燃料電池ワールド Vol.1070 (2012/01/04 08:32)

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□燃料電池ワールド Vol.1070
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■2012年01月04日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

※今年もよろしくお願いします。
■2011年12月28日〜2012年01月03日のWEB LINK NEWS
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2011/12/28 EV・HV車所有率5.1% 県民、企業に意識調査(琉球新報)

 温室効果ガスの排出抑制を目指した県の「地球温暖化対策実行計画」の進行を管理する同計画協議会(座長・堤純一郎琉球大教授)は、太陽光・太陽熱温水器、電気自動車(EV)の普及など温暖化対策の取り組みや環境行政に対する要望について一般県民や事業者、業界への意識調査を実施し、27日までにまとめた。一般県民(18歳以上)のEV・ハイブリッド(HV)車の所有率は5・1%で、22・4%が購入を検討。「検討していない」とした回答者のうち、49・0%が費用低下、24・5%が行政助成により購入したいとした。

 太陽光発電・太陽熱温水器・家庭用コージェネレーション(燃料電池)など低炭素エネルギーを利用した設備については、一般県民でそれぞれ3・6%、2・8%、0・3%が導入、事業者は2・7%、1・2%、0・8%が導入していると回答した。導入条件としては県民は費用低下(30・2%)、行政助成(29・8%)、金融機関の優遇措置(0・8%)の順で、事業者は利点の理解(35・7%)が最も多く、行政助成(24・5%)、費用低下(22・4%)と続いた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111228-00000008-ryu-oki

2011/12/28 【 ギズモード年末企画 】今年最もRTされた記事とはいったい...。ギズモード2011年RT数ランキング(ギズモード・ジャパン)
第6位

 アップルが驚きの新特許取得! 1か月は充電不要の燃料電池を搭載したiPhoneやiPad開発へ...  5,589RT

 どうなったんですかねこの話は...。やっぱりロングバッテリーは夢のまた夢だったのでしょうか...。でもコレはいつか実現して欲しいですね。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111228-00000316-giz-ent

2011/12/28 「反原発派は具体的な対案を出せ」に応えてみる - 山田 高明(アゴラ)

 よって、希求されるのは、原発の年間発電量に相当する約3千億kWhを現実に代替可能で、かつ燃料費の上昇を伴わない策だ。しかも、反対派からすれば何十年も時間をかけてられないので、「可及的に速やかに」も条件だろう。私の考えでは、この三つの条件をクリアする方法が以下だ。
1・1千億kWh分の地熱を開発する。
2・火力の平均発電効率を40%から47%へ向上させる。

 これで燃料費は従来のまま新たに1千億kWhを捻り出せる。切り札となるのが最新鋭のCC発電であり、その後に控える燃料電池トリプル発電だ。手段として現実化している前者の方法だけならば、大型火力のほぼ三分の一にあたる50基を入れ替える必要があり、3兆円ほどの経費がかかる。後者が実現すればもっと楽になろう。
3・省エネ努力等で1千億kWh分の需要を減らす。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111228-00000305-agora-bus_all

2011/12/28 バンテック、水素発生装置のコスト3割減(日経新聞)

 配電盤の製造などを手がけるバンテック(栃木県那須塩原市、鈴木和芳社長)は従来より3割低コストの水素発生装置を開発し、受注活動を始めた。腐食しにくい素材を採用することなどで費用を抑えた。金属加工や半導体製造のほか、今後普及が期待される燃料電池向けの利用を見込み、3年間で20台の受注を目指す。

 価格は金属加工向けなど純度99.5%の水素を作る装置で約4500万円。燃料電池向けなど99.99%の高純度水素製造用には、付加装置を500万円程度で別売りする。
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819490E0E5E2E3978DE0E5E3E0E0E2E3E39EE4E2E2E2E2;at=ALL

2011/12/29 現代・起亜自動車 来年の投資額は過去最高(聯合ニュース)

 2009年から水素燃料電池車を開発し、実証事業を行ってきた同グループは、来年から本格的に試験普及事業を展開する。水素燃料電池車の基幹技術のバッテリーと制御技術開発に対する投資を強化し、2015年に量産に入る目標を掲げた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111229-00000026-yonh-kr

2011/12/30 津波でも給油可能に JX、石巻に1号店(産経新聞)

 石油元売り最大手のJX日鉱日石エネルギーは津波などに備えたガソリンスタンド(GS)を整備する。東日本大震災の際には津波で冠水したGSの多くで電気系統が損傷し、給油できない状態に陥った。このため防水型給油機や非常用発電機などを備えたGSを来年3月に宮城県石巻市に設置、平成25年度までに全12店舗を全国展開する。出光興産や昭和シェル石油も自家発電設備や太陽光パネルの設置を進めており、GSの災害対応力を強化する動きが広がっている。

 石巻市に設置するJXのGSは、建屋部分の耐震性を強化した上で2階建てとする。2階には発電能力70キロワットの非常用発電機、燃料電池を設置。冠水しても支障がないよう給油機は防水型とし、給油スペースの屋根には発電能力10キロワットの太陽光発電パネルも設ける。

 大規模災害時には、地域住民の生活インフラを支援する役割も持たせる。2階に貯水槽を設け、非常時には飲料水を提供。井戸水や燃料電池を利用して生活用水やお湯も提供できるようにする。屋上には冠水時に30?40人が避難できるスペースも確保する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111230-00000500-san-bus_all

2011/12/30 あしあと:’11宮崎 5?8月 /宮崎(毎日新聞)
 【6月】

 3日 県と新潟大、宇宙観測機器メーカーなどが共同で、太陽熱で水素を製造するシステムの研究開発へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111230-00000205-mailo-l45

2011/12/31 JX、韓国でエネファーム試験販売 13年めど、価格引き下げへ海外拡販(フジサンケイ ビジネスアイ)

 JX日鉱日石エネルギーは30日、国内の電力不足対策で普及が加速している家庭用燃料電池「エネファーム」について、韓国で2013年にも試験販売を開始する方針を明らかにした。日本企業が独自に開発・商品化を進めてきたエネファームが、海外に本格進出するのは初めて。さらなる価格引き下げに向け、海外に市場を広げ大量生産する必要があると判断した。

 JXは今年8月、韓国ガス公社「コガス」へ、日本国内で広く普及している固体高分子(PEFC)型のエネファームを試験用に提供。現地の都市ガスで規格通りの安定発電ができるかなど検査を重ね、現地当局に認可申請する。

 13年中の試験販売開始を目指し、販売や保守管理を行う合弁企業の設立も検討。燃料電池に対する韓国政府の補助金政策などを見据えながら、現地での組み立て生産も視野に入れ、提携候補先の韓国企業などに打診を開始した。

 ガスを使って自宅で発電する家庭用燃料電池については、韓国やドイツの企業も研究開発を進めてきたが、海外ではほとんど普及していないのが現状だ。

 JXは10月、より小型で発電効率に優れた固体酸化物(SOFC)型エネファームも世界で初めて投入。11年度は見通しが2200台の販売台数を12年度は4000台に引き上げる計画だ。15年度にはこれを5万台に飛躍させ、現在は補助金なしで270万円の価格を50万円に引き下げる目標をたてている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111230-00000003-fsi-bus_all

2012/01/01 再生エネルギー導入支援 来年度、滋賀県が戦略プラン(京都新聞)

 再生エネルギーの導入を産業振興にも役立てる。県内には太陽電池や燃料電池、リチウムイオン電池などの工場が集積しているため、新エネルギー分野の企業誘致や地元企業による部材供給の拡大などに結びつける。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120101-00000004-kyt-l25

2012/01/03 遂にスマートハウスも登場、激動の2011年だった住宅業界(サーチナ)

 現在、消費者が住まいに求めるものとして、「安全性」「安心性」が以前にも増して高くなっていることは、今さら言うまでもないが、基本的な耐震性能に加え「制震構造」「免震構造」など、より最新の技術にも消費者の目は向いている。住宅におけるエネルギー関連の部門になると、さらに顕著に動向が見える。震災直後から夏まで、各家庭にまで及んだ第一次節電対策は、より一層住宅に求めるものとして“電力”がクローズアップされることになり、「省エネ」から「創エネ」さらに「畜エネ」までの設備を考える消費者が多くなった。家庭用の3電池のうち、“太陽光電池”はリフォーム市場を含め、加速度的に普及し始めているが“燃料電池”“蓄電池”は、コストが高く、普及する価格帯の登場が待ち望まれている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120103-00000003-scn-bus_all

■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●ドイツ、水素ハイブリッド発電所がオープン(2011年11月04日)

 エネルトラーク社(Enertrag AG)、トタル・ドイチュラント社(TOTAL Deutschland GmbH)、ヴァッテンホール社(Vattenfall)、ドイツ鉄道(Deutsche Bahn)の4社はこのほど、ドイツのプレンツラウアーで水素ハイブリッド発電所を開設した。この発電所は、CO2を排出しない再生可能エネルギー源を混ぜ合わせて使うことによって、安全性や持続可能な供給能力、およびエネルギー貯蔵の可能性を実証する目的を持っている。またこの技術はエネルギー分野にとって重要である。なぜなら、風力発電による電力の貯蔵と、風力発電の電力を電力系統に問題なく買い取らせることを可能にするからである。

 この発電所は、風力発電と水素、そしてバイオガスを混ぜ合わせて使う。3台の風力タービンで作られた電力は、その電力に比例して無炭酸の水素の生産に使われる。そしてこの水素は貯蔵され、電力需要が大きくて風力発電の供給が少ない状況であってもバイオガスと混合されて、水素バイオガス発電所の2台の熱電併給ユニットで電気と熱の製造に使われる。この水素はまた、ベルリンとハンブルグにあるトタル社の水素充てんステーションのポンプにも使われる。

 このハイブリッド発電所への投資は合計2100万ユーロで、ブランデンブルグ州とドイツ連邦運輸省がスポンサーとなっている。
http://www.renewableenergymagazine.com/energias/renovables/index/pag/miscellaneous/colleft/colright/miscellaneous/tip/articulo/pagid/17747/botid/128/〔参考〕エネルトラーク社(Enertrag AG) 風力発電事業者 Enertrag AG は、2009 年4月に、世界で初の水素=風力=バイオガス・ハイブリッド発電所の建設を開始した。再生可能エネルギー発電のエネルギー効率向上を目指す。同社のプロジェクト「ウッカーマルク仮想発電所」は、連邦政府の「E-エナジー:情報通信技術ベースの将来のエネルギーシステム」コンペの最終候補に選ばれた。ハイブリッド発電所は、このプロジェクトの実現である。(「東部5州を中心としたドイツの新エネルギー産業クラスター」12頁 ジェトロ ベルリンセンター2009)

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆水素先端世界フォーラム2012【再掲】
◇会期:2月1日(水)、2月2日(木)
◇会場:グランドハイアット福岡(2月1日)、九州大学伊都キャンパス(2月2日)
◇参加費:無料(2月1日レセプションのみ5000円/1名)
◇定員:400名(見学会は各100名)
◇参加登録:下記のフォーラムホームページより(定員になり次第締切)→ http://www.congre.co.jp/hydrogen2012/index.html
◇プログラム
●2月1日:
9:30〜9:50 開会式
9:50〜12:00  セッション1 「2015年FCV・水素供給インフラ普及開始に向けた世界のシナリオ」
  (日欧の発表者による講演)
13:15〜17:10  セッション2 「水素エネルギー社会への各国の挑戦」
  (日米欧の発表者による講演)
17:30〜19:00 レセプション(参加費5000円)
●2月2日:
9:50〜17:30 研究シンポジウム

 各研究チーム(水素材料強度特性、水素高分子材料、水素トライボロジー、水素物性、九州大学燃料電池・水素製造研究シンポジウム)による国内外の研究発表、開始時間は各チームにより異なります。
10:00〜12:00 九州大学施設見学(定員:100名)
11:30〜13:30 合同ポスターセッション
14:30〜15:30HyTReC施設見学(定員:100名)
◇主催:独立行政法人産業技術総合研究所水素材料先端科学研究センター、福岡水素エネルギー戦略会議、福岡県、国立大学法人九州大学
◇問い合わせ先
運営事務局 info-hydrogen@congre.co.jp
(株式会社コングレ九州支社内 担当: 木村、土井)

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