燃料電池ワールド Vol.1415 (2013/06/10 10:34)

水素チャンネル Home

■───────────────────────────
□燃料電池ワールド Vol.1415
■□□□□□□□□□
■2013年06月10日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://www.fuelcellworld.jp/

■06月07〜09日のWEB LINK NEWS
□□□───────────────────────────

2013/06/07 FCVの販売は2030年まで年間200万以上…ナビガントリサーチ予測(レスポンス)
米国の市場調査会社ナビガントリサーチは、出版レポート「世界の燃料電池車市場の分析と予測- Fuel Cell Vehicles」において、燃料電池車(FCV)の年間販売数は、2030年には年間200万台を上回るとの予測結果を発表した。
FCV市場は、2011?2012年は年間販売数が500台以下と限定的だが、商用化は急速に進行。調査レポートによると、2015-17年には減速するものの、FCV市場は2030年には年間200万台を上回るだろうと報告している。
ナビガントリサーチ社のシニアアナリストLisa Jerram氏は「FCVは、商業化に適した性能をすでに実証しており、メーカーは技術の改善や最適化を続けるだろう。FCV技術は、基本的には、給油1回で200マイル以上の走行が可能で、十分実用に耐え、より大型の車両への適用がなされれば、プラグインハイブリッド技術よりも効率的であるといえる」とコメントしている。
ただし、主要自動車メーカーが、システムや周辺機器のコストを下げるために十分な生産量に達することができるかが課題であり、市場はさしあたりインフラ採用に依存していると指摘。燃料補給のステーションを作るためには時間がかかるため、FCVの早期市場段階である2015-17年には出荷台数は減速すると見ている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130607-00000030-rps-bus_all

2013/06/07 慰安婦発言 誤解払拭に意欲 松井知事、訪米“裏ミッション”(産経新聞)
 ■主目的は都市経営視察

 今回の訪米は都市経営に民間の活力を生かす手法などを学び、大阪府の政策に生かすのが主な目的だ。

 一方、カリフォルニア州のシリコンバレーでは、新エネルギーの燃料電池の開発企業や医療機器産業の視察を行う予定で、松井知事がトップセールスで企業誘致を呼びかける。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130607-00000131-san-pol

2013/06/08 燃料電池が本格事業化へ、各自治体も実証実験に参加(エコノミックニュース)

 燃料電池という単語が自然に耳に入ってくるようになったのはいつ頃からだろう。記憶では1990年代の中盤に「ハイブリッドカーの次に来る“エコカー”の筆頭」として、自動車メーカー各社が「燃料電池車」をさかんに喧伝した。その頃からだと思う。その後、21世紀を迎える前に、恵まれて東京青山に本社がある自動車メーカーの燃料電池試作車のステアリングを握った。その当時は1台数億円と言われていたが、実証実験を含めて環境庁(当時)や東京都などにリースという形で数台納品されたはずだ。しかし、その後「燃料電池車」についてのニュースはあまり聞こえてこない。

 ところが昨年秋、京都の半導体メーカー「ローム」と燃料電池開発のベンチャー「アクアフェアリー」が京都大学の技術支援をうけて、固体水素源を用いた小型高出力の燃料電池を開発・発表した。

 前置きが長くなったが、発表後に実施してきた市場ニーズ調査結果がまとまった。結果から申し述べると、携帯性の高いこの燃料電池に対する国内からの反応は「災害時の緊急電源として」の期待値が圧倒的に高かったという。そこで2社は、この燃料電池を災害時緊急電源として本格事業化するための実証実験助成金を「独立行政法人・新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」に申請、5月8日に採択された。

 緊急電源としてのスペックを簡単に記すと、100ワットの電力を連続2時間使用できる能力で、大きさは340×340×240ミリ、重量6?7キログラム程度になるという。人が片手で運べる大きさ・重さで複数個を直列接続して大パワー出力も可能だ。また、外部からあるいは燃料電池からでも充電可能な二次電池を内蔵、あらかじめ外部から充電しておけば燃料電池と合わせて最大400ワットの出力も可能となる。この緊急電源の水素源となるカルシウム・ハイドライドのカートリッジは、カセットコンロのガスボンベ程度の大きさ重さになるという。つまり、そのカートリッジを10本備蓄しておけば、20時間の電力供給が実現するわけだ。カートリッジの寿命は20年だ。

 緊急時の実証実験には京都市、三重県、秋田県などの自治体が参加して、この秋から開始される予定。なお、製品のデザインを担当するのは、近年のLED信号機やJR東日本のSUICAチャージ機などをデザインしたプロダクトデザイナーの秋田道夫氏。秋田氏は「こうした製品はデザインすると言うよりも、使う人の声をリサーチしながら形としてまとめるのが私の仕事」と語った。

 ところで、気になるのはスマホやタブレットへの電力供給源、携帯型燃料電池だ。プロトタイプは出来上がっていて、展示品&デモ機もあった。また、アメリカなどからミリタリー分野での引き合いが強いという。しかし、「当面、日本国内の最大需要である“緊急時電源”として地盤を固めて、量産効果を見極めてから。(ポータブル電源への進出は)2年後ぐらいでしょうか」とロームの神澤公氏は語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130608-00000021-economic-sci
※写真あり

2013/06/08 KSP、社長に東海大教授・内田氏就任へ/川崎(カナロコ by 神奈川新聞)

 国内最大級の研究開発集積施設である「かながわサイエンスパーク」(KSP、川崎市高津区)を運営するケイエスピーの大北智良社長が退任し、後任に東海大学工学部教授の内田裕久氏が就任する予定であることが7日、分かった。18日に開かれる株主総会後に正式決定する見通し。

 東海大学によると、内田氏は1975年、同大学大学院工学研究科修士課程修了。77年、西ドイツのシュツットガルト大学化学科博士課程修了。理学博士。専門分野は材料工学、水素エネルギー、科学技術教育など。11年8月から13年3月まで県知事参与も務めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130608-00000005-kana-l14

■海外ニュース
□□□───────────────────────────
●オバマ大統領、エネルギー安全保障基金を提案(2013年03月15日)

 オバマ政権(Obama Administration)は、10年間で総額20億ドル(約1890億円)の新しいエネルギー安全保障基金(Energy Security Trust)の設立を提案した。大統領のこの計画は、一つのゴールに向かっている。それは、アメリカの自動車とトラックの燃料を石油以外のものに変えることである。投資する対象は費用効果の高い技術領域で飛躍的に進展する研究開発だが、燃料電池自動車が含まれている。提案と一緒に発表された解説画像(infographic)には水素燃料電池の専用イメージが表されている。
http://www.whitehouse.gov/the-press-office/2013/03/15/fact-sheet-president-obama-s-blueprint-clean-and-secure-energy-future
※解説画像は↓
http://www.whitehouse.gov/infographic/energy-security-trust

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□───────────────────────────
☆福岡水素エネルギー人材育成センター【経営者コース】【再掲】

 「福岡水素エネルギー人材育成センター」では、水素エネルギー新産業への参入を目指す意欲的な経営者等を対象とした、【経営者コース】を開催します。水素ビジネスへの参入を目指す企業経営者や幹部のみなさまのご参加を、心からお待ちしております。
◇対象:水素・燃料電池分野への参入を目指すものづくり企業の経営幹部や企画担当者等
◇日程:6月13日(木)12:50〜17:50
◇会場:九州大学伊都キャンパス 稲盛財団記念館 1F Cホール(福岡市西区元岡)
◇カリキュラム:
「校長講話」渡邉浩之校長 (トヨタ自動車(株)技監)
「水素エネルギーとは」岡野一清氏(水素エネルギー協会顧問/九州大学大学院客員教授)「定置用燃料電池分野に参入するために」高橋元洋氏(東芝燃料電池システム(株)企画管理部長)
「水素・燃料電池分野の今後のビジネス展開」丸田昭輝氏((株)テクノバ調査研究一部主査)
◇定員:40名(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇受講料:3000円/人(交流会費2,000円)
◇コースの詳細はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
http://www.f-suiso.jp/info/6108.html
◇受講申込みはこちら(申込フォームが開きます)
https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20130408160612
◇お問い合わせ:福岡水素エネルギー戦略会議事務局(担当:中村)
  TEL:092-802-3303 FAX:092-802-3223
  E-mail:info@f-suiso.jp
◇主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)

☆福岡水素エネルギー人材育成センター【技術者育成コース】【再掲】

 水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者等を対象とした「技術者育成コース」を開催します。九州大学の教授陣及び全国有数の水素エネルギー関連企業の技術者が講師を務め,技術者に必要な知識と技術の習得を目指します。
◇日 時:7月16日(火)〜19日(金)
◇場 所:1日目 福岡県中小企業振興センター(福岡市博多区吉塚本町)

   2日目 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)(糸島市富)

     3、4日目 九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡)
◇対象者:・企業の水素関連部門に新規採用配属または他部門から配転された新任技術者
     ・水素エネルギー技術の基本を見直したい技術者 等
※水素関連業務に従事されている方や、理系の高校、大学等を卒業された方など、一定の知識を持った方向けの専門的な内容です。
◇定 員:20名
◇内 容:プログラム等、詳細については下記のHPをご覧ください。
     http://www.f-suiso.jp/info/6434.html
◇参加費:受講料:50,000円/人 名刺交換会(参加自由):3,000円/人
◇申し込みと締切:下記申込みフォームよりお手続きください。(7月9日(火)締切)

  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20130524133155
◇問い合わせ先:福岡水素エネルギー戦略会議事務局(担当:中村)
  TEL:092-643-3448 E-mail:info@f-suiso.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
◇後 援:(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、水素エネルギー協会(HESS)燃料電池開発情報センター(FCDIC)、(財)水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

☆福岡水素エネルギー戦略会議「平成25年度の総会・記念講演会」開催【再掲】

 今年の記念講演会では、水素エネルギー社会の実現に向けて最先端の取り組みを推進している九州大学水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS) 杉村丈一センター長からHYDROGENIUSの概要や、産業界との連携強化に関するビジョンについてご講演いただく予定です。また、燃料電池フォークリフトの実用化に向けて最先端の取り組みを推進している豊田自動織機から、北九州にて実施している実証事業の最新動向や開発動向、市場化に向けた展望についてご講演いただく予定です。
◇日 時:7月24日(水)14:00〜18:00
◇場 所:西鉄グランドホテル(福岡市中央区大名2-6-60)
◇日 程:
14:00〜15:00 『福岡水素エネルギー戦略会議総会』
15:10〜16:40 『記念講演会』

 講演1「水素エネルギー関連産業の拡大に向けたHYDROGENIUSの取り組み」

    杉村丈一氏(九州大学水素材料先端科学研究センターセンター長)

 講演2「北九州における燃料電池フォークリフトの運用実証の動向と市場化に向けた今後の展望」(仮) 株式会社豊田自動織機
 16:45〜18:00 『交流会』 会費:5,000円/人
★プログラム詳細はこちら★
http://www.f-suiso.jp/info/6287.html
◇申し込みと締切:下記申込みフォームよりお手続きください。(7月19日(金)締切)

  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20130408155754
◇問い合わせ先:福岡水素エネルギー戦略会議事務局(担当:黒水)
   TEL:092-643-3448 E-mail:info@f-suiso.jp
◇主 催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)

────────────────────────────────────

■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO pemdream
  連絡先:fc55gogo@gmail.com

 □解除を希望される方は、利用されている「まぐまぐ」または「melma!」のどちらかで解除の手続きを行ってください。pemdreamでの代行はできません。
 まぐまぐ http://www.kaijo.com/
 melma! http://melma.com/contents/taikai/
 □マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1