燃料電池ワールド Vol.1442 (2013/07/19 11:28)

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□燃料電池ワールド Vol.1442
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■2013年07月19日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://www.fuelcellworld.jp/

■07月17〜18日のWEB LINK NEWS
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2013/07/17 17日の朝刊(都内最終版)☆1(時事通信)
【フジサンケイ ビジネスアイ】
◆ホンダ、15年発売予定 燃料電池車 GMの技術採用(5)(続)
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20130717-00000000-jijnb_he-nb

2013/07/17 GM技術、早期取り入れ ホンダ、燃料電池車開発で(産経新聞)

 ホンダは16日、平成27年に自社の単独開発車として日米欧で発売予定の燃料電池車(FCV)について、提携先の米ゼネラル・モーターズ(GM)の技術を取り入れ発売する計画を立てていることを明らかにした。次世代エコカーの開発を担当しているホンダの福尾幸一常務執行役員が同日、産経新聞の取材に「コスト低減や航続距離を伸ばすことにつながる。GMの技術を(前倒しで)入れたい」と明言した。

 両社は32年の実用化に向け、燃料電池と水素貯蔵システムの共同開発を行うことで今月2日に合意している。両社の提携メリットについて、「(化学反応などの)化学的な技術が得意なGMと、部品をコンパクトにする設計技術や生産プロセスに秀でるホンダが組めば、強い技術が持てると判断した」と述べた。

 コスト削減効果については、「両社ともトップレベルの技術を持っているが、将来の普及を考えると、量産技術や低価格化のめどが立っていなかった」と指摘。「開発費用を価格に反映すれば何千万円にもなるが、両社で効率的にやることで、普及に向けた目標価格を達成できる」と強調した。

 今後の開発体制については、GMのミシガン州の開発センター、ホンダの栃木県の技術研究所を使って定期的に協議して具体化する。

 水素充填(じゅうてん)インフラ整備や施設規格化では、「両社が組めば、(政府など)当局への発言力が増せるという希望はある」との認識を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130717-00000109-san-bus_all

2013/07/17 「尿」で発電する電池を開発、英研究(AFP=時事)

 【AFP=時事】人の「尿」の力を利用して携帯電話を充電し、メールを送信したりインターネットを閲覧したりするのに十分な電力を得ることができたという研究論文が16日、英国王立化学会(Royal Society of Chemistry)発行の学術誌「フィジカルケミストリー・ケミカルフィジックス(Physical Chemistry Chemical Physics)」で発表された。

 英ブリストル大学(University of Bristol)とブリストル・ロボット工学研究所(Bristol Robotics Laboratory)の研究者らが発表した論文によると、バクテリアで尿を分解して発電する燃料電池の開発に成功したという。

 技術者のイオアニス・イエロプロス(Ioannis Ieropoulos)氏は「この燃料電池の優れた点は、風や太陽の不安定な性質に依存せず、まさに廃棄物を再利用してエネルギーを生成することだ」と述べ、「無限の供給が確実に見込める産物の1つが、われわれ自身の尿だ」と付け加えた。

 研究チームは、炭素繊維の電極上でバクテリアを培養し、電極をセラミックのシリンダー内に取り付けた。バクテリアは、シリンダーに通した尿に含まれる化学物質を分解して、微量の電荷を生成する。この電荷は、コンデンサーに蓄えられる。

 現在は自動車のバッテリーほどの大きさのこの電池が、さまざまな用途向けに開発されることをイエロプロス氏は期待している。「簡単に持ち歩けるくらいにすることが目標だ」と同氏は説明する。
「これまでのところ、われわれが開発した微生物燃料電池(MFC)では、携帯電話のテキストメッセージ(SMS)やウェブの閲覧、短時間の通話などを実行可能な量の電力が生成される」
「この設計概念は試験を行い、正しく機能している。今後は、バッテリーを完全に充電するためのMFCを開発できるように、プロセスの開発・改良を進めていく」とイエロプロス氏は述べている。研究チームはこの技術を利用して、最終的に家庭の電気機器に電力を供給できるようにすることを望んでいる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130717-00000011-jij_afp-int

2013/07/17 電気自動車で注目、米テスラと中国BYD 技術レベルはほぼ同じ―中国メディア(XINHUA.JP)

 米テスラモーターズは最新技術を満載し、米国の層の厚いテクノロジーとイノベーション併せ持つ電気自動車テスラSモデルによって、投資家たちの注目を浴びている。電気自動車分野では、中国ベンチャーの比亜迪(BYD)も燃料電池技術の研究開発で先頭に立つ実力企業だ。投資家が電気自動車事業をどう分析するかは目下の重要な研究テーマになっている。証券市場週刊が伝えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130717-00000012-xinhua-cn

2013/07/18 中国の自動車はEU・日本などの燃費基準を満たせず―中国メディア(XINHUA.JP)

 エネルギー及び交通創新センターは7月15日に発表した報告で、中国の自動車メーカーは2015年までにEU、日本と米国の燃費基準に到達できないと予測した。一財網が伝えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130718-00000019-xinhua-cn

2013/07/18 アベノミクスの燃料電池政策 実は菅内閣の置き土産だった?(NEWS ポストセブン)

 アベノミクス「第3の矢」である成長戦略を放って参院選に臨んでいる安倍自民。『日本再興戦略 JAPAN is BACK』(6月14日発表)と銘打たれた戦略プランの内容には、「小粒」「期待はずれ」との指摘がつきまとう。

 中には、民間の力を最大限引き出す規制緩和やインフラ整備が着々と進められている項目もある。その代表例が“究極のエコカー”と目される燃料電池車の普及に向けた取り組みだ。
「2015年の燃料電池自動車の市場投入に向けて、燃料電池自動車や水素インフラに係る規制を見直すとともに、水素ステーションの整備を支援することにより、世界最速の普及を目指す」(「日本再興戦略」より)

 だが、燃料電池車のインフラ整備を巡る政策は、安倍政権の“実績”では決してない。「水素スタンド整備の道筋は、2010年6月に民主党の菅内閣で閣議決定された『エネルギー基本計画』『規制・制度改革に係る対処方針』で既にできていました。その後、規制の見直しや実際のスケジュールが組まれたものの、首相交代や政権交代で頓挫してしまった。そして、安倍政権は決まっていた話をそっくり違うテーブルに乗せ換え、第3の矢に盛り込んだだけです」(全国紙記者)
「安倍政権の成長戦略で特色を見い出すとすれば、雇用の自由化など小泉政権流の弱肉強食政策。いまのところ、たとえ実態とはかけ離れた政策でも、『3年後は良くなる、5年後はもっと良くなる』と、国民の期待感を煽り続ける“予言政治”で凌いでいますが、そのマインドコントロールが解けるのも時間の問題かもしれません」(伊藤氏)

 燃料電池車については、2025年に市場規模が2兆9106億円になるとの予測(市場調査会社の富士経済調べ)がある。国のインフラ整備も欠かせない普及期ゆえに、今回ばかりは支援の手を緩めてはならない。それがアベノミクスの成否を占う大事な試金石にもなる。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130718-00000005-pseven-soci

2013/07/18 18日の朝刊(都内最終版)☆1(時事通信)
【日経】
◆燃料電池に参入 ソフトバンク、米社と合弁 産業用(3)
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20130718-00000000-jijnb_he-nb

2013/07/18 日経平均は30円高でスタート、米株高が支え(サーチナ)

 個別では、第三者割当増資などで約9億円を調達するKLabや、4?6月期で営業赤字数十億円に改善と報じられたシャープが買いを集めている。燃料電池事業への参入が伝わったソフトバンクも堅調。設備増強報道で、東芝も高い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130718-00000000-scn-biz

2013/07/18 ソフトバンク、Bloom Energyと燃料電池による電力供給を行う合弁会社を設立(マイナビニュース)

 ソフトバンクグループと米Bloom Energyは、日本国内において需要が高まるクリーン・安定的・分散型の電力供給に向けて、折半出資の合弁会社Bloom Energy Japan株式会社(ブルームエナジージャパン、所在地:東京都港区、代表取締役社長:三輪茂基氏)を設立したと発表した。

 資本金は10億円で、SBパワーマネジメントと米Bloom Energyが50%ずつ出資する。合弁会社は、燃料電池(Bloomエナジーサーバー)からの発電による電力の供給、販売事業。また、それに伴う、機器の輸入、設置などの付帯業務を行う。

 Bloom Energy Japanは、コンパクトで24時間365日稼働し続ける、安全でクリ―ン・安定的・分散型の代替電力を提供することを目的に設立。ソフトバンクは、今回の合弁会社設立により、Bloom Energyの提供する分散型ベース電源と、これまで推進してきた太陽光発電や風力発電による再生可能エネルギーとの双方を提供していくことで、国内においてクリーンエネルギー普及促進の取り組みをさらに強化していく。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130718-00000042-mycomj-sci

■海外ニュース
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<ポータブル/バックアップ電源>
●バラード社、500番目に生産した通信用補助電源「エレクトラゲン」を出荷

 バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)は、アイダ・テック社(IdaTech)を取得した2012年8月以来、拡大した生産ラインで500番目となるメタノール改質型燃料電池通信用補助電源システムを出荷した。
http://www.ballard.com/about-ballard/newsroom/news-releases/news04111301.aspx

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議「平成25年度の総会・記念講演会」開催【再掲】

 今年の記念講演会では、水素エネルギー社会の実現に向けて最先端の取り組みを推進している九州大学水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS) 杉村丈一センター長からHYDROGENIUSの概要や、産業界との連携強化に関するビジョンについてご講演いただく予定です。また、燃料電池フォークリフトの実用化に向けて最先端の取り組みを推進している豊田自動織機から、北九州にて実施している実証事業の最新動向や開発動向、市場化に向けた展望についてご講演いただく予定です。
◇日 時:7月24日(水)14:00〜18:00
◇場 所:西鉄グランドホテル(福岡市中央区大名2-6-60)
◇日 程:
14:00〜15:00 『福岡水素エネルギー戦略会議総会』
15:10〜16:40 『記念講演会』

 講演1「水素エネルギー関連産業の拡大に向けたHYDROGENIUSの取り組み」

    杉村丈一氏(九州大学水素材料先端科学研究センターセンター長)

 講演2「燃料電池フォークリフトの開発動向と北九州における実証実験の取り組み」
    関森俊幸氏(株式会社豊田自動織機技監)
16:45〜18:00 『交流会』 会費:5,000円/人
※なお、当日は13時からロビーにて、九州大学や県内企業等のパネル展示・製品展示を 
  行っております。ご興味のある方はお早めにお越しください。
★プログラム詳細はこちら★
http://www.f-suiso.jp/info/6287.html
◇申し込みと締切:下記申込みフォームよりお手続きください。(7月19日(金)締切)

  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20130408155754
◇問い合わせ先:福岡水素エネルギー戦略会議事務局(担当:黒水)
   TEL:092-643-3448 E-mail:info@f-suiso.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)

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