燃料電池ワールド Vol.945 (2011/06/23 08:50)

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□燃料電池ワールド Vol.945
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■2011年06月23日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
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☆福岡水素エネルギー戦略会議 総会・記念講演会【再掲】

 7月22日(金)平成23年度の総会・記念講演会を開催します。

 今回の総会では、今年3月に実施し、韓国の政府機関、企業を訪問した「韓国水素産業調査団」の調査結果、2015年燃料電池普及開始に向けた今後の取り組み等についてご報告します。

 また、記念講演会では、戦略会議が進める社会実証「水素ハイウェイ」の一環として本年5月、日本初の「水素燃料電池スクーター」の実証が開始されたことを記念して、スズキ(株)開発本部 開発企画部 部長 真柴岳彦様から、水素燃料電池スクーターの開発、実証を進めるスズキ(株)の取り組みをご紹介いただきます。

 情報交換・懇親の場となる交流会とともに、是非、ご参加ください。
◇日時:7月22日(金)14:00〜18:00
◇場所:西鉄グランドホテル(福岡市中央区大名2-6-60 TEL(092)771-7171)
     アクセス http://www.grand-h.jp/access/
◇日程:
『福岡水素エネルギー戦略会議総会』 14:00〜15:00 《会場:プレジール(2階)》
  会長挨拶 黒木 啓介氏(新日本製鐵(株)取締役)
  知事挨拶 小川 洋氏(福岡県知事)
  来賓挨拶 九州経済産業局長、九州大学総長

  議事   戦略会議23年度事業計画、「韓国水素産業調査団」報告等『記念講演会』 15:10〜16:40
  記念講演1「燃料電池二輪車開発でのスズキの取組み」
    真柴 岳彦氏(スズキ株式会社開発本部開発企画部長)
  記念講演2 (調整中)
『交流会』 16:45〜18:00 《会場:鳳凰の間(2階)》
  ※当日、5,000円/人のご負担をお願いいたします。
■詳細・申込みはこちら http://www.f-suiso.jp/H23soukai.html

☆福岡水素エネルギー人材育成センター
●第13回技術者育成コース

 水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者を対象とした「技術者育成コース」を開催します。

 九州大学の教授陣及び全国有数の水素エネルギー関連企業の技術者が講師を務め、水素関連技術者に必要な知識と技術の習得を目指します。少人数で実施する実践的な実習が好評のコースです。

 今回から、新たに「高圧ガス保安法概論」と「水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)」の施設見学を追加します。
 みなさまのご参加をお待ちしています。
◇対象:水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者等

  *水素関連業務に従事されている方や、理系の高校、大学等を卒業された方など、一
   定の知識を持った方向けの専門的な内容です
◇日程:7月12日(火)〜15日(金)4日間
◇会場:1日目 福岡県中小企業振興センター
    2日目(公財)水素エネルギー製品研究試験センター
    3、4日目 九州大学伊都キャンパス
◇定員:20名(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇締切:6月30日(木)
◇受講料:50,000円/人(交流会費3,000円)
◇コースの詳細はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
  http://www.f-suiso.jp/13th_gijutusya.html
◇受講申込みはこちら(申込フォームが開きます)

  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20080908193159
●福岡水素エネルギー人材育成センター 平成23年度の開催予定

 今年度から、新たに「経営者(燃料電池自動車)コース」を追加。
 従来の「高度人材育成コース」も近日募集開始!
◇平成23年度の開催予定はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
 http://www.f-suiso.jp/jinzai.html

■2011年06月22日のWEB LINK NEWS
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2011/06/22 「第3のビール」ならぬ「第3のエコカー」登場!(web R25)

 温暖化対策やらガソリン高騰やらで、エコカー人気は右肩上がり。車種によっては「納車まで○か月待ち」なんてケースも。

 ところでエコカーといえば「ハイブリッド車(以下、HV)」や「電気自動車(以下、EV)」を思い浮かべる人が多いはず。だが、ここにきて「HV」「EV」に続く「第3のエコカー」ともいうべきクルマがブレイクの予感。
 それはどんなクルマか?
 プラグインハイブリッド車? 燃料電池自動車?
 いえいえ。正解は「小型ガソリン車」。

 ガソリン車のどこがエコなんだよ!という声が聞こえてきそうだが、ウソではない。

 現在、メーカー各社が開発しているガソリン車は、これまでのガソリン車とは異次元の燃費性能。リッター30キロクラスの“次世代型ガソリン車”が登場し、業界の注目を集めている。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110622-00000002-rnijugo-ent

2011/06/22 環境エネルギー見本市 来年の出展社4割も激増の見込み(NEWS ポストセブン)

 日本の「脱原発後」を見据えた熾烈な競争の火蓋は、既に切られている。3日間で東京ビッグサイトに10万人近い来場者を集める、世界最大級の環境エネルギー見本市「新エネルギーWeek」の事務局は、それを実感しているという。
「震災前の3月2〜4日に行なわれた今年の展示会に出展していただいた企業の数は、国内外から1562社と過去最多でした。ですが来年の展示会への出展希望は、今年を上回るペースで集まっています。このままいけば、およそ4割増の2200社程度の出展があると予測しています。

 この見本市では、「[国際]太陽電池展」「[国際]水素・燃料電池展」など7つの異なる展示会が1か所で開催される。今年出展した日本企業と海外企業の比率はおよそ6対4だった。来年もほぼ今年並みの比率になる見込みとのことだが、“特定の分野”には興味深い変化があるという。
「7つの展示会の中に、『スマートグリッド(次世代送電網)EXPO』があります。今年の出展はほとんどが国内企業だったのですが、来年に向けては海外からの応募が目立って増えています。スマートグリッド分野では、特に世界から日本市場への注目が高まっているということではないでしょうか」(同前)
※SAPIO 2011年6月29日号
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110622-00000002-pseven-pol

2011/06/22 【インタビュー】集中から分散へ、スマートグリッドで災害に強いインフラを構築…横山隆一 早稲田大学教授(レスポンス)

 原子力発電を電力供給の核として推し進めてきた日本。誰もが電力は安定して供給されるものと考えていたそのエネルギーインフラが大きく揺らいでいる。

 早稲田大学理工学術院・環境総合研究センター教授で、「クリーン発電&スマートグリッドフェア(CSF)」の実行委員長を務める横山隆一氏に、電力供給の現状、そして今後のエネルギー施策の焦点となるであろう災害に強いインフラ構築に向けた課題について聞いた。
----:電力を使用する立場の我々としては、どのような心がけが必要となるのでしょうか。

 横山:自前で発電できるしくみをもつことが課題となるでしょう。これは自己防衛です。家庭用の太陽光発電(PV)に注目が集まっていますが、電力の安定供給という観点で見ると、あまり効果的ではありません。太陽光発電の家庭での有効利用率はおよそ、1日を100%とした場合、平均で30〜35%程度です。

 コストの面では、設置を含めて1kWあたり約70万円。一般的な家庭で約3.5kWの電力を使用するとなると約250万円かかります。発電した電力を売る事で元が取れる、と言う業者もいるようですが、発電した全量を売ることができたとしてもせいぜい月1万円。15年、20年と使い切ってやっと元が取れるかもしれないという程度なのです。

 また、震災などで電力供給が止まった際に太陽光発電は有効と見られていますが、実際には電力会社が停止すると太陽光発電システムも停止させる決まりになっています。いわゆる「自立運転」に切替えても使用できるのは、専用コンセントからの1.5kWのみです。家中の電力がまかなわれるわけではありません。太陽光発電さえあれば大丈夫、という考え方は危険といえるでしょう。

 このほかには燃料電池やガスエンジンなどがあります。燃料電池は1kWあたり約300万円と高価ですが、安定供給という面では有効です。また臨時発電設備として小型のガスエンジンは役に立つでしょう。屋台などで使われているもので800W、価格は5〜6万円程度です。コンセントさえ確保できれば、と考えるのであればコスト面のメリットも大きいと言えるでしょう。

 電力供給側が「ジェネレーションミックス」という形を取ってきたように、家庭や事業所単位でも自前の発電設備を備えるなど、自分たちで「エネルギーミックス」をおこなっていく必要があるということです。

 電力が安定して供給されるものという前提は崩れました。これからは自治体や家庭など、より小さな単位で電源について考えて行かなければなりません。ジェネレーションミックスからエネルギーミックスへ、集中型から分散型へと移行して行く中で、エネルギーの見える化や節電を促す技術としてスマートグリッドが効果を発揮するでしょう。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110622-00000009-rps-bus_all
※写真あり

2011/06/22 日韓中、ノートパソコン充電器など技術標準化を議論(聯合ニュース)

 【ソウル聯合ニュース】韓国と日本、中国政府が参加し、3カ国の技術標準化を目指す標準協力会議と政府代表や民間専門家120人余りが出席する北東アジア標準協力フォーラムが22〜24日、韓国・釜山で開催される。韓国の知識経済部技術標準院が明らかにした。

 フォーラムではノートパソコンの充電器、水素・燃料電池、次世代都市「スマートシティ」など各国が提案した9件の国際標準化や原子力、貨物コンテナーの無線電子タグ(RFID)など、現在進行中の7件の技術標準について議論する予定だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110622-00000026-yonh-kr

2011/06/22 ロイターサミット:住宅着工需要2割増で業績上方修正も=積水ハウス(ロイター)

 [東京 22日 ロイター] 積水ハウスの和田勇会長兼CEOは22日、東日本大震災を受け、同社の地震に強い高付加価値住宅への引き合いは強く「住宅着工需要は2割程度増加する」見通しを明らかにした。

 東北地方だけでなく、関東など震災近県からの需要も増えており、こうした状況は「今後2─3年は続く」とみている。「ロイター日本再生サミット」で述べた。

 地震動エネルギーを熱エネルギーに変換して吸収し建物の変形を約2分の1に低減する「制震構造」住宅「シーカス」や、太陽光発電や家庭用燃料電池を備えた高付加価値・環境配慮型住宅「グリーンファースト」の需要が強いという。

 太陽光発電を備えた住宅は今年1万4000棟、ガス会社と共同で進めている燃料電池を備えた住宅は4000棟程度の販売のメドがたったとしている。このため「グリーンファースト」の戸建て住宅の受注に占める割合が「今年は85%くらいになるのではないか」との見通しを示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110622-00000334-reu-bus_all
※写真あり

■海外ニュース
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<輸送>
●H2ロジック社、フォークリフト用の燃料電池に進出(2011年04月15日)

 H2ロジック社(H2 Logic)は、「H2ドライブ(H2Drive)」と名付けたフォークリフト用水素燃料電池を発表した。同社はこの開発に6年を費やして、発表時には2.5トンの重量級フォークリフトに搭載してデモを行った。重量級フォークリフトは従来、ディーゼルかLPGを燃料に使っており、排気の問題からゼロエミッションの要望が高まっていた。水素燃料電池はディーゼルやLPGと同じくらいの3分で燃料補給ができ、バッテリーのように時間を食わないことが特徴である。
http://www.h2logic.com/com/shownews.asp?lang=en&id=333

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆第2回国際燃料電池サマーセミナー2011【再掲】

 大学院生を中心とした若手研究者のサマーセミナーです。固体高分子形燃料電池に関する国内外の新進気鋭の研究者による招待講演、ポスター発表と少人数のグループディスカッションを設け、参加者の主体的な議論と交流の場を提供します。なお学生参加者にはポスター発表をお願いします。
◇日時:8月29日(月)?9月1日(木)
◇場所:小海リエックスホテル(長野県南佐久郡小海町松原湖高原)
     http://www.reex.co.jp/KOUMI/HOTEL/index.html
◇参加申込締切:7月1日(金)
◇予稿原稿締切:7月22日(金)
◇参加費(1、2、3の合計)
1.参加登録費:大学院生(修士・博士課程)5,000円

        一般若手研究者(企業研究員、博士研究員、助教など)19,000円2.宿泊費:23,000円
3.懇親会費:大学院生 4,000円
       一般若手研究者 8,000円
◇定員:70名(予定)
◇参加申込方法:下記本セミナーHPよりお申込み下さい。申し込みの際には、氏名、所

        属、連絡先(住所、TEL、E-mail)及びポスター題目をご記入下さい。
         http://fc-nano.yamanashi.ac.jp/ifcss/
◇お問い合わせ:国際燃料電池サマーセミナー2011事務局

         山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター 犬飼潤治
          E-mail: ifcss-tr@yamanashi.ac.jp
◇主催:山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター・クリーンエネルギー研究センター
◇共催:NEDO、山梨県ほか

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