燃料電池ワールド Vol.1004 (2011/09/15 08:50)

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□燃料電池ワールド Vol.1004
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■2011年09月15日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2011年09月14日のWEB LINK NEWS
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2011/09/14 燃料電池、大型車に搭載も=独ダイムラー幹部インタビュー(時事通信)

 【フランクフルト時事】独自動車大手ダイムラーの電気自動車(EV)・燃料電池車開発責任者のクリスティアン・モーアディエック氏は13日、フランクフルト国際自動車ショーで一部報道機関のインタビューに応じ、燃料電池車について、トラックなど大型車での開発を検討していると語った。

 燃料電池車は、水素と酸素の化学反応で発生した電気を車の動力に使う。ダイムラーは今回の自動車ショーでも燃料電池と外部充電の両方利用できるハイブリッド車「F125」を発表するなど、燃料電池車を次世代環境車の柱の一つに位置付けている。同氏は「燃料電池車は一般的なEVより航続距離が長く、大型車に向く。車種や顧客の要望に応じて、EVと使い分けたい」と語った。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110914-00000031-jij-int

2011/09/14 独メルセデス・ベンツ、フランクフルトで5つのモデルを世界初公開(Impress Watch)
メルセデス・ベンツは9月13日、第64回フランクフルトモーターショー(プレスデー:9月13日〜14日、一般公開:9月15日〜25日)で、5つのモデルを世界初公開する。

 とくに、F 125!は、自動車誕生125周年記念の取り組みとして、ラグジュアリークラスの今後の技術動向を占うリサーチカーとして位置づけられ、「排出ガスのない自動車」のビジョンを水素技術により厳密に追求。水素の可能性を提示したモデルとなる。

 このF 125!には、プラグイン技術を採用した進化型燃料電池駆動システム、水素コンポジット貯蔵装置を構造に一体化したタンク技術、現行リチウムイオンバッテリーの改良およびLithium-air technology(リチウム空気技術)の研究と併行して同社で検証を進めているリチウム硫黄技術を採用しており、航続距離最長1000kmを実現する。

 駆動は4個のモーターを用いる、4輪駆動e4MATICで、連続出力170kW(231HP)、最高出力230kW(313HP)を発生。これにより、0-100km/h加速4.9 秒、最高速度220km/hを達成しながら、NEDC燃費は100kmあたり水素0.79kg(ディーゼル換算で2.7L/100km)になると言う。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110914-00000009-impress-ind
※写真あり

2011/09/14 欧州最大級の「フランクフルト・モーターショー」開幕 環境に配慮の最新モデル披露(フジテレビ系(FNN))
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20110914-00000484-fnn-int
※動画あり

2011/09/14 震災後に大きく変化した住宅への意識(サーチナ)

 東日本大震災から半年。住まいに対する消費者の意識も大きく変化を遂げた。

 8月に住宅金融支援機構が行ったアンケート調査によると、住宅取得時に特に重視するものとして、耐震性・立地(災害などに対する安全性)・省エネ性能・耐久性が震災前と比べて高い割合で上昇しており、耐震性能・省エネ性能重視への対応として、コストアップしてでも性能を高めたいとしている人達が実に9割以上となっている。価格・費用を重視する割合は逆に10%以上減少しており、震災が残した教訓という形で消費者の意識が大きく変化したことが分かる。

 大和ハウスは「xevo(ジーヴォ)」で、外張り断熱をはじめとする構造と“耐震”“制震”“免震”を選べる「ディークト」という地震対策システムを採用し、省エネ性能を高め、地震対策を備える家として販売している。また、積水ハウスは環境配慮型住宅「グリーンファースト」において、地震の動エネルギーを吸収する「シーカス」をはじめとする独自の地震対策技術を採用し、太陽光発電システムもしくは燃料電池を搭載する省エネ・創エネ対策の住まいを提案する。他の住宅メーカーも同様に地震対策・省エネ性能の高い住まいを市場に投入している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110914-00000065-scn-bus_all

2011/09/14 トクヤマと岩谷、液化水素を共同生産(フジサンケイ ビジネスアイ)

 トクヤマと岩谷産業は13日、太陽電池やLED(発光ダイオード)などの製造工程に必要となる液化水素を生産する新会社を、10月に共同出資で大阪市に設立すると発表した。総額三十数億円を投じ、山口県周南市にあるトクヤマの徳山製造所内に毎時3000リットルの生産能力を持つ新工場を設け、来年秋の操業開始を目指す。

 新会社の出資比率は岩谷が65%、トクヤマが35%。トクヤマは徳山製造所で水酸化ナトリウムを製造しており、その過程で発生する水素ガスを原料として新工場に供給。生産された液化水素は岩谷が全量を引き取り、太陽電池などのメーカーに販売する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110913-00000043-fsi-bus_all

■海外ニュース
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<ポータブル/バックアップ電源>
●マルチクイップ社の燃料電池ライトタワー、シャトルの打ち上げを照らす(2011年07月20日)

 マルチクイップ社(Multiquip)の水素燃料電池で発光する移動照明「アーススマートH2LT(EarthSmart H2LT)」ライトタワーは、135回目のフライトとなるスペースシャトル「アトランティス」の打ち上げを行ったケネディ・スペースセンター(Kennedy Space Center)の地面に設置された。このフライトは、米航空宇宙局(NASA)スペースシャトル計画の最終飛行でもあった。移動照明ユニットは、国際報道エリアの照明に使われ、補助電源はこの行事に集まった多数のカメラマンのためにカメラのバッテリーの再充電にも使用された。

 このライトタワーは2.5kW級の燃料電池を用いて、高さ23フィートだが騒音はわずか43デシベルで、最高で68時間の操作ができる。
http://www.multiquip.com/multiquip/mq-news_6502_ENU_HTML.htm
〔参考〕 マルチクイップ社(Multiquip) 建設資材や発電機、照明器具などの世界的な最大手の会社で、70カ国以上に製品を届けている。1973年設立。

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