燃料電池ワールド Vol.991 (2011/08/29 10:15)

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□燃料電池ワールド Vol.991
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■2011年08月29日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2011年08月26〜28日のWEB LINK NEWS
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2011/08/26 県:エネルギー政策室設置 部局横断の司令塔??来月1日 /福岡(毎日新聞)

 県は25日、県のエネルギー関連施策を統括する新部署「エネルギー政策室」を9月1日に設置すると発表した。国のエネルギー政策の見直しに対応しながら、複数部署で担当している各種施策を調整する「司令塔」役で、再生可能エネルギー導入の検討なども進める。

 県によると、県のエネルギー政策は現在、環境部が省エネ推進やごみリサイクルによるRDF発電▽商工部が水素エネルギーや燃料電池の研究▽建築都市部が地中熱ヒートポンプ▽農林部が小規模水力発電とバイオマス発電??などを担当している。

 エネルギー政策室は企画・地域振興部総合政策課に置き、課長級の室長以下、環境部のエネルギー施策経験者や技術職員ら計4人で構成。県のエネルギー政策の方向性を定め、「連絡調整会議」を開いて各部が実施する具体的施策の情報共有などに努める。九州電力との窓口役も担う。

 また室独自の施策として、風力・太陽光など再生可能エネルギーを研究し、県内で実施できる適地を探し、導入促進を図る。

 小川洋知事は25日の定例会見で「各施策を総合的に調整して、効果のある政策として展開したい」と期待を込めた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110826-00000150-mailo-l40

2011/08/26 JXエネルギー、研究拠点を移転・拡充…新エネルギーデバイス強化へ(レスポンス)

 JX日鉱日石エネルギーは、東京大学先端科学技術研究センターとの共同研究拠点「ENEOSラボ」について、東京大学駒場IIキャンパス内に新設された「環境エネルギー研究棟」に移設・拡充した。新エネルギーデバイスの研究体制を強化する。

 JXエネルギーと先端研は「エネルギーと環境が調和した社会の実現」をテーマに2005年10月から共同研究を開始した。2008年4月には、この連携活動を強化しJXエネルギーの研究員が常駐して共同研究を行うENEOSラボを設置。2009年2月にはキャンパス内に共同研究拠点を開所して研究を進めてきた。

 新しいENEOSラボは、床面積を従来に比べ倍増し、太陽電池をはじめとする、新エネルギーデバイスの材料開発や評価のための装置を増強した。また、現在6人を配置している同社の常駐研究員も将来的には増員していく予定。

 ENEOSラボは、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から受託した「ポストシリコン高効率太陽電池」、最先端研究支援プロジェクト「低炭素社会に資する有機系太陽電池の開発」、「革新的蓄電材料」の共同研究を継続・推進するのに加え、「水素エネルギー」、「機能性有機材料」にも共同研究分野を拡大していく予定。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110826-00000029-rps-bus_all
※写真あり

■海外ニュース
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<素材/部品/試験>
●XGサイエンス社、ポスコ社と戦略的協定を締結(2011年06月08日)

 XGサイエンス社(XG Sciences)とポスコ社(POSCO)は、XGサイエンス社が所有する技術を元にしたグラフェン製造への進出と製品開発を行うための戦略的提携を形成する一連の協定を結んだ。この協定によってポスコ社は、XGサイエンス社の20%の株式を獲得し、XGサイエンス社のグラフェン・ナノプレートレット「xGnP〓」を製造・販売するために製造特許を取得する。両社はまた、エネルギー貯蔵や先進の材料、電気製品についても共同開発する予定である。
http://www.xgsciences.com/index.html
〔参考〕この記事について報じた韓国の通信社・連合ニュースの記事「ポスコがグラフェン工場設立、米メーカー筆頭株主に」(もっと詳しい情報がある)↓
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2011/06/08/0200000000AJP20110608003200882.HTML

 「xGnP(グラフェン・ナノプレートレット)は米国ミシガン州立大学の複合材料・構造研究センターで開発された多機能カーボン材料で、XG Sciences社にて量産が開始されました。 複数のグラフェンシートが積み重なった構造をしており、厚さは6 〜 8ナノ、シートサイズは指定可能で、5, 15, 25μのグレードを用意しています。(5μがスタンダード品。) カーボンナノチューブと対照的にオープンでフラットな形状の為、周囲のエッジ部が反応場となり、マトリックス内部で水素結合や共有結合が促されます。」
http://www.newmetals.co.jp/company/news.htm
 グラフェンについての技術的な情報は↓
http://technoscape.cocolog-nifty.com/blog/2011/05/post-4c5b.html

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