燃料電池ワールド Vol.1574 (2014/02/05 10:28)

水素チャンネル Home

■───────────────────────────
□燃料電池ワールド Vol.1574
■□□□□□□□□□
■2014年02月05日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://pemdream.com

※PEMDREAMニュース
【再掲】「燃料電池の夢」サイト「PEMDREAMニュース」に1日、「2014年01月 活動メモ」を載せました。http://pemdream.com/index.php?QBlog-20140201-1

■世界のヘッドライン(02月03日)
□□□───────────────────────────

2014/02/03 AFGエナジー社(AFC Energy)、アライド・ニュー・テクノロジーズ社(Allied New Technologies)と覚書を締結

〔訳注〕塩素アルカリ施設の副生水素を使って米国市場に進出するAFGエナジー社の戦略

2014/02/03 カリフォルニア州のUSハイブリッド社(US Hybrid)、UTCパワー社(UTC Power)の輸送用燃料電池の操業を復活

〔訳注〕2013年にオレゴン州のクリアエッジ・パワー社(ClearEdge Power)がUTCパワー社(UTC Power)を取得して、定置用燃料電池に特化して100人以上の従業員を解雇した。UTCパワー社にコンポーネントを提供していたUSハイブリッド社はこのほど、公共用バスや商業車用の燃料電池を作るために、これらの元従業員の大半を雇用した

2014/02/03 燃料電池は自己発電型センサー・ネットワークを形成するためにゴキブリを用意する

〔訳注〕大阪大学と東京農工大学の研究者は、ゴキブリの体液を利用して電気を生成する燃料電池を作り、50.2μWの電力を生成した。この記事は下のWEB LINK NEWSに載っている
2014/02/02 配信はありません。
2014/02/01 配信はありません。

■02月04日のWEB LINK NEWS
□□□───────────────────────────

2014/02/04 昆虫の体液で発電する燃料電池、阪大と農工大が試作。サイボーグ昆虫のセンサ網を想定(Engadget 日本版)

 大阪大学と東京農工大学の研究者が、昆虫に背負わせて体液で発電する燃料電池 imBFC を開発しました。3Dプリンタ出力した試作品を甲虫に取り付けた実験では、実際に50マイクロW程度を発電してLEDを光らせることに成功しています。

 阪大・農工大の研究者らが IEEE MEMS 2014 カンファレンスで発表した imBFC は、insect-mountable BioFuel Cell (昆虫に搭載できるバイオ燃料電池)の略。簡単に言うと、昆虫にパイプを突き刺して体液(血リンパ)を吸い、体液中の糖トレハロースを酵素トレハラーゼでグルコースに分解して、酸化還元反応で発電します。imBFCの内部は透析膜で隔ててあり、拡散現象で体液を循環させる仕組み。

 昆虫に電極を埋め込んでリモコン操作したり、無線を発信させたり、センサを載せて空飛ぶ(または地を這う) 監視・観測デバイスにする恐ろしくも夢広がる研究は、農業から軍事まであらゆる用途を想定して多くの機関が大まじめに取り組んでいる分野です。

 しかし昆虫をサイボーグ化したうえで実用的な働きをさせるには、機械部品の電源をどこから得るかが問題でした。今回、試作品による実験成功が報告された imBFC ならば、本来の体液中の糖を盗んでバイオ燃料電池として発電するために、宿主たる昆虫が本能のままに食事を摂り続ける間は (そして無理やり侵襲的な機械を突き刺されても存命してるあいだは)、常に発電が期待できることになります。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140204-00024367-engadget-sci
※図あり

2014/02/04 アジレント、GC向け水素検知センサを発表 - ヘリウムガス供給問題に新提案(マイナビニュース)

 計測機器大手Agilent Technologiesの日本法人であるアジレント・テクノロジーは2月3日、自社のガスクロマトグラフ(GC)「Agilent 7890B GC」向けに水素検知センサを発表した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140204-00000024-mycomj-sci

■海外ニュース
□□□───────────────────────────
<定置用電源>
●GEIグローバル・エナジー社、100MW級発電所の合意書に署名(2013年09月23日)

 GEIグローバル・エナジー社(GEI Global Energy Corporation)は、民間開発業者のオウル・エコ・グループ(Owl Eco Group)と、ウエスタン・ペンシルベニアの天然ガスシェールガス田に100MW級発電所を建設するための基本合意書(Letter Of Intent:LOI)を交わした。このプロジェクトは、1000基のそれぞれが天然ガスを燃料とした100kW級高温陽子交換膜型燃料電池(high temperature PEM fuel cell)で構成される。GEIグローバル・エナジー社は、グローバル・エナジー・イノベーションズ社(Global Energy Innovations:GEI)が取得しているスージャ・ミネラルズ社(Suja Minerals)から派生した新会社である。
http://www.marketwatch.com/story/gei-global-energy-corp-enters-loi-to-build-the-worlds-largest-fuel-cell-power-plant-with-an-estimated-gross-dollar-value-estimated-at-470-million-in-revenue-and-94-million-in-profit-2013-09-23-8173234

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□───────────────────────────
☆燃料電池関連ビジネスマッチング2/13(木)in名古屋【再掲】
「家庭用燃料電池の補機類部品ならびに水素ステーション関連部品に係るビジネスマッチングのための説明会・個別相談会」

 (一財)大阪科学技術センターでは経済産業省資源エネルギー庁の委託を受け、「エネファーム周辺機器(補機類)」、「水素ステーション機器」について、家庭用燃料電池(エネファーム)メーカ、水素ステーションエンジニアリングメーカ等と新規参入に意欲のある企業とのビジネスマッチングを図るための、説明会及び相談会を下記のとおり開催いたします。
◇日 時:2月13日(木) 13:30?17:00
◇場 所:名古屋商工会議所 3階 第5会議室 (名古屋市中区栄2-10-19)
◇対 象:共通仕様リスト(HPからご確認下さい)に記載されている製品群の仕様に対し、新規参入に意欲がある企業
参加ニーズ企業:

 ・エネファーム=アイシン精機(株)、東芝燃料電池システム(株)、パナソニック(株)、JX日鉱日石エネルギー(株)
・ 水素ステーション=大陽日酸(株)、岩谷産業(株)、日本エア・リキード(株)(エ
・ ンジニアリングメーカ)、(株)キッツ、アズビル(株)(弁、バルブ部品)
◇内 容:第1部 説明会 13:30?14:30

  ・ニーズ説明 永田裕二氏(東芝燃料電池システム(株)取締役)

  ・ニーズ説明 今村等氏(大陽日酸(株)水素プロジェクト部部長)

         渡辺統氏((株)キッツ CLESTECPROJECTサブリーダー)
  ・質疑応答

 第2部 個別相談会 14:40?17:00 (1社25分程度)
◇詳細・参加申込: http://www.ostec.or.jp/data/news_ostec/20131217-1.html
◇事務局:(一財)大阪科学技術センター 技術振興部 大原、増山、水野

   e-mail: ostec01@ostec.or.jp  TEL:06-6443-5340 FAX:06-6443-5319

☆第5回 創・蓄・省エネフォーラム【再掲】

 今回は、今後のエネルギーベストミックスを念頭に、新たな提携・連携先の発掘等を支援し、エネルギー及び環境関連産業の更なる振興を図る目的で、燃料電池及び水素エネルギーに関わる材料面における技術開発状況と燃料電池システムの導入・普及促進の状況や、産業機器向けリチウムイオン電池製品の開発状況及びその安全性・特性評価方法について、企業及び学術団体の専門家をお招きしご講演いただきます。講演者との情報交流の場も設けておりますので、是非自社の製品開発などにご活用ください。
◇日 時:2月19日(水)13:30?17:30
◇場 所:サン・エールさがみはら2階 第1研修室 http://sunyell-sagamihara.jp/
◇内 容:
13:40〜14:50 「産業用機器向けリチウムイオン電池製品の開発、および各種性能評価」

 有馬理仁氏(大和製罐株式会社技術管理部新規事業室グループリーダー)
14:50〜15:05 神奈川県より事業紹介
15:15〜15:55 「燃料電池の魅力とその普及に向けた燃料電池開発情報センターの取組」
 吉武優氏(燃料電池開発情報センター常任理事)
16:00〜17:00 「材料が切り開くこれからの燃料電池と水素社会」

 太田健一郎氏(横浜国立大学グリーン水素研究センター特任教授、燃料電池開発情報センター代表)   
◇参加費:無料
◇定 員:80名
【お申し込みはこちらから↓】
参加ご希望の方は、「会社名:、氏名:、メールアドレス:、連絡先電話番号:」を記載して、kankyou@sic-sagamihara.jp までお申し込みください。
または、以下のサイトより申込書(WORD)をダウンロードし内容を明記の上、
http://www.sic-sagamihara.jp/enet/news/20140219.html
同じくメールで、kankyou@sic-sagamihara.jp までお申し込みください。
◇主催者:(株)さがみはら産業創造センター
◇協力:神奈川県

☆FC EXPO 2014?第10回[国際]水素・燃料電池展?【再掲】
◇会 期:2月26日(水)?28日(金)
◇会 場:東京ビッグサイト
◇主 催:リード エグジビション ジャパン 株式会社
◇共 催:水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)
◇併催企画:FC EXPO 専門技術セミナー

 [水素・燃料電池] 研究発表大会 ?FC アカデミック フォーラム?
◇詳細は、http://www.fcexpo.jp/About/Outline/

────────────────────────────────────

■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
  連絡先:http://pemdream.com/index.php?contact%20us

 □解除を希望される方は、利用されている「まぐまぐ」または「melma!」のどちらかで解除の手続きを行ってください。pemdreamでの代行はできません。
 まぐまぐ http://www.mag2.com/m/0000065319.html
 melma! http://melma.com/backnumber_39824/
□マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1