燃料電池ワールド Vol.910 (2011/04/27 08:50)

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□燃料電池ワールド Vol.910
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■2011年04月27日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
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☆有機ハイドライド利用システム研究会 講演会【再掲】
◇日時:5月11日(水)
◇場所:弘済会館4階 会場名「蘭東」(東京都千代田区麹町5-1)
     http://www.kousaikai.or.jp/hall/index.html

     JR「四谷駅」麹町出口、または地下鉄「四谷駅」共通1番出口から徒歩5分
◇参加費:会員、一般ともに無料
◇講演内容
14:00-15:00 柏木孝夫氏(東京工業大学ソリューション研究機構教授)
「復興に向けた、これからのエネルギー政策の展望」
15:00-15:50 市川 勝氏(東京農業大学総合研究所客員教授)

 「低炭素社会に向けた有機ハイドライド技術の実用化展開 これまでとこれから」
16:00-16:50 斉藤泰和氏(株式会社新エネルギー研究所取締役)
 「サハリン風力水素計画と搬入有機ハイドライドの利用」
16:50-17:30 笹津浩司氏(電源開発株式会社技術開発センター若松研究所長)
 「石炭ガス化水素ーEAGLEプロジェクトー」
◇申し込み:okuda@hrein.jp または、FAX 011・209・9778にて奥田まで。
◇主催:有機ハイドライド利用システム研究会

☆福岡水素エネルギー人材育成センター【再掲】
●第11回経営者コース

 水素・燃料電池の基礎から定置用燃料電池分野への参入のために求められること、国内外のビジネス動向までを一流の講師陣が具体的、かつ丁寧に解説します。

 施設見学では、普及が進む家庭用燃料電池エネファーム、2015年の市場化を待つ燃料電池自動車、九州大学水素ステーションをご覧いただきます。
 交流会と併せて、情報収集・人脈形成にご活用ください!!
◇対象:水素関連分野への新規参入を目指す企業の経営幹部等
◇日程:6月2日(木)12:50〜17:10
◇会場:九州大学伊都キャンパス (福岡市西区元岡744番地)
◇定員:40名(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇締切:5月20日(金)
◇受講料:3000円/人(交流会費2,000円)
◇コースの詳細はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
 http://www.f-suiso.jp/11th_keieisha.html
◇受講申込みはこちら(申込フォームが開きます)

 https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20110408095321
●福岡水素エネルギー人材育成センター 平成23年度の開催予定
今年度から、新たに「経営者(燃料電池自動車)コース」を追加。従来の「経営者コース」「技術者育成コース」「高度人材育成コース」も新たなカリキュラムを加えて開催します!
◇平成23年度の開催予定はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
 http://www.f-suiso.jp/jinzai.html

■2011年04月26日のWEB LINK NEWS
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2011/04/26 復興計画案作る大西隆・東大教授 「市町村ごとの“まちづくり会社”で雇用と希望を」(週刊朝日)

 東日本大震災の復興計画を策定する菅直人首相の諮問機関「東日本大震災復興構想会議」は6月末にも第1次提言をまとめる。そのたたき台となる案を本誌は独自に入手した。この案を考えた、復興構想会議委員の大西隆・東大大学院教授(都市工学)を直撃し、被災地復興の青写真をリポートする。

 最も重要なポイントは、被災地の町づくりの実務を誰が担うかということです。阪神・淡路大震災の時に指摘されたように、東京のゼネコンなど被災地外の建設業者がインフラ復興を担い、被災者らは仮設住宅で完成を待っている、というパターンでは、復旧後の地元経済の落ち込みが避けられません。主役はあくまで被災者で、全過程に関わることが重要です。

 そのための組織として「復興まちづくり会社」を被災自治体ごとに設立し、市町村長が社長となって運営する仕組みをつくり上げる必要があります。
<そう語るのは、都市工学専門家である大西隆・東大大学院教授。菅直人首相の肝いりでスタートした「東日本大震災復興構想会議」(議長=五百旗頭真・防衛大学校長)の委員で、4月14日の初会合の際、「復興の青写真」を書いたレジュメを提出した。その目玉が地元の人たちでつくる「復興まちづくり会社」案だ。>
<ただ、復興にはさらに越えなければならないハードルがある。内閣府がはじき出した「被害額25兆円」という数字には、福島第一原発の事故による賠償金などは含まれていない。東京電力や国が背負う巨額賠償金を加えれば、被害総額はさらに膨れ上がる。>

 不動産などを売却しても賠償額に遠く及ばないだろうから、東京電力は送配電事業を売却して資金調達することに踏み切らざるを得ないだろう。原発事業の将来見通しは立たないが、電気を末端まで配る送配電事業は必ずもうかるので、事業売却で、莫大な資金が捻出でき、補償に使える。

 また、送配電事業が切り離されれば、原子力や火力発電などの大型発電所に依存する必要はなくなる。今後、新エネルギーの導入を考えるいい機会になるだろう。30%のシェアを占める原子力発電を明日から全てやめれば、電力不足が起こるが、太陽光や風力発電、さらに熱供給と組み合わせたコージェネレーションを積極的に導入する方向に舵を切れば、原子力をあてにしない電気の供給も可能になるでしょう。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110426-00000302-sasahi-soci
※写真あり

2011/04/26 電力不足による経済の落ち込みない見通し=経団連会長(ロイター)

 [東京 26日 ロイター] 日本経団連の米倉弘昌会長(住友化学会長)は26日の会見で、今夏の電力供給不足に向けた各企業やグループの自主的な節電計画の対応によって「電力供給不足で想定されたような、経済活動のダウンはなくなったと思う」との見通しを示した。

 また、福島第1原子力発電所事故を受けた東京電力の賠償問題をめぐっては、原子力損害賠償法(原賠法)に基づく東電の免責について、国民感情が許さないなどの発言が政府側から出ている。これに対して米倉会長は「賠償問題は原子力損害賠償法にのっとって行うべき」とし、「将来的な日本のエネルギー政策や被害者の救済をどうするのかを政府が考えた上で発言すべき。感情に流された発言は許されない」と強調。さらに、「国有化などを閣僚が口にし、日本の金融業界に不安感を引き起こすことは問題だと思う」と苦言を呈した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110426-00000184-reu-bus_all
※写真あり

■海外ニュース
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<輸送>
●トヨタの燃料電池車2台がロングアイランドに配送される(2011年03月30日)

 ニューヨーク州ヘムステッド・タウンは、トヨタの燃料電池車「FCHVアドバンスド(FCHV-adv)」2台とフォードの水素ICEバス「E450」1台を、同タウンのクリーン・エナジー・プロジェクトの一環として受領した。これらの自動車は、ポイント・ルックアウトにあるタウンの先進的エネルギーパークの水素燃料ステーションで燃料を入れ、資源保護&水路部(Department of Conservation and Waterways)で使われる予定である。このステーションは、ロングアイランドで最初の水素燃料ステーションとして建設された。
http://www.newsday.com/classifieds/cars/hempstead-adds-three-hydrogen-powered-cars-1.2788817〔参考〕フォードの水素ICEバスについては、NEDOの海外レポートNo.1004(2007.7.25)に「HyICE プロジェクト:内燃機関で水素を(EU)」という記事に出ているようだが、NEDOが4月19日にウェブサイトをリニューアルしたせいか、グーグル検索で見つけたPDFがダウンロードできなかった。ICE は Internal Combustion Engine(内燃機関エンジン自動車)の頭字語。
 もっと探したら以下のような記事があった。
フォード、子会社が水素エンジンの供給を開始(2005年3月3日(木) レスポンス)

 フォード・パワートレイン・オペレーションズは、産業分野向けの水素内燃エンジン「H2ICE」の供給を開始したと発表した。この水素内燃エンジンは、親会社のフォード・モーターが初めて商用化した水素動力型のシャトルバスに搭載した。フォード製『E-450』シャトルバスは、26ガロン(約98リットル)に相当する5000psi(約345気圧)の水素燃料タンクを搭載しており、推定運行距離は150マイル(約240km)に達する。ベースとなったエンジンは6.8リットル「トリトン」V10エンジンで、ターボチャージャーとインタークーラーによって効率化を図った。

 E-450シャトルバスの排出ガス量はゼロに近く、今後の最も厳しい排出ガス規制にも適合する。E-450シャトルバスの先行生産モデルを使用した試験的なリース・プログラムも開始する。
http://www2.response.jp/article/2005/03/03/68603.html

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