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□燃料電池ワールド Vol.1127
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■2012年03月28日発行
◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
◇http://www.fcworld.jp
■2012年03月27日のWEB LINK NEWS
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2012/03/27 <札幌市>「脱原発は可能」 省エネ、再生可能エネルギーなど組み合わせ(毎日新聞)
原発に依存しない社会を目指し、エネルギー転換調査を進めてきた札幌市は26日、最終報告を発表した。省エネ、再生可能エネルギー、分散電源(家庭用燃料電池と地域分散電源)を組み合わせると、市内消費電力量の約86%にあたる81・6億キロワット時を創出でき、脱原発は可能とした。
市は昨年12月の中間報告で、家庭の省エネと太陽光発電パネルの設置普及が進めば26・7億キロワットを節電できるが、北海道電力泊原発からの供給は約42億キロワット時(10年度推計)で、他の方策も進める必要があるとしていた。
今回は、中間報告では家庭のみだったLED(発光ダイオード)の設置や節電を全事業所に拡大することなどで、15・8億キロワット時(市内消費電力量の17%)を削減できると算出。市内5%の世帯で、給湯器を燃料電池コージェネレーション(熱電併給)に交換し、地域熱供給でも天然ガスコージェネレーション(同)を普及させることで5・1億キロワット時(市内消費電力量の5%)を削減できるとした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120327-00000000-maiall-bus_all
2012/03/27 日立、燃料電池向け高分子電解質膜を開発---小型電源への適用(レスポンス)
日立製作所は、直接メタノール形燃料電池(DMFC)向けに水素イオンの伝導性を低下させることなくメタノールの透過性を約半分に低減した高分子電解質膜を開発した。
今回開発した高分子電解質膜をDMFCに適用することで、発電効率を約5%向上することが可能になる見通し。今後、ポータブル機器用途など小型電源への適用を目指す。
災害時などに使用可能な、既存の電力網とは独立した電源へのニーズが高まっているほか、環境配慮の観点からCO2排出量が少ない電源が重視されている。
燃料電池はこれらの要求に応えるクリーンな発電システムで、特にDMFCは液体燃料であるメタノールを燃料電池に直接供給できるため、水素製造のための補機が不要になることから小型化が容易で、ポータブル機器電源などへの応用が見込まれている。
燃料電池を構成する主要材料の一つである高分子電解質膜は、電子やガスなどは通さず水素イオンのみを透過させる性質が求められる。従来のDMFCはメタノールが高分子電解質膜を透過してしまうことから燃料ロスや発電性能が低下していた。また、高分子電解質膜のメタノール透過性を低減させると水素イオンの伝導性も同時に低下し、発電性能が低下する。
同社は、高分子電解質膜の燃料吸収率がメタノール透過性に大きく影響することを発見、燃料吸収率を低減することで高分子電解質膜の膨張を抑制する技術を開発した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120327-00000010-rps-bus_all
2012/03/27 田中貴金属、米国販社をシカゴに移転(レスポンス)
TANAKAホールディングスは3月27日、田中貴金属グループの輸出入販売を行う田中貴金属インターナショナルのアメリカにおける販売子会社の本社を4月1日付で、インディアナ州インディアナポリスからイリノイ州シカゴに移転することを発表した。
新拠点では、燃料電池をはじめとした新エネルギーやLEDなどに使われる貴金属材料を主力として、アメリカ全土における販売事業を拡大する。
売上高は、2013年度には1億7000万ドル(約141億円)を目指す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120327-00000031-rps-bus_all
2012/03/27 ホンダ、埼玉県の知事公用車に水素燃料電池車両を提供(レスポンス)
ホンダの燃料電池電気車『FCXクラリティ』が埼玉県知事の公用車として使われることになった。27日、ホンダが埼玉県に無償提供。埼玉県は今後2年にわたって知事公用車として使う。
また、燃料電池電気車で世界初となる同車の外部電源機能を利用して、イベント展示などで次世代環境車のPRを行う予定。同車の外部電源は、一般家庭使用量の6日分(最大出力9kW)の外部出力を作り出すことが可能だ。
さらに、ホンダは埼玉県庁敷地内の「ソーラー水素ステーション」の設置にも協力。車両提供のこの日、あわせて水素ステーションの開所式も行われた。
水素ステーションは雨よけの屋根に設置された太陽光パネルによる太陽光発電と商用電源を引き込んでいるが、基本的には太陽光発電による稼働。FCXクラリテイィと組み合わせて、ゼロエミッションの循環ができる。知事公用車走行におけるCO2の発生はゼロだ。
「洗濯機と同じくらいの大きさ」(4輪R&Dセンター・守谷隆史上席研究員)の高圧水素電解ユニットから作り出される水素は8時間で約0.5kg。この生成量はFCXクラリティが約50km走行できる量だ。同車は満充填で620kmの走行が可能だ。
今後、ホンダは実走による使い方やデータなどを集約し、燃料電池電気車とそのシステムのさらなる品質向上に役立てる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120327-00000036-rps-bus_all
※写真あり
2012/03/27 ホンダ山本常務、新水素ステーションは家庭用にも(レスポンス)
ホンダの山本芳春取締役常務執行役員(本田技術研究所社長)は27日、埼玉県庁内で会見し、同県庁に設置した「ソーラー水素ステーション」について「コストなど課題は多いが、将来は家庭での普及をめざしたい」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120327-00000044-rps-bus_all
※写真あり
2012/03/27 ホンダ、ソーラー水素ステーション設置(TBS系(JNN))
ホンダは埼玉県庁と共同開発した日本で初めてのソーラー水素ステーションをオープンしました。
埼玉県庁の敷地に設置された「ソーラー水素ステーション」はアメリカ・カリフォルニア州にあるホンダの研究開発子会社が作ったステーションに改良を加えたものです。
ソーラー水素ステーションは雨よけの屋根に設置された太陽光パネルによる発電で稼働し、高圧水から燃料電池電気車を動かす水素を生成することができます。商用電源と併用すれば24時間でおよそ1.5キログラムの水素を作ることができ、ホンダの燃料電池車「FCXクラリティ」の場合、二酸化炭素を排出せずに150キロ走ることができるということです。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20120327-00000066-jnn-bus_all
※動画あり
■海外ニュース
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<報告書/市場調査>
●中国の燃料電池と水素の活動概要(2012年01月31日)
フュエルセル・ツデイ社(Fuel Cell Today)は、新しい報告レポート「中国における燃料電池と水素(Fuel Cells and Hydrogen in China)」(16ページ)を発表した。これには、中国の過去および現在、未来の燃料電池と水素に関する活動の概要が掲載されている。
http://www.fuelcelltoday.com/analysis/surveys/2012/fuel-cells-and-hydrogen-in-china
※ダウンロードできる↑
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