燃料電池ワールド Vol.1028 (2011/10/26 11:14)

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□燃料電池ワールド Vol.1028
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■2011年10月26日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2011年10月25日のWEB LINK NEWS
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2011/10/25 【中国】中国初の「W電池車」:華南理工大が開発(NNA)

 全国重点大学の一つ、華南理工大学の開発チームはリチウムイオン電池と燃料電池を動力とする「W電池」の電気自動車(EV)を中国で初めて発表した。航続距離300キロメートルと、これまでのEVより大幅に伸びたのが特長。一般消費者向けに20万元(約240万円)以下での販売を目指す。

 車両はプロトタイプで用途は観光向け、燃料電池は5キロワット(kW)、リチウムイオン電池は7kWという。今後、一般消費者が使用するにはそれぞれ8kW、12kW以上に引き上げる必要があるため、さらに開発を進める。

 廖教授によると、プロトタイプはすでに珠海市のEVメーカーにおいて1,000キロ余りの道路走行試験を完了したほか、広州市科技・信息局の検収をパスした。最高時速は80キロ。1回の充電での航続距離は300キロに達し、「これまでのEVのほぼ倍に伸びた」(廖教授)という。また、燃料電池の水素補充は「数分間で終わる」とする。

 廖教授は「動力マネジメントの体系を改善し、燃料電池とリチウムイオン電池が協調して動作できるようにしたことが航続距離の大幅増加につながった」と説明。加速や減速性能、坂道の上り下りも問題ないという。24日付南方日報などが伝えた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111025-00000001-nna-int

2011/10/25 ホンダ、LAショーで「フィットEV」の市販版をワールドプレミア(Impress Watch)

 本田技研工業は、11月16日(現地時間)に開幕する米国「LAオートショー」(一般公開日:11月18日〜27日)において、「フィットEV」の市販版と新型「CR-V」をワールドプレミアすると発表した。

 フィットEVは、昨年のLAショーでコンセプトモデルを公開しており、燃料電池車「FCXクラリティ」と同型のモーターとリチウムイオンバッテリーを搭載する。今回その市販版を初公開するが、詳細は明らかになっていない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111025-00000016-impress-ind

2011/10/25 2020年に2割がオール電化…富士経済予測(レスポンス)

 富士経済は、「オール電化住宅」と創エネ・蓄エネ機器の普及状況、住宅向けのエネルギー機器の市場動向について調査を実施。その結果を報告書「エネルギー需要家別マーケット調査要覧 2011」にまとめた。

 オール電化住宅数は、震災発生前、2011年度は58万4000戸を見込んでいたが、原発事故・節電意識の高まりなどを背景としたオール電化へのマインド悪化などにより、50万1000戸まで落ち込む見通し。

 2010年度より5万戸強の減少が見込まれているが、オール電化住宅市場の成長は長期的トレンドとして今後も継続し、2020年度には国内の全住宅戸数の約2割がオール電化になると予測している。

 ガス事業者がオール電化対抗の切り札と位置付けてきたエネファーム(家庭用燃料電池)は、震災後に受注が急増。2011年度の設置台数は前年度から倍増の1万4600台となる見込み。新築戸建住宅向けにほぼ限定されていたエネファームの採用先が既築分野にも広がりつつあり、新機種投入と量産化によるコストダウンが進むことで、2020年度には60万台に達すると予測している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111025-00000034-rps-bus_all

■海外ニュース
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<定置用電源>
●フュエルセル・エナジー社、大学設置の燃料電池プラントでパシフィック・ガス・アンド・エナジー社とサービス契約を結ぶ(2011年08月04日)

 フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy, Inc.)は、2カ所のカリフォルニア大学に以前に購入されて搬入した2基の1.4MW級「ダイレクト・フュエルセル(Direct FuelCell〓)」燃料電池発電プラントを維持管理するために、カリフォルニア州最大手の電力会社パシフィック・ガス・アンド・エレクトリック社(Pacific Gas and Electric Company:PG&E)と2つの複数年サービス契約を結んだ。フュエルセル・エナジー社は、それらのプラントの設置を請け負った。そして、このサービス契約で発電プラントを維持する。両プラントは設置されて、今後数週間以内に予定されている本格操業に向けて電力を生産した。
http://fcel.client.shareholder.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=596733〔参考〕パシフィック・ガス・アンド・エレクトリック社(Pacific Gas and Electric Company:PG&E)は、サンフランシスコ・ベイエリアを中心とするカリフォルニア州北部地域の天然ガス、電力供給を行う企業である。

 また、カリフォルニア大学(University of California)は、カリフォルニア州オークランド市に本部を置くアメリカ合衆国の州立大学である。1877年に設置された。10のキャンパスを持つカリフォルニア大学群はアメリカ合衆国で最大規模の州立大学群であり、バークレー校を旗艦校としている。各キャンパスはそれぞれ独立した別の大学であるため、カリフォルニア大学という大学が単体で存在する訳ではない。(ともにwiki)〔訳註〕この記事に該当する大学となっている「2カ所のカリフォルニア大学に以前に購入されて搬入した」のはどこでいつかを調べてみた。フュエルセル・エナジー社のニュースリリースをたどっていくと、2010年6月3日の記事にたどり着いた。この時の記事は、『燃料電池ワールド Vol.717 2010年07月06日発行』に載っていて、学校名が記されている。カリフォルニア州立大学イーストベイ・ヘイワード校とサンフランシスコ州立大学である。

 さらに、その学校に燃料電池の設置を州が決めた(2010年3月2日)という前段の記事が『燃料電池ワールド Vol.681 2010年05月13日発行』に載っている。そこでは「カリフォルニア大学およびカリフォルニア州立大学」となっている。

 そしてこの今日の記事に続くと思うのだが、ニュース記事で見る限り学校名に一部違いがあるなど混乱している。カリフォルニア州の大学の学制が複雑で名称もまぎらわしいことが一因だと思うが、現地に行ったことがないので確認できない。英作文も弱いし・・・。

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆第1回「経営者(燃料電池自動車)コース」開催 ★新設★【再掲】

 11月17日(木)、自動車関連企業の経営幹部の皆様を対象に、第1回経営者(燃料電池自動車)コースを開催します。燃料電池自動車の基礎知識の習得を目指すとともに、2015年の燃料電池自動車市場化に向けた経営判断に役立つ業界動向の最新情報をお伝えします。

 水素とは何か、これまでの自動車と燃料電池自動車は何がちがうのか。2015年の市場化をきっかけに何が変わるのか。

 皆様の疑問に一流の講師陣がお応えします。水素ビジネスへの参入を目指す経営者や幹部のみなさまのご参加を心からお待ちしています。
◇日程 11月17日(木)12:50?17:00
◇会場 九州大学伊都キャンパス ウエスト4号館 914、915号
    (福岡市西区元岡744番地)
    http://suisin.jimu.kyushu-u.ac.jp/info/index.html
◇定員 40名(定員に達し次第、申込を締め切ります)
◇受講料 3,000円/人
◇名刺交換会 2,000円/人
◇申込締切 11月10日(木)
◇カリキュラム
12:50〜13:00 開講式  戦略会議
13:00〜13:40 校長講話 渡邉浩之校長(トヨタ自動車(株)技監)13:50〜15:20 燃料電池自動車の市場化に向けた取組み

   大仲英巳氏(トヨタ自動車(株)FC開発本部主査・担当部長)15:30〜16:30 燃料電池自動車の普及に伴う業界動向予測
   丹下昭二氏(山梨大学客員教授)
16:40〜17:00 施設見学(選択制)
17:10〜18:30 交流会
★コース詳細はこちら
  http://www.f-suiso.jp/1st_fcv-course.html
★オンライン申込みはこちら

  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20110915110527

☆第14回「技術者育成コース」開催【再掲】

 水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者等を対象とした「技術者育成コース」を開催します。九州大学の教授陣及び全国有数の水素エネルギー関連企業の技術者が講師を務め、技術者に必要な知識と技術の習得を目指します。
◇日程 11月29日(火)〜12月2日(金)
◇対象 水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者等

  ※水素関連業務に従事されている方や、理系の高校、大学等を卒業された方など、一
   定の知識を持った方向けの専門的な内容です。
◇会場 ・1日目 福岡県中小企業振興センター(福岡市博多区)

    ・2日目 (公財)水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)(糸島市)

    ・3、4日目 九州大学伊都キャンパス内(福岡市西区元岡)
◇定員 20名(定員に達し次第、募集を締め切ります。)
◇受講料 50,000円/人
◇名刺交換会 初日講義終了後(参加自由。3,000円/人)
◇参加申込み 11月15日(火)締切
★コース詳細はこちら
   http://www.f-suiso.jp/14th_gijutusya.html
★★オンライン申込みはこちら

   http://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20080908193159
◇主催 福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
◇後援 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)、水素エネルギー協会(HESS)、(公財)水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

☆「水素エネルギー先端技術展2011」/「燃料電池アジアセミナーin福岡」開催!【再掲】

 今後急速な市場が拡大が見込まれる燃料電池・水素関連分野に関する最新の技術・製品や研究成果、この分野でのビジネス展開を目指す意欲的な中小・ベンチャー企業の技術を紹介(展示)します。燃料電池自動車を実際に体験できる試乗会も同時開催。入場料は無料。情報交換・懇親の場となる交流会とあわせて、皆様の参加をお待ちしております。
◇日程 11月9日(水)〜11日(金) 10:00〜17:00
◇場所 西日本総合展示場 新館 (北九州市小倉北区浅野3?8?1)
◇自動車3社の『燃料電池自動車』を一同に展示。カットモデルも。
 ・日本初の実証を開始した『燃料電池スクーター』
 ・北九州水素タウンで稼働中の『燃料電池フォークリフト』

 ・分散型電源として注目される『家庭用SOFCコジェネシステム』
★詳細はこちら
  → http://www.f-suiso.jp/H23sentangijutsuten.html
★大韓民国の最新動向!「燃料電池アジアセミナーin福岡」を同時開催!

  → http://www.f-suiso.jp/sentangijututen/2011/seminar.pdf

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