燃料電池ワールド Vol.1381 (2013/04/18 08:54)

水素チャンネル Home

■───────────────────────────
□燃料電池ワールド Vol.1381
■□□□□□□□□□
■2013年04月18日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■04月17日のWEB LINK NEWS
□□□───────────────────────────

2013/04/17 日本初のGS併設型水素ステーション 燃料電池車普及へ官民タッグで後押し(SankeiBiz)

 JXと独立行政法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、自動車メーカーや石油、ガス会社などでつくる水素供給・利用技術研究組合は19日、JXのガソリンスタンド「Dr.Drive海老名中央店」内に「海老名中央水素ステーション」を開設する。ガソリン計量機と水素充填(じゅうてん)機を並んで設置するのが最大の特徴だ。

 水素ステーションはこれまで安全対策面から工業地域にしか設置できなかったが、政府が関連法などを昨年改正して立地規制を緩めたことで、市街地やガソリンスタンドに隣接して建てられるようになった。海老名中央水素ステーションは規制緩和を受けた第1号となる。

 トヨタ自動車やホンダなど自動車各社は2015年をめどに、FCVの量産車を投入する計画を進めている。調査会社の富士経済によると、国内のFCV需要は15年の5000台から25年には45万台に伸び、世界市場は約132万台に拡大する見通しだ。

 FCVの普及には、ガソリンスタンドに相当する水素ステーションの整備が前提となる。このため、国内の自動車メーカーとエネルギー各社が連携し、15年までに100カ所の水素ステーションを先行整備する方針で、政府も建設費を補助する。

 次世代エコカーの「本命」とされるFCVをめぐっては、日米欧や韓国の自動車メーカーが開発を急いでおり、「日本が主導権を保つには、技術開発と水素ステーションの整備を両輪で進め、早期の普及を図る必要がある」(水素供給・利用技術研究組合)。このため政府の規制改革会議も、FCV関連の規制緩和などを検討している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130416-00000006-fsi-bus_all

2013/04/17 自動車用燃料電池システムの高度化達成=英インテリジェント〔BW〕(時事通信)
【ビジネスワイヤ】クリーン電力システムの英インテリジェント・エナジーは、同社の自動車用燃料電池を採用したシステムの高度化を達成したと発表した。英技術戦略委員会から一部助成を受け、同社主導で昨年末まで3年間行われた共同プロジェクトの成果。電力密度が30%以上も向上して出力が30キロワットから40キロワットに改善され、氷点下20度でも起動する性能が実証された。同社のほか、モーター技術の英ダイソン・テクノロジー、コンサルティングの英リカルド、技術試験の英TRWコネクトがプロジェクトに参加した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130417-00000023-jijc-biz

2013/04/17 <規制改革会議>14項目を国際先端テストに 外国と比較(毎日新聞)

 政府の規制改革会議(議長・岡素之住友商事相談役)は17日の会合で、14項目の規制を外国と比較し検証する「国際先端テスト」にかけることを決めた。所管省庁が合理的な必要性を説明できない場合は、6月の政府の成長戦略策定に向け、同会議が撤廃や緩和を求める。

 規制の国際比較にはこれまでの政権も取り組んできたが、所管省庁に根拠の説明まで求めるのは初めて。
 ◇国際先端テストの対象項目
▼エネルギー・環境
・液化水素スタンド基準の整備
・水素スタンドで使用可能な鋼材の性能基準
・圧縮水素自動車燃料装置用容器の保安規制見直し
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130417-00000072-mai-pol

■海外ニュース
□□□───────────────────────────
<定置用電源>
●フュエルセル・エナジー・ソリューションズ社、スイスの電力会社と複数年サービス契約を結ぶ (2013年01月22日)

 フュエルセル・エナジー・ソリューションズ社(FuelCell Energy Solutions, GmbH:FCES)は、スイス、チューリッヒ市営の電力会社チューリッヒ電力(Elektrizitaetswerke Zurich:ewz)が所有している定置用燃料電池発電所の複数年サービス契約を結んだ。フュエルセル・エナジー・ソリューションズ社はチューリッヒ電力と密接な協力の下で発電所の運転と管理を行う。そして年中無休のヨーロッパの管理センターから発電所を監督する。
http://fcel.client.shareholder.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=734767〔参考1〕フュエルセル・エナジー・ソリューションズ社(FuelCell Energy Solutions, GmbH:FCES) フュエルセル・エナジー社とフラウンホーファー協会の合弁会社。〔参考2〕チューリッヒ電力(ewz)エネルギーアドバイザーの顧客センター窓口の女性に取材した記事があり、こんな一文もありました。
Q:エネルギー会社は省エネを薦めると売り上げが落ちてくる、電力会社としてどのように考えているのか?
「必ず聞かれる問題と思った!!笑い
それでも毎年消費量は増えている。・・・半分冗談・・。
現実の傾向は電力の消費は増えている、スイスの国策としてこれ以上電力消費量は伸ばさないようにしようと考えている。
Zurich市の行政からZurich電力はZurich州のエネルギー効率を上げるような活動をするように依頼されている。又環境的なエネルギーを増やすように、安定供給の体制を維持するように依頼されている。
依頼を元にZurich電力は動いている。背景にはZurich州やスイスではもう原発は建てないと言う事が決まっているのでこのような行動計画に成っている。
しかし企業収益は毎年上がっている。なぜかと云うと、私たちのライフスタイルが根本的に変えない限り増えていく方向に有る。
そのような前提を考えると電力会社としてなるべく増やさないようにするのが電力会社の使命と課題と考えている。
個人的にはエネルギー消費を増やすだけではなく、如何に効率を上げるかが進歩だと思う。進歩とは常に前進している物で、個人のレベルでは誰でも環境に対して貢献できる事をもっともっと実践してもらう。
企業(メーカー)に対してはエネルギー効率の良い機器をもっと作ってもらう様考えてZurich電力では取り組んでいる。」
http://nagadoi.sakura.ne.jp/nagadoi1/utuwa/ewz-1.html

 また、チューリッヒ電力の取り組みを、オルタナが伝えています。「価格設定で脱原発推進、チューリッヒ」 http://www.alterna.co.jp/5953

────────────────────────────────────

■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM-DREAM
  連絡先:fc55gogo@gmail.com

 □解除を希望される方は、利用されている「まぐまぐ」または「melma!」のどちらかで解除の手続きを行ってください。PEM-DREAMでの代行はできません。
 まぐまぐ http://www.kaijo.com/
 melma! http://melma.com/contents/taikai/
 □マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1