燃料電池ワールド Vol.1430 (2013/07/01 10:34)

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□燃料電池ワールド Vol.1430
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■2013年07月01日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://www.fuelcellworld.jp/

■06月28〜30日のWEB LINK NEWS
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2013/06/28 大阪府、小中学生対象「テクノロジー・サマーフェス」8/6(リセマム)

 大阪府立産業技術総合研究所は8月6日(火)に、小中学生対象の「みつけてサイエンス さわってテクノロジー こどものための工作・実験教室 機器等の実演・体験」を開催。静電気モーターや陶芸体験の工作教室、電子顕微鏡の実演などを行う。参加費は無料。

 イベントは、午前の部「こどものための工作・実験教室」と、午後の部「機器等の実演・体験」にわけて実施。午前の部では、「君だけのやきものを作ろう」「真空の中でメダルを金ぴかに!」「プログラミング・ビークルを作ろう」など、全部で14の教室が開かれる。午後の部では、「燃料電池自動車の展示および試乗体験」「音の響かない世界を体験しよう」「液体窒素の実験を楽しもう!」などが行われる。

 申込方法は、午前・午後の部ともに同研究所ホームページから、インターネットでの申込み。1メールアドレスにつき1回の申込みが可能で、1人1回限りとなっている。午前の部は希望する教室への申込みとなっているが、午後の部は個別のイベントごとの申込みは行っておらず、当日、各会場で先着順の参加になる。ただし、一部のイベントは当日配布される整理券が必要。申込期間は7月1日(月)から10日(水)まで。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130628-00000006-resemom-life

2013/06/28 世界初の水素発電所、川崎市と千代田化工が15年稼働計画/神奈川(カナロコ by 神奈川新聞)

 川崎市と千代田化工建設(横浜市西区)は28日、川崎市臨海部に世界初となる商業用水素発電所を建設する計画などを明らかにした。2015年の稼働を目指している。両者は同日、究極のクリーンエネルギーとされる水素を使った低炭素社会の実現に向けた連携・協力包括協定を締結した。

 千代田化工建設はこれまで困難だった水素の常温・常圧での大量貯蔵・長距離輸送技術の開発に成功。協定では、この技術を使って(1)水素を臨海部のコンビナートで受け入れ、地域水素ネットワークを構築(2)二酸化炭素(CO2)を排出しない水素発電など水素のエネルギーへの利用(3)再生可能エネルギーで製造する水素の活用?などの取り組みを推進するとしている。

 千代田化工建設は水素の海外調達から輸送、供給までのビジネスモデルを構築する。川崎市は水素発電所整備支援に向け、国や関係機関との協議調整や他企業と連携しての早期事業化を支援する。課題解決に向け、有識者や臨海部の企業による「(仮称)川崎臨海部水素ネットワーク協議会」を8月に設置する。

 これまで水素をトルエンに混合してできた液体から、水素を再び取り出すことが難しかった。しかし、同社は新たに開発した触媒を使って、この液体から再び水素を高効率で取り出すことに成功。この結果、水素の常温・常圧での大量長期貯蔵や長距離輸送が可能になった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130628-00000033-kana-l14

2013/06/29 水素燃料電池車の国際基準が成立、日本基準の採用で日系メーカーに追い風(レスポンス)

 国土交通省は6月28日、24日から28日までスイス・ジュネーブで開かれた国連欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラム(WP29)第160回会合の結果を発表した。

 それによると、会合では、水素燃料電池自動車の安全性に関する国際基準が成立し、すでに2005年に策定していた日本基準が相当程度盛り込まれたという。これにより、輸出先に合わせて仕様を代える必要がなくなるなど、日系自動車メーカーが高い国際競争力を有することが期待されるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130629-00000002-rps-soci

2013/06/29 常温下の安定化に新技術 水素発電へ、千代田化工建設がデモプラント開設(SankeiBiz)

 プラント建設大手の千代田化工建設は大量の水素を安全に貯蔵、輸送し、エネルギーとして利用できる技術を実用化した。技術的には世界初の水素発電所への応用も可能になった。

 水素の輸送や貯蔵は極めて低い温度を保たなければ困難とされていた。新技術は、水素を他の物質に固定して常温常圧の液体にすることで状態を安定させる。使用時には白金を使った独自の触媒を使い、液体に溶け込んだ水素を取り出して利用する仕組み。

 新技術開発により、大量の水素利用に際しても特別な設備を作ることなく、既存の石油タンクなど低コストでの運用が可能になり、実用化にめどがついた。

 千代田化工は横浜市にデモプラントを開設、国内外の電力会社やエネルギー関連会社などと連携し数年内にも水素発電所を稼働させたい考えだ。

 水素の生産・貯蔵をめぐっては、神戸製鋼所が大容量の水素供給ができる小型装置の実証実験を行うほか、岩谷産業も超低温の液化水素貯蔵・輸送システムに取り組む。水素の貯蔵・輸送技術の進化は、水素発電所の稼働のほか実用化が先行する燃料電池車や家庭用燃料電池にも応用が期待されている。

 千代田化工の新システムも家庭用燃料電池の大型化に貢献するほか、燃料電池車を開発する自動車メーカーへの技術供与を検討している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130628-00000006-fsi-bus_all
※写真あり

2013/06/30 環境月間に合わせ科学体験デー・村山 生物観察や実験(山形新聞)

 6月の「環境月間」に合わせて、さまざまな実験や観察に取り組むイベント「親子で楽しむ環境科学体験デー」が29日、村山市の県環境科学研究センターで開かれた。

 備長炭と塩水を使い、水素と酸素を反応させて電気を作る「燃料電池」のコーナーで実験を行った谷地中部小6年の西谷瑠奈さん(11)は「仕組みは難しかったけど、勉強になったし、面白かった」と話していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130630-00000851-yamagata-l06

■海外ニュース
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<報告書/市場調査>
●全米研究評議会の報告書『代替車両と燃料への移行』 (2013年03月18日)

 全米研究評議会(National Research Council)からの新しい報告書『代替車両と燃料への移行(Transitions to Alternative Vehicles and Fuels)』は、バイオ燃料や電気、水素といった代替燃料を使用するより効率的な車両と、高いコストと消費者の好みの影響を克服する政府の強力な施策を組み合わせることで、米国は2050年までに、石油の消費や地球温暖化ガスの排出を、自動車やトラックなどの軽車両で80%減らせるかもしれない、ということを明らかにしている。
http://www8.nationalacademies.org/onpinews/newsitem.aspx?RecordID=18264

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター【技術者育成コース】【再掲】

 水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者等を対象とした「技術者育成コース」を開催します。九州大学の教授陣及び全国有数の水素エネルギー関連企業の技術者が講師を務め,技術者に必要な知識と技術の習得を目指します。
◇日 時:7月16日(火)〜19日(金)
◇場 所:1日目 福岡県中小企業振興センター(福岡市博多区吉塚本町)

   2日目 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)(糸島市富)

     3、4日目 九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡)
◇対象者:・企業の水素関連部門に新規採用配属または他部門から配転された新任技術者
     ・水素エネルギー技術の基本を見直したい技術者 等
※水素関連業務に従事されている方や、理系の高校、大学等を卒業された方など、一定の知識を持った方向けの専門的な内容です。
◇定 員:20名
◇内 容:プログラム等、詳細については下記のHPをご覧ください。
     ※講師プロフィールを追加しました。
     http://www.f-suiso.jp/info/6434.html
◇参加費:受講料:50,000円/人 名刺交換会(参加自由):3,000円/人
◇申し込みと締切:下記申込みフォームよりお手続きください。(7月9日(火)締切)

  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20130524133155
◇問い合わせ先:福岡水素エネルギー戦略会議事務局(担当:中村)
  TEL:092-643-3448 E-mail:info@f-suiso.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
◇後 援:(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、水素エネルギー協会(HESS)燃料電池開発情報センター(FCDIC)、(財)水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

☆福岡水素エネルギー戦略会議「平成25年度の総会・記念講演会」開催【再掲】

 今年の記念講演会では、水素エネルギー社会の実現に向けて最先端の取り組みを推進している九州大学水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS) 杉村丈一センター長からHYDROGENIUSの概要や、産業界との連携強化に関するビジョンについてご講演いただく予定です。また、燃料電池フォークリフトの実用化に向けて最先端の取り組みを推進している豊田自動織機から、北九州にて実施している実証事業の最新動向や開発動向、市場化に向けた展望についてご講演いただく予定です。
◇日 時:7月24日(水)14:00〜18:00
◇場 所:西鉄グランドホテル(福岡市中央区大名2-6-60)
◇日 程:
14:00〜15:00 『福岡水素エネルギー戦略会議総会』
15:10〜16:40 『記念講演会』

 講演1「水素エネルギー関連産業の拡大に向けたHYDROGENIUSの取り組み」

    杉村丈一氏(九州大学水素材料先端科学研究センターセンター長)

 講演2「燃料電池フォークリフトの開発動向と北九州における実証実験の取り組み」
    関森俊幸氏(株式会社豊田自動織機技監)
16:45〜18:00 『交流会』 会費:5,000円/人
※なお、当日は13時からロビーにて、九州大学や県内企業等のパネル展示・製品展示を 
  行っております。ご興味のある方はお早めにお越しください。
★プログラム詳細はこちら★
http://www.f-suiso.jp/info/6287.html
◇申し込みと締切:下記申込みフォームよりお手続きください。(7月19日(金)締切)

  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20130408155754
◇問い合わせ先:福岡水素エネルギー戦略会議事務局(担当:黒水)
   TEL:092-643-3448 E-mail:info@f-suiso.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)

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