燃料電池ワールド Vol.1266 (2012/10/19 09:26)

水素チャンネル Home

■───────────────────────────
□燃料電池ワールド Vol.1266
■□□□□□□□□□
■2012年10月19日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
□□□───────────────────────────
☆「第18回寺小屋式燃料電池講習会」
燃料電池の基礎から最新情報まで、分かりやすく丁寧に講義・ご説明します。
◇開催日:12月11日(火)
◇開催場所:中央大学駿河台記念館(東京都千代田区神田駿河台3-11-5)
◇開催スケジュール
  10:00〜10:10 FCDIC開会挨拶

  10:10〜12:00 基礎編:神谷信行氏(横浜国立大学工学部スーパーバイザー)
  13:00〜13:40 燃料電池の組立・発電体験:FCDIC事務局

  14:00〜14:40 SOFC(固体電解質形燃料電池):堀田照久氏(産業技術総合研究所) 

  14:40〜15:20 FCV(燃料電池自動車):加藤久雄氏(トヨタ自動車(株) )

  15:20〜16:00 水素:廣瀬正典氏(日鉱日石エネルギー(株) 、水素エネルギー協会企画委員会委員長)
   16:00〜16:30    総合質問
   16:30        閉会
◇定員:35名(定員になり次第締め切り)
◇詳細と申し込みは以下のURLをクリックしてください。
 http://www.fcdic.com/ja/koushukai/18th_terakoya_121016.pdf
◇問い合わせ:燃料電池情報開発センター 松田/塩澤 
  e-mail:center@fcdic.jp

  TEL:03-6206-0231 FAX:03-6206-0232
◇主催:燃料電池情報開発センター

☆「福岡水素エネルギー戦略会議 平成24年度 水素研究分科会」【再掲】

 福岡水素エネルギー戦略会議では、11月に水素に関連する様々なテーマをもとに研究分科会を開催します。

 産学より第一線でご活躍の方々を講師としてお招きし、情報交換の場も設けておりますので、自社の製品開発などにご活用ください。
◇対象:水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の方々
◇日時・会場:
 ○水素高分子材料研究分科会
   日時:11月8日(木)13:30?16:30
   会場:九州大学伊都キャンパス(福岡市西区)
   プログラム:http://www.f-suiso.jp/info/4129.html
 ○高効率水素製造研究分科会/燃料電池要素研究分科会
   日時:11月20日(火)13:30?16:50
   会場:九州大学伊都キャンパス(福岡市西区)
   プログラム:http://www.f-suiso.jp/info/4094.html
◇受講料:無料
◇募集人数(定員):40名(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
◇お問い合わせ先
  福岡水素エネルギー戦略会議事務局 担当:中村一彦
  TEL:092?802?3303
◇主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)

☆「第16回 技術者育成コース」(福岡水素エネルギー人材育成センター)【再掲】

 全国で唯一の水素関連人材育成機関「福岡水素エネルギー人材育成センター」では水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者を対象とした「技術者育成コース」を開催します。

 九州大学の教授陣及び全国有数の水素エネルギー関連企業の技術者が講師を努め、水素関連技術者に必要な知識と技術の習得が可能です。
◇対象:水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者等

 ※水素関連業務に従事されている方や、理系の高校、大学等を卒業された方など一定の知識を持った方向けの専門的な内容です。
◇日時:12月4日(火)?7日(金)
◇会場:1日目 福岡中小企業振興センター(福岡市博多区吉塚本町)

    2日目 水素エネルギー製品研究試験センター(糸島市富)
    3、4日目 九州大学伊都キャンパス(福岡市西区元岡)
◇受講料:50,000円
◇募集人数(定員):20名(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
◇コースの詳細はこちらから
 http://www.f-suiso.jp/info/4231.html
◇受講申込みについて (オンラインでお申込みください)

 https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20120925155032
◇お問い合わせ先
  福岡水素エネルギー戦略会議事務局 担当:中村一彦
  TEL:092?802?3303
◇主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
◇後援:独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)、水素エネルギー協会(HESS)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

■2012年10月18日のWEB LINK NEWS
□□□───────────────────────────

2012/10/18 次世代モビリティと技術にふれあう「クルマ未来博2012」11月16日-18日(レスポンス)

 次世代自動車をテーマとした「クルマ未来博2012」が、11月16日から18日の3日間、愛知県の愛・地球博記念公園で開催される。

 当日は、電気自動車(EV)、燃料電池車、小型モビリティ、クリーンディーゼル車、ハイブリッド車など、次世代自動車を50種以上展示。EV・プラグインハイブリッド車の試乗会も開催する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121018-00000017-rps-ent

2012/10/18 トヨタ自動車九州、燃料電池バスを実証走行(レスポンス)

 トヨタ自動車九州は、トヨタ自動車や協力企業と連携して、環境にやさしい「燃料電池バス」の実証走行を実施している。

 この取り組みは、二酸化炭素(CO2)の削減効果や事業性などを検証するとともに、地域づくりの視点に立った様々な活動を実施するのが目的。

 9月28日から約3週間、通勤用や高速道路で燃料電池バスを走行させる。

 10月20日、21日には一般モニター20人を乗せて福岡?北九州間の高速道路を実証走行する予定。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121018-00000021-rps-ind
※関連写真あり

2012/10/18 九大、CNTと分子の相互作用が熱力学により定量的に評価できることを解明(マイナビニュース)

 九州大学(九大)は、カーボンナノチューブ(CNT)と分子の相互作用が熱力学により定量的に評価できることを明らかにしたと発表した。

 成果は、九大大学院 工学研究院の中嶋直敏教授、同・新留康郎准教授、同大学院工学府博士課程の加藤雄一氏、同・修士課程の井上彩花氏らの研究グループによるもの。

 研究はJST戦略的創造研究推進事業チーム型研究(CREST)「プロセスインテグレーションに向けた高機能ナノ構造体の創出」研究領域における研究課題「溶解カーボンナノチューブ高機能ナノシステムデザイン」の一環として行われ、詳細な内容は10月12日付けで英国オンラインジャーナル「Scientific Reports」に掲載された。

 CNTは、21世紀の科学技術のカギとなる物質として期待されている新素材なのは多くの人が知るところで、多彩な分野への応用が進行中だ。そして中嶋教授の研究グループは、CNTの溶媒への可溶化と機能化に関する研究を世界に先駆けて展開してきた。平成15年には、DNAがCNTを水中に可溶化することを発見。可溶化CNTは、化学材料、燃料電池、デバイス、バイオなど、多彩な分野に応用することが可能である。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121018-00000042-mycomj-sci
※関連図あり

2012/10/18 なぜ日本はEVの普及を急ぐべきなのか(その3)――脱石油のための運輸部門対策の提案 - 山田 高明(アゴラ)
運輸部門を脱石油化させる三大対策

 第一に、自動車対策である。運輸部門のエネルギー消費の9割を占めているのが自動車であることから、あらゆる意味で、これが成否の鍵を握っている。

 対策は当然、石油系燃料に依存しない自動車を普及させることである。その候補として、EV、燃料電池車、フレックス車、天然ガス車などが挙げられる。だが、私はEV一本に絞ることを推奨したい。つまり、自動車のEV化こそが第一の対策である。

 もちろん、これらの実現には時間がかかる。だが、EVだからこそ可能であり、燃料電池車などの他の選択肢では難しい。むろん、中には「今は次世代自動車の多様化を図り、どれが最良な選択かは最終的に市場が決めればよい」という意見もあろう。これは一般的には極めて正論だが、私は率直に頷けない。なぜなら、市場の答えがまさにEVであり、その他のラインナップへの初期投資は社会にいらぬ負担を強いることになると予想するからだ(あくまで私の“予想”である)。たとえば、燃料電池車のための水素ステーションの建設や、自動車のE10化・E25化(*ガソリンにおけるエタノール混合比率)などの政策は、無駄な道草であり、確実に労力・コスト・時間の浪費になる。ユーザーやメーカー、納税者など、みんなが損をすることになる。だから反対なのだ。

 さて、第二は、自動車以外の対策である。以下の表を見てほしい。やや古いが、交通機関ごとの燃料消費の実態を詳しく表している。上の2010年の、最新の石油連盟のデータと少し異なっている部分があるので、その点は注意してほしい。

 要は、運輸部門の残り1割に相当する鉄道・船舶・航空機をどうやって脱石油化するか、という問題である。私はこの部分にこそバイオ燃料や水素を充てるべきだと思う。

 また、水素を燃料にする方法もある。私は燃料電池の普及に大いに賛同するものだが、「定置用」と「移動体用」を別けて考える必要があると思っている。移動体用は、路線バス・電車・定期船などの「路線固定もの」ならばうまくいく可能性があるのではないか。日本の誇るFCVの技術は、ぜひともこの方面に応用してほしいと思う。不特定多数の潜在需要を当て込む一般自動車用の水素ステーションは、補助金無しでは普及しないだろう。また、船舶に関しては、完全電化は難しいかもしれないが、PHES化ならば大いに推奨される。天然ガス燃料という手もあるが、持続不可能なので私は反対だ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121018-00000306-agora-bus_all
※関連表あり

2012/10/18 グローバル市場でいかに戦うか ?自動車メーカー経営トップ直撃!「全社員に告ぐ」【1】(プレジデント)

 5年後にくる世界1億台時代のキーワードは「新興国」と「環境技術」だ。日本メーカーはその技術をいち早く磨いてきた。新興国においても、世界を圧倒し続けることができるのか。
■熾烈な競争の目玉は環境技術
■インドの労働争議は自然発火のようなもの
■中国でトヨタと日産が激突
■マツダは内燃機関にこだわり続ける

 現在のエコカーは(1)HV、PHV、EV、燃料電池車(FCV)の電動車両が一つ。もう一つは(2)高効率エンジンや車両軽量化、アイドリングストップなどによる低燃費車だ。デミオをはじめ三菱自工「ミラージュ」、日産「ノート」などのほか、スズキとダイハツの軽自動車は30km/L(JC08モード)を超える低燃費を実現している。クリーンディーゼルも内燃機関の革新で生まれた。さらに直近では、(3)ワゴンRに見られる回生発電や蓄電により、低燃費を実現した車両が登場してきたのも特徴だ。

 山内孝マツダ会長兼社長は「EVだPHVだと騒がれていますが、20年になっても世界市場に占めるEVは1割でしょう。つまり、9割は内燃機関なのです。HVに高効率なガソリンエンジンを使えば、燃費性能はさらに高まる。マツダは、内燃機関にこだわり続けます」と話す。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121018-00007420-president-bus_all
※関連表あり

2012/10/18 JX日鉱日石、エネファームが日経地球環境技術賞を受賞(レスポンス)

 JX日鉱日石エネルギーは、同社が製造・販売するSOFC型家庭用燃料電池「エネファーム(Type S)」が、日本経済新聞社が主催する2012年「日経地球環境技術賞」で「優秀賞」に選出されたと発表した。

 SOFC型エネファームは、LPガス・都市ガスから取り出した水素と空気中の酸素を化学反応させて発電し、この時に発生する熱でお湯もつくる高効率の家庭用コージェネレーションシステム。定格発電効率45%を実現し、電力需要に合わせて24時間連続運転を行うことにより、一般家庭で使用される電力の約7割をカバーすることができる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121018-00000043-rps-bus_all
※関連写真あり

■海外ニュース
□□□───────────────────────────
<燃料/改質器/貯蔵>
●新会社のH2ソニック社、資金90万ドルを集める(2012年7月9日)

 コネチカット州グラストンベリーに会社を設立したH2ソニック社(H2Sonics LLC)は、独自技術を開発するための最初の資金90万ドルを集めた。独自技術とは、代替エネルギーに使うための水素と酸化アルミニウムを製造するために、音波エネルギーを利用するというもの。同社は2009年に法人化した。
http://www.masshightech.com/stories/2012/07/09/daily6-Hydrogen-energy-startup-H2Sonics-raises-900K.html

────────────────────────────────────

■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM-DREAM
  連絡先:fc55gogo@gmail.com

 □解除を希望される方は、利用されている「まぐまぐ」または「melma!」のどちらかで解除の手続きを行ってください。PEM-DREAMでの代行はできません。
 まぐまぐ http://www.kaijo.com/
 melma! http://melma.com/contents/taikai/
 □マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1