燃料電池ワールド Vol.1449 (2013/07/31 10:28)

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□燃料電池ワールド Vol.1449
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■2013年07月31日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://www.fuelcellworld.jp/

■07月30日のWEB LINK NEWS
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2013/07/30 トヨタとホンダ、充電インフラ推進の思惑(東洋経済オンライン)

 トヨタ、ホンダ、日産、三菱自の4社は7月29日、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)といった電動車両向けの充電インフラ網の拡充を、共同で推進していくと発表した。トヨタとホンダは、基本はエンジンとモーターを併用するハイブリッド車(HV)ながら、充電してEVのようにも使えるPHVを、日産と三菱自はEVの普及をそれぞれ図っていく狙いである。
■ 政府の補助金制度に乗っかる

 充電器の設置費用と維持費の一部を、4社が一時負担するのが具体的な施策の一つだ。きっかけは政府が今年度の経済対策として打ち出した1005億円に及ぶ充電器設置補助金。充電器本体価格と工事費の3分の2を国が負担するため、残り3分の1を4メーカーで補助して、充電インフラ設置を加速させていく。
■ HVは量産化から時間も経ち、技術も洗練

 一方、トヨタ、ホンダといえば、HVの展開で先行している。既存の燃料インフラが使え、燃費を大幅に伸ばせるHVは、量産車に搭載されて15年以上の月日が流れ、技術も蓄積・洗練され、消費者の信頼も高まっている。最近では高級車や大型車にも搭載されているほどで、トヨタ、ホンダはますますHVへ傾倒している。

 その2社が展開するPHVは、EVのように充電のみで走れるのが魅力とはいえ、「夜中に自宅で充電すれば十分で、出先ではガソリンのみで走るので、急速充電する必要があるかといえば、そのニーズはあまりない」と関係者は明かす。トヨタ、ホンダともにEVは、少人数乗りで短距離移動するシティコミューター向けの需要はにらんでいるものの、本格的な乗用車向けとしては、あまり力を入れていない。ただ、今後、EV向けの電池などに目覚ましい技術の進化があれば、情勢は変わる可能性はゼロではない。

 トヨタ、ホンダ、日産はいずれも海外の大手メーカーと組み、“究極のエコカー”とされる燃料電池車(FCEV)の将来的な普及をにらんだ技術開発も進めている。その点を考えると、トヨタ、ホンダが充電インフラの推進に加わったのは、可能性の一つに保険をかけておく、という意味合いが強そうだ。EVの普及にしゃかりきな日産、三菱自とは、やや温度差がある。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130730-00016506-toyo-bus_all

■海外ニュース
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<定置用電源>
●フュエルセル・エナジー社、ハートフォード病院に設置する1.4MW級燃料電池を販売(2013年04月17日)

 フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy, Inc)はハートフォード・スチーム社(Hartford Steam Company)に、コネチカット州ハートフォード市にあるハートフォード病院(Hartford Hospital)に設置する1.4MW級燃料電池発電プラントを販売した。ハートフォード・スチーム社は病院に、発電プラントで発生した電気と蒸気を販売する。病院で使わない余剰の熱は、ハートフォード・スチーム社が所有し運営するハートフォード市内の地域暖房システムに供給される。
http://fcel.client.shareholder.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=757071〔参考〕ハートフォード・スチーム社(Hartford Steam Company) 1962年に設立された地域冷暖房会社。現在、二つの地区の60以上のビルに冷暖房を供給していて、合計敷地面積は約14万平方フィートに達する。実際、ハートフォード市のダウンタウンにあるクラスAのオフィススペースの85%がサービスを受けている。

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター【高度人材育成コース】【再掲】

 若手研究者や学生(院生・学部生等)を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。本コースでは、九州大学の教授陣が研究内容・成果など学術面を主として解説するとともに、水素エネルギー関連企業から各社の取り組みや技術動向について説明していただきます。
◇日 時:8月27日(火)?29日(木)
◇場 所:1、2日目 九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡)

   3日目 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)(糸島市富)
◇対象者:大学生・大学院生、若手研究者等(原則35歳未満)

     ※35歳以上の方も申し込めますが、若手の方を優先させていただきます。
◇定 員:40名
◇内 容:プログラム等、詳細については下記のHPをご覧ください。
     ※講師プロフィールを追加しました。
     http://www.f-suiso.jp/info/6762.html
◇参加費:無料
◇申し込みと締切:下記申し込みフォームよりお手続きください。(8月20日(火)締切)

  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20130708100555
◇問い合わせ先:福岡水素エネルギー戦略会議事務局(担当:中村)
  TEL:092-643-3448 E-mail:info@f-suiso.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
◇共 催:(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、九州大学
◇後 援:水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)
     (財)水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

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