燃料電池ワールド Vol.1192 (2012/07/03 09:02)

水素チャンネル Home

■───────────────────────────
□燃料電池ワールド Vol.1192
■□□□□□□□□□
■2012年07月03日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
□□□───────────────────────────
☆水素エネルギー人材育成センター 第5回「高度人材育成コース」開催
   〜 水素エネルギー分野の将来を担う若手研究者を育成 〜

 9月3日(月)から9月5日(水)までの3日間、大学生、大学院生、若手研究者等を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。

 燃料電池産業や水素エネルギー研究の最新情報をサマースクール形式により幅広く講義することで、将来を担う若手研究者の育成を目指します。

 世界で活躍する研究者、企業の最前線で活躍する技術者が、最新動向を分かりやすく講義します。
〜コースの概要〜
◇対象:大学生・大学院生、若手研究者等(原則35歳未満)
◇日程:9月3日(月)から9月5日(水)の3日間
◇会場:(1、2日目) 九州大学伊都キャンパス ウエスト4号館 914号室
    (3日目)水素エネルギー製品研究試験センター
◇受講料:無料(交通費、宿泊費は受講者負担。)
◇交流会(名刺交換会)[初日の講義終了後。全員参加] 参加無料 
 ※社会人(大学生・大学院生以外)は2,000円/人
◇募集人数(定員):40名(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
◆高度人材育成コースの詳細はこちらから
 http://www.f-suiso.jp/info/3084.html
◆受講申込みについて (オンラインでお申込みください

 https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20120620151141
◇主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立大学法人 九州大学 水素エネルギー国際研究センター、独立行政法人 産業技術総合研究所 水素材料先端科学研究センター(HYDROGENIUS)
◇後援:燃料電池開発情報センター(FCDIC)、水素エネルギー協会(HESS)、公益財団法人 水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

■2012年06月29日〜07月02日のWEB LINK NEWS
□□□───────────────────────────

2012/06/29 (朝鮮日報日本語版) LGグループ、燃料電池事業に進出(朝鮮日報日本語版)

 LG、LG電子、LG化学の3社は28日、英ロールスロイスから燃料電池研究会社「ロールスロイス・フュエルセル・システムズ」の株式51%を4500万ドル(約35億7000万円)で取得したと発表した。これにより、LGグループは燃料電池事業に参入することになる。

 ロールスロイス・フュエルセル・システムズは、2005年に米オハイオ州カントンに設立された燃料電池技術会社で、今回の株式譲渡により、社名を「LGフュエルシステムズ」に変更する。

 LGはまず、2015?16年までに1メガワット級の発電用燃料電池を商用化する計画だ。1メガワットは一般家庭500?1000世帯に同時に電力を供給できる規模だ。業界関係者は「発電用燃料電池は、昨年の福島原発での事故以降、関心を集めている分野だ。世界市場規模は15年に約2兆ウォン(約1370億円)となり、年間35%のペースで成長が見込まれる」と述べた。

 ロールスロイスは引き続き49%の株式を保有し、2位株主としてLGと燃料電池事業を進める。 LG関係者は「ロールスロイスは大型燃料電池分野で世界最高レベルの技術を保有している。LG化学、LG電子が太陽電池とエネルギー貯蔵システム(ESS)分野で蓄積した設計技術を生かし、相乗効果を上げられる」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120629-00000456-chosun-kr

2012/06/30 東大式「モヤモヤ感、思考停止」の悩み解決【3】(プレジデント)

 3つ目は、家庭で最も大きな割合を占める、お湯づくりのエネルギー効率改善である。

 日本の家庭では瞬間湯沸かし器がよく使われている。これはガスの燃焼熱の80%が水に伝わり、お湯を沸かす仕組みだ。80%といえばかなり効率がいいと思うかもしれないが、残念ながら違う。

 理論的には、ガス燃焼熱のわずか30分の1のエネルギーで、湯沸かし器と同じ量の湯をつくることができる。つまり、給湯に使う熱を得るためにガスで火を燃やすことは、エネルギーの無駄使いにほかならないのである。

 これに対して、空気中の熱を電気でくみ上げ、圧縮し、さらに高温化してつくった熱を水に伝えてお湯をつくるのが「エコキュート」という商品名で呼ばれる高効率の給湯器である。これを使うと、電気で温めた場合と比べて約4倍の熱を生み出すことができる。

 お湯づくりのエネルギー改善では、ほかにガスを利用した仕組み(家庭用燃料電池エネファーム)もある。ガスや灯油などの燃料から分離した水素を、空気中の酸素と反応させて電気をつくり出し、それと同時にその際に発生する排熱からお湯をつくる装置だ。これを導入すれば、いま瞬間湯沸かし器を使ってお湯をつくるのに必要なエネルギーがゼロになる。

 一般家庭で家電を買い替え、断熱をよくし、効率の高い給湯システムを導入すれば、CO2が削減できるだけでなく、じつは新たな市場が生み出される。

 給湯システムを例にとると、エコキュート、エネファームの双方とも日本では量産体制に入っているが、これほど効率の高い給湯システムを2つも持っている国はほかにない。

 つまり、日本が世界の市場を取りにいけるということだ。日本発の巨大な新市場が生まれる可能性があるのである。エコキュートの価格は一台約100万円から約150万円、エネファームは国の補助金つきで約300万円。新型給湯器市場ひとつをとっても、世界全体で50兆円くらいの規模があるのではないか。

 20世紀初め、アメリカのフォードがT型フォードを発売し、世界中に車という新商品を普及させたように、21世紀はグリーン・イノベーションの成果である省エネ商品で、日本企業が世界を席巻する番だ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120630-00006501-president-bus_all&p=2
※写真あり

2012/07/01 将来を期待されるスマートハウスだが・・・(サーチナ)

 大手住宅メーカーから販売されているスマートハウスは、創エネ・畜エネ設備の充実などもあり、比較的高価格帯のものが多い。太陽光発電システムに家庭用燃料電池、蓄電池を備えたハイスペックなものだ。例えば、初めて業界でスマートハウスを商品化した大和ハウスの「スマ・エコ・オリジナル」や住友林業の「スマート ソラボ」など各社とも基本的なエネルギー関連設備の性能に大差はない。またHEMSも標準のインターフェースが規格統一され、多くのメーカーが参入しているものの、家庭内の電力を無駄なく最適な状態に制御するという、本来の目的とされている機能(現在はまだ対応家電製品がほとんどないので将来的に)はどの機種にもある。従って、大手のブランド力や豊富な商品群などが競うポイントとなる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120701-00000003-scn-bus_all

■海外ニュース
□□□───────────────────────────
<輸送>
●テキサス州オースティン、燃料電池バスの運行へ (2012年05月02日)「環境と交通のためのセンター(Center for Transportation and the Environment)」と同センターのプロジェクトチームは、テキサス州の州都オースティンで毎日運行する路線バスに来年以降加えるためにプロテラ社(Proterra)の燃料電池バスを受け取った。プロテラ社の燃料電池バスはすでに2010年から、サウスカロライナ州コロンビアで操業している。この燃料電池バスは、普通のディーゼルバスの車台を使って改造して多くの燃料電池バスとは違って、排出ガスゼロのバスとして初めから作り直しているところに特色がある。
http://www.proterra.com/index.php/mediacenter/companynews/proterra_hydrogen_fuel_cell_bus_arrives_in_austin_texas〔参考〕プロテラ社が進める路線バスの電気化について、京都ナノクラスターの文書があります。↓
http://www.astem.or.jp/kyo-nano/memo/no277.htm

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
□□□───────────────────────────
☆国際燃料電池ワークショップ2012 ? PEFCs:基礎から応用まで ?【再掲】

 このワークショップは招待講演(口頭発表)と、ポスター発表から構成されます。日米欧アジアの各分野の研究、開発のリーダーを招待し、講演と討論に十分な時間をかけます。また、ポスターセッションの討論時間も十分とり、通常の学会では得られない深い認識と、研究交流の促進をめざします。なお、イベントして燃料電池車の試乗会、燃料電池関連機器の展示等も企画しています。
◇日時:8月2日(木)、3日(金)(2日9時開会、3日17時閉会)
◇場所:甲府富士屋ホテル( http://www.kofufujiya.jp/
◇参加費および参加登録申込締切
早期参加登録(3万3千円):7月3日(火)(会場定員200名になり次第、締切)通常参加登録(3万8千円):7月19日(木) (余席が有れば、受付可能)
◇ポスター発表申込および要旨提出締切:6月29日(金)
◇ホテル予約締切:7月19日(木)
◇プログラム及び申し込み方法は下記のウェブで↓
 http://fc-nano.yamanashi.ac.jp/ifcw/index2012.html
◇連絡先
山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター IFCW世話人 犬飼潤治
TEL&FAX 055-254-7129
E-mail: ifcw@yamanashi.ac.jp
◇主催:山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター・クリーンエネルギー研究センター
◇共催:NEDO、山梨県ほか

────────────────────────────────────

■メルマガ「燃料電池ワールド」
 □毎週月〜金曜日発行(年末年始および祝日は休刊)
 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM-DREAM
  連絡先:fc55gogo@gmail.com

 □解除を希望される方は、利用されている「まぐまぐ」または「melma!」のどちらかで解除の手続きを行ってください。PEM-DREAMでの代行はできません。
 まぐまぐ http://www.kaijo.com/
 melma! http://melma.com/contents/taikai/
 □マガジンID:0000065319(まぐまぐ) m00039824(melma!)


**H2**

<前の号 次の号>

TAKAGI-1