燃料電池ワールド Vol.967 (2011/07/26 08:50)

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□燃料電池ワールド Vol.967
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■2011年07月26日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2011年07月25日のWEB LINK NEWS
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2011/07/25 ソーラー住宅におもてなしの心 千葉大と積水ハウス、国際コンペに参加(フジサンケイ ビジネスアイ)

 千葉大学の学生チームが、プレハブ住宅大手の積水ハウスと共同で、来年9月にスペイン・バルセロナで開かれるソーラー住宅の国際コンペに参加する。太陽光発電をエネルギー源とする実験住宅をわずか10日間という短期間で実際に建設し、省エネやデザイン性を競う。福島原発事故後、太陽光発電の“先進国”である欧州ではエネルギー戦略を練り直す動きが相次ぎ、再生可能エネルギーの利用拡大が見込まれる。その欧州で、独特な建築手法であるプレハブ住宅の効率性という特性をマッチングさせ、日本のソーラー住宅の質の高さをアピールする。

 同社が技術面で高いハードルに挑戦するのは「事業戦略が社会に受け入れられていることを諸外国に認めてもらうため」(佐藤部長)だ。同社は太陽光発電システムや燃料電池などを搭載した環境配慮型住宅「グリーンファースト」を販売し、実績を残している。また、顧客の庭にその土地の気候風土に合った樹木を植える「5本の樹」計画という環境活動を進めるなど、生態系とつながった住宅づくりに力を入れており、千葉大チームが提案する住宅との共通項は多い。

 「ソーラーデカスロン」は、クリーンエネルギーのPRなどを狙い2002年から始まった。デカスロンは10種競技の意味。2人家族の生活に必要な電力を太陽光でまかなうことを条件に住宅を建設し、快適性や市場性、社会性など10項目の結果を踏まえて優勝を競う内容で、来年が8回目。世界各国から15カ国、20チームが選抜されており、千葉大は日本からの初参加となり、30人の学生が競技に臨む。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110724-00000001-fsi-bus_all
※写真あり

2011/07/25 フィアット、エンジン担当者「天然ガスは唯一の現実的な代替燃料」(レスポンス)

 フィアットパワートレイン社のガソリンエンジン担当チーフコーディネーター、ヴィットリオ・ドリア氏は25日、都内で会見し、「天然ガスは現実的にみて原油に代わる唯一の代替燃料源である」との考えを明らかにした。

 その理由としてドリア氏は、天然ガス以外の方式の問題点を指摘。まず水素は大量生産や供給方法、車載時の貯蔵方法に大きな課題があるとし、また電気自動車は一般走行には現実的ではないこと、さらにハイブリッドシステムはCO2排出量低減率に対するコストが高いことを上げた。

 ドリア氏は代替燃料としての天然ガスについて「それまでのニッチ的な市場から世界的に大量生産されつつある」とした上で、「フィアットグループは天然ガス車の市場で乗用、商用においてヨーロッパですでにリーダー的な存在で、1997年から2010年位かけて50万台以上のCNG車を販売しており、シェアは80%以上を占めている」と述べた。

 さらにドリア氏は、2気筒で小排気量、吸気量の最適制御といった最新のガソリンエンジン技術をベースにして天然ガスを燃料として使えば「ガソリンエンジンと同等以上のパフォーマンスとともに、CO2排出量を最大50%低減できる」と説明した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110725-00000050-rps-ind
※写真あり

■海外ニュース
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<輸送>
●ヒュンダイ、コペンハーゲン市およびデンマークの企業と覚書を締結(2011年05月13日)

 ヒュンダイは5月12日、最新の燃料電池電気自動車「ix35」を2台、コペンハーゲンのシティホールで開かれた試乗会に提供した。この試乗会には、ノルウェー、スエーデン、デンマーク、アイスランドの首都の市長たちが参列した。燃料電池電気自動車「ix35」は試乗会の前に、西デンマークのホレステブロ市から東のコペンハーゲン市へ燃料補給なしに初めての電気自動車として340kmを走行してきた。

 試乗会に先立って、 ヒュンダイ自動車グループ(Hyundai Motor Group)は、コペンハーゲン市(City of Copenhagen)およびH2ロジック社(H2 Logic)、ハイドロジェン・リンク社(Hydrogen Link)と、デンマークで燃料電池と水素に基礎をおいた輸送のための電気利用を前進させる協定の覚書(MOU)を交わした。この協定は、燃料電池電気自動車に関連したインフラを確立して、自動車を提供するために協働することを目的としている。この試乗会の後、H2ロジック社とコペンハーゲン市はこの燃料電池電気自動車を使って、北欧の都市で同様の試乗会を行うことを計画する。
http://worldwide.hyundai.com/company-overview/news-view.aspx?idx=365&&nCurPage=1&strSearchColumn=&strSearchWord=&ListNum=278

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー人材育成センター
●第4回高度人材育成コース【募集開始!】【再掲】

 8月24日(水)から26日(金)までの3日間、大学生、大学院生、若手研究者等を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。

 燃料電池産業や水素エネルギー研究の最新情報をサマースクール形式により幅広く講義することで、将来を担う若手研究者の育成を目指します。世界で活躍する研究者、企業の最前線で活躍する技術者が、最新動向を分かりやすく講義します。
 皆様のご参加を心からお待ちしております。
◇対象 大学生・大学院生、若手研究者等(原則35歳未満)
◇開催日程 8月24日(水)から8月26日(金)の3日間
◇会場 【1、2日目】九州大学伊都キャンパス稲盛財団記念館(福岡市西区元岡)

    【3日目】水素エネルギー製品研究試験センター(福岡県糸島市富)
◇受講料 無料(交通費、宿泊費は受講者負担)
◇交流会(名刺交換会)[初日の講義終了後。全員参加]

  参加無料 ※社会人(大学生・大学院生以外)は2000円/人
◇募集人数(定員) 40名
◇申込締め切り 8月17日(水)(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◆コースの詳細・申し込みはこちらから(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
  http://www.f-suiso.jp/4th_koudo.html

●福岡水素エネルギー人材育成センター 平成23年度の開催予定

 今年度から、新たに「経営者(燃料電池自動車)コース」を追加。
 従来の「高度人材育成コース」も近日募集開始!
◇平成23年度の開催予定はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
  http://www.f-suiso.jp/jinzai.html

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