燃料電池ワールド Vol.1738 (2014/10/21 08:56)

水素チャンネル Home

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□燃料電池ワールド Vol.1738
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■2014年10月21日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

☆PEMDREAMニュース(不定期)
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 毎日掲載中の「世界のヘッドライン」は、都合により明日から年内一杯休載します。来年からまた始めますので、ご了承ください。「海外ニュース」は遅れているので、これまでどおり続けて掲載します。

■燃料電池関連イベント
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☆環境・エネルギー産学連携フォーラムin横須賀2014
【水素エネルギーと燃料電池に関する現状と課題】

 このたび、(公財)横須賀市産業振興財団では、産学官連携事業の一環として、横須賀に研究拠点を置く防衛大学校並びに電力中央研究所の研究員から、環境とエネルギーの諸問題をはじめ、将来の実用化が期待されている水素エネルギーと燃料電池に関する現状と課題について、幅広く紹介していただきます。環境・エネルギーに関心をお持ちの方、そして新規事業への取り組みを目指す中小企業の方々の参加をお待ちしています。
◇日 時:11月28日(金) 午後2時?午後5時(終了後に交流懇親会を開催します)
◇場 所:横須賀市産業交流プラザ 第1研修室(京急汐入駅前「横須賀芸術劇場」3階)
◇参加費:無料(交流懇親会参加費は、当日1,000円)
◇定 員:60名(先着順)
◇プログラム
(1)環境とエネルギーの諸問題?水素の製造、小規模発電、放射性セシウムの除去を中心に?
   横森慶信氏(防衛大学校応用化学科 教授)
(2)水素エネルギー社会における水素の貯蔵技術
   山田浩之氏(防衛大学校機械工学科 講師)
(3)燃料電池の開発状況と課題

   森田 寛氏(電力中央研究所エネルギー技術研究所 上席研究員)
 ※交流懇親会(17:10?18:30)は交流サロンにて。
◇申込方法:受付時間は、午前9時?午後5時45分まで(土日、祝日は除く)
  電話での申込み→産業振興財団へ Tel.046-828-1631

  FAXでの申込み→パンフレットの記入欄に記入のうえ Fax.046-821-1207
  メールでの申込み→アドレス:plaza4@olive.ocn.ne.jp
◇質問などは、電話にてお問い合わせ下さい。Tel.046-828-1631
◇主 催:(公財)横須賀市産業振興財団

☆福岡水素エネルギー人材育成センター 平成26年度 技術者育成コース【再掲】

 福岡水素エネルギー人材育成センターでは、11月12日(水)から11月14日(金)までの3日間、水素エネルギー関連企業や、これから水素エネルギー分野へ新規参入を目指す企業の技術者等を対象とした「技術者育成コース」を開催します。九州大学の教授陣及び全国有数の水素エネルギー関連企業の技術者が講師を務め、技術者に必要な知識と技術の習得を目指します。皆様のご参加を心からお待ちしております。
○コースの特長

 ・水素の特性・安全、製造から利用に至るまでの幅広い講義と実践的な実習

 ・水素エネルギーの最前線で活躍する研究者・技術者による講義・実習

 ・九州大学水素エネルギー国際研究センターによる技術相談等のフォローアップ
◇日 時:11月12日(水)?11月14日(金)
◇会 場:1日目 福岡県中小企業振興センター(福岡市博多区吉塚本町9番15号)

     2日目 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)(糸島市富915-1)

     3日目 九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡744番地)
◇カリキュラム:http://www.f-suiso.jp/info/9304.html
◇受講料:5万円/人 (交流会 3,000円/人)
◇定 員:20名 (定員に達し次第、募集を締め切ります。)
◎お申し込みはこちらから
  http://www.f-suiso.jp/info/9304.html
◎お問い合わせ
  九州大学水素エネルギー国際研究センター 甲野
    TEL:092?802?3303 
    Mail : info@h2.kyushu-u.ac.jp 

☆燃料電池セミナー in 大阪【再掲】

 今般、経済産業省資源エネルギー庁は、燃料電池セミナーin大阪を開催いたします。本セミナーは、水素・燃料電池分野の専門家を講師としてお招きし、政策・FCV・水素ステーション・エネファームに関する最新の情報を提供し、当該分野への参入および普及促進に資することを目的としています。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
◇日 時:11月6日(木)13:00?16:20
◇場 所:マイドームおおさか 2階 展示ホールB (2階ホール前:06?6947?4302)
◇参加費:無料
◇定 員:200名
◇プログラム

  詳細→ http://www.ostec.or.jp/data/news_ostec/FCseminarosaka.pdf(1)講演「水素社会の実現に向けたNEDOの取り組み」

    大平英二氏((独)新エネルギー・産業技術総合開発機構 新エネルギー部 燃料電池・水素グループ 主任研究員)
(2)講演「Hondaにおける燃料電池電気自動車開発と普及に向けて」

    守谷隆史氏((株)本田技研研究所 四輪R&Dセンター 第5技術開発室 上席研究員)
(3)講演「水素ステーションの現状と低コスト化への取り組み」

     片岡稔治氏(大陽日酸(株) 開発・エンジニアリング本部 プロジェクト推進統括部 水素ステーションプロジェクトマネージャー)
(4)講演「エネファームの現状と原価低減の取り組み」
      坂本和教氏(アイシン精機 エネルギー技術部 主査)
(5)講演「水素ステーション、エネファーム関連部品に係るビジネスマッチング 個別相談のご紹介」

     田島収((一財)大阪科学技術センター 技術振興部 コーディネーター)
◇締め切り:11月5日(水)12時まで
◇申し込み先:メールの件名を「燃料電池セミナーin大阪 参加申込み」として、必要事項(1.会社・機関名、2.所属・役職名、3.貴名)をご記入いただき、大阪科学技術センター事務局(E-mail; ostec01@ostec.or.jp )へ直接お申込みください。
◇お問い合わせ:一般財団法人大阪科学技術センター 技術振興部内
  燃料電池セミナー 事務局(担当:大原・増山・新見)
   TEL:06-6443-5323 FAX:06-6443-5319
   メールアドレス:ostec01@ostec.or.jp 
◇主 催:経済産業省資源エネルギー庁

■世界のヘッドライン(09月09日)
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2014/09/09 フュエルセル・エナジー社、NRGエナジー社に大学の燃料電池プロジェクトを販売する契約を発表(FuelCell Energy)

〔訳注〕フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy:FCE)は本日、NRGエナジー社(NRG Energy)と、フュエルセル・エナジー社が以前に発表したブリッジポート大学(University of Bridgeport)の1.4メガワット級燃料電池発電所プロジェクトを購入する契約を結んだ。NRGエナジー社は、予測可能な現金流出入(cash flow)とともに長期電力購入契約を取得する。NRGエナジー社へのプロジェクトの所有権は、発電所の建築工事が完了した時点で移動される。ブリッジポート大学は複数年の電力購入契約(power purchase agreement:PPA)で、発電所によって生産される電力と熱を購入する。フュエルセル・エナジー社は、売却後の複数年電力購入契約の間、プロジェクトの操作とメンテナンスサービスを実行する。営業運転は遅くとも2015年初頭に始められる。

2014/09/09 エレメント社、燃料電池自動車用の熱可塑性水素貯蔵容器を開発(Element Materials Technology)

〔訳注〕急成長している国際的な材料試験会社のエレメント・マテリアル・テクノロジー社(Element Materials Technology)は、エレメント・ヒッチイン英国研究所(Element Hitchin (formerly MERL) UK laboratory)から燃料電池自動車用の熱可塑性高圧水素貯蔵容器の研究プロジェクトを引き受けた。英国技術戦略委員会(UK Technology Strategy Board:UK TSB)から部分的な資金提供がなされる「HOST(水素の貯蔵・移動の最適化、Hydrogen-Optimization of Storage and Transfer)」プロジェクトは、水素バリアの熱可塑物質を開発する業界の専門家コンソーシアムに授与された。このHOSTプロジェクトは100万ポンドの総事業予算で2年間続けられる。

2014/09/09 ワシントン州立大学のチームの持ち運び可能な水素燃料供給ステーション、デザインコンテストで優勝(SAE)

〔訳注〕ワシントン州立大学(Washington State University:WSU)の学生チームは、水素教育財団(Hydrogen Education Foundation)が主催する2014水素学生デザインコンテスト(Hydrogen Student Design Contest)で、「持ち運び可能な水素燃料供給ステーション(transportable hydrogen fueling station)」構想で優勝した。
2014/09/09 高度な製造技術がより良い燃料電池を作る(DOE)

〔訳注〕米国エネルギー省(DOE)は、固体酸化物型燃料電池(Solid oxide fuel cells:SOFCs)のセルのコストを下げ、効率を向上させるためには電極(electrode)の高度な製造技術を開発しなければならないとして、国立エネルギー技術研究所(National Energy Technology Laboratory)で光ファイバー・センサーやCTスキャナーを用いて革新的なセルの製造技術を開発している。

■10月20日のWEB LINK NEWS
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2014/10/20 いよいよ燃料電池車、発進!世界初トヨタ「ミライ」の全貌(ダイヤモンド・オンライン)

 11月18日、世界初となるトヨタ自動車の市販燃料電池車(FCV)「ミライ」が鳴り物入りでデビューする。

 偶然なのかどうか。市販価格700万円(ユーザー負担額は500万円)、航続距離700キロメートル、初年販売台数700台と、「700」の数字が三つ並ぶ予定だ。年内にも、最初の1台が顧客の手元へ届くことになるだろう。

 もっとも、世界初の市販と銘打ちながら、初年販売の700台が一般ユーザーの元へ渡る見込みはほぼゼロだ。FCV普及を目的に政治・行政・産業界と折衝するトヨタの技術統括部(渉外担当)には、700台の納品先リストが存在するという。

 リストに名を連ねるのは、中央省庁、福岡県、九州大学といった水素・燃料電池の普及に熱心な自治体や教育機関、水素ステーション設置で連携する岩谷産業などの重要取引先、トヨタグループ関係会社などに限定されている。

 トヨタには経験値がある。1997年にハイブリッド車(HEV)「プリウス」の発売当初に、バッテリーやシステム制御の不具合が頻発し、回収作業に追われたのだ。FCVは、燃費の良いガソリン車ともいえるHEVとは異なる、まったく新しいタイプの車だ。トヨタは、開発段階では突き止められない不具合が発生することも想定している。仮に何が起きても、速やかに対応・修繕できる範囲で販売することにしたのだ。

 まして、販売先は旧知のトヨタ関係者ばかり。よほどのことでもなければネガティブな情報が流布することはあり得ない。そこには、「FCVで絶対に失敗しない」というトヨタの覚悟が見て取れる。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141020-00060679-diamond-bus_all

2014/10/20 COTYで特別賞受賞のトヨタFCV(燃料電池車)、発売目前で気になる2つの疑問(clicccar)

 量産販売を目前に控えて、実際に販売されるセダンタイプの燃料電池車の詳細な仕様が気になるところです。

 まず、第1に気になるのが、高圧水素タンクの圧力がいくらになるのか、という点です。

 トヨタ系の燃料電池システムには、トヨタ自動車の高圧水素タンク圧力が70MPaのものと、豊田自動織機が開発している燃料電池フォークリフト用の35MPaの2種類があるのです。

 現在のトヨタ自動車のプレスリリース資料では70MPaになっていますが、燃料電池車の基本であるだけに、高圧水素タンクの圧力がいくらになるのか、は第1に知りたいところです。

 第2の注目点は、発表ではセダンタイプでありながら、乗車定員が5人ではなく4人になっている点です。

 いままでのセダンタイプの乗用車は乗車定員が5人となっているのが普通で、燃料電池車が新時代の乗用車であるとしても、なぜ乗車定員が4人になっているのか、が気になるところです。

 一般に燃料電池車では、燃料電池セルや水素タンクのほかに、モーター・パワーコントトロールユニット・二次電池といった部品を搭載しなければならず、全高がSUVのように高くないセダンタイプの車両では、どうしても車室が狭くなってしまう傾向があると、言われているのです。

 量産販売が間近にせまったトヨタの燃料電池車について考えてみると、無理をすれば5人の乗車定員を確保することもできるが、新時代の乗用車としての未来感やプレミアム感を満足させるには、4人の乗車定員でゆったりとした車室を目指した、というのが本当のところではないでしょうか。

 そして第3に、初めて量産販売されるトヨタの燃料電池車で、詳細な仕様の発表が待たれることがあります。

 それは、燃料電池セルから発電に伴って排出される生成水の凍結対策がどのように行われているかという点です。燃料電池の原理は、簡単にいうと、水の電気分解の逆の現象で発電する訳ですから、発電に伴って水が発生するのは避けられません。

 量産販売を開始するからには、燃料電池セルから出る水が凍結する環境では車を使えません、とは言えるはずもありません。

 新時代のエースと期待される燃料電池車が初めての量産販売されるという記念すべき日を目前にして、その詳細な仕様がどうなるかは興味深々で、トヨタからの発表が待ち遠しい、ところです。
山内 博
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141020-00010000-clicccarz-bus_all

2014/10/20 開発畑30年のエースが目指す未来の車づくり(プレジデント)

 経営再建から反転攻勢へ。三菱自動車工業の社長兼COOに今年6月に就任した相川哲郎氏は、「ekワゴン」などのヒット作を生んだ開発畑のエースだった。これからどう舵取りしていくのか。

 ──トヨタが燃料電池車(FCV)を発売しますが、電動車両はどうなっていくのでしょうか。

 【相川】水素が必要なFCVよりも早く、外部から充電するEVとPHVが普及を加速させていくと考えます。なぜなら、電気はすでに各家庭にきていますから。EVには急速充電器が必要という見方はありますが、現実にEVユーザーは家庭電源だけで、ほとんど事足りています。一方、FCVは水素ステーションというインフラが不可欠。インフラ整備だけでも大変な時間とお金がかかる。当社もFCVの開発を手掛けているので、否定はしませんけれど。

 これから、自動車の環境規制は世界的に強化されます。米カリフォルニア州のZEV規制、欧州のCO2規制、中国の省エネルギー・新エネルギー自動車産業発展計画など20年まで目白押しです。当社もZEV規制の対象メーカーになりました。これからポイントになるのは実用性が高いPHV。アウトランダーPHEVに続く二の矢、三の矢を放っていきます。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141020-00013406-president-bus_all

2014/10/20 NIMSなど、水素吸蔵特性を持つAg-Rh合金ナノ粒子の電子構造を観測(マイナビニュース)

 物質・材料研究機構(NIMS)は10月16日、バルクでは合金にならず、また各々単独では水素吸蔵金属でもない銀-ロジウム(Ag-Rh)合金ナノ粒子が、なぜパラジウム(Pd)のように水素吸蔵特性を示すかを調べるため、その電子構造を観測したと発表した。

 同成果は、NIMS 中核機能部門 高輝度放射光ステーションの坂田修身ステーション長、京都大学大学院 理学研究科の北川宏教授、九州大学 稲盛フロンティア研究センターの古山通久教授らによるもの。詳細は、「Applied Physiscs Letters」に掲載される予定。

 元素の周期表中でPdの両隣りにあるRhとAgは、それぞれ水素を吸蔵する能力を持っていない。バルクでは合金になり得ないAg-Rhは、十数nmの大きさにして初めて合金化することができ、AgとRhが1:1のAg0.5Rh0.5合金ナノ粒子はPdと同様に水素を吸蔵する。しかし、なぜ、このような特性をAg0.5Rh0.5合金ナノ粒子がもつかは不明だった。

 今回の成果から、Ag-Rh合金ナノ粒子は、その電子構造の観点からPdと同様に水素吸蔵のみならず有用な触媒となる可能性も示唆される。今後、その性質と物性などに関して共同研究を進めていく一方、同合金ナノ粒子の他、様々な新機能性物質が産業に展開できるよう、電子構造や原子配列に関するデータを提供し、データを活用した設計型物質・材料研究(マテリアルズ・インフォマティクス)の基盤を形成していくとコメントしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141020-00000079-mycomj-sci

2014/10/20 “太陽光バブル”で政策転換 死屍累々の国内メーカー(ダイヤモンド・オンライン)

 「再エネ政策を変えるというメッセージですよ」。ある経済産業省関係者が打ち明けるのは、同省が9月30日に公表した一つの試算だ。

 つまり、経産省は「今の政策で再エネ導入を続けると、途方もない電気料金になる」ということを暗に発信しようとしているのだ。

 だが、再エネといえば、原発事故以降、経産省も普及を猛烈に後押ししてきたエネルギー。なぜ今になって政策を転換するのか。

 それは、再エネの代名詞でもある太陽光発電の急速な導入が、国内の電力事情に異常な“ゆがみ”をもたらしたためだ。

 「途方もない“置き土産”だけが残されてしまった」。ある電力会社の幹部は、こう吐き捨てる。

 念頭にあるのは、民主党政権下の2012年に始まった再エネ普及のための全量買い取り制度(FIT)だ。再エネを急速に普及させるため、太陽光で発電した電気を、電力会社に高値で買い取らせることを制度化したものだ。

 だが、これが“太陽光バブル”ともいえる異常な導入ラッシュを引き起こした。

 こうした経緯から、経産省では「FITは失敗だった」との烙印が押され始めている。民主党政権で再エネ施策を一手に引き受けてきた幹部を一転“戦犯扱い”し、普及策の見直しに着手し始めた。
● シャープの太陽電池、すでに破綻の危機 持続可能な政策を
 政策の“失敗”のツケは、太陽電池メーカーにも及び始めた。
「太陽電池ではもう食えないので周辺機器販売でしのぐのです」と、シャープ関係者は打ち明ける。

 シャープの太陽光パネルは05年ごろまで、世界シェアトップを誇るなどシャープの主要事業の一角を成していたが、いよいよ存続の危機を迎えているのだ。

 そして、苦境の大きな要因となっているのが、国内での“太陽光バブル”の終焉なのだ。

 実はシャープの太陽光パネル事業は、海外では、すでに価格競争力を失っていたが、「国内のバブルが事業を“延命”させていた」(シャープ関係者)側面がある。だが頼みの綱の国内市場も一気に落ち込み始めたため、経営戦略の抜本変革を迫られているのだ。

 FITは、再エネの導入とともに、国内メーカーの成長も眼目に置かれていたが、それも結果的には“延命策”にとどまった。

 国が本来、取り組むべきことは分かりやすい太陽光発電の爆発的導入ではなく、再エネを持続成長させるため、本命とされる「風力」の環境整備や、そのための地域間送電網の拡充、将来的な電源構成の比率提示など山ほどある。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141020-00060765-diamond-bus_all

■海外ニュース
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<輸送>
●8つの州のゼロ・エミッション車行動計画(2014年05月29日)

 昨年10月のゼロ・エミッション車(Zero Emission Vehicle:ZEV)覚書(Memorandum of Understanding:MOU)を実行に移して、8つの州(カリフォルニア、コネチカット、マリーランド、マスチューセッツ、ニューヨーク、オレゴン、ロードアイランド、バーモントの各州)は、2025年までに道路上に330万台のゼロ・エミッション車(Zero Emission Vehicle:ZEV)を走らせる準備をするために、インフラ、政策調整、規則や基準、消費者市場を開発する共同行動計画を発表することを決めた。
http://www.nescaum.org/topics/zero-emission-vehicles

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆第7回新電極触媒シンポジウム&宿泊セミナー(FC懇談会第37回例会)【再掲】テーマ:触媒技術を持ち寄って新しい一歩を踏み出そう
【趣旨概要】

 触媒学会の燃料電池関連触媒研究会は燃料電池に関連する触媒を対象としています。この研究会では高活性/高耐久性触媒、触媒の低コスト化を含めた合成法、触媒の反応機構と基礎物性、評価/解析法等、燃料電池用触媒に関する学術情報交換を行っています。本シンポジウム&宿泊セミナーはFCDIC電極/界面研究部会とFC懇談会との共催で、PEFC用電極触媒に関する最近の研究開発状況と今後の展開について講演頂くと同時に、ナイトセッションで参加者が親しく討論します。

 2014年度はFCVの元年、第7回となる本セミナーでは、PEFCの高性能化と低コスト化の鍵を担う酸素還元反応触媒を中心に構成しました。なお、ポスターセッションは電極触媒に限定せず、燃料電池関連の触媒を広く募集します。学生の方には優秀ポスター賞を用意しておりますので、奮ってご参加ください。
◇日 時:10月24日(金)13:00?10月25日(土)12:00
◇会 場:(公財)加藤山崎教育基金軽井沢研修所

      〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉(大日向) 5607

      TEL:0267-45-5315  http://www.kato-karuizawa.jp/
◇内 容
●一日目 10月24日(金)
セッション1:招待講演
13:10〜14:10 固体高分子形燃料電池用Pt合金触媒の開発(山梨大学 矢野 啓先生)
14:10〜15:10 固体高分子形燃料電池用超格子白金合金触媒およびカーボンフリー多孔性ナノカプセル触媒層の開発(東京工業大学 山口 猛央先生)
15:30〜16:30 白金ナノ粒子の有機化合物による表面修飾:燃料電池カソード触媒のモデル材料として(静岡大学 宮林 恵子先生)
16:30〜17:30 黒鉛化カーボン表面への触媒金属の高分散担持技術の検討(トヨタ自動車 永見 哲夫氏)
17:30〜18:30 コア/シェル触媒はPt/C触媒を代替するか?(同志社大学 大門 英夫先生)セッション2:(ナイトセッション) ポスター展示
19:30〜 ポスターセッション&自由討議(懇親会)
●二日目 10月25日(土)
セッション3:招待講演、総合討議
8:30〜9:30 カーボン系非白金カソード触媒の研究動向(東工大 難波江 裕太先生)
9:30〜10:30 4・5族遷移金属酸化物をベースとした非貴金属酸化物系カソードの開発(横浜国立大学 石原 顕光先生)
10:40〜11:40 有機ハイドライドによる水素の大量貯蔵・輸送システム(SPERA 水素システム)(千代田化工建設株式会社 今川 健一氏)
◇参加申し込み締め切り:10月10日(金)
◇ポスター発表申し込みと発表要旨の締め切り:10月18日(金)

  A4用紙1枚にフリーフォーマットでタイトルと所属を明記の上、下記西村までメール
  で送付してください。
◇参加費:一般会員 15,000円、一般非会員18,000円、学生4,000円

  宿泊費:7,000円 (夕食・朝食込み)。タオル洗面用具を持参ください。
◇参加申し込み/問合せ先:同志社大学 西村宛て。

  氏名、所属、連絡先 (住所、電話、メールアドレス)、宿泊の有無およびポスター発

  表の有無を明記の上、下記西村までメールでお申し込みください。

    同志社大学 西村メールアドレス:jt-liaiy@mail.doshisha.ac.jp
          西村電話番号:0774-65-6589
<シンポジウム&宿泊セミナー準備委員会>
燃料電池関連触媒研究会世話人有志、FCDIC電極/界面研究部会、FC懇談会世話人有志
◇主 催:触媒学会燃料電池関連触媒研究会、(一社)燃料電池開発情報センター (FCDIC)、FC懇談会
◇協 賛:(一社)触媒学会、表面科学会、(一財)大阪科学技術センター(調整中を含む)

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