燃料電池ワールド Vol.1613 (2014/04/03 08:58)

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□燃料電池ワールド Vol.1613
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■2014年04月03日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

■世界のヘッドライン(03月31日)
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2014/03/31 2013年に新しい水素充てんステーションは世界中で11カ所増加

〔訳注〕2013年に新しく11カ所が増えたことにより、2014年3月時点の世界の総数は186カ所となった。これは、ドイツの再生可能エネルギーコンサルタント会社LBST(Ludwig-B〓lkow-Systemtechnik GmbH)と認証機関チュフズード社(T〓V S〓D)が共同して運営しているウェブサイト、H2stations.orgによる第6回年次評価の結果である。新しい水素ステーションのリストは、北米で2カ所、アジアで3カ所、ヨーロッパで6カ所である。今後の建設計画は世界中で合計95カ所に達している。北米が26、南米が2、アジアが23、ヨーロッパが44である。特に日本(19)とカリフォルニア州(6)は、具体的な場所と工程表を実行に移しつつある。

2014/03/31 ホンダのFCEVコンセプト、クリーン・エネルギー・パートナーシップのブースでドイツ初登場

〔訳注〕ホンダが2015年から日本、アメリカで市場投入する予定の燃料電池自動車「FCEVコンセプト(FCEV Concept)」が、水素と燃料電池とバッテリーのグループ展のハノーバー・メッセで展示される。ドイツで初めて展示するのは、ドイツ政府の「クリーン・エネルギー・パートナーシップ(Clean Energy Partnership:CEP)」のブース。欧州市場には2016年に投入される。

2014/03/31 パシフィック・ノースウェスト国立研究所、水素インフラを作り出すために国内のコンソーシアムに参加

〔訳注〕昨年、エネルギー省(Department of Energy)とその他の利害関係者によって始められた官民パートナーシップ「H2USA」には現在、2ダース以上の企業、団体が参加している。この記事は、そこに参加したパシフィック・ノースウェスト国立研究所(PNNL)が行っている水素や燃料電池の研究について紹介している。

2014/03/31 水素と燃料電池技術に関心がありますか? H-賞コンペのテーマは「水素燃料の補給」

〔訳注〕米国エネルギー省(DOE)が、2007年に成立した「エネルギー自給・安全保障法(Energy Independence and Security Act)」に基づき毎年行っているH-賞公募のお知らせ。

2014/03/31 バラード社、燃料電池の再燃はバブル景気のような報告ではないと言う

〔訳注〕バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems Inc.:BLD)は、公開会社(public company)として、また燃料電池メーカーは2000年の技術不況の繰り返しとはならないことを示して、21年の歴史の中で、初めて利益を報告する準備を整えている。最高経営責任者(CEO)として9年間の後、2014年の最後に退職するジョン・シェリダン(John Sheridan)は、フォード・モーター(Ford Motor Co.)とダイムラー(Daimler AG)のような自動車の顧客から離れて、バスやフォークリフト、通信塔のための燃料電池に焦点を充てている。3月19日の電話インタビューでシェリダンは、「あなたが今日のバラード社を考えるとき、それは完全に別の会社についてである」と言った。「15年前には我々は、一つのことしか考えられない会社だった。我が社は、フォードやダイムラーのように政府が研究開発に補助金を出す対象だった。そしてそれは賢明ではなかった」。ブルームバーグの記事はこのあと、バラード社の財務と投資にかかわる情報で続けられている。

●2014/03/30 配信はありません。
●2014/03/29 配信はありません。

■04月02日のWEB LINK NEWS
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2014/04/02 低迷ポスコ、新CEO期待 市場から資金、高付加価値品で攻勢(SankeiBiz)

 韓国の製鉄最大手で生産量世界6位のポスコが経営の立て直しを図っている。同社は昨年、世界市場での価格競争激化などが要因で売上高が前年比2.7%減の61兆8000億ウォン(約6兆131億円)、最終利益が同43%減の1兆3600億ウォンと業績が低迷。今年3月に新たに就任した権五俊(クォン・オジュン)・会長兼最高経営責任者(CEO)の手腕に期待が集まっている。現地英字紙コリア・タイムズなどが報じた。

 権CEOは就任に際し、当面は市場からの資金調達を通じて財務体質の強化に注力する意向を表明。ポスコの財務・経営を立て直して競争力強化を目指すと抱負を述べた。

 さらに、ポスコは前会長のもとで事業多角化を進めてきたが、権CEOはこの経営方針を転換し、将来的な成長エンジンを模索しつつ、関連会社の売却や他社との合併を通じて過去4年間に倍増したグループ会社の再編を進める姿勢を示した。その一方、燃料電池をはじめとするクリーンエネルギー分野の強化や原材料の確保に向けて積極投資を実施していく方向だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140401-00000011-fsi-bus_all

2014/04/02 中国副首相:電気自動車の普及促進で取得税免除などを検討(Bloomberg)

  4月2日(ブルームバーグ):中国は電気自動車の販売促進策拡充の一環として取得税の免除を検討している。過去の優遇策が需要喚起につながっていないためだ。3月26日の深〓での会議で馬凱副首相が発言した内容として、業界団体のウェブサイトが掲載した。

 同サイトによると、中国政府は電気自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池車から成る「新エネルギー車」の取得税10%について、税率を引き下げるか免除する可能性がある。

 中国の李克強首相は3月、大気汚染への「宣戦布告」を表明していた。国秦君安証券の深〓在勤アナリスト、ハリー・チェン氏は「取得税の引き下げや免除は購入者にとってこうした車を買う理由になり得る」と述べている。

 中国は5年前から新エネルギー車の販売促進策を講じているが、現在の普及は7万台弱と、15年までに50万台とする政府目標を下回っている。馬副首相は今回の発言で、地方政府の努力不足と充電施設の建設ペースの鈍さが理由だと批判した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140402-00000039-bloom_st-bus_all

2014/04/02 大ガス、「水素ステーション」建設へ(時事通信)

 大阪ガスは2日、都市ガスから水素を作る「水素ステーション」を、大阪府茨木市に建設すると発表した。建設費は5億?6億円程度。うち半分は、燃料電池自動車の普及を支援する、経済産業省の「水素供給設備整備事業費補助金」の交付を受ける。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140402-00000046-jijc-biz

2014/04/02 <水素ステーション>東邦ガスが愛知県日進市に建設へ(毎日新聞)

 東邦ガスは2日、燃料電池車に水素を供給する水素ステーションを愛知県日進市に建設すると発表した。5月に着工し、2015年前半にオープンする予定。ガソリンと天然ガス、LPガスを備えた既存のスタンドに水素の充填(じゅうてん)機を新設する。同社によると、4種類の燃料に対応する商用ステーションは国内で初めてという。

 乗用車ならガソリン車並みの3分程度で満タンに充填できる。水素の価格は未定で、将来的にガソリン車と競合することを念頭に置き、ガソリン並みを目指すとみられる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140402-00000117-mai-bus_all

■海外ニュース
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<報告書/市場調査>
●調査報告書「水素インフラ」(2013年10月)

 ナビガント・リサーチ社(Navigant Research)の新しい報告書「市場データ:水素インフラと燃料電池、電力対ガス、研究所の応用:世界市場の分析と予測(Market Data: Hydrogen Infrastructure, Fuel Cells, Power-to-Gas, and Laboratory Applications: Global Market Analysis and Forecasts)」は、世界的な水素の市場を分析している。この報告書は特に、電力対ガスだけでなく、燃料電池の燃料や輸送の燃料、定置用途としての水素にも焦点を充てている。
http://www.navigantresearch.com/research/market-data-hydrogen-infrastructure

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