燃料電池ワールド Vol.1634 (2014/05/07 10:38)

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□燃料電池ワールド Vol.1634
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■2014年05月07日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(04月24日)
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2014/04/24 Halving hydrogen-First view of nature-inspired catalyst after ripping hydrogen apart provides insights for better, cheaper fuel cells

〔訳注〕パシフィック・ノースウェスト国立研究所(PNNL)からの情報で、より安価な燃料電池を作るために、正に荷電したプロトンと負に帯電した水素化物を生成する触媒についての研究(?)。難しくてヘッドラインも訳せません。4月22日のドイツ化学会の会誌「アンゲヴァンテ・ケミー国際版(Angewandte Chemie International Edition)」で報告しているので、知りたい方はそれを参照してください。

2014/04/24 北東地域の水素・燃料電池産業が第一級の国際見本市で展示

〔訳注〕3月19日付けで案内されたコネチカット州のハノーバーメッセへの出展報告の記事である。ともにコネチカット州先端技術センター(Connecticut Center for Advanced Technology:CCAT)によって運営されている北東電気化学エナジー貯蔵クラスター(Northeast Electrochemical Energy Storage Cluster:NEESC)とコネチカット州水素・燃料電池連携連合(Connecticut Hydrogen Fuel Cell Coalition:CHFCC)は、コネチカット州経済・地域開発局(Connecticut Department of Economic and Community Development:DECD)と連携して国際産業技術見本市「ハノーバーメッセ2014(Hannover Messe 2014)」に出展した。
2014/04/24 マクフィー・エナジー社、第一四半期の決算を発表

〔訳注〕2014年第一四半期にマクフィー・エナジー社(McPhy Energy)は開発戦略を加速させる準備をしているという同社のリリース記事。

2014/04/24 ウェイスト・ツー・トリシティ社、パワーハウス・エナジー・グループ社にAFCエナジー社のベータ・システムの販売を仲介

〔訳注〕4月4日付けのウェイスト・ツー・トリシティ社(Waste2Tricity)がパワーハウス・エナジー・グループ社(PowerHouse Energy Group:PHE)に、AFCエナジー社(AFC Energy)の燃料電池試験システム「ベータ・プラス(Beta+)」をAFCエナジー社の最初の受注としてブローカー販売した、という記事の再論。

2014/04/24 水素フューチャー社、ヒドラ社の生産開始のために最初の資金を提供

〔訳注〕このところ続いていた水素フューチャー社(Hydrogen Future Corporation)によるヒドラ・フュエルセル社(Hydra Fuel Cell Corporation:Hydra)の買収が終了し、水素フューチャー社は新しく子会社となったヒドラ社に最初の海外発行の債券(tranche)を提供した。ヒドラ社はこの資金を、1kW級ユニットの生産準備と5kW級燃料電池「ヒドラスタックス5000(HydraStax5000)」の開発に使う。

■05月02〜06日のWEB LINK NEWS
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2014/05/02 トヨタ自、米水素燃料小売り会社を支援?加州は助成金発表(Bloomberg)

 トヨタ自動車は米ゼネラル・モーターズ(GM)の元最高マーケティング責任者ジョエル・エワニック氏が率いる新興の燃料小売り会社ファーストエレメント・フューエルに資金提供する。米カリフォルニア州で排出ガスゼロの燃料電池車に燃料供給する水素ステーションの開設が加速しそうだ。

 同州のエネルギー委員会に提出された書簡によると、トヨタはファーストエレメントに少なくとも720万ドル(約7億3700万円)の支援を行う。ファーストエレメントは同州で水素ステーションを少なくとも19カ所新設する計画。ブルームバーグ・ニュースが入手した書簡で分かった。

 同州はトヨタや現代自動車、ホンダなどの自動車メーカーが今年から来年にかけて投入する水素燃料電池車の市場形成を支援するため、水素ステーション向けに4660万ドルの助成金を1日に発表。こうした助成金としては過去最大規模で、メーカー各社が予想していた2000万ドルの2倍余りとなった。このうちファーストエレメントには最も多い2760万ドルが与えられた。

 トヨタの広報担当、ジョン・ハンソン氏は電話取材に対し、資金提供計画の事実を確認した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140502-00000061-bloom_st-bus_all

2014/05/02 ついに出た!これが尖閣の安倍ドクトリン【安倍首相訪欧】(木村 正人)

 安倍首相は4月7日、オーストラリアのアボット首相との首脳会談で、防衛装備の共同開発に向けた交渉入りで正式合意した。最初の防衛装備・技術協力として、船舶の流体力学分野に関する共同研究を進める方針だ。

 共同通信の報道では、今回の訪欧で5月5日に予定されているフランスのオランド大統領との首脳会談で警戒監視に使う無人潜水機の共同研究の開始で合意する方向で調整している。水中で長時間の警戒監視活動ができる無人潜水ロボットの燃料電池など関連技術を想定しているという。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kimuramasato/20140502-00035005/

2014/05/05 東京五輪に「水素カー」…先端技術アピール(読売新聞)

 東京都は、2020年東京五輪・パラリンピックの選手や大会関係者の輸送に、水素を燃料に使う「燃料電池車」を利用する方針を固めた。

 世界の注目を集める五輪の舞台で「究極のクリーンエネルギー」とされる水素を活用し、日本の先端技術をアピールする狙いだ。都は今月中に、自動車メーカーなどを交えた戦略会議を発足させ、本格的な検討を始める。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140505-00050013-yom-spo

2014/05/06 福岡に水素タンク試験施設が完成(産経新聞)

 福岡県の外郭団体「水素エネルギー製品研究試験センター」は、大型の水素貯蔵タンクの耐久性試験を行う国内初の施設を福岡県糸島市に建設した。水素で走る燃料電池車の普及には、燃料を提供する水素ステーションの整備が課題だが、試験施設完成によりタンクの低コスト化が進み、ステーションの整備が加速すると期待されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140506-00000021-san-l40

2014/05/06 <日仏首脳会談>防衛装備品、共同開発へ 交渉開始で合意(毎日新聞)
 ◇仏、日中間でバランス

 安倍晋三首相とフランスのオランド大統領が5日に発表した共同声明には、防衛装備品の共同開発や南太平洋での両国の協力強化が盛り込まれた。日本側は安全保障分野でフランスと関係を強めることで、中国の海洋進出のけん制を狙う。一方、中国にも武器を輸出しているフランスは、日中いずれかに肩入れする状況になく、慎重に間合いを計った。

 日仏は今年1月、外務・防衛閣僚会合を初めて開催。4月には防衛装備品の共同開発と、武器に転用可能な民生品の輸出管理を協議する課長級会合も開始した。日本政府関係者によると、仏側は無人潜水機の動力源となる燃料電池に関する日本の技術を評価。共同開発で得られた技術をフランスが第三国に輸出することをどこまで規制するかが今後の焦点になる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140506-00000006-mai-pol

■海外ニュース
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<定置用電源>
●ブルーム・エナジー社の燃料電池、日本で初めて設置(2013年11月25日)

 ブルーム・エナジー社(Bloom Energy)は、初の国際的プロジェクトを完了した。それは、日本の福岡にあるソフトバンク社(SoftBank)の「エム・タワー(M-Tower )」に200kW級燃料電池を設置するプロジェクト。ブルーム・エナジー社は2013年6月に、パートナーのソフトバンク社と合弁会社「ブルーム・エナジー・ジャパン社(Bloom Energy Japan)」を設立して、これが最初のプロジェクトとなった。
http://www.bloomenergy.com/newsroom/press-release-11-25-13/

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