燃料電池ワールド Vol.1363 (2013/03/19 08:36)

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□燃料電池ワールド Vol.1363
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■2013年03月19日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
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☆日本化学会第93春季年会(2013)【再掲】
◇会期:3月22日(金)?25日(月)
◇会場:立命館大学びわこ・くさつキャンパス「ラルカディアR102」
◇内容:アドバンスト・テクノロジー・プログラム(ATP)H2会場
「燃料電池・水素エネルギー技術」
●3月24日午後
〔座長〕工藤 昭彦(14:30?16:20)
基調講演「ホンダにおける燃料電池電気自動車の開発と普及に向けて」(本田技術研究所)守谷隆史(14:30〜15:20)
基調講演「燃料電池自動車普及開始に向けた水素インフラ構築への取り組み」(JX 日鉱日石エネルギー)廣瀬正典(15:20〜16:10)
〔座長〕廣瀬 正典(16:20?17:40)
招待講演「エネルギー貯蔵媒体としての水素」(九大院工・九大 WPI-I2CNER)秋葉悦男(16:20〜17:00)
招待講演「ソーラー水素と人工光合成光触媒」(東理大理・東理大総研光触媒)工藤昭彦(17:00〜17:40)
●3月25日午前
〔座長〕石原 達己(10:00?12:00)
招待講演「エネファームへの取組状況と将来ビジョン」(東芝燃料電池システム)永田裕二(10:00〜10:40)
招待講演「低コスト高性能 MEA の実現に向けての FC-Cubicの取り組み」(技術研究組合 FC-Cubic)○篠原和彦・青木 亮・長谷川弘(10:40〜11:20)
招待講演「固体高分子形燃料電池の材料開発の最前線」(山梨大クリーンエネルギー研究センター・燃料電池ナノ材料研究センター)○内田裕之・矢野 啓・脇坂 暢・渡辺政廣(11:20
〜12:00)
●3月25日午後
〔座長〕内田 裕之(13:00?14:40)
依頼講演「PEFC の高温低湿度運転に向けたフッ素系電解質材料の研究」(旭硝子)○渡壁 淳・齋藤 貢・山田耕太・本村 了・下平哲司(13:00〜13:30)
依頼講演「BASF における HT-PEMFC 及び耐食性電極触媒の開発状況」(BASF ジャパン)
○山本 修・Carsten, Henschel・Emory S.De Castro(13:30〜14:00)依頼講演「アルカリ膜形燃料電池用電解質材料」(トクヤマ)福田憲二(14:00〜14:30)〔座長〕永田 裕二(14:40?16:30)
招待講演「期待される分散型電源?家庭用 SOFC の現状と将来展望?」(大阪ガス)栢原義孝(14:40〜15:20)
招待講演「SOFC の耐久性・信頼性における材料科学の役割」(産総研エネルギー)横川晴美(15:20〜16:00)
依頼講演「固体酸化物燃料電池の酸化物アノードとしてのCeO 2系酸化物と伝導特性」(九大 I2CNER)石原達己○Young Wan Ju(16:00〜16:30)
◇事務局:日本化学会企画部年会係
TEL:03-3292-6163 FAX:03-3292-6318 E-mail:nenkai@chemistry.or.jp
◇主催:公益社団法人日本化学会

☆FCVフォーラム「2015年に向けたFCV開発の現状と今後の課題」【再掲】
◇日時:4月16日(火)9:30?17:00
◇場所:(地独)東京都立産業技術研究センター(ゆりかもめ「テレコムセンター」駅前)
◇プログラム(予定を含みます)
第1部【招待講演】  9:30?12:00 - 休憩 - 13:15?14:451、「我が国の燃料電池・水素分野の国家プロジェクト動向と低コスト化に向けた取組」
   山本将道氏(NEDO)
2、「トヨタにおけるFCV開発の現状と今後」
   吉田利彦氏(トヨタ自動車株式会社)
3、「ホンダにおける燃料電池自動車の開発と導入に向けて」
   守谷隆史氏(株式会社本田技術研究所)
4、「日産自動車における燃料電池自動車の開発」
   飯山明裕氏(日産自動車株式会社)
5、「FCV普及開始に向けた水素インフラ構築への取組」
   廣瀬正典氏(JX日鉱日石エネルギー株式会社)
第2部  【A】12:00?17:00 & 【B】【C】15:00?17:00【A:ポスターセッション&総合討論会】
ポスター発表(触媒、電解質膜、水素貯蔵、インフラ等)12:00?16:00総合討論会(パネリスト:第1部講師、ポスターセッション招待者等)16:00?17:00
【B:試乗会】 FCV(トヨタ/ホンダ/日産)/燃料電池バス(有明水素ステーション見学コース 所要時間1時間)
【C:(地独)東京都立産業技術研究センター】 施設見学会
懇親会 17:30?18:30
◇参加費:一般:10000円 都内中小企業:6000円 FCDIC会員:6000円
  懇親会費 3000円
◇参加申し込み:fc-seminar@fcdic.jp またはFAX 03-6206-0232
◇問い合わせ:燃料電池開発情報センター(FCDIC)FCVフォーラム係
  Tel:03-6206-0231
◇主催:燃料電池開発情報センター(FCDIC)
◇共催:(地独)東京都立産業技術研究センター
◇後援:(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)

■03月18日のWEB LINK NEWS
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特にありません。

■海外ニュース
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<素材/部品/試験>
●イェール大学、マイクロ燃料電池を開発(2012年11月29日)

 イェール大学(Yale University)の技術者たちは、バルク金属ガラスを使ったポータブル電子装置のためのマイクロ燃料電池の新しいタイプを開発した。バルク金属ガラスはきわめて曲げやすい金属合金である。プラスチック加工のための処理と類似して、精巧に型に入れて形作ることができる。イェール大学チームのマイクロ燃料電池は全体で3立方センチメートルのものだが、それに使っているバルク金属ガラスの部品は、ジルコニアとプラチナの化合物である。チームは、この燃料電池で発電の実証を行い、現在も発電中である。
http://news.yale.edu/2012/11/29/micro-fuel-cells-made-glass-power-your-ipad〔参考〕バルク金属ガラスが分からなかったのでネットで調べていたら、以下のような一文があった。バルク金属ガラスの発見者である井上明久東北大学総長の講演録で、比較的理解しやすい。イェール大学の記事との直接的な関係は不明だが、燃料電池との関連を話した所があったので抜粋した。
●東北大学総長 井上明久氏の七十七銀行本店での講演、七十七ビジネス振興財団設立10周年記念講演会「夢の新素材”金属ガラス”の発見と実用化」より燃料電池に関する部分。「通常ステンレス鋼など全ての金属材料で腐食が起きやすいのは、結晶粒界などの部分で原子配列が乱れ、成分偏析があり、内部エネルギーが少し高いためですが、金属ガラスは腐食を生じない。しかも全体的に一様なランダム構造で結晶粒界等を含まないため、クロム、モリブデンなど耐食性にとり好都合な元素を含ませると、非常に早く不働態皮膜が発生しやすい。例えばpH2の硫酸中で80度、不純物食塩を500ppm含む過酷な条件、つまり燃料電池を想定した環境でも、現存の最高級ステンレスSUS316Lに比べても腐食電流密度が低く、腐食電位もはるかに高い非常にすぐれた耐食性をもつ。ありふれたニッケル基や銅基のバルクガラス合金でも同様にSUS316Lに比べてはるかにすぐれた耐食性を示す。」
「また、金属ガラスはステンレス鋼に比べて耐食性が極めてすぐれている。今燃料電池用の高分子用セパレーター等に使われているパラジウム銀合金という高価なものと比べても、水素透過性がすぐれている。今後例えばA4版サイズのシートをつくりプレス加工で溝をつけて燃料電池用として応用されれば、非常に大きな用途が展開できる。実際そのためA4版サイズのものが現在作成可能となっている。」
http://www.77bsf.or.jp/business/quarterly/no38/38pdf/kouenroku-38.pdf

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