燃料電池ワールド Vol.1246 (2012/09/20 10:30)

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□燃料電池ワールド Vol.1246
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■2012年09月20日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2012年09月19日のWEB LINK NEWS
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2012/09/19 日中大学フェア&フォーラム延期…日中関係悪化が影響(レスポンス)

 科学技術振興機構は、9月27日、28日に開催が予定されていた、第3回「日中大学フェア&フォーラム」の延期を発表した。

 フォーラムでは、環境・エネルギー分野に焦点を当て、「産学官で考える世界のエネルギー問題」をテーマとしたパネルディスカッションも実施する予定で、プリウスや燃料電池の開発を指揮したトヨタ自動車技監の渡邉浩之氏と、先進エネルギーシステム研究の第一人者である東京工業大学教授の柏木孝夫氏、日本エネルギー経済研究所理事の山下ゆかり氏が参加することになっていた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120919-00000004-rps-bus_all
※写真あり

2012/09/19 ローム、スマートフォンが充電できる小型・軽量の水素燃料電池(Impress Watch)
■ 水酸化カルシウムのシートを使って発電。小型で軽量、有害物質も出ない
■ iPhone用カバーや各種スマートフォン向け、200Wの高出力タイプも
■ カートリッジを入れ替えるだけで即座に充電。緊急用充電としても

 開発に携わった3団体の役割分担については、アクアフェアリーが燃料電池の商品開発を行ない、ロームが電子制御回路やアプリケーション、販売を担う。京都大学は、応用分野の拡大や、コスト低減などさらなる技術開発を担当する。

 ロームの研究開発本部の神澤公副部長は、スマートフォン向けの燃料電池の開発に至った理由として、「(モバイルバッテリーなど)スマートフォンの補助電源が売れているが、mobile Aquaなら充電の必要もなく、その場で即座に給電できる。また、地震や水害など緊急時の電源としても、サーバーのバックアップとしても使える」と話した。

 実売価格については、「現在リサーチ中。マーケットの大きさを考えながら出していきたい」としながらも、「スウェーデンでは約2万円のポータブル燃料電池が販売されているが、それではまったく売れない」と、発売時は入手しやすい価格になる可能性を示した。

 アクアフェアリーは、京都府西京区に本社を構える燃料電池メーカー。以前にもNTTドコモと共同で携帯電話用の燃料電池を開発した実績がある。アクアフェアリーの石坂整 取締役 副社長 CTOは、今回の固体形水素燃料電池のポイントとして、「水素化カルシウムは非常に水との反応性が高い。以前(NTTドコモと共同で開発していた頃)は水素化マグネシウムを使用しており、高温になると暴走する特性があったが、本製品では樹脂とコーティングして反応を抑えており、高温になってもコーティングの力で暴走を抑制する」を挙げた。

 京都大学大学院 工学研究科の平尾一之教授は、「いちはやく市場に出そうとしていることは意義がある」と新製品を評価。また燃料電池のメリットについて、大容量、長期保存が可能、長寿命、軽量、環境にやさしい点を指摘し、「非常にすぐれもの。今後の共同研究により、将来性のある水素燃料電池になると期待している」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120919-00000003-impress-ind
※写真あり

2012/09/19 銘柄パトロール(1):JAL、トヨタ、明治海運、あさひ、イオンなど(サーチナ)
 ローム <6963> 2901 +119

 主力大証で3日続伸。来春をメドに携帯型燃料電池を事業化すると一部で伝えられ好感された。携帯型燃料電池の事業化で今後の収益拡大を期待した買いが流入した。同報道をきっかけに、2013年3月期の営業利益は前期比2倍の140億円見通しであることを見直す動きも出た。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120919-00000055-scn-biz

■海外ニュース
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<マイクロ燃料電池>
●ホライゾン社の燃料電池、キャンプ用品店で購入も (2012年7月25日)

 ホライゾン・フュエルセル・テクノロジーズ社(Horizon Fuel Cell Technologies)の携帯用マイクロ燃料電池の全製品が、アメリカ最大のアウトドア用品販売のアール・イー・アイ社(Recreational Equipment Inc.:REI)の小売店で販売されることになった。
http://www.horizonfuelcell.com/files/minipakrelease3tw.pdf
〔参考〕アール・イー・アイ社(Recreational Equipment Inc.:REI) 1938年に設立されたアウトドア用品専門の消費者協同組合である。日本では2000年4月に初の海外店舗を東京南町田 「グランベリーモール」にオープンしたが、3万アイテムに及ぶ本格的アウトドアグッズを取り扱い、現在日本市場でも顧客が急増している。昨年度の売上げ4億4千万$内訳は直営店舗での販売88%、メールオーダー12%となっている。そのうち1600万$が海外、その大半が8万人以上のメンバーを有する日本からのオーダーと言うことだ。REIの一番の特徴は日本の生協に似た会員形態を取っていることだ。15$を払って終身メンバーになると年間の購入額に応じて配当金が払い戻される。配当率は毎年実績によって変わるが、だいたい平均8%程度とのことである。これが結構売り上げ増の大きな要因になっているのかもしれない。現在世界に380万人を超える会員を擁し、そのうち140万人がアクティブ会員である。また同社の顧客名簿には、8万人の日本人顧客が登録されており、1997年には2万8,000人がREIの商品を購入している。
http://www.urban.ne.jp/home/take/rei.htm

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆水素エネルギー人材育成センター 第12回「経営者コース」開催【再掲】
  ?水素・燃料電池産業参入へのきっかけとしてご活用ください?

 「福岡水素エネルギー人材育成センター」では、水素エネルギー新産業への参入を目指す意欲的な経営者等を対象とした、【経営者コース】を開催します。

 水素ビジネスへの参入を目指す企業経営者や幹部のみなさまのご参加を、心からお待ちしております。
◇対象:水素・燃料電池分野への参入を目指すものづくり企業の経営幹部の方々
◇日時:10月4日(木)12:50?17:50(名刺交換会:18:00?19:20)
◇会場:九州大学伊都キャンパス ウエスト4号館 910号室
◇受講料:3,000円
◇交流会(名刺交換会):2,000円
◇募集人数(定員):40名(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
◆コースの詳細はこちらから
 http://www.f-suiso.jp/info/3469.html
◆受講申込みについて (オンラインでお申込みください)

 https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20120720103445
◇主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
◇後援:独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)、水素エネルギー協会(HESS)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

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