燃料電池ワールド Vol.1153 (2012/05/08 10:48)

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□燃料電池ワールド Vol.1153
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■2012年05月08日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2012年05月06〜07日のWEB LINK NEWS
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2012/05/06 痛車も登場!高まる普及機運「次世代自動車サミット」成功裏に終わる(産経新聞)

 国道17号でつながる新潟、群馬、埼玉の3県共同による次世代自動車の展示会「EV・PHVサミット」が20、21日に新潟市中央区の朱鷺メッセで開催され、2日間で約4千人の来場者を集めて成功裏に終わった。期間中、会場には50台以上の電気自動車(EV)と、家庭用電源で充電可能なプラグインハイブリッド車(PHV)などが集結。次世代自動車では全国最大規模の展示会となった。次回開催は未定だが、主催地となった新潟ではこれを弾みに、県と県内市町村が一体となってEV・PHVの普及に取り組む。

 会場では試乗体験も行われた。究極のエコカーに最も近いとされるトヨタの水素をエネルギーにした燃料電池車の運転もできるなど全国初の取り組みも実施。展示車で目を引いたのは県内の大学らによる、ガソリン車のエンジンをモーターに積み替えて電気自動車(EV)に改造する「コンバートEV」技術を駆使した車両。スーパーカーのように生まれ変わったEVも見られた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120506-00000553-san-bus_all
※写真あり

2012/05/07 太陽電池/燃料電池/蓄電池を組み合わせたスマートハウス、仙台にオープン(Impress Watch)

 積水ハウスは、太陽電池・燃料電池・蓄電池を組み合わせたスマートハウスを軸とした大型住宅団地「スマートコモンシティ明石台(あかいしだい)」を、宮城県の仙台市郊外にオープン。4月27日にまち開き式典を行なった。
■ 太陽電池/燃料電池/蓄電池で商用電力を抑えた生活。停電時も発電・給湯できる
■ 通常より費用はかかるがニーズは高い。世の中の趨勢はオール電化よりも創エネ

 まち開き式典には、積水ハウスの阿部俊則代表取締役社長兼COOが登壇。今後はグリーンファーストハイブリッド住宅を含んだスマートタウンを、茨城県古河市、千葉県市原市と四街道市、神奈川県横浜市、福岡県福岡市にオープンしていくという。

 阿部社長はまた、グリーンファーストハイブリッド住宅の価格について、「従来の住宅の水準よりも500万円ほど高い」としながらも、「グリーンファーストハイブリッド住宅から購入していただいている。思っている以上に要望がある」と、市場のニーズの高さを指摘した。

 さらに、オール電化住宅にしなかった点については、「我々はオール電化も燃料電池もやってきて、お客さんに選んでいただく形だったが、世の中の趨勢は『自分たちが発電する』ことに変わらざるを得ないと思う。グリーンファーストハイブリッドのリリース時期も、本来は2012年の春の予定だったが、急遽、去年の8月に前倒しした。世の中のニーズによって変わっていく」と説明。また、蓄電池の種類については、「今、安全で容量が大きい電池ということで鉛蓄電池を採用しているが、リチウムイオン電池についても検討している」とした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120507-00000002-impress-ind
※写真あり

■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●エレメント・ワン社、水素検知技術でエネルギー省のコンテストで2席を獲得(2012年02月10日)

 コロラド州ボールダーのエレメント・ワン社(Element One, Inc.)は、米国エネルギー省が行った「米国の次世代トップ・エネルギー・イノベーター(America's Next Top Energy Innovator)」チャレンジで、他の13企業とともに2席に選ばれた。同社の独特な水素ガス漏れ検知技術は、空気中の水素濃度が0.04%、またはより低い可燃限界の100分の1という水素が少ないものであっても存在を知らせることができる。この技術に国立研究所の特許を組み合わせて、可逆的又は非可逆的に、水素および他の危険なガス漏れを検知したときに色が変色する、非常に安価で実用的なコーティングを作った。
http://energy.gov/articles/secretary-chu-announces-winning-startup-companies-america-s-next-top-energy-innovatorこの技術に関するビデオが下記のURLで見られる。↓
http://energy.gov/americas-next-top-energy-innovator/element-one-inc〔参考1〕「米国の次世代トップ・エネルギー・イノベーター(America's Next Top Energy Innovator)」チャレンジ 同チャレンジは、2011年3月29日に、オバマ政権の「スタートアップ・アメリカ・イニシアチブ」の一環として発表されたもので、スタートアップ企業による国立研究所開発技術のライセンス取得を簡潔化して、国立研究所開発技術を基にして生まれるスタートアップ企業を倍増させることを狙ったプログラム。(NEDOレポート
2011/05/20より)
〔参考2〕エネルギー省、国立研究所から技術移転を受ける新興企業を発表(2011年12月19日)

 エネルギー省は、同省傘下の国立研究所が開発・特許化した発明の迅速な技術供与を受ける新興企業36社を発表した。これら新興企業との技術移転プロセスは、非常に簡素化された形で行われ、また、前払い金も通常よりも大幅に下げられた1000ドルのみに留まった。さらにエネルギー省は、これら新興企業の中から、米国経済及びエネルギーに最も貢献する可能性がある企業を、一般の投票を通じて選出することを発表した。同時に有識者パネルも設置され、企業の実用化計画の進捗状況についても評価が行われることになる。一般投票は2012年1月中旬から開始され、上位企業は2012年の「ARPA-E エネルギーイノベーションサミット(ARPA-E Energy Innovation Summit)」において発表される予定となっている。(日本学術振興会ワシントン研究連絡センター(JSPS)のウェブより)

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆燃料電池組立・発電体験コーナー【再掲】

 FC懇談会は、FCDIC(燃料電池開発情報センター)が主催する第19回燃料電池シンポジウムで「燃料電池組立・発電体験コーナー」を行います。このコーナーは、(株)ケミックスの燃料電池組立キットを使って、組み立て及び発電試験を体験していただきます。説明はFC懇談会メンバーが担当します。予約制ですが、どなたでも参加無料ですので、ぜひチャレンジ下さい。
◇日時 5月16日(水)〜17日(木)10時〜17時
◇場所 タワーホール船堀1F シンポジウム展示会場(東京都江戸川区船堀4-1-1)
◇参加費 無料(予約制)
◇予約 参加登録用紙を下記URLからダウンロードしてお申し込み下さい。具体的な申し込み方法は用紙に記載してあります。
  http://www.fcdic.com/

 申込者が規定数に達した時点で受付終了となりますので、お早めにお申し込み下さい。
 *指導教員の方が同席される場合は高校生等も可です。
◇主催 FC懇談会、協力(株)ケミックス

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