燃料電池ワールド Vol.860 (2011/02/14 08:50)

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□燃料電池ワールド Vol.860
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■2011年02月14日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■燃料電池関連イベント
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☆平成22年度JHFC国際セミナー
 「水素・燃料電池実証プロジェクト成果報告会」
  ?2015年の一般普及に向けた取り組みの現状と今後の課題?

 JHFCプロジェクトは、次世代自動車として期待される燃料電池自動車(FCV)と燃料となる水素インフラの本格的普及を目指して、2002年より産学官連携で推進している国のプロジェクトです。本セミナーは、プロジェクト第2期(2006?2010年度)の活動成果報告会です。

 FCV普及開始目標として掲げられた2015年を目前に控え、今回は報告講演に加え、国内外の業界の動向や、実証試験から得られた最新の総合効率検討結果を発表します。また、欧州、北米の実証試験の取り組みや政策について広く知っていただく特別講演や、各国で推進している実証試験を紹介するパネルディスカッションも併せ、国際セミナーとして実施します。

 本セミナーは、水素・燃料電池の普及・技術研究開発の促進につながることを目的に開催しており、この分野のトレンド把握、技術開発、市場投入促進の一助にお役立て頂きたいと思います。
◇日 時:2月28日(月)10:00?17:00(開場09:30)
     3月01日(火)09:30?13:00(開場09:00)
◇場 所:東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内3丁目5)
◇定 員:600名
◇参加申し込み及び詳細:http://www.jhfc.jp/news/event/2011/002/index.html
◇参加費:無料(日本語/英語同時通訳付)
◇主 催:財団法人石油産業活性化センター(PEC)・財団法人日本自動車研究所(JARI)・財団法人エンジニアリング振興協会(ENAA)・社団法人日本ガス協会(JGA)

☆水素貯蔵材料フォーラム2011【再掲】
 http://unit.aist.go.jp/energy/hydro-star/hsforum2011.html

 燃料電池自動車と水素スタンドの商用化を2015年に開始する事を目指して研究開発が急ピッチで進められています。しかし、水素の貯蔵輸送に関しては、未だに課題が多く残されています。

 水素貯蔵材料は、コンパクトに水素を輸送貯蔵できるため、注目されていますが、重量、作動温度、耐久性等で改善が必要とされています。そこで、水素貯蔵材料の現状を把握すると共に将来の展望を描くために「水素貯蔵材料フォーラム2011」を開催することにいたしました。
◇日 時:3月1日(木)13:00?17:00
◇場 所:東京国際交流館 国際交流会議場(東京都江東区青海2-2-1)
     http://www.tiec.jasso.go.jp/info/map.html
◇参加費:無料
◇定 員:250名(定員になり次第締切)
【講演概要】
「水素貯蔵材料に関わるNEDO事業の推進について」(仮題)

 細井敬氏((独)NEDO技術開発機構新エネルギー部燃料電池・水素グループ)「水素貯蔵材料先端基盤研究事業の最新状況」(仮題)

 秋葉悦男氏((独)産業技術総合研究所エネルギー技術研究部門客員研究員(プロジェクトリーダー))
「水素貯蔵材料に期待するもの」(仮題)
 広瀬雄彦氏(トヨタ自動車株式会社)
「水素の配送の現状と将来」(仮題)
 小堀良浩氏(JX日鉱日石株式会社)
「ハイブリッドタンクの開発と課題」(仮題)
 角掛繁氏(日本重化学工業株式会社)
「水素貯蔵材料開発と中性子散乱」

 大友季哉氏(高エネルギー加速器研究機構教授 (プロジェクトサブリーダー))【パネルディスカッション】
・司会:秋葉悦男氏((独)産業技術総合研究所 エネルギー技術研究部門 客員研究員(プロジェクトリーダー))
・パネリスト:(8名 五十音順)
 経済産業省資源エネルギー庁燃料電池推進室

 岡崎健氏(東京工業大学大学院教授(前水素エネルギー協会会長))
 尾上清明氏(九州大学大学院特任教授)
 小堀良浩氏(JX日鉱日石エネルギー株式会社)
 坂口順一氏(千代田化工建設株式会社)
 阪口善樹氏(サムテック株式会社)
 広瀬雄彦氏(トヨタ自動車株式会社)
 細井敬氏((独)NEDO技術開発機構新エネルギー部)
◇申し込み:http://unit.aist.go.jp/energy/hydro-star/hsforum/regist.html
◇お問い合わせ:独立行政法人産業技術総合研究所水素貯蔵材料先端基盤研究事業(HYDRO★STAR)推進室(担当窓口:延島)
   TEL/FAX:029-861-4476
   E-mail:hydro-star@m.aist.go.jp
◇主 催:独立行政法人産業技術総合研究所、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構

■2011年02月10〜13日のWEB LINK NEWS
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2011/02/10 パナソニック大坪社長、「燃料電池を3000億円規模の事業に」――新エネファームの説明会(Impress Watch)

 東京ガスとパナソニックは、両社が共同開発した家庭用燃料電池「エネファーム」の新製品について、4月1日の発売に先駆けて、住宅メーカー幹部などを対象にした説明会を、2月9日、東京・内幸町の帝国ホテルで開催した。約150人の参加者を前に、東京ガスの岡本毅社長と、パナソニックの大坪文雄社長が直接説明した。
■ “将来的には100万円以下の価格での提供を目指す”――東京ガス・岡本社長
■ “数年後には海外展開、3,000億円の事業規模を目指す”――パナソニック・大坪社長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110210-00000006-impress-ind
※写真あり

2011/02/11 メルセデス、日本市場攻勢 新型6車種投入 15年5万台目標(フジサンケイ ビジネスアイ)

 メルセデス・ベンツ日本は10日、都内で事業戦略説明会を開き、年内に主力車「Cクラス」を含む6車種の新型車を日本市場で発売することを明らかにした。新型燃料電池車など次世代の環境対応車も投入を計画しており、ニコラス・スピークス社長は「2015年に(過去最高の)5万台を目指す」と語った。

 また、小型車「Bクラス」をベースにした燃料電池車の実証実験も計画しており。車両の認可を待って年内の実験を目指す。2012年に欧州で市販予定の2人乗り小型車「スマート」ベースの電気自動車(EV)についても「日本への投入を積極的に考える」(スピークス社長)としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110210-00000015-fsi-bus_all
※写真あり

2011/02/11 スマートハウスの普及のカギを握る要素とは(サーチナ)

 住宅メーカーだけではなく、有望な将来性に様々な企業が熱い視線を注ぐ「スマートハウス」。早期の市販化に向け、大和ハウスや住友林業などが活発な動きを見せる中、大阪ガスと積水ハウスが普及のカギを握ると思われる、画期的な居住実証実験を共同で開始した。

 両社が行う実験は、電気と熱を効率的にマネジメントし、居住者の快適な暮らしと省エネを両立することができる「スマートエネルギーハウス」で行われる。奈良県王寺町に建てられたこの住宅は、既に2月1日から報道関係者に公開されており、同月5日からは大阪ガスの社員が実際に3年間居住し、様々な検証を行う。ここで両社の言う「スマートエネルギーハウス」とは、発電効率の高い次世代型の燃料電池(SOFC)と太陽電池によるダブル発電に蓄電池を組み合わせ、家庭内のエネルギー機器や家電製品を情報通信技術(ICT)でつなぐことにより、電気だけでなく熱も含めたエネルギーの最適化と省エネを実現する住宅のことだ。燃料電池から得られる“熱”も考慮しているという点において、一般的に言われている「スマートハウス」より一歩進んだ取り組みであると言える。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110211-00000006-scn-bus_all
※写真あり

2011/02/11 県:新年度一般会計当初案 知事選を控え“骨格予算” /佐賀(毎日新聞)
 ■主な新規事業■

 【環境問題】・新たに太陽光発電設備を設置する一般住宅に対し、1戸当たり最大10万円を補助=3億100万円
・福岡県と連携して鳥栖市の水素ステーションを運用し、水素燃料電池自動車の普及啓発と社会実証に活用する=4500万円
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110211-00000182-mailo-l41

2011/02/11 中国のレアアースは15年で底をつく、日米から購入する時代も?(サーチナ)

 中国メディア経済参考報は10日、「わが国のレアアース(希土類)は残り15年で底をつく」と報じた。

 2010年、中国のレアアース輸出量は3万9813トンで、本来の計画を9555トン上回った。同時にレアアースの密輸も横行し、違法採掘や盗掘などによって資源環境は悪化し続けている。レアアースの密輸総量はすでに1万トンを超える。

 記事は、「わが国のレアアース資源は長期にわたる薄利多売で急激に減少している。南部5省のレアアース資源貯蔵量は150万トンだったが、すでに90万トンを採掘し、60万トンを残すのみだ。現在の開発速度で計算すれば15年で底をつく。その時、わが国は日本や米国から元値の100倍以上の価格でレアアース購入を余儀なくされるだろう」と警告した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110211-00000022-scn-bus_all

2011/02/13 もみ殻で高性能活性炭…CO2抑制に応用も(読売新聞)

 稲のもみ殻から高い吸着性を持つ活性炭を作る技術を、長岡技術科学大(新潟県長岡市)の研究グループが開発した。

 二酸化炭素など温室効果ガスの排出抑制に用いたり、大量の水素を吸着させて燃料電池の材料にしたりと、応用分野は広いという。年内にも発売される。

 グループを率いる斎藤秀俊教授・副学長が、農協職員から「もみ殻の処分に困っている」と聞いたのをきっかけに、2年ほど前から研究に着手した。

 もみ殻を熱して炭にしただけでは、後に残る二酸化ケイ素が邪魔をし、活性炭として働かない。そこで、炭を水酸化カリウムや水酸化ナトリウムと混ぜて熱処理するなどして二酸化ケイ素を取り除くことに成功した。

 二酸化ケイ素を除いた後の炭の表面には、直径1・1ナノ・メートル(ナノは10億分の1)の微細な穴が大量に発生した。これが表面積を広げ、高い吸着力が生まれた。一般的な活性炭の表面積は、1グラム当たり1000平方メートル程度だが、もみ殻活性炭では2・5倍になるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110212-00000820-yom-sci
※写真あり

■海外ニュース
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<輸送>
●アジア・パシフィック・フュエルセル・テクノロジーズ社、試乗用に3台の燃料電池スクーターを提供(2010年12月24日)

 台湾のアジア・パシフィック・フュエルセル・テクノロジーズ社(Asia Pacific Fuel Cell Technologies, Ltd.:APFCT)は、最近台湾で行われた燃料電池の会議で3台の燃料電池スクーターを280km運転した。この台湾で最も寒い日の実演は、今年5月から実行された台湾を周遊する1000km公道実証試験に追加したものである。この日のスクーターは、国立成功大学(National Cheng Kung University)と崑山科技大学(Kun-Shan University)の5人の学生と、中華経済研究院(Chung-Hua Institution for Economic Research)燃料電池実証推進室(Fuel Cell Demonstration and Promotion Office)からのスタッフ一人によってトラブルもなく試乗された。
http://www.apfct.com/article_cat.php?act=view&no=24

■情報提供(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆『現代化学』2011年2月号(発売中,800円)【再掲】
「次世代リチウムイオン電池の最前線〜新型リチウム―空気電池の開発〜」記事執筆:産業総合技術研究所 周 豪慎博士
【記事の要点】

 長距離運転が可能な電気自動車に搭載するには、現行のリチウムイオン電池では容量が不十分です。そこで、理論的に大容量が可能な「リチウム―空気電池」が次世代電池の有力候補として注目されています。

 周博士らは、リチウムイオン電池と燃料電池のよいところを組み合わせ,正極区域を燃料電池型とした「燃料電池型リチウム―空気電池」を提案・開発しています。

 リチウムのリサイクル利用も念頭に置いたユニット構成についても触れています。
○提供元 月刊誌『現代化学』編集室 TEL:03-3946-5311
○直接予約購読のお申込みはこちら↓
http://www.tkd-pbl.com/news/nc243.html

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆第5回イワタニ水素エネルギーフォーラム【再掲】
http://www.iwatani.co.jp/jpn/information/detail.php?idx=1141
●東京会場
◇日 時:2011年2月24日(木)13:00?17:00
◇場 所:東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内)
◇参加費:無料
◇定員:400名(定員になり次第締切)
【講演概要】
「2015年水素ステーションと燃料電池自動車の普及に向けて」
来賓挨拶

 飯田健太氏(経済産業省資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部新エネルギー対策課燃料電池推進室長)
特別講演「トヨタの燃料電池自動車の開発と挑戦」

 河合大洋氏(トヨタ自動車株式会社第2技術開発本部FC開発部部長)特別講演 「ホンダの燃料電池電気自動車開発と水素社会に向けた取組み」

 守谷隆史氏(株式会社ホンダ技術研究所四輪R&Dセンター執行役員、第1技術開発室室長)
特別講演 「市場化を目指した燃料電池自動車の開発 コストと耐久性への挑戦」

 飯山明裕氏(日産自動車株式会社総合研究所EVシステム研究所所長)特別講演 「水素供給インフラの構築に向けて」

 吉田正寛氏(水素供給・利用技術研究組合理事長、JX日鉱日石エネルギー株式会社執行役員)
◇申し込み https://ssl.iwatani.co.jp/h2_forum/form/form.php?r=tokyo
◇お問い合わせ イワタニ水素エネルギーフォーラム事務局(受付時間 平日9:00〜
17:30) TEL:03-5405-7030 FAX:03-5405-7022 http://www.iwatani.co.jp/jpn/
◇主催 岩谷産業株式会社
◇後援 おおさかFCV推進会議、財団法人大阪科学技術センター、社団法人関西経済連合会、水素エネルギー協会、水素供給・利用技術研究組合、財団法人地球環境産業技術研究機構、社団法人日本化学会、燃料電池実用化推進協議会、福岡水素エネルギー戦略会議、NPO法人PEM-DREAM

☆FC EXPO 2011(第7回国際水素・燃料電池展)【再掲】
http://www.fcexpo.jp/
◇日 時:2011年3月2日(水)?4日(金)
◇場 所:東京ビッグサイト
◇主 催:リード エグジビション ジャパン株式会社
◇共 催:水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)

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 □編集・発行:燃料電池NPO法人PEM-DREAM
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