燃料電池ワールド Vol.1403 (2013/05/23 10:11)

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□燃料電池ワールド Vol.1403
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■2013年05月23日発行

                    ◆燃料電池NPO pemdream

                    ◇http://www.fuelcellworld.jp/

■05月22日のWEB LINK NEWS
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2013/05/22 慶應大の「仮想電力会社」、1000家庭の電力需給制御実験に成功……M2M技術を利用(RBB TODAY)

 慶應義塾大学(理工学部 山中直明研究室)は22日、仮想電力会社(EVNO:Energy Virtual Network Operator)による次世代電力需給制御方式の研究において、1000家庭を想定した模擬実験システムを開発し、3社のEVNO環境で、2秒周期で制御を行う実験に成功したことを発表した。

 このシステムは、ICT技術を活用したスマートグリッドにおいて、各家庭の電力管理制御システム(HEMS: Home Energy Management System)の情報をマシンツーマシン(M2M: Machine-to-Machine)通信技術で相互にやり取りを行う、電力需給制御アルゴリズムを動作させるためのものとなる。

 EVNOは、HEMSやスマートメータが、API(Application Program Interface)を通して、各家庭の現在の電力需要状況と電力供給(太陽光発電や燃料電池、蓄電池からの放電)状況である需給状況を利用可能とする。各家庭のアプリケーションプログラムでは、APIを通して得られた需給状況をもとに、M2Mの通信技術を用いた家庭間での分散協調スケジューリングアルゴリズムにより自動的に需給調整を行う。

 EVNOによる需給調整は、電力料金を最低にする、再生可能電力を優先的に使う、家庭内の余剰発電をできる限り削減するといった、各社個別の特色を持った運用ポリシーに基づいた需給制御を可能とするものだ。各家庭は好みに合致したEVNOを選択できる。

 本研究成果は、5月29日?31日に東京ビッグサイトで開催される「スマートコミュニティJapan2013・スマートグリッド展」にて展示公開、実験デモを行う。デモは、運用ポリシーの異なるEVNO3社の環境を想定し、パソコン上に構築した1000家庭が各家庭の好みに合致したEVNOを選択、2秒周期でM2M通信技術を用いた分散協調スケジューリングアルゴリズムにより需給制御を受けるというものとなっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130522-00000022-rbb-sci
※イメージ図あり

■海外ニュース
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<輸送>
●バラード社、燃料電池バスシステムの改善に向けた資金を授与される(2013年02月15日)

 バラード・パワーシステムズ社(Ballard Power Systems)は、公共バス市場で使う燃料電池発電モジュール「FCベロシティ-HD6(FCvelocity-HD6)」のさらなる商業化に向けて、持続可能技術開発カナダ(Sustainable Development Technology Canada:SDTC)から約200万カナダドル(190万米ドル)の資金提供を受領した。SDTCは2010年に、480万カナダドル(470万米ドル)を授与しているが、今回の資金提供はこのプロジェクトを一年間延長するためのものである。バラード社は「FCベロシティ-HD6」の原価削減に取り組む。
http://www.ballard.com/about-ballard/newsroom/news-releases/news02151301.aspx

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆FCDIC第20回燃料電池シンポジウム【再掲】
◇会期:5月28日(火)?29日(水)
◇会場:タワーホール船堀(江戸川区総合区民ホール、江戸川区船堀4-1-1)
◇詳細内容および参加申し込み:20日(月)までに下記URLから
http://www.fcdic.com/sympo2013/2013appl_general.pdf
◇お問い合わせ:燃料電池開発情報センター シンポジウム担当(塩澤、松田)TEL:03-6206-0231
FAX:03-6206-0232
メール:fc-sympo@fcdic.jp

☆燃料電池組立体験コーナー(どなたでも・無料)【再掲】

 第20回燃料電池シンポジウム記念大会展示会会場で同時開催します。燃料電池のしくみ、原理等を説明したあと、ケミックス社の「燃料電池組立キット」を使って組立/発電体験をして頂きます。シンポジウムに参加されない方でも、体験コーナーは参加できます。この機会にぜひご参加下さい。
◇日時:5月28日(火)10:00?、11:00〜、13:35〜、14:35〜

      29日(水)10:00?、11:00〜、13:30〜 ※各回10名
◇会場:タワーホール船堀(1F展示会会場)
◇参加申し込み:27日(月)正午までにFAXまたはメールでお申し込み下さい。
  Fax:03-6206-0232 メール:fccon-xp@fcdic.jp
「燃料電池組立体験コーナー参加希望」と記載の上、1、名前 2、〒/住所 3、電話番号 4、希望時間を併記して下さい。(先着順ですが、満席の場合は別途調整します)

 申し込み受領後、FCDICより受付確認の案内を差し上げます。
◇お問い合わせ:燃料電池開発情報センター シンポジウム担当(塩澤、松田)TEL:03-6206-0231
FAX:03-6206-0232
メール:fc-sympo@fcdic.jp

☆福岡水素エネルギー人材育成センター【経営者コース】【再掲】

 「福岡水素エネルギー人材育成センター」では、水素エネルギー新産業への参入を目指す意欲的な経営者等を対象とした、【経営者コース】を開催します。水素ビジネスへの参入を目指す企業経営者や幹部のみなさまのご参加を、心からお待ちしております。
◇対象:水素・燃料電池分野への参入を目指すものづくり企業の経営幹部や企画担当者等
◇日程:6月13日(木)12:50〜17:50
◇会場:九州大学伊都キャンパス 稲盛財団記念館 1F Cホール(福岡市西区元岡)
◇カリキュラム:
「校長講話」渡邉浩之校長 (トヨタ自動車(株)技監)
「水素エネルギーとは」岡野一清氏(水素エネルギー協会顧問/九州大学大学院客員教授)「定置用燃料電池分野に参入するために」高橋元洋氏(東芝燃料電池システム(株)企画管理部長)
「水素・燃料電池分野の今後のビジネス展開」丸田昭輝氏((株)テクノバ調査研究一部主査)
◇定員:40名(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇受講料:3000円/人(交流会費2,000円)
◇コースの詳細はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
http://www.f-suiso.jp/info/6108.html
◇受講申込みはこちら(申込フォームが開きます)
https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20130408160612
◇お問い合わせ:福岡水素エネルギー戦略会議事務局(担当:中村)
  TEL:092-802-3303 FAX:092-802-3223
  E-mail:info@f-suiso.jp
◇主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)

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