燃料電池ワールド Vol.1140 (2012/04/16 08:56)

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□燃料電池ワールド Vol.1140
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■2012年04月16日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2012年04月13〜15日のWEB LINK NEWS
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2012/04/13 産総研と北大、白金触媒の活性を桁違いに向上させる調整技術を開発(マイナビニュース)

 産業技術総合研究所(産総研)は4月12日、北海道大学(北大)との共同研究によって、白金触媒の活性を桁違いに向上させる触媒調製技術を開発したと発表した。

 成果は、産総研サステナブルマテリアル研究部門物質変換材料研究グループの冨田衷子研究員、多井豊研究グループ長と、北海道大学(北大)触媒化学研究センターの清水研一准教授らの研究グループによるもの。今回の技術の詳細については、3月28日・29日に東京工業大学大岡山キャンパスで開催された第109回触媒討論会において報告された。

 白金は自動車の排ガス浄化用触媒や、水素と酸素の化学反応から直接発電することができる高効率でクリーンな発電方法の燃料電池の中の「固体高分子タイプ」(高分子を電解質膜として用いている燃料電池であり、70〜100℃において運転を行う)の電極触媒を初め、さまざまな触媒に使用されている。今後、排ガス規制が厳しくなることや高効率エネルギー変換デバイスが求められることは必至であり、白金需要の増大が見込まれるのはいうまでもない。

 しかし、白金は高価であり、また資源が極端に偏在することから供給リスクが懸念されている。そのため、白金需要の大半を占める触媒用途での使用量の削減が望まれているというわけだ。

 触媒による低温酸化は、固体高分子形燃料電池電極の劣化防止(燃料中の水素ガス中の微量な一酸化炭素(CO)の除去)、暖房器具などからのCO除去、冷蔵(凍)庫内の作物の腐敗防止(エチレンガスの酸化)などの需要があるが、十分な触媒性能を得るためには多量の白金が必要である。このため、白金触媒の性能を向上させて使用量を減らすことが求められているのだ。

 これまで、触媒の調製段階で残存する水分は、白金の移動を促進し互いに凝集させることがあるため、触媒調製にとっては邪魔ものであると考えられていた。今回、逆にこの現象を白金と「助触媒」(ガソリン車排ガス浄化触媒におけるセリア-ジルコニアなど、触媒として働く主成分の機能を補い、反応を促進する成分のこと)である酸化鉄からなる触媒の調製に利用したのである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120413-00000051-mycomj-sci
※図あり。情報の詳細は本文で。

■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●ベルギーで水素ステーションが開設(2012年02月15日)

 ハイドロジェニックス社(Hydrogenics)によって建設されたウォーターズトフネット水素ステーション(WaterstofNet Hydrogen Fueling Station)が、ベルギー第3位のスーパーマーケットチェーン会社、コルリュイ社(Colruyt)のブリュッセル本社で正式に公開された。このステーションは、ハイドロジェニックス社の第5世代電解槽「ハイスタット(HYSTAT)30」と圧縮機、高圧カスケード貯蔵、そして350バールのディスペンサーを備えていて、1日当たり65kgの高純度の水素燃料を供給できる。ステーションは、フォークリフトやバス、その他の自動車の燃料補給に使用される。
http://www.hydrogenics.com/news/news_alerts/2012/WaterstofNet_Hydrogen_Fueling_Station.asp

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆燃料電池組立・発電体験コーナー【再掲】

 FC懇談会は、FCDIC(燃料電池開発情報センター)が主催する第19回燃料電池シンポジウムで「燃料電池組立・発電体験コーナー」を行います。このコーナーは、(株)ケミックスの燃料電池組立キットを使って、組み立て及び発電試験を体験していただきます。説明はFC懇談会メンバーが担当します。予約制ですが、どなたでも参加無料ですので、ぜひチャレンジ下さい。
◇日時 5月16日(水)〜17日(木)10時〜17時
◇場所 タワーホール船堀1F シンポジウム展示会場(東京都江戸川区船堀4-1-1)
◇参加費 無料(予約制)
◇予約 参加登録用紙を下記URLからダウンロードしてお申し込み下さい。具体的な申し込み方法は用紙に記載してあります。
  http://www.fcdic.com/

 申込者が規定数に達した時点で受付終了となりますので、お早めにお申し込み下さい。
 *指導教員の方が同席される場合は高校生等も可です。
◇主催 FC懇談会、協力(株)ケミックス

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