燃料電池ワールド Vol.1441 (2013/07/17 08:30)

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□燃料電池ワールド Vol.1441
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■2013年07月17日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://www.fuelcellworld.jp/

■07月16日のWEB LINK NEWS
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2013/07/16 16日の朝刊(都内最終版)☆2(時事通信)
【日刊工業】
◆燃料電池車向け量産 水素センサー エフアイエス、年内にも(1)
http://newsbiz.yahoo.co.jp/detail?a=20130716-00000001-jijnb_he-nb

2013/07/16 JAXA、航空分野の産学連携を強化に向けて公募型研究を実施(レスポンス)

 JAXAは、日本の航空分野の研究開発の中核機関として、研究コミュニティを拡大して効果的・効率的な研究成果創出を図るとともに、イノベーション研究を推進するため、産学連携を強化していく方針。この一環として、大学や産業界に広く知的リソースを求め、JAXAと日本の研究開発力の強化とイノベーション研究の振興を目的に公募型研究を実施する。

 2013年度の公募テーマは「研究開発プログラム」と「基礎的基盤研究」に分かれている。

 基礎的基盤研究のテーマは、極超音速ターボジェットの推進性能改善と環境影響評価、3Dプリンタによる高出力モータ用最密充填コイル製作方法の研究、航空宇宙機設計の高度化に向けた非定常空力研究、燃料電池の環境試験など。
 応募の締め切りは8月8日。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130716-00000005-rps-bus_all

2013/07/16 京コンピュータをどう使って行くのか 第7回 京の活用により、エネルギー問題を解決 - 東大(マイナビニュース)

 東京大学の常行真司教授は、京コンピュータを使う新物質の開発と、それによるエネルギー問題の解決に関する研究について発表を行った。

 エネルギーを創る分野では、レアアースを使わないで発電機用の強力な磁石を作る、燃料電池や太陽電池の効率を上げる物質を作ることが重要な課題になっている。また、電気を運ぶ分野では超伝導でロスを減らす実用的な電線材料の開発が重要であるし、電気を多く蓄えることができる電池材料の開発も重要である。

 スマートフォンなどの携帯機器では、体積や重量あたり、より多くの電気が蓄えられ、長時間動作できる電池が望ましい。また、燃料電池も効率の向上や小型化が求められている。このような高性能化を実現するためには、性能の鍵となる電極材料や電解液の開発が重要となる。そのためには、電極と電解液面の化学反応をシミュレーションによって定量的に評価し、最適な材料を探すことが必要である。

 現状では、計算能力の制約から、モデル化した理想的な界面での反応しか計算できないが、京コンピュータの使用で現実の電極構造を使った定量的な計算が可能になる。

 そして、開発期間が短縮されると、エネルギー効率を改善する物質が早く実用化されてエネルギー問題の解決の速度が上がるだけでなく、ライバルに先駆けて特許を取得して利益を上げることも可能になる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130716-00000026-mycomj-sci

2013/07/16 リフォームで補助金がどれだけもらえる?横浜市のケースで検証した(SUUMOジャーナル)
■太陽光発電とエネファームで、最大70万5000円の補助金

 まずは省エネリフォームから見てみよう。例えば3kWの太陽光発電システムを設置する場合、まず国(太陽光発電普及センター)から6万円(1kWあたりのシステム価格が41万円以下の場合)、さらに神奈川県から4万5000円(HEMS[ホームエネルギーマネジメントシステム]の設置が条件)、横浜市から5万円がもらえる。これだけで15万5000円の補助金が支給されることになる。
またエネファームを設置した場合、国から最大で45万円まで、神奈川県から5万円、横浜市から5万円の補助を受けることができる。

 つまり横浜市で太陽光発電とエネファームを設置すると、最大70万5000円の補助金が支給されるというわけだ。それぞれ一定の条件をクリアする必要があり、設置機器費用や工事費などによりもらえる補助金の額は異なるが、設置後に光熱費が下がることも考えると十分検討する価値がある。
●国のエネファーム等燃料電池への補助金制度についての問い合わせ先燃料電池普及促進協会
HP:http://fca-enefarm.org/
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130716-00047603-suumoj-life

2013/07/16 “一匹狼”から路線変更、ホンダの本音(東洋経済オンライン)
■ キーマンは初代「インサイト」の開発責任者

 これまで単独で開発をしていたホンダだが、今回、GMとの共同開発に踏み切った。その理由や背景などについて、FCEV開発を統括する福尾幸一・常務執行役員が7月16日、報道関係者向けに説明した。福尾常務は、1999年に発売されたホンダ初のハイブリッド自動車(HV)である初代「インサイト」の開発責任者を務めた人物である。
 以下は福尾常務の発言要旨。

 FCEVの普及には、コストダウン、インフラの整備など多くの課題があり、それをクリアするためには1社よりも2社で共同した方が効率的だと判断した。従来型のエンジンやHV、モーターなどはホンダに技術があり、その分野であれば二人三脚より1人で走った方が速い。しかし、まだまだ開発途上であるFCEVは状況が違う。

 GMとホンダはいずれもFCEV開発では先頭を走っていると自負している。GMとはかつてエンジンを供給するなどの事業上のつながりのほか、技術レベルでもパワートレイン(エンジンやトランスミッションなど)やFCEVで交流があった。

 ホンダは新技術開発などで共同開発・提携の門戸を閉ざしていたことはない。交流をする中でお互いに技術レベルが同等であることが分かり、またGMは米国でリーダー的な存在でもあることから提携した。今回、よりハイレベルでの技術提携をすることで、2社がFCEV普及というゴールに近づけると考えている。提携に迷いはなかった。

 提携の内容は、燃料電池(FC)スタック<※水素と酸素を反応させて電気を作る部品で、FCEVの最重要部品>と水素充填装置(水素タンク)の開発。それぞれがもつFCEVの関連技術はすべて相互に公開し、開発人員や費用を半々ずつ負担する。ホンダとして従来のFCEVの開発リソースを削減することはない。単純にいえば提携でリソースが2倍になるということだ。
■ 自動車の商品化は「現在は白紙」

 6月に正式に提携契約を結び、現在は、互いの「ネタ」をすべてテーブルに出し、2020年の実用化時点でターゲットとするFCスタックの出力や大きさ、コストについて議論を始めたところだ。ターゲットが決まったら、具体的な開発分野の担当を負担のバランスも考えながら決めることになる。自動車としてどう商品化するかについては現在は白紙。長い開発提携の間にどこかで議論することにはなるだろう。

 今回の提携は2社間の合意であり、第三者が加わることについては、あえて排除するものではないが、想定はしていない。

 FCEVのエンジニアは霧の中を走っているようなもの。だが、GMと組んだことで方向性が間違っていないことが分かり、ネガティブなストレスは減る。足元は、HEVが化石燃料の消費を減らすために普及させるべき技術だ。しかし、化石燃料を消費しない自動車の普及は、遠いかもしれないが目指すべき未来だ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130716-00015555-toyo-bus_all

2013/07/16 <ノンフィクションW>「マン島TTレース 電動バイクで風になれ!」日本人夫婦が手作りバイクで参戦(まんたんウェブ)

 WOWOWは、毎週金曜午後10時に「ノンフィクションW」枠を設け、オリジナルのドキュメンタリー番組を放送中だ。この枠では、見る人を新しい世界へと誘うフルハイビジョンの“ノンフィクションエンターテインメント”番組をWOWOWプライムで毎週、テーマを変えて放送している。7月19日に放送される「マン島TTレース 電動バイクで風になれ! チーム『MIRAI』オートバイの『未来形』に挑む」を担当したWOWOWの制作部の内野敦史プロデューサーに番組の魅力を聞いた。
 ??今回のテーマを取り上げたきっかけと理由は?

 私自身オートバイ好きですが、この企画を制作会社のディレクターからご提案いただいたとき、正直最初は「電動バイクってあの50ccサイズくらいでノロノロ走る、アレでしょ?」くらいな認識でしかなかったんです。ところが! そのディレクターは、やおらポータブルDVDプレーヤーを取り出して「内野さん、黙ってこの映像を見てみてください」と。見ましたよ、その映像。ビックリでした。何がすごいか、それは「音」なんです。オートバイといえばマフラーから出るあの勇ましい音がイメージですよね? ところが電動バイクはエンジン駆動ではないですからモーター音しかでない。「ブォォォーーン」ではなくて、基本的に静かで「キィィィィーーーン」という高周波系のなんとも不思議な音なんです。しかも速い! スペックでいうと400ccクラス。200キロ近くだすチームもありますよ。高速バイクが目の前を駆け抜けるのに、なぜか鳥のさえずりが聞こえる……。ディレクターから「この企画いかがですか?」とたずねられ、私は「今やるでしょ」と。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130716-00000010-mantan-ent

2016/07/16 夢のエネルギー「ITER」は、異常気象を解明する一助になるかも(エコノミックニュース)

 夢のエネルギーと言われる「国際熱核融合実験炉(ITER;イーター)」の建設が2020年の運転開始に向けて着々と進んでいる。ITERは、日本とフランスが中心になって進めている国際プロジェクト。実験炉そのものは、フランス南部のカラダッシュに建設され、日本には実験によって得られるデータを集めて解析する施設が建設される。このほど、カラダッシュの本体の建設が始まった。

 核融合炉が夢のエネルギーと言われる理由は、取り出せるエネルギーの規模の大きさと、“燃料”の調達のしやすさにある。ある専門家によると、核融合炉は水の中の水素を“燃料”に使える。しかも、実用化されれば、「100万kWの発電所を1年動かすのに必要な“燃料”は、ポリバケツ1杯の海水だけ」だという。100万kWといえば、今の日本にある原発1基当たりの平均的な規模だ。

 また、放射能に関しても、核分裂に比べれば、少ないことも証明されている。

 しかし、技術開発が大きな課題。簡単に言えば、太陽を圧縮して炉の中に閉じ込めたうえ、反応を調整するという技術が必要になる。この2つの技術を確立するには、「今後、数十年はかかるかもしれない」(前出の専門家)という。

 ただ、技術が確立されれば、エネルギー問題の解決のほかに本物の太陽が燃える仕組みの解明につながるかもしれない。気象専門家の間では、世界レベルの異常気象の根本原因は太陽活動によるものという考えが少なくない。太陽の仕組みが解明できれば、異常気象の根本原因も分かり、やがては、気象をもとに戻す技術へとつながる可能性もある。(編集担当:柄澤邦光)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130716-00000016-economic-bus_all

■海外ニュース
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<報告書/市場調査>
●水素貯蔵技術の新刊本 (2013年03月)

 『水素貯蔵技術――材料と適用(Hydrogen Storage Technology ― Materials and Applications)』が新しく刊行された。この本は、水素貯蔵材料、基準と規格、圧力容器、工学的な水素貯蔵システムの化学的性質などについて取り組んでいる。
http://www.crcpress.com/product/isbn/9781439841075

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議「平成25年度の総会・記念講演会」開催【再掲】

 今年の記念講演会では、水素エネルギー社会の実現に向けて最先端の取り組みを推進している九州大学水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS) 杉村丈一センター長からHYDROGENIUSの概要や、産業界との連携強化に関するビジョンについてご講演いただく予定です。また、燃料電池フォークリフトの実用化に向けて最先端の取り組みを推進している豊田自動織機から、北九州にて実施している実証事業の最新動向や開発動向、市場化に向けた展望についてご講演いただく予定です。
◇日 時:7月24日(水)14:00〜18:00
◇場 所:西鉄グランドホテル(福岡市中央区大名2-6-60)
◇日 程:
14:00〜15:00 『福岡水素エネルギー戦略会議総会』
15:10〜16:40 『記念講演会』

 講演1「水素エネルギー関連産業の拡大に向けたHYDROGENIUSの取り組み」

    杉村丈一氏(九州大学水素材料先端科学研究センターセンター長)

 講演2「燃料電池フォークリフトの開発動向と北九州における実証実験の取り組み」
    関森俊幸氏(株式会社豊田自動織機技監)
16:45〜18:00 『交流会』 会費:5,000円/人
※なお、当日は13時からロビーにて、九州大学や県内企業等のパネル展示・製品展示を 
  行っております。ご興味のある方はお早めにお越しください。
★プログラム詳細はこちら★
http://www.f-suiso.jp/info/6287.html
◇申し込みと締切:下記申込みフォームよりお手続きください。(7月19日(金)締切)

  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20130408155754
◇問い合わせ先:福岡水素エネルギー戦略会議事務局(担当:黒水)
   TEL:092-643-3448 E-mail:info@f-suiso.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)

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