燃料電池ワールド Vol.1228 (2012/08/24 10:25)

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□燃料電池ワールド Vol.1228
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■2012年08月24日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2012年08月23日のWEB LINK NEWS
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2012/08/23 「スマートハウス」ってどんなもの? いくらで住める?(nikkei TRENDYnet)

 スマートハウスという言葉をよく見聞きするようになった。今ならどんなスマートハウスがいくらで手に入るのか、また住んでからはどのくらいの光熱費が節約できるのか。スマートハウスの現状と、その家に住むためのコストについて、まずは一戸建てからみてみよう。
3つの電池を搭載し、非常時でも電力やお湯を供給

 超高層マンションやビルが並ぶ近未来的な風景の中に、その一戸建ては建っていた。積水ハウスが横浜みなとみらい21地区で建てたスマートハウス積水ハウス「観環居」だ。総務省委託事業として2010年11月から2011年3月まで実施されたスマート・ネットワークプロジェクトの実証実験棟として建てられたもので、プロジェクト終了後も引き続き実験棟として公開され、各種イベントが行われている。

 延床面積226m2の2階建て住宅「シャーウッド」には、燃料電池や4.48kWの太陽光発電パネルを用いた太陽電池、8.96kWhの鉛蓄電池を搭載。これら3電池をHEMS(Home Energy Management System)で連動制御する電力供給システムを備えている。

 日常の電力はまず燃料電池から優先して供給され、足りない分を太陽光発電や蓄電池で補うため、電力会社からの購入電力は大幅に削減される。非常時でガスと一般電力の供給が止まっても、太陽光発電と蓄電池で一定の電力をまかなうことが可能だ。またガスが利用できる計画停電時などは燃料電池でお湯が供給されるので、入浴もできる。プラス450万?500万円でフルスペックが可能に

 では最新の設備を搭載した積水ハウスのスマートハウスを、いったいいくらで買えるのか。

 まず太陽光発電パネルについては、1kW当たり46.2万円の設置費用がかかり、国の補助金が同3.5万円出るので差し引き同42.7万円。家庭用としては3.5?4.0kW程度のシステムが多いので、150?170万円程度が一般的となる。

 燃料電池「エネファーム」は約200万円だが、補助金(2012年度は予算の関係で停止中)が70万円出る。蓄電池はHEMSと合わせて200万円程度。補助金を差し引いた合計額は450万?500万円程度となる計算だ。

 「当社で施工する注文住宅の8割近くは、太陽光発電か燃料電池のどちらかを設置しています。両方を設置する『グリーンファースト プレミアム』も受注全体の半数近くにまで増えてきており、光熱費がマイナスになり、収入として戻ってくるケースもあります。さらに蓄電池も加えれば、電力会社からの購入電力をより少なく抑えることができますし、節電社会にも貢献します」(南さん)
ペイするためには長期のコスト削減効果を見極める必要がある
 設置コストが何年でペイできるかも気になるところだ。

 生活スタイルにもよるが、太陽光発電や燃料電池は10年程度で「元が取れる」ケースが多いという。鉛蓄電池は10年で元を取るのは難しい。太陽光発電と燃料電池を含めたシステム全体として、より長期のコスト削減効果を見極める必要がありそうだ。

 「太陽光発電と燃料電池はここ数年で大幅に設置コストが下がっており、蓄電池を含めたフルスペックの仕様で家を建てるケースも増えています。当社が宮城県で開発している住宅団地『スマートコモンシティ明石台』では、全431戸のうち2?3割はフルスペックのスマートハウス仕様となる予定です。スマートハウス仕様の住宅は外のネットワークとつなぐこともできるので、いずれは地域内で電力を融通しあうスマートシティに発展できるでしょう」(南さん)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120823-00000004-trendy-bus_all
※写真あり

■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●ITMパワー社、GHR社と協定に調印 (2012年06月29日)
 ITMパワー社(ITM Power)は、IMI社の子会社であるGHR
Hochdruck-Reduziertechnik GmbHと、ドイツのモビリティ市場に向けて700気圧と350気圧の二重の水素充てん製品の販売を協力して行う協定を結んだ。この協定はドイツ市場用に、GHR社の700気圧水素充てんディスペンサーをITMパワー社の水素製造システムと統合することを予測している。
http://www.itm-power.com/news-item/700bar-dispensing-collaboration-in-germany/

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆水素エネルギー人材育成センター 第5回「高度人材育成コース」開催【再掲】
   〜 水素エネルギー分野の将来を担う若手研究者を育成 〜

 9月3日(月)から9月5日(水)までの3日間、大学生、大学院生、若手研究者等を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。

 燃料電池産業や水素エネルギー研究の最新情報をサマースクール形式により幅広く講義することで、将来を担う若手研究者の育成を目指します。

 世界で活躍する研究者、企業の最前線で活躍する技術者が、最新動向を分かりやすく講義します。
 受講料無料! 定員40名に達し次第締切ります。
〜コースの概要〜
◇対象:大学生・大学院生、若手研究者等(原則35歳未満)
◇日程:9月3日(月)から9月5日(水)の3日間
◇会場:(1、2日目) 九州大学伊都キャンパス ウエスト4号館 914号室
    (3日目)水素エネルギー製品研究試験センター
◇受講料:無料(交通費、宿泊費は受講者負担。)
◇交流会(名刺交換会)[初日の講義終了後。全員参加] 参加無料 
 ※社会人(大学生・大学院生以外)は2,000円/人
◇募集人数(定員):40名(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
◆高度人材育成コースの詳細はこちらから
 http://www.f-suiso.jp/info/3084.html
◆受講申込みについて (オンラインでお申込みください

 https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20120620151141
◇主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立大学法人 九州大学 水素エネルギー国際研究センター、独立行政法人 産業技術総合研究所 水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS)
◇後援:燃料電池開発情報センター(FCDIC)、水素エネルギー協会(HESS)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

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