燃料電池ワールド Vol.1118 (2012/03/14 08:43)

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□燃料電池ワールド Vol.1118
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■2012年03月14日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
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☆「ワールド・エコノ・ムーブ」燃料電池部門参加のお誘い【再掲】

 毎年5月に、秋田県大潟村で行われている電気自動車エコノミーラン「ワールド・エコノ・ムーブ」。その大会に燃料電池部門が加わったのは2003年のこと。PEM-DREAMも自転車を作って参加しました。

 それから10回目の今年は、燃料電池の自作・増設を自由にして、参加できる新部門を設けました。エントリーしてみようと思われる方は、以下の案内をご参照ください。登録受付は3月15日(木)まで。取りあえずのご質問でも歓迎です。
◇WEM(ワールド エコノ ムーブ)のご案内
http://www2.ogata.or.jp/wem/emindex.htm
◇燃料電池部門のご案内
http://www2.ogata.or.jp/wem/11wem/11wempdf/nowplan1.pdf
◇燃料電池についてのご案内
http://www2.ogata.or.jp/wem/fcchemix.htm
◇連絡先
(株)ケミックス WEM担当
E-mail:info-pefc@chemix.co.jp

■2012年03月13日のWEB LINK NEWS
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2012/03/13 大阪ガス、家庭の使用電力の8割を自家発電で賄うエネファーム(Impress Watch)

 大阪ガス、京セラ、大阪ガスとアイシン精機、長府製作所、トヨタ自動車の5社は、家庭用固体酸化物形燃料電池コージェネレーションシステム(SOFCシステム)を開発したことを発表。大阪ガスが家庭用燃料電池「エネファームtype S」として4月27日より発売する。希望小売価格は2,751,000円。

 これにより、46.5%という“世界最高水準の発電効率”となり、発電効率と排熱効率を合わせた総合効率は90.0%まで高まった。連続運転することで、家庭での使用電力の約8割を自家発電で賄えるという。

 給湯の機能としては、貯湯タンクのお湯を使いきった場合でも使えるバックアップボイラーを内蔵。バックアップボイラーには、燃焼ガスの熱を再利用する高効率の潜熱回収型給湯暖房機を採用している。

 また、貯湯タンクの容量は、90Lと小型化。ステンレスタンクを薄型化することで、排熱利用給湯暖房ユニットの奥行は310mmとコンパクトになった。これにより設置スペースは最小約1.6立方mで済むという。部品点数や排熱量が抑えられたことで、スペースに制約のある戸建て住宅への設置にも対応する。同社では今後、集合住宅への導入検討も進めていくという。

 従来システムと比較した場合、年間ではCO2排出量を約1.9トン削減し、年間の光熱費を約7.6万円抑えるという。

 なおセルスタックは京セラ、セルスタックを組み込んだ発電ユニットはアイシン精機、排熱利用給湯暖房ユニットは長府製作所がそれぞれ製造している。

 サイズは発電ユニットが600×335×935mm(幅×奥行き×高さ)、排熱利用給湯暖房ユニットが740×310×1,760mm(同)。重量はいずれも94kg。発電出力は700W。貯湯温度は約70℃。サポート期間は10年。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120313-00000062-impress-ind
※写真あり

2012/03/13 JX、宮城県石巻市に震災対応SSを開所…給油機能の即時復旧など実証開始(レスポンス)

 JX日鉱日石エネルギーは13日、東日本大震災の教訓を踏まえたガソリンスタンドの実証展開を開始。ENEOS「新・震災対応SS(サービス・ステーション)」第1号店を宮城県石巻市に開所したと発表した。

 同社では、2006年より停電時でも燃料油供給が可能な「震災時給油可能SS」を全国展開。しかし、東日本大震災で多くのSSが浸水被害で給油不能となったことを受け、停電だけでなく、浸水への対策も講じた「新・震災対応SS」の実証を開始する。

 また、平常時からの省電力対策として、太陽光発電システム、燃料電池エネファームを設置するとともに、キャノピー灯と室内灯をLED照明とし、大震災に強い設備を有する、地域貢献型かつ省エネ運営のSSとした。

 同社は、2013年度までに東北から九州にかけての太平洋側の12市区に「新・震災対応SS」を設置・実証し、今後の生活インフラとしてのSSの機能向上を検討していく。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120313-00000029-rps-bus_all
※写真あり

■海外ニュース
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<定置用電源>
●セラミック・フュエルセルズ社のパートナー、CE認証を取得(2011年12月05日)

 セラミック・フュエルセルズ社(Ceramic Fuel Cells Limited)のフランスにおける製造パートナー、デ・ディートリック・テルミック社(De Dietrich Thermique)は、同社のマイクロ・コジェネシステム「セラミス・パワー(CERAMIS POWER)」のCE認証を受領した。

 「セラミス・パワー」は、セラミック・フュエルセルズ社が提供する燃料電池モジュール「ゲネックス(Gennex〓)」を使って、デ・ディートリック社が自社で製造するボイラーを統合して住宅やビル向けのコージェネ製品としている。デ・ディートリック社は、EU向けの製品としてEUの安全規格に適合していることを同社が確認してCEマーク適合を宣言した。

 最初の「セラミス・パワー」ユニットは、1000万人以上の顧客を持つフランス最大手のガス販売会社、GDFスエズ社(GDF-Suez)が運転する予定である。そして、デ・ディートリック社は2012年に、フランスとドイツ、オランダへ20基のユニットを投入する計画である。
http://www.cfcl.com.au/Assets/Files/20111205_CFCL_DDT-CE%20approval.pdf〔参考〕セラミック・フュエルセルズ社は2008年2月に、フランスとベネルクス諸国市場向けの商用マイクロ熱電併給製品の開発のために、ド・ディートリック・テルミック社に「ネットゲンプラス(NetGenPlus)」ユニットを出荷している。

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