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□燃料電池ワールド Vol.1671
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■2014年06月30日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■世界のヘッドライン(06月13日)
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2014/06/13 輸送と環境のためのセンター、成功裏に国防総省水素燃料電池実験計画を終了(cte)
〔訳注〕輸送と環境のためのセンター(Center for Transportation and the Environment:CTE)が率いたチームは、カリフォルニア州トレーシー(Tracy)のサン・ウォーキン防衛補給処(Defense Depot San Joaquin:DDJC)で行った国防総省水素燃料電池実験計画(Department of Defense hydrogen fuel cell pilot program)を成功裏に終了した。このプロジェクトは2011年12月から2年計画で始められ、チームは、エア・プロダクツ社(Air Products)とプラグパワー社(Plug Power)、プロトン・エネジー社(Proton Energy)、パペ・マテリアル・ハンドリング社(Pap〓 Material Handling)で構成された。彼らは成功裏に設計、設置、運営、維持管理して、電解水素製造分配ステーションと20基の燃料電池フォークリフトの運行を廃止した。
2014/06/13 ビジョン・インダストリーズ社、インテリジェント・レンジ・エクステンションで航続距離を抜本的に拡大した水素電動重量トラックを導入(Vision Industries)
〔訳注〕ビジョン・インダストリーズ社(Vision Industries Corporation)は本日、一般的に「ドレージ(Drayage、荷馬車による運搬)」と呼ばれる短距離輸送用に設計された次世代のクラス8(Class 8、重量級)トラックに導入する新開発のインテリジェント・レンジ・エクステンダー(Intelligent Range Extender)システムを発表した。劇的に改善する主要部品によって、ビジョン・インダストリーズ社はいま、既存のディーゼルや天然ガストラックと競争的価格で、より長距離、高効率、低体重を提供する燃料電池電動重量トラクター(Fuel Cell Electric Class 8 tractor)を建造している。また同社は、インテリジェント・レンジ・エクステンション(Intelligent Range Extension:IREx)を使う次世代の燃料電池電動重量トラクターを開発している。
2014/06/13 ITMパワー社、非常勤取締役の選任のお知らせ(ITM Power)
〔訳注〕6月6日付けの、サー.ロジャー.ボーン(Sir Roger Bone)氏の任命についての記事の再論。
2014/06/13 プロトン・パワー社、会長の死を発表(Proton Power)
〔訳注〕プロトン・パワーシステムズ社(Proton Power Systems plc)は、同社会長であるジョン・ウォール(John Wall)の死を発表するに際して、哀悼の意を表明した。
■06月27〜29日のWEB LINK NEWS
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2014/06/27 JX日鉱日石エネルギー新社長の杉森務氏 川崎天然ガス発電所、能力拡大も(SankeiBiz)
26日に就任したJX日鉱日石エネルギーの杉森務社長はフジサンケイビジネスアイの取材に応じ、東京ガスと共同運営する川崎天然ガス発電所(出力84万キロワット、川崎市)の規模拡大を検討する意向を示した。同社は約140万キロワットの発電能力を持ち、2030年までに原発4基分に相当する400万キロワットに拡大したい考え。ガソリン需要が減少し、16年にも全面小売り自由化が実現する電力事業を経営の柱に成長させるのが狙いだ。
また、14年度にも市販化される燃料電池自動車(FCV)に燃料の水素を充填(じゅうてん)する「水素ステーション」は、13?14年度に計15カ所の建設を計画。「追加設置も考える。15年までには40カ所にしたい」と意欲を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140626-00000010-fsi-bus_all
※写真あり
2014/06/27 燃料電池車は日本の技術革新 水素エネの可能性、産業の牽引役に(SankeiBiz)
燃料電池車が当たり前のように走りまわるには相応の時間を必要とすることは間違いないが、今、この製品を世に問うのは大きな意義がある。第1に、水素を重要な2次エネルギーに推進する、いわゆる「水素社会」構築に向けた社会コンセンサス形成を促すこと。第2に、燃料電池車普及に不可欠な水素供給インフラの構築と競争力のある燃料価格体系の実現を加速化させること。第3に、国内加工型産業の未来を牽引(けんいん)する付加価値の高い次世代製品を育成することである。
福島原発事故以降、初めて策定された第4次エネルギー基本計画(2014年4月)では、水素を2次エネルギーに本格利用する水素社会の構築が国策の重要施策の一つとして掲げられた。水素は日本の未来の競争力を左右する、重要なエネルギー戦略の一つとなりそうだ。FCVは、家庭用燃料電池コージェネシステム(エネファーム)に続き、水素エネルギー普及に向けた重要な展開となる。
燃料電池車の普及には、水素インフラの構築が不可欠。水素そのものは、水は言うまでもなく、多様な1次エネルギー(天然ガス、石油、石炭など)から製造できる手に入りやすい2次エネルギーである。一方で貯蔵と輸送が難しい。
水素ステーションのコストも大きな課題。ロードマップに「2020年までにコスト半減」が掲げられても、ガソリンスタンド設置の費用とは比較にならないほど高くつく。規制緩和と技術革新は言うまでもなく、政策的な補助金制度の存在が不可欠であろう。
HVを中核に、電気自動車、プラグインHV、燃料電池車などの次世代自動車を全方位展開するのがトヨタの戦略。その中でも「すり合わせ」型技術の延長線にあると考えられるプラグインHVや燃料電池車は、国際競争力を維持し、日本市場でのものづくりを支える力となりうる。燃料電池車はエネルギー確保と加工型輸出ビジネスを両立させる、日本にとってまこと都合のいい技術革新だ。
20年の東京五輪では、選手移動などの手段として燃料電池車が活躍することが期待される。競技会場周辺に設置される水素ステーションと合わせ、FCVが走り回る東京の姿は、水素エネルギーの可能性を世界に向けて打ち出すショーケースとなるだろう。(自動車アナリスト 中西孝樹)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140627-00000504-fsi-bus_all
2014/06/27 新型燃料電池車の国内販売を発表したトヨタ!次世代自動車の主役を決めるのは誰か?(現代ビジネス)
ただ、トヨタはエコカーの「本命」を燃料電池車と定めたわけではなく、燃料が多様化していく中で、燃料の特徴を生かしながら車が住み分けていく時代と見ている。単純化して言えば、近距離移動向けに電気自動車、乗用車全般にハイブリッド車、中長距離用途に燃料電池車、といった具合になる。
移動手段としては馬車が全盛だった頃の1769年に蒸気自動車が登場。その後、内燃機関のガソリン自動車(1886年)、電気自動車(1899年)が相次いで登場して、自動車の黎明期は、様々なタイプの自動車が混在していた。しかし、1900年代初めに米テキサス州で油田が発見され、ガソリン精製方法の進化とガソリンスタンドの普及によってガソリン自動車が「主役」となった。
「歴史は繰り返すというが、移動手段の多様化は100年ほど前と同じような状況になっている」(加藤副社長)という。蓄電池技術の進化や、車というメカ(機械)とコンピューター技術の融合など「技術革新」がモビリティーの多様性を加速させている。
燃料電池車に限ってみると、燃料となる水素は燃えるために危険であり、気体として管理するのは難しかったが、管理技術が進化したことも市場投入を早めた。
20世紀初め、ガソリンの精製法の進化など周辺産業の発展により、ガソリン車が「主役」となったのと同様に、新しいエネルギー供給のサプライチェーン構築が、燃料電池車普及のカギのひとつになることは間違いないであろう。
また、2009年からはガスから水素を取り出す「家庭用燃料電池」の普及が始まり、消費者が「水素」という言葉を目にするようになったことで、水素への抵抗感が減少しているとも見られる。
政府は今年4月に閣議決定した「エネルギー基本政策」の中で、燃料電池車や水素ステーションの普及を謳っている。資源エネルギー庁燃料電池推進室によると、2017年までに燃料電池の利用拡大を図り、2020年代後半に水素発電を普及させ、2040年ごろに水素供給システムを確立させる計画だという。
ガソリン車やディーゼル車は燃料を燃焼させたエネルギーの半分以上は捨てており、その捨てているエネルギーをいかに有効に利用して燃費効率を高めていくかといった技術開発も重要になる。
トヨタやホンダのように資金力があると、全方位的にすべての技術に取り組めるが、財務力の乏しい自動車メーカーは、限られた原資をどこに投入していくかの戦略眼が必要だ。足りない技術を補完し合うための提携も増えるかもしれない。その際に重要なるのは、技術開発力だけを誇るのではなく、その技術が社会や消費者にどのような価値を生み出すのかという点ではないか。
イメージ先行の勧善懲悪的に決めるものでもない。省エネなど環境負荷低減、エネルギー安全保障、合理性のある産業振興、コスト、関連技術の進歩など様々な要因が複雑に絡み合いながら、最終的には消費者が決めるものではないか。その選択肢の幅を狭くしてはいけない。歴史を振り返り、かつ、燃料電池車という新しいモビリティーの誕生を通じて感じた筆者の率直な感想だ。
井上 久男
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140627-00039680-gendaibiz-bus_all
2014/06/27 【日経平均】アルゼンチン債務問題で大台割れ寸前213円安(エコノミックニュース)
トヨタは日経平均が下落した後場に滝のぼりのように逆行高し42円高。そのように指数が下がれば主力株に買いが入る。ホンダ <7267> は11円安、マツダ <7261> は7円安。三菱自動車 <7211> はフィアット・クライスラーとの提携関係が9年ぶりに復活し、アジアで販売する小型車を供給すると伝わり前場は高かったが終値4円安。「カネを貸して」と支援を頼んで気まずくなり疎遠になった旧友と、また一緒に仕事をする。優先株の発行で「三菱の親戚」たちから借りた約6000億円は昨年末に全部返している。
前日に突然人気化した「水素ステーション関連銘柄」の三菱化工機 <6331> は59円高で2日連続で年初来高値を更新し値上がり率1位。売買高1位、売買代金3位と買いが盛り上がった。岩谷産業 <8088> は売買高8位、売買代金6位だったが利益確定売りに押され、何度もプラスに浮上しながら3円安だった。プラント・設備工事の三機工業 <1961> は200万株、17億円上限の自社株買いを発表し52円高で年初来高値を更新し値上がり率4位。鉄建 <1815> は27日付の株式新聞で1面トップ記事で扱われたため人気化し18円高で値上がり率6位。小野薬品 <4528> はNHKが、厚生労働省がメラノーマ治療薬「オプジーボ」を世界で初めて承認と報じて430円高で値上がり率9位になった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140627-00000057-economic-biz
2014/06/28 国交省とNEXCO中日本、ついに完成した圏央道 相模原愛川IC?高尾山IC間で開通式 / 「自動運転車両」「燃料電池自動車」が東名?関越ネットワークの開通式でパレード走行(Impress Watch)
国土交通省とNEXCO中日本(中日本高速道路)は6月28日、圏央道(首都圏中央連絡自動車道)の相模原愛川IC(インターチェンジ)?高尾山IC間の開通に先立って開通式を開催した。同日15時から同区間が開通することにより、関越道の鶴ヶ島JCT(ジャンクション)から東名高速 海老名JCTまでが1本の道路で結ばれることになる。
式典会場近くの相模原ICでは、15時からの開通に先駆けてセレモニーを開催。あいにくの天気でテープカットなどは中止となったが、本田技研工業の燃料電池自動車「FCXクラリティ」や日産自動車の自動運転車両などが参加してパレードが行われた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140628-00000007-impress-ind
2014/06/29 【日本株週間見通し】先週末の下げ渋りで先高期待は後退せず(NEWS ポストセブン)
とはいえ、高ROE銘柄などへの押し目買い意欲が強く、株主総会シーズンによって売り込みづらい状況でもあった。また、ミクシィ、サイバーダインなど中小型株の中核銘柄は失速するなか、水素ステーション関連が急動意をみせるなど、個人投資家の投資余力の大きさが窺えた。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140629-00000018-pseven-bus_all
■海外ニュース
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<マイクロ燃料電池>
●リリピューシャン社、飛行機の燃料電池のための勝利を勝ちとる(2014年01月31日)
ワシントンD.C.の合衆国連邦巡回区控訴裁判所(U.S. Appeals Court)は、アメリカ合衆国運輸省(Department of Transportation)によって一時的に制限されていた飛行機で携帯用電子機器の電源として使われる燃料電池の輸送の禁止を覆した。この結論は、ブタン(butane)燃料電池メーカー、リリピューション・システムズ社(Lilliputian Systems)に有利に、燃料電池はエアロゾルや他の可燃性の医療や洗面化粧品によく似ていて、航空会社の旅客の検査された荷物に収納することが許されていると判断した。
http://thehill.com/blogs/transportation-report/aviation/197115-court-overturns-ban-on-micro-fuel-cells-on-planes
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議総会・記念講演会【再掲】
このイベントには、総会・記念講演会ともに会員以外の方も参加できます。また、交流会も会費をお支払いいただければ参加できます。
◇日 時:7月23日(水)14:00〜18:00
◇場 所:ホテルニューオータニ博多
(福岡市中央区渡辺通1-1-2 TEL(092)714-1111)
*JR博多駅からバス約7分、天神からバス約5分
アクセス http://www.kys-newotani.co.jp/hakata/info/access/index.html
◇次 第:
『福岡水素エネルギー戦略会議総会』 14:00〜15:00 《会場:鶴の間・東(4階)》
会長挨拶 新日鐵住金株式会社 岩城正和取締役
知事挨拶 福岡県 小川 洋知事
来賓挨拶 九州大学総長、他
議 事 戦略会議26年度事業計画 等
『特別講演』 15:10〜15:25 《会場:鶴の間・東(4階)》
「福岡水素エネルギー戦略会議のこれまでの10年、これからの10年(仮)」
東 義氏(日鉄住金パイプライン&エンジニアリング株式会社顧問) 『記念講演会』 15:25〜16:40 《会場:鶴の間・東(4階)》
記念講演1「水素社会の実現に向けたロードマップ(仮)」
戸邉 千広氏(経済産業省資源エネルギー庁燃料電池推進室室長)
記念講演2「北九州水素タウン事業報告(仮)」
粟津 幸雄氏(水素供給・利用技術研究組合タウン実証部長)
記念講演3「水素の地産地消を目指した水素サプライチェーン構築の可能性(仮)」
山崎 明良氏(三菱化工機株式会社新事業本部経営企画グループHygeiaチーム担当部長)
◇交流会 16:45〜18:00 《会場:飛翔の間(4階)》
交流会の会費:当日、5,000円/人のご負担をお願いいたします。
◇プログラム詳細はこちら → http://www.f-suiso.jp/info/8888.html
※なお、当日は13時からロビーにて、九州大学や県内企業等のパネル展示・製品展示を行っております。ご興味のある方はお早めにお越しください。
◇申込み方法:準備の都合上、7月18日(金)までに以下の入力フォームからお申し込みください。フォームが開きますので、必要事項を入力して送信してください。
https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20140523143356
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■メルマガ「燃料電池ワールド」
□毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
□編集・発行:燃料電池NPO pemdream
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