燃料電池ワールド Vol.1269 (2012/10/24 08:30)

水素チャンネル Home

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□燃料電池ワールド Vol.1269
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■2012年10月24日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
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☆「第18回寺小屋式燃料電池講習会」【再掲】
燃料電池の基礎から最新情報まで、分かりやすく丁寧に講義・ご説明します。
◇開催日:12月11日(火)
◇開催場所:中央大学駿河台記念館(東京都千代田区神田駿河台3-11-5)
◇開催スケジュール
  10:00〜10:10 FCDIC開会挨拶

  10:10〜12:00 基礎編:神谷信行氏(横浜国立大学工学部スーパーバイザー)
  13:00〜13:40 燃料電池の組立・発電体験:FCDIC事務局

  14:00〜14:40 SOFC(固体電解質形燃料電池):堀田照久氏(産業技術総合研究所) 

  14:40〜15:20 FCV(燃料電池自動車):加藤久雄氏(トヨタ自動車(株) )

  15:20〜16:00 水素:廣瀬正典氏(日鉱日石エネルギー(株) 、水素エネルギー協会企画委員会委員長)
  16:00〜16:30 総合質問
  16:30 閉会
◇定員:35名(定員になり次第締め切り)
◇詳細と申し込みは以下のURLをクリックしてください。
 http://www.fcdic.com/ja/koushukai/18th_terakoya_121016.pdf
◇問い合わせ:燃料電池情報開発センター 松田/塩澤 
  e-mail:center@fcdic.jp

  TEL:03-6206-0231 FAX:03-6206-0232
◇主催:燃料電池情報開発センター

■2012年10月23日のWEB LINK NEWS
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2012/10/23 東工大など、プラセオジム・ニッケル酸化物の高い酸素透過率の原因を解明(マイナビニュース)

 東京工業大学(東工大)と九州大学は10月19日、ガリウムと銅を含むプラセオジム・ニッケル酸化物が高い酸素透過率を持つ仕組みを解明したと発表した。同酸化物は、燃料電池材料や酸素透過膜材料として応用が期待できるという。

 同成果は、東京工業大学 大学院理工学研究科 八島正知教授、九州大学 カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所/工学研究院 石原達己教授らによるもの。詳細は、米国化学会の学術誌「Chemistry of Materials」のオンライン版に10月15日付けで掲載された。

 燃料電池や酸素濃縮器などは、エネルギー・環境問題の解決に大きく寄与するものと考えられ、高効率化の開発が進められている。高効率化に向けては、酸素透過率が高いイオン伝導体や、高い酸素透過率と電子伝導度を有する混合伝導体の開発が必要とされている。近年、高いイオン伝導度を示す混合伝導体としてK2NiF4型構造を有する酸化物が発見され、注目を集めているが、その仕組みは未解明だった。

 今回の研究により、ガリウムと銅を含むプラセオジム・ニッケル酸化物の高い酸素透過率の構造的要因を解明するとともに、格子間イオン伝導体をデザインするための新しいコンセプトが示されたこととなった。

 この結果を受けて、研究グループでは今後、同デザインコンセプトに基づいて、新しいイオン伝導体を開発していく方針とする。また、同研究で活用した材料評価技術を応用して、他のイオン伝導体のイオン伝導メカニズムを解明していく方針ともコメントしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121023-00000006-mycomj-sci
※関連図あり

2012/10/23 【レポート】EV/HEVや蓄電の要、リチウムイオン電池の性能を最大限に引き出すための技術(マイナビニュース)
○エネルギー問題の解決の鍵を握るリチウムイオン電池
○1セルから12セルまで幅広く対応するマキシムのBMIC
○EV/HEV最大の課題、ノイズにどう対応するか

 すでに第1世代から完成している感があるが、第2世代品から先述のISO 26262への対応に加え、バイポーラモード(両極性)でのセル測定ができるようになっている。これは燃料電池で発生する起電時の転極に対応するためのもので、マキシムだけのオリジナルモードだという。特に日本では政府通達として燃料電池車を出すことが自動車メーカーに求められているということで、こうしたニーズはまさに日本で真価を発揮することとなるだろう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121023-00000017-mycomj-sci

2012/10/23 経産省、企業のコージェネ規制を緩和 需要の50%供給で許可(産経新聞)

 経済産業省は23日、企業の自家発電による発電を促進するため、電気事業法の許可基準を同日付で緩和したと発表した。工場でガスタービンなどの排熱を利用して発電するコージェネレーション(熱電併給)の許可基準を緩和した。

 工場のコージェネ導入に当たっては、電気事業法上の「特定供給」の許可を受ける必要がある。従来の許可基準では、発電施設が需要の100%を満たすことが求められている。このため発電設備は大型化し、これがコージェネの普及を阻んでいた。

 経産省は、需要の50%を満たせば送電できるよう許可基準を改正した。残りの50%は、電力会社などから調達すればよく、コージェネ設備負担が圧縮できる。

 政府の革新的エネルギー・環境戦略でコージェネの導入促進を掲げており、経産省は法改正で普及が進むと期待している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121023-00000542-san-soci

■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●日本の経済産業省、水素ステーション100か所の予算を要求 (2012年8月25日)

 日本の経済産業省(Ministry of Economy, Trade and Industry:METI)は、首都圏に100か所の水素ステーションを配置するために、そして風力発電を拡大する何か所かの地域からの送電網を構築するために、2013年度予算に300億円(4億米ドル)を要求している。経済産業省はまた、水素ステーションを低コストで建設するための研究開発を支援している。もし、この予算が承認されれば水素ステーションは、多くの自動車メーカーが燃料電池自動車の市場投入を開始する予定の2015年までに配置される予定である。
http://mainichi.jp/english/english/newsselect/news/20120825p2a00m0na003000c.html

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆「福岡水素エネルギー戦略会議 平成24年度 水素研究分科会」【再掲】

 福岡水素エネルギー戦略会議では、11月に水素に関連する様々なテーマをもとに研究分科会を開催します。

 産学より第一線でご活躍の方々を講師としてお招きし、情報交換の場も設けておりますので、自社の製品開発などにご活用ください。
◇対象:水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の方々
◇日時・会場:
 ○高効率水素製造研究分科会/燃料電池要素研究分科会
   日時:11月20日(火)13:30?16:50
   会場:九州大学伊都キャンパス(福岡市西区)
   プログラム:http://www.f-suiso.jp/info/4094.html
◇受講料:無料
◇募集人数(定員):40名(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
◇お問い合わせ先
  福岡水素エネルギー戦略会議事務局 担当:中村一彦
  TEL:092?802?3303
◇主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)

☆「第16回 技術者育成コース」(福岡水素エネルギー人材育成センター)【再掲】

 全国で唯一の水素関連人材育成機関「福岡水素エネルギー人材育成センター」では水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者を対象とした「技術者育成コース」を開催します。

 九州大学の教授陣及び全国有数の水素エネルギー関連企業の技術者が講師を努め、水素関連技術者に必要な知識と技術の習得が可能です。
◇対象:水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者等

 ※水素関連業務に従事されている方や、理系の高校、大学等を卒業された方など一定の知識を持った方向けの専門的な内容です。
◇日時:12月4日(火)?7日(金)
◇会場:1日目 福岡中小企業振興センター(福岡市博多区吉塚本町)

    2日目 水素エネルギー製品研究試験センター(糸島市富)
    3、4日目 九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡)
◇受講料:50,000円
◇募集人数(定員):20名(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
◇コースの詳細はこちらから
 http://www.f-suiso.jp/info/4231.html
◇受講申込みについて (オンラインでお申込みください)

 https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20120925155032
◇お問い合わせ先
  福岡水素エネルギー戦略会議事務局 担当:中村一彦
  TEL:092?802?3303
◇主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
◇後援:独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)、水素エネルギー協会(HESS)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

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