓国のLGケム、同サムスンSDI、パナソニック、東芝、米ジョンソン・コントロールズからも技術者の獲得を目指しているという。

 A123システムズはリチウムイオン電池メーカーのパイオニアで、米エネルギー省から2億4900万ドル規模の助成金割り当てを受けていたが、12年に経営破綻。資産売却を進めている。同社は自動車など向けの大型電池の開発に特化している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150219-00000059-reut-bus_all

■海外ニュース
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 このコーナーは、元原稿の発行元の「FuelCells2000」が廃刊しましたので、2015年2月20日をもって終了します。海外ニュースは3月から「世界のヘッドライン」で取り組みます。

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆FC EXPO 2015?第11回[国際]水素・燃料電池展?【再掲】
◇会 期:2月25日(水)?27日(金)
◇会 場:東京ビッグサイト
◇主 催:リード エグジビション ジャパン 株式会社
◇共 催:水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)
◇併催企画:FC EXPO 専門技術セミナー
◇詳細は、http://www.fcexpo.jp/About/Outline/

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