燃料電池ワールド Vol.886 (2011/03/24 10:26)

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□燃料電池ワールド Vol.886
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■2011年03月24日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2011年03月23日のWEB LINK NEWS
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2011/03/23 モナコでエコカーと再生エネルギーのイベント 3月31日から(レスポンス)

 モナコで3月31日から4月3日まで、環境対応型自動車・再生エネルギーに関する国際会議・展示会「EVERモナコ2011」(Ecological Vehicle & Renewal Energy International Conference & Exibition)が開催されることになった。

 EVERモナコは2006年から毎年開催されているイベントで、電気自動車やハイブリッドカー、燃料電池自動車などを開発生産するメーカーの他、電動二輪車/自転車、充電器、タイヤの製造事業者、さらにはカーシェアリングやコミュニティサイクルのシステム構築事業者などが参加する。

 6回目となる今年は、自動車メーカーではオフィシャルパートナーを務める日産の他、トヨタ、レクサス、ホンダ、三菱、ルノー、プジョー、シトロエン、ベンチュリ、メルセデスベンツ、BMW MINIが名を連ねる予定になっている。

 一部の車両は試乗も可能。初日には、モナコ公国のアルベール2世公が開会宣言をすることになっている。さらに会期中には、モナコ自動車クラブの主催で、今年で5回目となる「再生可能エネルギー車によるモンテカルロ・ラリー」も併催される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110323-00000008-rps-bus_all
※画像あり

2011/03/23 現場発:太陽と共に生きよう 美作の土居小で畑さんが科学授業 /岡山(毎日新聞)
 ◇自然エネルギーは大切 田舎発の新しい社会を

 東日本大震災では、福島第1原発で事故が起こり、国民が原子力発電に不安を感じている。美作市土居の市立土居小学校の5、6年生29人は、美咲町柵原に住む中部大学客員教授の畑良輔さん(65)から科学の授業を受けた。テーマは「太陽と共に生きよう」。未来のエネルギーとして、太陽の自然エネルギー活用の大切さを紹介する。

 畑さんのもう一つの提案は、太陽電池エネルギーで水を電気分解することだ。太陽電池を水にいれると、水は電気分解されて酸素ガスと水素ガスに分かれ、酸素ガスと水素ガスにライターで火をつけるとぽっと燃えてエネルギーを出して水に戻る。分解した水素ガスを貯蔵して、火力発電機や自動車や工場や家庭の燃料として使う。

 「太陽と空気と水」を活用した大型太陽電池の建設とそのエネルギーの貯蔵技術が完成したら、エネルギー資源を輸入する国だった日本が化石燃料や原子力に頼らなくても困らなくなる。日本のためだけでなく、世界中の国に役に立つだろう。畑さんは「技術は世界を変え、新しい社会をつくる。楽しくて夢がある。いっしょに田舎発の新しい社会をつくろう」と呼びかけた。

 児童たちは「こんなにいい計画なのに、どうして今までできなかったのか」「太陽光発電で田舎に人が集まると、田舎が都会になって困るのでは?」などと質問した。さらに「太陽発電で日本だけでなく世界を助けたい」「日本は多くの国からエネルギー資源を輸入して、自分の国だけでは自立してゆけない。太陽電池の技術を生かして世界一に」と感想を発表した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110323-00000193-mailo-l33

2011/03/23 東日本大震災で次世代電池に材料懸念、「エコカー戦略」失速も(ロイター)

 [東京 23日 ロイター] 東日本大震災に伴って、電気自動車など次世代自動車(エコカー)の「心臓部」とされるリチウムイオン電池の量産に懸念が出ている。

 西日本に拠点を構える電池工場は被害を免れたが、東日本に点在する電池材料工場が操業を停止した。復旧作業に入った材料工場もあるが、東京電力<9501.T>の計画停電で安定稼働が不透明な状況だ。材料不足で電池供給に支障が出れば、自動車メーカーのエコカー戦略の遅れにつながる可能性もある。
 <エコカー発売は11-12年が集中期>
 <電池工場の多くは通常稼働>
 <材料工場の稼働が不透明>
 <トヨタ・日産で遅れが表面化>

 これらのエコカー供給の遅れは、電池に限らず半導体や周辺部材など多くの部品調達が難しくなったことが要因だが、キーパーツ(基幹部品)の電池の量産体制に支障をきたせば、自動車メーカーのエコカー戦略を左右しかねない。このほか、野村総合研究所グローバル戦略コンサルティング部の北川史和部長は「福島第1原発の事故で各国の原子力政策が見直されれば、グリーンな原子力エネルギーで走るとされていたEVそのものの位置づけも問われ始めるのではないか」としており、エコカー戦略に対する政治的な影響を懸念する声も出ている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110323-00000046-reu-bus_all
※写真あり

■海外ニュース
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<燃料/改質器/貯蔵>
●ITMパワー社に関するニュース2つ(2011年01月20、14日)

 ITMパワー社(ITM Power)は、電気分解装置「Hパック(HPac)」がEU圏内への輸出品認証プログラムであるCEマークの認証を受け取った、と発表した。このHパックは、同社の4種類の電気分解機器製品のなかでもっとも大きいものである。

 また、マン島政府(Isle of Man Government)のインフラストラクチャー省(Department of Infrastructure)は、ITMパワー社の移動可能な高圧燃料補給ユニット(transportable high pressure refueling unit:HFuel)の水素現地実証試験(Hydrogen on Site Trials:HOST)に参加する協定に署名した。
http://www.itm-power.com/news/56/HPac+Product+Achieves+CE+Certification.html
http://www.itm-power.com/news/52/IoM+Gov+Joins+HOST.html
【燃料電池ワールドの過去記事】
Vol.729 2010/07/23発行「ITMパワー社、DHL社およびロンドン空港と協定を結び、バーミンガム大学に初めての販売を(2010年06月09日、16日)」
Vol.812 2010/11/26発行「ITMパワー社、英国建築研究所と覚書を(2010年10月28日)、水素現地実証試験に多くの団体・企業が参加(10月26日)」
Vol.827 2010/12/20発行「ITMパワー社の水素現地実証試験、さらに4社が参加を決める(2010年11月15、16、17、23、30日)」
〔参考〕マン島政府(Isle of Man Government) 長さ50km、幅20kmのだ円形の島。 UKに属さない独立国である。独自の憲法と法をもち、Tynwald と呼ばれる世界でも指折りのの古さと伝統をもつ議会が実際に機能している。 切手も独自にを発行しているものしか使えない。 毎年6月に行われるオートバイのTT Raceが有名。
http://www001.upp.so-net.ne.jp/fukushi/uk/man.html より)

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