燃料電池ワールド Vol.942 (2011/06/20 08:50)

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□燃料電池ワールド Vol.942
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■2011年06月20日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
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☆福岡水素エネルギー戦略会議 総会・記念講演会【再掲】

 7月22日(金)平成23年度の総会・記念講演会を開催します。

 今回の総会では、今年3月に実施し、韓国の政府機関、企業を訪問した「韓国水素産業調査団」の調査結果、2015年燃料電池普及開始に向けた今後の取り組み等についてご報告します。

 また、記念講演会では、戦略会議が進める社会実証「水素ハイウェイ」の一環として本年5月、日本初の「水素燃料電池スクーター」の実証が開始されたことを記念して、スズキ(株)開発本部 開発企画部 部長 真柴岳彦様から、水素燃料電池スクーターの開発、実証を進めるスズキ(株)の取り組みをご紹介いただきます。

 情報交換・懇親の場となる交流会とともに、是非、ご参加ください。
◇日時:7月22日(金)14:00〜18:00
◇場所:西鉄グランドホテル(福岡市中央区大名2-6-60 TEL(092)771-7171)
     アクセス http://www.grand-h.jp/access/
◇日程:
『福岡水素エネルギー戦略会議総会』 14:00〜15:00 《会場:プレジール(2階)》
  会長挨拶 黒木 啓介氏(新日本製鐵(株)取締役)
  知事挨拶 小川 洋氏(福岡県知事)
  来賓挨拶 九州経済産業局長、九州大学総長

  議事   戦略会議23年度事業計画、「韓国水素産業調査団」報告等『記念講演会』 15:10〜16:40
  記念講演1「燃料電池二輪車開発でのスズキの取組み」
    真柴 岳彦氏(スズキ株式会社開発本部開発企画部長)
  記念講演2 (調整中)
『交流会』 16:45〜18:00 《会場:鳳凰の間(2階)》
  ※当日、5,000円/人のご負担をお願いいたします。
■詳細・申込みはこちら http://www.f-suiso.jp/H23soukai.html

☆福岡水素エネルギー人材育成センター
●第13回技術者育成コース

 水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者を対象とした「技術者育成コース」を開催します。

 九州大学の教授陣及び全国有数の水素エネルギー関連企業の技術者が講師を務め、水素関連技術者に必要な知識と技術の習得を目指します。少人数で実施する実践的な実習が好評のコースです。

 今回から、新たに「高圧ガス保安法概論」と「水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)」の施設見学を追加します。
 みなさまのご参加をお待ちしています。
◇対象:水素エネルギー関連企業や新規参入を目指す企業の技術者等

  *水素関連業務に従事されている方や、理系の高校、大学等を卒業された方など、一
   定の知識を持った方向けの専門的な内容です
◇日程:7月12日(火)〜15日(金)4日間
◇会場:1日目 福岡県中小企業振興センター
    2日目(公財)水素エネルギー製品研究試験センター
    3、4日目 九州大学伊都キャンパス
◇定員:20名(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇締切:6月30日(木)
◇受講料:50,000円/人(交流会費3,000円)
◇コースの詳細はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
  http://www.f-suiso.jp/13th_gijutusya.html
◇受講申込みはこちら(申込フォームが開きます)

  https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20080908193159
●福岡水素エネルギー人材育成センター 平成23年度の開催予定

 今年度から、新たに「経営者(燃料電池自動車)コース」を追加。
 従来の「高度人材育成コース」も近日募集開始!
◇平成23年度の開催予定はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
 http://www.f-suiso.jp/jinzai.html

■2011年06月17〜19日のWEB LINK NEWS
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2011/06/17 創エネ&蓄電池を組み合わせたエコ住宅、実証実験(レスポンス)

 木造注文住宅を手がけるアキュラホームは6月16日、自立型蓄電住宅として低価格の「エネルギー・セキュリティー住宅」発売に向けた第1弾として太陽光発電・エネファームなどの創エネ設備と蓄電池の組み合わせを低コストで実現するための実証実験を開始した。

 実験には、早稲田大学初のベンチャー企業である早稲田環境研究所が協力する。

 東日本大震災以降、災害時や計画停電に備えた自立型蓄電住宅への消費者の関心は高まっている。ハウスメーカー各社や電機メーカーなどは相次いで太陽光発電と、電力を貯めて活用できる「蓄電池」を合わせた商品の研究開発や販売を進めている。しかし、長時間の稼動には高額な大型蓄電池が必要で、一般消費者への普及には時間がかかると見通し。

 そこで同社では、早稲田環境研究所の協力を得て、太陽光発電とエネファームなどの家庭用燃料電池に、比較的容量が小さな蓄電池の組み合わせることで、低価格で効率的な一般家庭でも普及できるエネルギー・セキュリティー住宅の実用化を目指す。

 実験では、日中は太陽光発電と蓄電池、夜間はエネファームと蓄電池の組み合せを中心に活用することで、家庭内で必要なLED照明、冷蔵庫、テレビといった家電に電力を供給する。これによって創エネ設備と、蓄電池の長所を引き出す接続構成を見直し、停電などの非常時でも安心して暮らせるエネルギー・セキュリティー住宅を検証する。

 今後、このシステムを搭載した住宅開発を積極的に行い、日本最大のホームビルダーネットワーク「ジャーブネット」のスケールメリットを活かし、コストダウン・効率化を図る。早稲田環境研究所と共同研究を進めている発電量や使用量を見える化するホーム・エネルギー・マネジメント・システムとの組み合せも併せて開発していく予定。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110617-00000007-rps-bus_all
※図あり

2011/06/17 ルマン24時間、2012年は燃料電池レーサーが参戦へ(レスポンス)

 アウディの優勝で幕を下ろした今年のルマン24時間耐久レース。2012年の同レースに、早くも燃料電池車が参戦に名乗りを上げた。

 これはスイスに本拠を置くグリーンGT社が明らかにしたもの。同社が開発した『グリーンGT LMPH2』が、2012年のルマン24時間耐久レースの実験車部門にエントリーする。

 グリーンGT LMPH2の詳細は明らかになっていないが、燃料電池によってモーターを駆動。モーターは最大出力410psを発生するという。

 現時点では、同車のイメージスケッチが公表されているのみ。ルマンの歴史に新たな一章を刻むことになるか、注目される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110617-00000025-rps-moto
※写真あり

2011/06/17 東日本大震災:岩手・釜石市へ事務所、電力安定供給策支援も想定??北九州市 /福岡(毎日新聞)

 北九州市の北橋健治市長は16日の定例会見で、東日本大震災で被災した岩手県釜石市への支援について「スマートグリッド(次世代送電網)の技術が必要となることを念頭に話し合いを進めている」と述べ、市が実証実験を始める「電力の安定供給の仕組みづくり」のノウハウ提供を想定していることを明らかにした。北橋市長は既に、釜石市への現地事務所設置と職員常駐を検討することを表明しており「継続的に現地事務所で対応する部署が必要ということで話し合いを進めている」と説明した。

 市は10年4月、国から次世代エネルギー・社会システムの実証実験を行う地域として選定された。八幡東区東田地区の約120ヘクタールを使い、新日鉄や日本IBMなど民間企業と共同で「地域節電所」と呼ばれる設備や送電網などを構築。12年度から電力需給の最適化を図るスマートグリッドの実験を始める計画だ。

 スマートグリッドはITを駆使して、受給バランスに沿った効率的な送電や、発電量が変動する太陽光発電からの送電を一定に保つなど、電力の安定供給に役立つ仕組み。

 北橋市長は、東京電力福島第1原発事故を受けて、東北地方を中心に発電・送電のあり方が大きく見直されるとの見通しを示し「スマートグリッドが相当強固に築かれていく可能性がある」と強調した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110617-00000167-mailo-l40

■海外ニュース
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<定置用電源>
●セラミック・フュエルセルズ社、アムステルダムのオフィスビルに燃料電池を設置(2011年04月18日)

 クール・エンデバー社(Cool Endeavour)、エネコ社(Eneco)、リアンダー社(Liander)、ガステラ社(GasTerra)、「アムステルダム・スマートシティ(Amsterdam Smart City)」が参加している革新企業コンソーシアム(consortium of companies)は、アムステルダムの中心街にある17世紀に建造された運河沿いのオフィスビル「グリーンベイ(De Groene Bocht)」に、セラミック・フュエルセルズ社(Ceramic Fuel Cells Limited)の燃料電池「ブルーゲン(BlueGen)」を設置した。

 このプロジェクトは、過渡期にあるエネルギー源の変化を加速することを目的としている。
http://www.cfcl.com.au/Recent_announcements/?Year=2011
〔参考1〕クール・エンデバー社(Cool Endeavour) このプロジェクトのまとめ役。エネコ社(Eneco) オランダの大手配電業者。電気だけでなく、ガスや熱などの各種エネルギーを200万の顧客に供給している。
リアンダー社(Liander) エネルギー供給網オペレーター。オランダと周辺地域に、電気で210万人、ガスで290万人の顧客を持つ。
ガステラ社(GasTerra) 天然ガスの国際的商社。ガス活用の一環として定置用燃料電池の実証に取り組んでいる。
「アムステルダム・スマートシティ(Amsterdam Smart City)」 アムステルダム市、企業、団体、政府の合弁事業として行われているプロジェクト。詳細は〔参考2〕に。〔参考2〕アムステルダム市は2009年から、2025年までにCO2排出量を1990年比で40%削減するという目標を掲げて「アムステルダム・スマートシティー(ASC:Amsterdam Smart City)プログラム」を開始した。これは、欧州の他の都市に先立って「インテリジェント・シティー」の実現を目指すために、太陽光や風力,廃棄物発電など再生可能エネルギーの導入,自転車利用促進のための専用道路の整備や,路面電車など公共交通機関の利便性向上などを図るというもの。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/HONSHI/20100104/178933/

 このビルは最近、さまざまな業種の企業が入ってオープンしたばかりのようで、そのビデオが以下で見られる。
http://www.stichtingmilieunet.nl/andersbekekenblog/duurzaam/de-groene-bocht-samen-werken-aan-een-mooiere-wereld.html%26channel%3Dnp%26biw%3D1156%26bih%3D804%26prmd%3Divns

 なお、「アムステルダムの「スマートシティ」プログラム(NEDO海外レポート NO.1053, 2009.10.21)」に詳しい情報がある。
www.nedo.go.jp/content/100105914.pdf

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆第2回国際燃料電池サマーセミナー2011【再掲】

 大学院生を中心とした若手研究者のサマーセミナーです。固体高分子形燃料電池に関する国内外の新進気鋭の研究者による招待講演、ポスター発表と少人数のグループディスカッションを設け、参加者の主体的な議論と交流の場を提供します。なお学生参加者にはポスター発表をお願いします。
◇日時:8月29日(月)?9月1日(木)
◇場所:小海リエックスホテル(長野県南佐久郡小海町松原湖高原)
     http://www.reex.co.jp/KOUMI/HOTEL/index.html
◇参加申込締切:7月1日(金)
◇予稿原稿締切:7月22日(金)
◇参加費(1、2、3の合計)
1.参加登録費:大学院生(修士・博士課程)5,000円

        一般若手研究者(企業研究員、博士研究員、助教など)19,000円2.宿泊費:23,000円
3.懇親会費:大学院生 4,000円
       一般若手研究者 8,000円
◇定員:70名(予定)
◇参加申込方法:下記本セミナーHPよりお申込み下さい。申し込みの際には、氏名、所

        属、連絡先(住所、TEL、E-mail)及びポスター題目をご記入下さい。
         http://fc-nano.yamanashi.ac.jp/ifcss/
◇お問い合わせ:国際燃料電池サマーセミナー2011事務局

         山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター 犬飼潤治
          E-mail: ifcss-tr@yamanashi.ac.jp
◇主催:山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター・クリーンエネルギー研究センター
◇共催:NEDO、山梨県ほか

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