燃料電池ワールド Vol.1147 (2012/04/25 08:53)

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□燃料電池ワールド Vol.1147
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■2012年04月25日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2012年04月24日のWEB LINK NEWS
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2012/04/24 NIMS、燃料電池電極の触媒活性を通常の白金の15倍にする新技術を開発(マイナビニュース)

 物質・材料研究機構(NIMS)は、新開発の金属ナノ粒子可溶化技術によって、燃料電池電極材料の触媒活性を通常の白金の15倍に高めることに成功し、使用量も工夫次第では100分の1以下へと削減することも可能であると発表した。

 成果は、NIMS環境再生材料ユニットの阿部英樹主幹研究員、同極限計測ユニット/高輝度放射光ステーションの吉川英樹主幹研究員及び同表界面構造・物性ユニットの原徹主幹研究員らの研究グループによるもの。研究の詳細な内容は、3月9日付けで英国王立化学会誌「Chemical Communications」オンライン版に掲載された。

 今回の研究では、凝集した金属ナノ粒子を水溶液中に分散・溶解し、担持材料表面に再分散・固定する新しい技術が開発された(画像1)。

 原子力発電や化石燃料機関など、環境負荷の高い従来技術に代わる新エネルギー源の開発が急がれる現在、燃料電池も期待が高まっている技術の1つだ。しかし現行の燃料電池は、電極触媒活性の凝集による低下を補うため、白金などの貴金属を大量消費せざるを得ないという課題を抱えている。

 G5OHによって可溶化された金属ナノ粒子は、複雑なナノ構造材料の深部にまで浸透・分散させることができるため、「高比表面積メソポーラス材料」(比表面積>1000m2g-1)を担持体として利用すれば、燃料電池電極における貴金属使用量を1/100以下に抑えることも不可能ではない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120424-00000027-mycomj-sci
※画像あり。詳細な情報は本文から。↑

2012/04/24 ホンダ山本専務、スマートハウスシステム「数年内に実用化したい」(レスポンス)

 ホンダの山本芳春取締役専務執行役員は23日、太陽電池パネルやコージェネレーションシステムなど、独自の技術を組み合わせたスマートハウスシステムについて「できれば数年内に実用化したい」との考えを明らかにした。

 山本専務は「コージェネとかソーラーなど単品ではすでに事業化しているので、これらを合わせたエネルギーコントローラーを含めて、数年内にはこのシステムで実用化をしていきたい」と述べた。ただ実際の販売に関しては「我々はハウスメーカーではないので、我々自身が売るつもりも建てるつもりもない。また既築の家でも導入できるので、我々のシステムの優位性をご理解頂ければ、色んなメーカーと協調していきたい」との考えを示した。

 ホンダがスマートハウスの事業化に乗り出すことに関して山本専務は「四輪事業は非常に大きなビジネスだが、一方で我々は汎用事業を50年以上やっている。その中でコジェネも造ってきたしソーラーも造ってきた。今の時代はそれらを個別でやるのではなくて、リンクさせることで新しい価値ができると考えている。そういうチャレンジだ」と強調した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120424-00000008-rps-bus_all
※写真あり

2012/04/24 <エネルギー>世界の消費量 2035年までに4割増の予測(毎日新聞)

 【ジュネーブ伊藤智永】世界の政財界リーダーが集まる「ダボス会議」を主催する「世界経済フォーラム」(本部・ジュネーブ)は23日、世界のエネルギー需給のあり方に関する報告書を発表し、世界全体のエネルギー消費量は、2035年までに今より40%増えると予想し、供給体制の整備に38兆ドル(約3100兆円)の投資が必要になるとの試算を発表した。

 124カ国を調査し、大転換期を迎えているエネルギー需給構造の将来像を探った。今のところ、増大するエネルギー需要を賄うだけの持続可能で安全・効果的な需給構造の新モデルは見いだせていないとしている。一方で、世界では今なお13億人が電力を利用できない境遇にあり、エネルギーの生産・流通・消費の構造改革が避けられないと提言している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120424-00000036-mai-bus_all

2012/04/24 【日本版コラム】太陽光買取42円は高過ぎる―相次ぐ電池メーカー破綻が示す環境激変(ウォール・ストリート・ジャーナル)

 今年7月から実施される「再生可能エネルギー全量買取制度」で、経済産業省の「調達価格等算定委員会」が太陽光発電の買取価格を「1キロワット(kw)時あたり42円」で調整する方向だと報じられている。これは、最近悪名高くなった電力会社の「総括原価方式」と同様、太陽光の電力事業会社の利ザヤを保証する制度である。この買取価格が適正であれば問題ないが、そうとは言えない状況が世界の太陽電池市場で起きている。大手太陽電池メーカーの相次ぐ破綻
すさまじい値崩れが続く太陽電池市場
クリーンエネルギー助成の減少と太陽光発電推進への批判
太陽光発電の買取価格に太陽電池の値崩れを反映させるべき
全量買取制度はもはや時代遅れか
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120424-00000007-wsj-bus_all

■海外ニュース
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<ポータブル/バックアップ電源>
●リライオン社、新製品を紹介(2012年02月28日)

 リライオン社(ReliOn)は、新型燃料電池「E-1100v」を発表した。この燃料電池は業界で初めての縦置き用シャーシで、1100Wまで発電する完全に統合されたシステムである。さらに、設置面積の削減のためにラックや壁、キャビネットを含む屋内と屋外でのさまざまな据え付けのオプションがあり、定格出力は直流24Vまたは48Vである。最初の出荷は2011年末に行われ、顧客は電力事業の内部通信ネットワークと非常時のバックアップ電源のためにヨーロッパで使用している。
http://www.relion-inc.com/news.asp#41

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆燃料電池組立・発電体験コーナー【再掲】

 FC懇談会は、FCDIC(燃料電池開発情報センター)が主催する第19回燃料電池シンポジウムで「燃料電池組立・発電体験コーナー」を行います。このコーナーは、(株)ケミックスの燃料電池組立キットを使って、組み立て及び発電試験を体験していただきます。説明はFC懇談会メンバーが担当します。予約制ですが、どなたでも参加無料ですので、ぜひチャレンジ下さい。
◇日時 5月16日(水)〜17日(木)10時〜17時
◇場所 タワーホール船堀1F シンポジウム展示会場(東京都江戸川区船堀4-1-1)
◇参加費 無料(予約制)
◇予約 参加登録用紙を下記URLからダウンロードしてお申し込み下さい。具体的な申し込み方法は用紙に記載してあります。
  http://www.fcdic.com/

 申込者が規定数に達した時点で受付終了となりますので、お早めにお申し込み下さい。
 *指導教員の方が同席される場合は高校生等も可です。
◇主催 FC懇談会、協力(株)ケミックス

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