燃料電池ワールド Vol.1679 (2014/07/10 08:31)

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□燃料電池ワールド Vol.1679
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■2014年07月10日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(06月25日)
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2014/06/25 トヨタ、燃料電池車セダンの外観と価格を明らかに(Toyota)

〔訳注〕トヨタ自動車(Toyota Motor Corporation)は、昨年の東京モーターショー(Tokyo Motor Show)でコンセプトとして最初に発表した水素燃料電池車セダンの外観と日本の価格を発表した。日本では2015年4月以前に発売し、欧州と米国市場で2015年夏に発売する準備が進行中である。日本の燃料電池セダンの価格はおよそ700万円でトヨタ、トヨペット店で販売される。

2014/06/25 エア・リキード社、デンマークに新しい水素充てんステーションを設置(Air Liquide)

〔訳注〕エア・リキード社(Air Liquide)は、EUから支持されているコペンハーゲン水素ネットワーク(Copenhagen Hydrogen Network)の一環で、デンマークに4基の水素充てんステーションを設置しようとしている。コペンハーゲン(Copenhagen)に2基、オールボー(Aalborg)とヴァイレ(Vejle)に各1基の合計4基の充てんステーションは、すでにコペンハーゲンとホルステブロ(Holstebro)に設置されサービスを行っている2基のステーションと合流する。この開発は、国家レベルの流通ネットワーク確立の重要なステップとなる。エア・リキード社が2014年の終わりまでにパートナーのH2ロジック社(H2 Logic)の援助を受けて委託されているこれらの充てんステーションによって、燃料電池自動車は国内500kmの範囲で5分未満で燃料を補給することができる。そして全ステーションは電気分解装置を装備して水素を生成することができるようになる。

2014/06/25 トヨタ、2015年3月までに日本で水素燃料電池自動車を発売(Kyodo)
〔訳注〕上のトヨタ発表の記事の共同通信版。

2014/06/25 韓国外換銀行、ソウル燃料電池プロジェクトで財務アドバイスを提供(korea joongang daily)

〔訳注〕韓国外換銀行(Korea Exchange Bank:KEB)は昨日、主要な燃料電池開発プロジェクトと、107兆ウォンの金融コンサルティングを提供すると発表した。ソウル市(Seoul government)は来年6月までに、サンガム(Sangam)、麻浦(Mapo)、北西ソウル(northwestern Seoul)の近郊に20MW級の電力を生産できる燃料電池発電所を建設する。韓国外換銀行とハナ大投証券(Hana Daetoo Securities)は、投資家の誘致を含めコンサルティングを提供する。国営の韓国水力原子力社(Korea Hydro & Nuclear Power:KHNP)と韓国地域暖房公社(Korea District Heating Corp.)はそれぞれ29%と15%をプロジェクトに投資し、ソウル都市ガス(Seoul City Gas)とポスコ・エナジー社(Posco Energy)が15%と10%を受け持つ。残りの31%は投資家によって担保されなければならない。

■07月09日のWEB LINK NEWS
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2014/07/09 燃料電池車 投資家の関心は将来性よりも値動きの軽さ(エコノミックニュース)

 発表の翌日、26日の日経平均株は前日比0.3%高で取引を終えた。東証1部の売買代金は1兆7340億円とその週は4日連続の2兆円割れ。市場は積極的な材料に乏しい。ニュースの震源地であるトヨタは前日比0.82%と小幅上昇にとどまった。とはいえ、デイトレーダーと呼ばれる個人投資家の買い意欲は健在だ。この日資金が向かったのは、岩谷産業 <8088> や三菱化工機 <6331> などだった。「水素ステーション」を手掛ける岩谷産業が15%高となり、売買代金でも5位につける活況。水素製造装置を手掛ける三菱化工機は34%高となった。両銘柄とも一時ストップ高をつけた。

 こうした銘柄が大商いを演じる背景にはデイトレーダーの存在が大きい。彼らは取引が始まってから、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やネットの掲示板で盛り上がりぶりを確認、「きょうの『お祭り会場』はここ」と感じた投資家たちが特定の銘柄に集中して売買しているのだ。

 水素で走り、水しか出さない「究極のエコカー」という将来性はあるが、業績がただちについていくかは不透明で株価はまだ期待先行の段階だ。燃料電池車の予定価格は1台700万円程度と高価な上、水素インフラが整うにも時間がかかる。すぐに普及が進むものではないとの見方も多い。デイトレーダーはそんなことは先刻承知。彼らが見ているものは将来性でも、財務内容でも、業績でもない。今後も日替わりでの循環物色を続け、市場のあちこちで局所的なデイトレーダーによる「祭り」が繰り広げられることになりそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140709-00000039-economic-bus_all

2014/07/09 日本の自動車産業、"100年後も生き残る"ことができる? 次世代自動車の本命は?(マイナビニュース)

 次世代自動車の本命は、燃料電池車(水素を充填して発電しながら走る自動車)になるとの見方が増えてきた。5年前には電気自動車(電気だけで走る自動車)が本命と見られていたが、今は、電気自動車への期待は低下している。

 燃料電池車が本格普及するのは、10年以上先になる。燃料電池車が普及する前に、まず、ハイブリッド車(電気とガソリンを両方使って走る自動車)やプラグイン・ハイブリッド車(家庭のコンセントから充電できるハイブリッド車)が世界的に普及するだろう。深刻な大気汚染に苦しむ中国も、ようやくハイブリッド車の導入に前向きになってきた。

 これでホッと胸をなでおろしているのがトヨタ自動車・本田技研工業など、日本の自動車メーカーだろう。ハイブリッド車の主要技術は、トヨタなど日本メーカーが独占している。

 政府は成長戦略として、燃料電池車を世界最速で普及させる方針を出している。そのために必要なインフラ整備を支援していく見込みだ。燃料電池車でも、日本が世界をリードする展開となることを期待したい。

 リスクモンスターは7日、第1回「100年後も生き残ると思う日本企業」調査結果を発表した。それによると、ランキング1位にはトヨタ自動車が選ばれた。2位は本田技研工業、3位は日産自動車であった。次世代自動車で先頭を走っている日本の自動車産業の力が十分に評価された結果だと考える。
(楽天証券経済研究所 チーフ・ストラテジスト 窪田真之)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140709-00000128-mycomj-life

2014/07/09 【日経平均】11円安3日続落でも高値引けで下落感薄い(エコノミックニュース)

 この日は「燃料電池車・水素ステーション」「格安スマホ・割安通信」「電線」「セルロースナノファイバー」など、前日までストップ高や年初来高値更新が続出しマーケットをにぎわせたテーマ銘柄が揃って下落し、値下がり率ランキングに並んだ。アップル関連銘柄入りして人気が盛り上がったソフトブレーンも53円安で13日ぶりに下落し値下がり率1位に入っていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140709-00000047-economic-biz

2014/07/09 中国が大気汚染の緩和狙う、低公害車に時限的免税(ロイター)

 [北京 9日 ロイター] - 中国の国務院(内閣に相当)は9日、低公害車の特定車種について、9月1日から2017年末まで消費税を免除すると発表した。大気汚染の緩和が狙い。

 国務院は週例会議で、電気自動車と一部のハイブリッド車、燃料電池車を免税措置の対象とするとした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140709-00000128-reut-bus_all

■海外ニュース
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<ポータブル/バックアップ電源>
●VPエナジー社とエレクトロ・パワー・システムズ社、アメリカに新工場(2014年02月)

 VPエナジー社(VP Energy, LLC)とエレクトロ・パワー・システムズ社(Electro Power Systems)は、燃料電池製品「エレクトロセルフ(ElectroSelf)」の製造部門であるVPE・エム社(VPE-M)の新工場への移設を完了した。新工場はミシガン州ブライトン(Brighton)にある。
http://www.vpenergy.com/

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議総会・記念講演会【再掲】
このイベントには、総会・記念講演会ともに会員以外の方も参加できます。また、交流会も会費をお支払いいただければ参加できます。
◇日 時:7月23日(水)14:00〜18:00
◇場 所:ホテルニューオータニ博多
     (福岡市中央区渡辺通1-1-2 TEL(092)714-1111)
     *JR博多駅からバス約7分、天神からバス約5分

     アクセス http://www.kys-newotani.co.jp/hakata/info/access/index.html
◇次 第:
『福岡水素エネルギー戦略会議総会』 14:00〜15:00 《会場:鶴の間・東(4階)》
  会長挨拶 新日鐵住金株式会社 岩城正和取締役
  知事挨拶 福岡県 小川 洋知事
  来賓挨拶 九州大学総長、他
  議  事 戦略会議26年度事業計画 等
『特別講演』 15:10〜15:25 《会場:鶴の間・東(4階)》

 「福岡水素エネルギー戦略会議のこれまでの10年、これからの10年(仮)」

   東 義氏(日鉄住金パイプライン&エンジニアリング株式会社顧問) 『記念講演会』 15:25〜16:40 《会場:鶴の間・東(4階)》
 記念講演1「水素社会の実現に向けたロードマップ(仮)」

   戸邉 千広氏(経済産業省資源エネルギー庁燃料電池推進室室長)
 記念講演2「北九州水素タウン事業報告(仮)」

   粟津 幸雄氏(水素供給・利用技術研究組合タウン実証部長)

 記念講演3「水素の地産地消を目指した水素サプライチェーン構築の可能性(仮)」

   山崎 明良氏(三菱化工機株式会社新事業本部経営企画グループHygeiaチーム担当部長)
◇交流会 16:45〜18:00 《会場:飛翔の間(4階)》

  交流会の会費:当日、5,000円/人のご負担をお願いいたします。
◇プログラム詳細はこちら → http://www.f-suiso.jp/info/8888.html
※なお、当日は13時からロビーにて、九州大学や県内企業等のパネル展示・製品展示を行っております。ご興味のある方はお早めにお越しください。
◇申込み方法:準備の都合上、7月18日(金)までに以下の入力フォームからお申し込みください。フォームが開きますので、必要事項を入力して送信してください。

  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20140523143356

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