燃料電池ワールド Vol.973 (2011/08/03 08:50)

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□燃料電池ワールド Vol.973
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■2011年08月03日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2011年08月02日のWEB LINK NEWS
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2011/08/02 GMトップ、燃料電池車の発売延期を示唆(レスポンス)

 究極の環境対応車として、各自動車メーカーが開発にしのぎを削っている燃料電池車。GMのトップが、その市販化計画の延期をほのめかした。

 これはGMのダン・アカーソンCEOが7月31日、CNNとのインタビューの中で明らかにしたもの。同CEOは、GMが燃料電池車の研究開発を続行するとした上で、「現状では価格とインフラがネックだ。燃料電池車が現実となるのは、早くても2020年以降だろう」と話したという。

 GMは当初、2015年に燃料電池車を市販し、2022年までに価格的に競争力のある設定にする計画だった。燃料電池車の普及は、まだまだ先の話となりそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110802-00000042-rps-bus_all
※写真あり

2011/08/02 積水ハウス、スマートハウス実証実験でCO2ゼロ達成(産経新聞)

 積水ハウスは2日、携帯電話や家電製品、電気自動車(EV)を通信で結び、快適で環境に優しい生活を目指す「スマート・ネットワークプロジェクト」の実証実験結果を発表した。

 実験はNTTドコモやNEC、日産自動車などの協力を得て、昨年11月から5カ月間、横浜市の横浜みなとみらい21地区で実施。太陽光発電システムや燃料電池を設置した環境配慮型住宅「グリーンファースト」に通信制御装置「フェムト一体型ホームICT」を導入し、二酸化炭素(CO2)の排出量をほぼ100%削減するのに成功した。

 家電製品や設備機器の状態などを一元管理する「家歴システム」の実験も、運用可能と判断した。

 今年4月からは第2ステージ入り。日産自動車のEV「リーフ」に搭載する駆動用リチウムイオンバッテリーから住宅に電力を供給するシステムや、つる性植物で夏の日差しを遮る「グリーンカーテン」の効果などを1年間にわたって検証する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110802-00000597-san-bus_all

■海外ニュース
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<素材/部品/試験>
●ジョージア工科大学の研究チーム、固体電解質型燃料電池のアノード劣化防止技術を開発(2011年06月21日)

 アノードに酸化バリウムナノ粒子(barium oxide nanoparticle)を使うことで、ジョージア工科大学(Geogia Institute for Technology)の研究チームは、石炭ガスによる自己洗浄技術を開発した。この技術は、固体電解質型燃料電池(SOFC)を750℃の低い作動温度で、石炭ガスによって直接に発電することを可能にした(つまり、石炭ガスをエネルギー供給源にする)。またこの技術は、アメリカに存在する膨大な石炭から電気を作るために、よりきれいでより効果的な代替手段を従来の発電プラントに提供することができた。

 研究チームは、エネルギーフロンティア研究センター(Energy Frontier Research Center)の一つであるヘテロフォーマ・センター(HeteroFoaM Center)をとおして、米国エネルギー省の基礎エネルギー科学部門(Office of Basic Energy Sciences)によって支援された。この研究には、ブルックヘイブン国立研究所(Brookhaven National Laboratory)とニュージャージー工科大学(New Jersey Institute of Technology)、オークリッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory)から研究者たちが参加した。
http://www.gatech.edu/newsroom/release.html?nid=68418
〔参考〕この技術の詳しい説明が、NEDOのレポートにある。↓
http://www.nedodcweb.org/dailyreport/2011_files/2011-06-23.html

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター
●第4回高度人材育成コース【募集開始!】【再掲】

 8月24日(水)から26日(金)までの3日間、大学生、大学院生、若手研究者等を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。

 燃料電池産業や水素エネルギー研究の最新情報をサマースクール形式により幅広く講義することで、将来を担う若手研究者の育成を目指します。世界で活躍する研究者、企業の最前線で活躍する技術者が、最新動向を分かりやすく講義します。
 皆様のご参加を心からお待ちしております。
◇対象 大学生・大学院生、若手研究者等(原則35歳未満)
◇開催日程 8月24日(水)から8月26日(金)の3日間
◇会場 【1、2日目】九州大学伊都キャンパス稲盛財団記念館(福岡市西区元岡)

    【3日目】水素エネルギー製品研究試験センター(福岡県糸島市富)
◇受講料 無料(交通費、宿泊費は受講者負担)
◇交流会(名刺交換会)[初日の講義終了後。全員参加]

  参加無料 ※社会人(大学生・大学院生以外)は2000円/人
◇募集人数(定員) 40名
◇申込締め切り 8月17日(水)(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◆コースの詳細・申し込みはこちらから(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
  http://www.f-suiso.jp/4th_koudo.html

●福岡水素エネルギー人材育成センター 平成23年度の開催予定

 今年度から、新たに「経営者(燃料電池自動車)コース」を追加。
 従来の「高度人材育成コース」も近日募集開始!
◇平成23年度の開催予定はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
  http://www.f-suiso.jp/jinzai.html

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