燃料電池ワールド Vol.808 (2010/11/19 10:08)

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□燃料電池ワールド Vol.808
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■2010年11月19日発行

                  ◆燃料電池NPO法人PEM-DREAM
                  ◇http://www.fcworld.jp

■2010年11月18日のWEB LINK NEWS
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2010/11/18 トヨタ、12年末までにHV11車種投入 15年に燃料電池車も(産経新聞)

 トヨタ自動車は18日、エコカーの開発・投入計画を発表した。2012年末までに、新型ハイブリッド車(HV)11車種を投入するほか、12年初めまでに日米欧を中心に家庭用電源で充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)を発売する。また同年中に電気自動車(EV)を、15年には燃料電池車(FCV)も投入。次世代エコカーをめぐる開発競争が激化するなか、トヨタは「全方位戦略」で主導権を握る構えだ。

 このほか、水素を利用し電気エネルギーに変換して走行する燃料電池自動車(FCV)の開発も進めており、15年ごろから日米欧で販売する方針。日本での車両価格は現時点で1000万円を切る水準のめどがついており、今後さらなるコスト削減に取り組むとしている。

 トヨタは、「近距離用途ではEV」「中長距離用途ではFCV」「乗用車全般ではHVとPHV」と位置づけ、エコカーのラインアップを展開する。18日会見した内山田竹志副社長は、「将来の多様化時代に備え、全方位で対処したい」と述べた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101118-00000559-san-bus_all

2010/11/18 米ホンダ、「フィットEVコンセプト」発表--年内に実証実験へ(Business Media 誠)

 米アメリカン・ホンダモーターは、電気自動車のコンセプトモデル「フィットEVコンセプト」をロサンゼルスオートショーに出展した。実証実験を日米で2010年内に開始し、2012年の発売を目指す。

 フィットEVコンセプトでは、燃料電池電気自動車「FCXクラリティ」の電動化技術を応用。ギアボックス同軸モーターの特性を生かし、2リットルクラスのガソリンエンジンと似た加速感を実現する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101118-00000051-zdn_mkt-soci
※写真あり

2010/11/18 環境創造の街:100%省エネ目標、工場跡地に パナソニックと藤沢市調印 /神奈川(毎日新聞)

 藤沢市とパナソニックは同市辻堂元町の旧松下電器産業工場跡地に、省エネ・創エネ・蓄電技術を取り入れた「サスティナブル・スマート・タウン」を官民連携で整備することで一致し、17日に合意書に調印した。両者によると、更地に環境創造街づくりをするのは世界初で、19ヘクタールもの敷地を活用しての整備は日本最大という。

 市によると、一戸建て755戸と中高層住宅300戸が建ち、人口約3000人の街になる。特別養護老人ホームや商業施設も検討中。11年度に基本計画合意、13年度中に街開きをする。

 同社の説明では、ソーラー発電と燃料電池で得たエネルギーを蓄電池に保存し、使用電力は自区内でまかなう。13年はこうした電力で70%を供給し、年を追うごとに100%に近付け、究極の省エネを目指すという。

 スマート・タウン構想は今年度、国が横浜市など4地域で実験中だが、いずれも既存の市街地で省エネを図るもので、新街区の整備は初めてとなる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101118-00000153-mailo-l14

2010/11/18 日本勢などEV投入=加州排ガス規制が背景-ロス自動車ショー(時事通信)

 【ロサンゼルス時事】当地で17日に報道公開初日を迎えた米ロサンゼルス自動車ショーでは、カリフォルニア州が独自に2012年に施行する予定の新たな排ガス規制が引き金となり、各社が電気自動車(EV)を発表した。

 トヨタ自動車、ホンダの両社はそろって、12年のEV投入を打ち出した。究極のエコカーとしては燃料電池車があるが、「インフラ整備が遅々として進まず、規制対応が後手に回りかねない」(業界動向に詳しいインターナショナル・プレス・ネットワークの桃田健史代表)のがその理由。

 日米両国で既に有料貸し出しを始めた燃料電池車と並行し、二酸化炭素(CO2)を一切排出しない「ゼロ・エミッション・ビークル(ZEV=ゼブ)」の品ぞろえを強化する必要に迫られた。

 背景には、全米で最も厳しいとされる加州の環境規制が一段と強化され、米国内外の主力メーカーを対象に、ZEVの生産・販売を一定比率で義務付けられることがある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101118-00000131-jij-int

2010/11/18 トヨタ小吹専務、「HVはニッケル水素が主流」(レスポンス)

 トヨタ自動車の小吹信三専務は18日に東京で開いた「環境技術取材会」で、ハイブリッド車(HV)用の2次電池は「搭載量が少なくて済むため、今後もニッケル水素電池が主流になる」との見方を示した。

 電気自動車(EV)やプラグイン方式のHV(PHV)の2次電池はニッケル水素電池よりエネルギー密度で勝るリチウムイオン電池が搭載されている。しかし、トヨタはコストや信頼性で優位なニッケル水素電池を今後もHVの主体としていく考えだ。

 ただ、小吹専務はHVについても「コンパクトな電池が必要なものもあり、一部ではリチウムイオン電池も採用する」と補足した。

 ニッケル水素電池を引き続き主体とするのは、同社の電池子会社が充分な設備を有していることや「工業品として長年の実績があるから」と説明した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101118-00000030-rps-ind
※写真あり

■海外ニュース
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<輸送>
●プロトン・モーター社、燃料電池レンジエクステンダーの試験に成功(2010年11月01日)

 ドイツのプロトン・パワーシステムズ社(Proton Power Systems plc)は、電動トラックなどの製造メーカーである英国のスミス・エレクトリック・ビークルズ社(Smith Electric Vehicles)のために、航続距離を延長する燃料電池レンジエクステンダー・システム(fuel cell range extender system)の最初の試験を成功させた。プロトン社は、軽量商用車「スミス・エディソン(Smith Edison)」を使ってこの試験を行っている。「スミス・エディソン」は、フォードがヨーロッパで製造しているパネルバン「フォード・トランジット(Ford Transit)」の車台をベースにしている。

 この検査が完璧であれば、プロトン・パワー社はこのシステムをスミス社の電動トラック「ニュートン(Newton)」に搭載するよう商業化を進める予定である。
http://www.protonpowersystems.com/news0.html?&L=11&tx_ttnews[tt_news]=107&tx_ttnews[backPid]=19&cHash=ee3e1c9f239ab52d568aa0dc024b674b【燃料電池ワールドの過去記事】
Vol.301 2007/10/28発行「プロトン・パワーシステムズ社はトリプル・ハイブリッドのフォークリフトを発表」
Vol.528 2009/09/11発行「プロトン・モーター社、初めての道路清掃車を納車(2009/07/15)」

■燃料電池関連イベント(初出後1週間を経過した情報はこちらに移動しました)
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☆第4回 山梨燃料電池実用化推進セミナー【再掲】

 燃料電池ビジネスに参入する上で、自社の技術をどのように生かせるのか、現在どのような技術が求められているのか、世界をリードする講師陣により必要な情報を提供いたしますので、皆様のご参加を心からお待ちしております。
◇開催日程 11月30日(火)14:00?17:30
◇会場 山梨大学燃料電池ナノ材料研究センターセミナー室(山梨県甲府市宮前町6-43)
◇参加費 3,000円
◇内容 
第1部 14:15?15:45
『スマートグリッドの動向と定置用燃料電池の位置づけ』
[講師]樺澤明裕氏(富士電機ホールディングス(株)技術開発本部エネルギー環境研究センターエネルギーシステム研究部グリッド制御グループ課長)
第2部 16:00?17:30
『燃料電池を利用したクリーンエネルギー社会の実現と課題』
[講師]内田誠氏(山梨大学燃料電池ナノ材料研究センター教授)
◇申込締切 定員(30名)に達し次第、募集を締め切ります
◇詳細についてはこちら
  http://www.pref.yamanashi.jp/sangyo/news/index.php?id=77
◇主催 山梨燃料電池実用化推進会議
    山梨県地域産業活性化協議会

☆福岡水素エネルギー人材育成センター【再掲】
●第10回経営者コース

 水素エネルギーに関心を持つ企業経営者等を対象に、水素の性質や燃料電池などに関する基本的な知識と市場の最新動向を短時間で習得いただくコースです。施設見学では、水素ステーション、燃料電池自動車、家庭用燃料電池の実物をご覧いただきます。
◇対象:水素エネルギーに関心を持つ企業経営者等
◇日程:12月2日(木)12:50〜18:10
◇会場:九州大学伊都キャンパス (福岡市西区元岡744番地)
◇定員:40名(定員に達し次第、募集を締め切ります)
◇受講料:3000円/人(交流会費2,000円)
◇コースの詳細はこちら(福岡水素エネルギー戦略会議HP)
http://www.f-suiso.jp/10th_keieisha.html
◇受講申込みはこちら(申込フォームが開きます)
https://www.sipstool.com/f-suiso/anq/index.php?p=20090309105516
◇主催:福岡水素エネルギー人材育成センター(福岡水素エネルギー戦略会議)
◇後援:(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、水素エネルギー協会(HESS)、燃料電池開発情報センター(FCDIC)、(公財)水素エネルギー製品研究試験センター(HyTReC)

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