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□燃料電池ワールド Vol.1443
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■2013年07月22日発行
◆燃料電池NPO pemdream
■07月19〜21日のWEB LINK NEWS
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2013/07/19 JASRI、生体細胞内などナノ領域に閉じ込められた水の特異な電子状態を発見(マイナビニュース)
高輝度光科学研究センター(JASRI)は7月19日、米国ヒューストン大学、ミシガン大学、テネシー大学と共同で、大型放射光施設SPring-8の高輝度・高エネルギー放射光X線を用いて、生体細胞内などナノ領域に閉じ込められた水が、コップの中に注がれたまとまった量の水(バルク水)とは、大きく異なる電子状態であることを発見したと発表した。
同成果は、JASRIの伊藤真義副主幹研究員、櫻井吉晴副主席研究員、ヒューストン大学のReiter教授、ミシガン大学のDeb准教授、テネシー大学のPaddison教授らのグループによるもの。詳細は米国科学雑誌「Physical Review Letters」に掲載される予定。
ナノ領域に閉じ込められた水の挙動を予測するモデルとして、バルク水と同様の水分子ネットワークを前提としたモデルが用いられてきたが、今回の研究成果は、このモデルの見直しを迫るものと言える。また、ナノ領域に閉じ込められた水のモデルとして、より強く結合している孤立した水分子の描像に立った新しいモデルを提案した(図2右)。今後、この新しいモデルの検証やさらに進化したモデルの提案により、ナノ領域に閉じ込められた水に対する理解が深まるとともに、モデルをもとに水分子の挙動を予測するシミュレーション法が発展し、より効率的な燃料電池用電解膜の開発や生体細胞の機能に関する理解が進むものと期待されるとコメントしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130719-00000175-mycomj-sci
※図あり
2013/07/19 マツダ、ロータリーエンジンへのこだわり(東洋経済オンライン)
6月に社長に就任したマツダの小飼雅道社長は7月19日、東洋経済オンラインなどのインタビューに応じ、2012年に生産を中止したロータリーエンジンについて、開発は引き続き行っていく方針を改めて示した。
小飼社長は「ロータリーエンジンは、水素や軽油のほか質の悪い燃料でも動くなど多様な燃料源で動くというメリットがある。また、一定の回転数を維持する状態ならピストンエンジンより燃費もよい」と強調した。
マツダは、2006年から水素とガソリンの2つの燃料を切り替えて使える水素エンジン車を試作・リース販売しており、水素エンジン車には期待をつないでいる。また、ガソリンエンジンとしてでも、エンジンで発電した電気を電池にためてモーターで走行するレンジエクステンダー式電気自動車に使えば、常にエンジン回転数は一定に保てるため、燃費の悪さをカバーできる。
ロータリーエンジンは良くも悪くもマツダの象徴。再び日の目を見ることを期待したいものだ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130719-00015850-toyo-bus_all
2013/07/20 マツダ、内燃機関技術で主導権キープ 他社との差別化を推進(SankeiBiz)
マツダの小飼雅道新社長は19日、フジサンケイビジネスアイなどとのインタビューに応じ、「当社は内燃機関(の技術)で他社にないイニシアチブ(主導権)を持っている。維持していきたい」と語り、エンジン技術で他社との差別化を進める考えを明らかにした。
同社は2020年時点でも内燃機関の搭載車が約9割を占めると予測している。
同社長は一方で、合従連衡が進む燃料電池車の開発については、研究開発は進めているものの、「手頃な価格で、全ての顧客に走る喜びと優れた安全、環境性能を提供したい。特定の高額な商品を作ることで適用する技術はやらない」と語り、早期の参入には否定的な見解を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130719-00000011-fsi-bus_all
2013/07/21 原発マネーで自然エネPR 佐賀・玄海町に施設オープン(朝日新聞デジタル)
【石田一光、土屋亮】九州電力玄海原発が立地する佐賀県玄海町が15億円余りをかけて建設した「町次世代エネルギーパーク」が20日オープンした。自然エネルギーをPRし、原発の負のイメージをやわらげるのが狙いだが、主な財源は町への原発マネー。九電も建設に密接に関わるが費用は明かさない。原発容認が大勢を占める町議会からも税金の無駄遣いを指摘する声が上がる。
次世代エネルギーパークは、原発をPRする九電の施設「玄海エネルギーパーク」のそばにある。鉄筋コンクリート4階建ての建物に太陽光や風力などの自然エネルギー体験施設などが、横に太陽電池と燃料電池を載せた電動ゴーカートのコースなどがある。野外コンサート場やバーベキュー広場などもある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130721-00000003-asahi-soci
※写真あり
■海外ニュース
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<輸送>
●ヌベラ社、2年間の実証プロジェクトで2台のトヨタ燃料電池自動車を受領 (2013年04月17日)
ヌベラ・フュエルセルズ社(Nuvera Fuel Cells)は、米国トヨタ自動車販売株式会社(Toyota Motor Sales, USA, Inc)と最近始めた2年間の燃料電池自動車実証プロジェクトの一環として、2台のトヨタの燃料電池自動車「Toyota FCHV-adv」を保持し、活用する。これらの車は、マサチューセッツ州ビルリカ(Billerica)にあるヌベラ社の本社で、ヌベラ社の水素生産・再充てん設備「パワータップ(PowerTap)」を使って燃料を供給される。「パワータップ」は、水と天然ガスから毎日安全に、高純度の水素を生産する。このユニットはすでに、荷役輸送産業で燃料電池フォークリフトに水素を供給するために設置が広がっている。
http://www.nuvera.com/index.php/pressroom/press-releases/139-nuvera-launches-toyota-fuel-cell-car-program-in-massachusetts
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議「平成25年度の総会・記念講演会」開催【再掲】
今年の記念講演会では、水素エネルギー社会の実現に向けて最先端の取り組みを推進している九州大学水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS) 杉村丈一センター長からHYDROGENIUSの概要や、産業界との連携強化に関するビジョンについてご講演いただく予定です。また、燃料電池フォークリフトの実用化に向けて最先端の取り組みを推進している豊田自動織機から、北九州にて実施している実証事業の最新動向や開発動向、市場化に向けた展望についてご講演いただく予定です。
◇日 時:7月24日(水)14:00〜18:00
◇場 所:西鉄グランドホテル(福岡市中央区大名2-6-60)
◇日 程:
14:00〜15:00 『福岡水素エネルギー戦略会議総会』
15:10〜16:40 『記念講演会』
講演1「水素エネルギー関連産業の拡大に向けたHYDROGENIUSの取り組み」
杉村丈一氏(九州大学水素材料先端科学研究センターセンター長)
講演2「燃料電池フォークリフトの開発動向と北九州における実証実験の取り組み」
関森俊幸氏(株式会社豊田自動織機技監)
16:45〜18:00 『交流会』 会費:5,000円/人
※なお、当日は13時からロビーにて、九州大学や県内企業等のパネル展示・製品展示を
行っております。ご興味のある方はお早めにお越しください。
★プログラム詳細はこちら★
http://www.f-suiso.jp/info/6287.html
◇申し込みと締切:下記申込みフォームよりお手続きください。(7月19日(金)締切)
https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20130408155754
◇問い合わせ先:福岡水素エネルギー戦略会議事務局(担当:黒水)
TEL:092-643-3448 E-mail:info@f-suiso.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
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