燃料電池ワールド Vol.1425 (2013/06/24 08:33)

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□燃料電池ワールド Vol.1425
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■2013年06月24日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://www.fuelcellworld.jp/

■06月21〜23日のWEB LINK NEWS
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2013/06/21 広報担当に研究者 理系研究成果、学外へ発信 東北大(河北新報)
◎東北大研究者2人にロシアから資金最大5億円/若手教育など支援

 ロシア政府が世界の優れた科学研究者に資金を提供し、基礎研究や国内の若手研究者らの教育に取り組むプロジェクトのリーダーに、東北大から川添良幸名誉教授(材料情報学)と大学院理学研究科の大谷栄治教授(高圧地球物理学)が選ばれた。

 川添氏はクリーンエネルギーの水素燃料となる液体水素の貯蔵技術、大谷氏は地球内部の物質状態解明が研究テーマ。ロシアから若手研究者を東北大に招き、共同研究と教育指導に当たる。

 プロジェクトは2011年に始まり、リーダーには研究費として年100万ドルが3?5年間、最大で500万ドル(5億円弱)が提供される。過去に選ばれた日本人研究者はノーベル化学賞を受賞した米ボストン大名誉教授の下村脩氏だけだった。

 13年は世界で計42人が選出され、このうち日本人は川添、大谷両氏を含め3人。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130621-00000002-khks-l04

■海外ニュース
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<輸送>
●バラード社、スコットランドとドイツのバスに燃料電池システムを供給 (2013年03月13日)

 ベルギーのバス製造業者ヴァン・ホール社(Van Hool NV)とスコットランドのアバディーン市交通局(Transit Authority in Aberdeen)は、バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)の150kW級燃料電池モジュール「FCベロシティ(FCvelocity)-HD6」によって出力を得る10台の燃料電池バスを配置する予定である。この収入業務が展開したときには、アバディーン市で操業する10台の艦隊はヨーロッパで最大の燃料電池バス艦隊となる。そのうえ2014年の初め頃には、ヨーロッパの約40台のバスはバラード社の燃料電池モジュールを積んでいるだろう。

 2013年の残りの時期にバラード社は、バン・ホール社へさらに8基の燃料電池を出荷する予定で、この8基はアバディーン市のバス艦隊で使う6基と、ドイツのケルン市(Cologne)に配備されるバスで使われる2基である。ケルン市のバスはノルトライン=ヴァストファーレン州(North Rhine Westphalia:NRW)政府によって、ドイツ国家革新プログラム(German National Innovation Program)から資金援助を受けて購入される。アバディーン市のバスは、「ハイベロシティ(High V.LO-City)」と「ハイトランジット(HyTransit)」両プログラムを通してEUのジョイント技術イニシアティブ(JTI:Joint Technology Initiative)の財源によって支援されている。
http://www.ballard.com/about-ballard/newsroom/news-releases/news03131301.aspx〔参考〕EUのジョイント技術イニシアティブ(JTI:Joint Technology Initiative)については、水素・燃料電池実証プロジェクト「欧米における燃料電池自動車動向調査報告書(平成21年度)」72ページに以下のような記述がある。
「FP6(第 6 次フレームワークプログラム)までは、研究開発助成に関する意思決定は欧州委員会の研究総局(DG-Research)が担当していたが、FP7では、重要分野については企業ニーズをR&Dに反映させ、より長期的視点で取り組むために、ジョイント技術イニシアティブ(JTI)が開始された。JTIは一種の官民パートナーシップ(Public-Private Partnership:PPP)で、官(研究総局)と民間企業が助成の意思決定に参画するものである。JTIが設置されたのは以下の5分野。

 燃料電池・水素、革新的医療、ナノエレクトロニクス、組込システム、航空。

 この5分野以外については、これまでどおり、研究総局が主体となって研究助成を決定する。

 なおJTIはあくまでも「イニシアティブ」であり、組織ではない。JTIを実際に実施する機関が共同実施機構(JU)であり、燃料電池・水素分野のJUが「燃料電池水素共同実施機構(FCH JU)である。」
http://www.jari.or.jp/jhfc/data/report/2009/pdf/eaa_report_04.pdf

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター【技術者育成コース】【再掲】

 水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者等を対象とした「技術者育成コース」を開催します。九州大学の教授陣及び全国有数の水素エネルギー関連企業の技術者が講師を務め,技術者に必要な知識と技術の習得を目指します。
◇日 時:7月16日(火)〜19日(金)
◇場 所:1日目 福岡県中小企業振興センター(福岡市博多区吉塚本町)

   2日目 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)(糸島市富)

     3、4日目 九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡)
◇対象者:・企業の水素関連部門に新規採用配属または他部門から配転された新任技術者
     ・水素エネルギー技術の基本を見直したい技術者 等
※水素関連業務に従事されている方や、理系の高校、大学等を卒業された方など、一定の知識を持った方向けの専門的な内容です。
◇定 員:20名
◇内 容:プログラム等、詳細については下記のHPをご覧ください。
     ※講師プロフィールを追加しました。
     http://www.f-suiso.jp/info/6434.html
◇参加費:受講料:50,000円/人 名刺交換会(参加自由):3,000円/人
◇申し込みと締切:下記申込みフォームよりお手続きください。(7月9日(火)締切)

  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20130524133155
◇問い合わせ先:福岡水素エネルギー戦略会議事務局(担当:中村)
  TEL:092-643-3448 E-mail:info@f-suiso.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
◇後 援:(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、水素エネルギー協会(HESS)燃料電池開発情報センター(FCDIC)、(財)水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

☆福岡水素エネルギー戦略会議「平成25年度の総会・記念講演会」開催【再掲】

 今年の記念講演会では、水素エネルギー社会の実現に向けて最先端の取り組みを推進している九州大学水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS) 杉村丈一センター長からHYDROGENIUSの概要や、産業界との連携強化に関するビジョンについてご講演いただく予定です。また、燃料電池フォークリフトの実用化に向けて最先端の取り組みを推進している豊田自動織機から、北九州にて実施している実証事業の最新動向や開発動向、市場化に向けた展望についてご講演いただく予定です。
◇日 時:7月24日(水)14:00〜18:00
◇場 所:西鉄グランドホテル(福岡市中央区大名2-6-60)
◇日 程:
14:00〜15:00 『福岡水素エネルギー戦略会議総会』
15:10〜16:40 『記念講演会』

 講演1「水素エネルギー関連産業の拡大に向けたHYDROGENIUSの取り組み」

    杉村丈一氏(九州大学水素材料先端科学研究センターセンター長)

 講演2「燃料電池フォークリフトの開発動向と北九州における実証実験の取り組み」
    関森俊幸氏(株式会社豊田自動織機技監)
16:45〜18:00 『交流会』 会費:5,000円/人
※なお、当日は13時からロビーにて、九州大学や県内企業等のパネル展示・製品展示を 
  行っております。ご興味のある方はお早めにお越しください。
★プログラム詳細はこちら★
http://www.f-suiso.jp/info/6287.html
◇申し込みと締切:下記申込みフォームよりお手続きください。(7月19日(金)締切)

  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20130408155754
◇問い合わせ先:福岡水素エネルギー戦略会議事務局(担当:黒水)
   TEL:092-643-3448 E-mail:info@f-suiso.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)

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