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□燃料電池ワールド Vol.964
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■2011年07月21日発行
◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
◇http://www.fcworld.jp
■2011年07月20日のWEB LINK NEWS
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2011/07/20 空前の電力不足だからグレープフルーツで「俺電池」を作ろう(NEWS ポストセブン)
いよいよ夏休みシーズン突入!……というわけで思い出すのが小学校時代の夏休みの自由研究だが、いま「大人の自由研究」が話題になっている。どこにでもあるもので手軽に科学の威力を実感でき、しかも子供に「すごい!」といわせる優れもの。その中のひとつとして、『大人のワクワク実験 インドア編』(小学館)にも収録されている「全力発電!自家製・俺電池」作りにチャレンジしてみよう。空前絶後の電力不足の今夏だからこそ、あらためて電池の仕組みを理解しておきたい。
『大人のワクワク実験』の著者で東京学芸大学附属高校教諭の岩藤英司先生が、この自家製電池の仕組みを解説してくれた。
「電池になる条件として、2種類の金属の間に『電解質』が介在している事があります。その電解質の役目を担うのが今回の実験のグレープフルーツです。負極(今回の場合は亜鉛板)と正極(銅板)を導線によって接続すると、電子は負極から正極に流れて正極で消費します。負極は再び電子を作りだしてそれを正極に送りだす。結果、負極→導線→正極……という電子の流れが出来あがります。これが、電池なんです」
う〜む、かつて中学や高校の化学の授業でやったような?
この電池の基本原理は、イタリアの物理学者、ボルタが1800年に発明した人類最初の電池「ボルタ電池」(別名ガルバニ電池)以来、まったく変わっていない。エネルギーを化学反応によって電力に消費する「化学電池」の基本メカニズムは、マンガン電池もアルカリ電池も燃料電池もこの「グレープフルーツ俺電池」と同じなのだ。ちなみに太陽光発電で注目のソーラーパネルは、光や熱などの物理変化によるエネルギーを電気に変換する「物理電池」だ。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110720-00000005-pseven-soci
※写真あり
2011/07/20 再生エネ、コスト議論必要 岐阜県「負担増で持続性に疑問」(フジサンケイ ビジネスアイ)
菅直人首相が成立を目指す「再生エネルギー特別措置法案」に対し、コスト高を理由に岐阜県が疑問を投げかけている。同県の試算では、太陽光発電導入のコストは火力発電の約3倍で、最終的に国民負担増となるからだ。同法案成立を前提に、ソフトバンクの孫正義社長が35道府県と設立した「自然エネルギー協議会」の活動も、持続可能か疑わしいとしている。現在、太陽電池を設置した家庭で使い切れなかった余剰の電気を電力会社が買い取り、電気料金に上乗せする固定価格買い取り制度がある。再生エネルギー特措法は、大規模な太陽光発電所や風力発電所で発電する電気も全量を買い取り対象にする。
同県の試算では、政府の目標通りに2030年までに全国の1000万世帯で太陽電池を導入する場合、総額12兆円の費用がかかり、そのコストは電気料金への上乗せを通じ国民負担となる。試算は再生エネルギー特措法を織り込んでおらず、同法案が成立すれは国民負担はさらに増す。一方、同量の発電量を得られる火力発電所を建設する場合の費用は4兆円で済むという。
岐阜県商工政策課の担当者は「再生可能エネルギーの導入は進めるべきだが、負担増についての議論が少ない。一石を投じたい」としている。売電ビジネスを確立し全国で大規模な太陽光発電所建設を目指す孫氏の協議会についても参加を見送っており、「全量買い取り制度に依存するビジネスをいつまで続けられるか」と疑問を呈している。政府は2020年に買い取り制度を見直す方針を示している。
岐阜県は、電力会社への依存を減らし買い取り制度も前提としない「地産地消型」のエネルギー供給態勢の確立を目指し実証事業を続けている。住宅や小規模な事業所単位で太陽電池、蓄電池、燃料電池を組み合わせて活用する内容で「2015年には設計図を示したい」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110719-00000029-fsi-bus_all
■海外ニュース
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<定置用電源>
●フュエルセル・エナジー社、石炭を使った固体酸化物型燃料電池の開発でSECAの資金を受領(2011年05月03日)
フュエルセル・エナジー社(FuelCell Energy, Inc.)は、米国エネルギー省(U.S. Department of Energy:DOE)から、固体エネルギー変換アライアンス(Solid State Energy Conversion Alliance:SECA)が推進する石炭を利用した固体酸化物型燃料電池開発プログラムの第3期分として1170万ドルの補助金を受領した。第3期の目標は、ヴァーサ・パワーシステムズ社(Versa Power Systems, Inc.)のセルとスタックを使って60kW級固体酸化物型燃料電池モジュールを開発して実証運転を行うことである。ベルサ・パワーシステムズ社は、フュエルセル・エナジー社のパートナーである。
http://fcel.client.shareholder.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=573961[参考]固体エネルギー変換アライアンス(Solid State Energy Conversion Alliance:SECA) 米国エネルギー省は、「2000年には産官学共同の組織としてSolid State Energy Conversion Alliance(SECA)を立ち上げた。この組織には2つの国立研究機関National Energy Technology LaboratoryおよびPacific Northwest National Laboratoryが推進母体となっている。 SOFCコスト低減プロジェクトは、3つの期間から成り立っている。第1期の4年間におけるコスト目標は$800/kWeに設定されており、第2期(3年間)および第3期(同)の目標は各々$600および$400/kWeと記されている。性能については燃料から出力までの効率が最終的に60〜70%、そして多種類の燃料が使用可能であることを目指しており、もしこのプロジェクトが予定通り実施されるとすれば、DOEが10年間に支出する補助金の総額は2億7,100万ドルに達する見込みである。」
http://www.fcdic.com/ja/news/200164.html
■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆福岡水素エネルギー戦略会議 総会・記念講演会【講師決定!】【再掲】
7月22日(金)平成23年度の総会・記念講演会を開催します。
今年の記念講演会は、今年5月、北九州ステーションを拠点として、日本で初めて「燃料電池スクーター」の実証を開始したスズキ株式会社開発本部開発企画部 真柴岳彦部長から、水素燃料電池スクーターの開発、実証を進めるスズキ株式会社の取り組みをご紹介いだきます。
また、分散型電源として家庭用から業務用等、様々な用途が期待される次世代型燃料電池(固体酸化物形燃料電池:SOFC)について、九州大学水素エネルギー国際研究センター 佐々木一成センター長にご講演いただきます。
総会では、戦略会議活動として今年3月に実施し、韓国の政府機関、企業を訪問した「韓国水素産業調査団」の調査結果、2015年の燃料電池自動車普及開始に向けた今後の取り組みなどを事務局からご報告します。
情報交換・懇親の場となる交流会とあわせて奮ってご参加ください。
◇日時:7月22日(金)14:00?18:00
◇場所:西鉄グランドホテル(福岡市中央区大名2-6-60 TEL(092)771-7171)
アクセス http://www.grand-h.jp/access/
◇日程:
14:00?15:00 『福岡水素エネルギー戦略会議総会』
戦略会議23年度事業計画、「韓国水素産業調査団」報告等
15:10?16:40 『記念講演会』
記念講演1「燃料電池二輪車開発でのスズキの取り組み」
真柴岳彦氏(スズキ株式会社開発本部開発企画部長)
記念講演2「次世代型燃料電池への期待と産学連携による研究開発の動向」(仮題)
佐々木一成氏(九州大学水素エネルギー国際研究センターセンター長)16:45?18:00『交流会』
※当日、5000円/人のご負担をお願いいたします。
■詳細・申し込みはこちら http://www.f-suiso.jp/H23soukai.html
☆福岡水素エネルギー人材育成センター
●第4回高度人材育成コース【募集開始!】【再掲】
8月24日(水)から26日(金)までの3日間、大学生、大学院生、若手研究者等を対象とした「高度人材育成コース」を開催します。
燃料電池産業や水素エネルギー研究の最新情報をサマースクール形式により幅広く講義することで、将来を担う若手研究者の育成を目指します。世界で活躍する研究者、企業の最前線で活躍する技術者が、最新動向を分かりやすく講義します。
皆様のご参加を心からお待ちしております。
◇対象 大学生・大学院生、若手研究者等(原則35歳未満)
◇開催日程 8月24日(水)から8月26日(金)の3日間
◇会場 【1、2日目】九州大学伊都キャンパス稲盛財団記念館(福岡市西区元岡)
【3日目】水素エネルギー製品研究試験センター(福岡県糸島市富)
◇受講料 無料(交通費、宿泊費は受講者負担)
◇交流会(名刺交換会)[初日の講義終了後。全員参加]
参加無料 ※社会人(大学生・大学院生以外)は2000円/人
◇募集人数(定員) 40名
◇申込締め切り 8月17日(水)(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◆コースの詳細・申し込みはこちらから(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
http://www.f-suiso.jp/4th_koudo.html
●福岡水素エネルギー人材育成センター 平成23年度の開催予定
今年度から、新たに「経営者(燃料電池自動車)コース」を追加。
従来の「高度人材育成コース」も近日募集開始!
◇平成23年度の開催予定はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
http://www.f-suiso.jp/jinzai.html
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