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□燃料電池ワールド Vol.1457
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■2013年08月12日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■08月09〜11日のWEB LINK NEWS
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2013/08/09 自動車4社充電インフラ整備の背景にあるもの(clicccar)
「トヨタ、ホンダ、日産、三菱自が充電インフラ整備で協力する訳とは? 」でも触れたとおり、政府がEV・PHVの拡販に向けて準備した充電インフラ整備資金1005億円を活用すべく自動車4社が動き出しています。
そもそも政府が水素を燃料とする「究極のエコカー」ことFCV(燃料電池車)の早期普及を支持する一方で、電気自動車の拡販を後押しする背景には「原発」の有効活用が前提に有ると言われています。
と言うのも、一旦動かすと都度止めることが出来ない原発の都合上、余剰する深夜電力をEV用に拡販する狙いが有ったようですが、3.11に伴う東電福島原発事故により、その流れが頓挫。
その後、電力各社が原発の代替として火力発電に切り替えたことで、燃料費負担増を理由に電気料金の値上げに踏み切っており、これが進まないEV普及をさらに足踏みさせる一因に。
今回、異例の1005億円にのぼる補助金を準備して電気自動車の普及を政府が後押しする背景には、そうした原発再稼動への思いが見え隠れします。
究極のエコカー「FCV」の一般発売が2年後に迫っていることも有り、EVを主力とする日産や三菱自が、政府からの莫大な補助金を後ろ盾に、HVを主力として静観していたトヨタやホンダを巻き込んで、一気にEV・PHV拡販に打って出たとの見方も。
特にEV主力の2社には用意された予算が消費期限の2014年2月末までに使い切れない場合、以降補助金が降りないかもしれないとの危機感が有ったのかもしれません。
一方で、こうした政府や自動車各社がEV普及で色々と苦慮する背景には航続距離の課題を克服する安価で高効率な高性能バッテリーが未だ開発出来ていない事が根源に有る事も見過ごせません。
その観点では本来、全国のガソリンスタンド数の3倍近い10万基に上る充電器設置に向けた補助金よりも、もっと早い段階で高性能な電池開発に多額の研究資金を投入すべきだったのでは? とも感じる次第。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130809-00010002-clicccarz-bus_all
2013/08/09 藤川太の “ひとり”に備えるマネー術 ◇覚えておきたい相続の基本◇(PHP Biz Online 衆知(THE21))
■藤川 太(ふじかわ・ふとし)
ファイナンシャルプランナー/生活デザイン〔株〕代表取締役
1968年、山口県生まれ。慶應義塾大学大学院理工学研究科を修了後、大手自動車会社で燃料電池自動車の研究開発に携わったのち、1997年に退職し、ファイナンシャルプランナーを志す。経営する「家計の見直し相談センター」で診断した家計は1万4,000世帯におよぶ。確固たる知識と飾らない人柄によるアドバイスで、多くの相談者の信任を得ている。近著に、『1億円貯める人のお金の習慣』(PHP研究所)など。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130809-00010000-php_t-bus_all&p=3
2013/08/09 独OH Energy、ピークパワー密度616mW/cm2のプラチナフリー燃料電池を開発(マイナビニュース)
独OH Energyは8月9日(独時間)、Fraunhofer ICT、Leibniz Institute for Polymer Researchおよび米デラウエア大学と協力して、米エネルギー省高等研究計画局(ARPA-E)の委託研究として、セ氏80℃で、プラチナフリー燃料電池として、616mW/cm2のピークパワー密度を出力することに成功したと発表した。
今回の研究で用いられているイオン伝導性ポリマー薄膜「ヒドロキシドイオン交換膜(HEM)」は、デラウエア大学のユーシャン・ヤン教授らが開発を進めているもので、銀やニッケルなど容易に入手できる触媒と互換性がありながら、燃料電池の交換膜として必要とされていたプラチナなどの貴金属をフリー化することができるという特長がある。
なお、同研究は、燃料電池のコストを最高75%削減することを目的としているほか、2015年までにプラチナフリー燃料電池で600mW/cm2を出力するという目的を掲げている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130809-00000146-mycomj-sci
2013/08/10 3年後導入目指し河口湖でデモ走行 燃料電池バス 山梨(産経新聞)
富士急行(富士吉田市)は導入を計画する燃料電池バスのデモンストレーション走行を富士河口湖町内で行った。自動車メーカー関係者や山梨大の燃料電池研究者ら約50人が参加して試乗した。
燃料電池自動車は水素と空気中の酸素の化学反応によって発電し、モーターを回して走る。二酸化炭素を出さず、水素の充填(じゅうてん)時間が短く走行距離が長いのが特長。デモ走行で使われたバスは東京都心と羽田空港を結ぶリムジンバスとして営業中の「FCHV?BUS」と同型。燃料電池を2基搭載して、水素が満タン状態で200?300キロ走行が可能。
デモ走行ではエンジン音がなく車内は静か。周囲の自然環境にマッチした走りを披露した。排ガスを大幅軽減したCNG(圧縮天然ガス)バスを導入済みの富士急行交通事業部の堀内哲夫部長は「世界遺産となった富士山の環境保護に新たな手法として進めたい」と話し、燃料電池バスが販売される3年後の導入に意欲を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130810-00000044-san-l19
※写真あり
■海外ニュース
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<輸送>
●コネチカット・トランジット社、燃料電池バスの最初の商業的斡旋を受注(2013年04月)
ジョージア州アトランタの非営利団体「輸送と環境のためのセンター(Center for Transportation and the Environment:CTE)」は、コネチカット・トランジット社(Connecticut Transit:CTTransit)との一般的な提案依頼書(Request for Proposal:RFP)に基づいた燃料電池バスの商業的な斡旋契約を完了した。コネチカット・トランジット社はこの契約により、バス製造業者のエルドラド・ナショナル社(ElDorado National)とBAEシステムズ社(BAE Systems)、そしてバラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)と共同して、燃料電池で駆動する全長40フィートの大型公共バスを配送する。
このバスは、バラード社の燃料電池「FCベロシティ(FCvelocity)-HD6」とBAEシステムズ社の推進システム「ハイブリドライブ(HybriDrive)」を使用する予定で、センターでは2014年秋に完成したバスの配送を計画している。
http://www.cte.tv/pr/CTE_CTTransit_FC_Bus.pdf
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター【高度人材育成コース】【再掲】
若手研究者や学生(院生・学部生等)を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。本コースでは、九州大学の教授陣が研究内容・成果など学術面を主として解説するとともに、水素エネルギー関連企業から各社の取り組みや技術動向について説明していただきます。
◇日 時:8月27日(火)?29日(木)
◇場 所:1、2日目 九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡)
3日目 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)(糸島市富)
◇対象者:大学生・大学院生、若手研究者等(原則35歳未満)
※35歳以上の方も申し込めますが、若手の方を優先させていただきます。
◇定 員:40名
◇内 容:プログラム等、詳細については下記のHPをご覧ください。
※講師プロフィールを追加しました。
http://www.f-suiso.jp/info/6762.html
◇参加費:無料
◇申し込みと締切:下記申し込みフォームよりお手続きください。(8月20日(火)締切)
https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20130708100555
◇問い合わせ先:福岡水素エネルギー戦略会議事務局(担当:中村)
TEL:092-643-3448 E-mail:info@f-suiso.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
◇共 催:(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、九州大学
◇後 援:水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)
(財)水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)
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